今回は地底でのお話です
ちょこっと人里も出てきます
残念ながら地霊殿組は出せませんでした
思ったより出番が決まらない…なんとかせな
現在の凱の使えるメモリはこちら!
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第37話 地底での事件/中毒と火事にご用心
ーー地底での事件ーー
凱と護は地霊殿に来ていた
応接室に通された2人はさとりと話していた
「酔っ払い殺人?」
「ええ、そうなんです」
「依頼と聞いてきてみればなんとも変な事件だな」
「そう言わないでくださいよ、凱さん」
「あー、すまん」
「全く。まあ珍妙な事件といえばそうなんですが」
「それで、どんな事件なんだ?」
「これを」
さとりが差し出してきたのは数枚の書類
「これは…被害者のリストか」
「今日までに4人の被害者が出てます。外傷は無いのに全員亡くなっています」
「周りには争った形跡、被害者は酔っ払った表情で亡くなっている、か」
「他になんか無いのかさとりさんよ、例えば…なんだろうな?」
「そうですね、強いて言えば最近『違和感がある』とでも言いましょうか」
「違和感?」
「はい、なんとゆうか最近はなかった頭痛が頻繁に起こるとか」
「仕事のしすぎじゃね?」
「俺もそう思うぞ、さとり。しっかり休め」
「…善処します」
旧地獄
「そんで?どーするよ」
凱と護は街を歩いていた
「どうするも何も、見つけ出すだけだ」
「あてはあるのか?」
「無いことも無い。が」
「が?」
「…いや、なんでもない」
「なんだよー。教えてくれよー!」
「あのなぁ」
そんな会話をしていると
「あんたら、ちょっといいかい?」
1人の女性に声をかけられた
「ん?誰だ?」
「アタシは星熊勇儀、あんたらと戦いたいんだが」
「戦うったってな。どうする気だ?」
凱が尋ねる
「そりゃあもちろん、
「な?!」「マジかよ?!」
勇儀の手にはメモリが握られていた
人里
とある喫茶店の一席に1人の女性が座っている
彼女の名は『一 凛』
化学結社の下部組織の一つ売買組織『メモリアル』のリーダーである
そんな彼女は優雅にコーヒーを飲んでいた
普段はメモリ販売が仕事の彼女だが、休みの時はしっかりと休む
「ふう、相変わらず美味しいわね」
行きつけの店のコーヒーを楽しんでいた
のだが…
「すいません、お隣よろしいですか?」
声の方を向くと1人の女性が
凛よりも若い、なんなら少女と見間違えるような人物だった
「いいわよ。久しぶりね
「こちらこそ。お久しぶりです凛さん」
彼女の名前は
「珍しいわね、あなたみたいなのがここに居るなんて」
「これでも仕事中なんです。それより聞きましたよ」
「何を?」
「五十嵐凱と接触したそうですね?」
思いがけない言葉に凛はコーヒーを吹き出しそうになるが、冷静に受け応える
「さすが、『トゥルーエンド』ね。情報がお早いことで」
「うちの専門ですから!」
そう、彼女の部署は情報収集が主な任務なのだ
「それで、どうでした?」
「どうって?」
「五十嵐凱ですよ!会ったんでしょう?」
「いけすかない野郎だったわ」
「あはは、男性相手だと同じ反応ですね、毎回」
「男なんて、嫌いよ」
凛の苦虫を噛み潰したような顔を見て、舞鶴は思い出す
彼女がなぜ男を忌み嫌っているのかを
「ま、接触は構いませんが気をつけてくださいね?」
「なぁに?忠告?」
「ええそうです。それともう一つ」
そう言って舞鶴は凛に耳打ちする
「『ヴォルカニック』の解析が完了しました」
「!!…遂に?」
「ええ、私たちの『希望』になり得ます」
その言葉に凛は笑みを浮かべる
「じゃ!私はこれで!」
彼女は手を振りながら去っていく
残った凛は冷めたコーヒーを口に含み、飲み込む
「これで、また『計画』を進められるわね」
ーー中毒と火事にご用心ーー
「あはは!いつまで逃げるんだい?」
「くっそ!」
護はベオウルフを使い、勇儀と戦っていた
彼女が使った《アルコール》に苦戦している
「おい!見てないで助けてくれ!」
視線の先には屋根に乗った凱が
「もう少し頑張れ、打開策を考える」
「早くしてくれ!…うおっと!」
すんでのところでアルコール・ドーパントの叩きつけ攻撃を回避する
「くっそ!まじなんとかしろぉ!」
「さて、どうするかな」
アルコール
酒やビールに含まれている成分で、過剰摂取で酔っ払い、中毒を起こし死に至る
おそらく今回の事件の殺害事件の成り行きはこうだ
まず、誰かがメモリを手に入れ使用する
アルコールがまわって気分が良くなり暴れる
しかし、中毒を引き起こして使用者が死亡する
多分、メモリの毒素が強いのだ
そして、死亡者を見つけたやつが現場からメモリを持ち去り、また使用する
それが四件発生し、今五件目になろうというのだろう
今回の使用者の勇儀というやつはぱっと見鬼だった
以前霊夢から聞いたが『幻想郷の鬼はよく酒を飲んでいるのよ』と言っていたからアルコールの毒素も耐えられる、といったところか
「どうにかなるのか?あれ」
見た感じドーパントに打撃は通用しない
体がブヨブヨとした液胞に覆われ、衝撃が受け流されているのだ
そんな俺は一つの結論に到達する
「護!閻魔刀だ!」
「はぁ!?」
何言ってやがる
殴っても効かねえやつにどうしろと?
「そいつの足元はアルコールばっかだ!わかるだろ!」
「それがどうし……なるほど!」
一瞬で凱の言いたいことを理解する
周りが空き家であることも確認済みだ
遠慮はしねえ!
「オラァ!」
俺は腰の閻魔刀の柄を勢いよく鞘に打ち付ける
実はこの閻魔刀は少し俺好みのカスタムがついている
それは「火打ち石」だ
キャンプとか焼き芋で使おうと思ったんだ
放火のために使うためじゃないが
……本当だぞ?
狙いは上手くいき、火花がアルコールに引火
そのままドーパントごと焼き払う
「く?!やるねぇ!」
火が消えるとそこには燃えて痩せほそったドーパントが
どうやら液胞のアルコールが抜けたようだ
「決めるぜ!」
《ベオウルフ マキシマムドライブ!》
拳に雷が宿り紫電を発する
「喰らえぇぇぇぇ!」
「グゥ!グアアァァァ!!」
俺の一撃はドーパントに直撃し吹き飛ばす
吹き飛んだドーパントは変身が解けてメモリが排出される
「お疲れ」
「ん?」
上からの声にそちらを向くと親指を立てる凱が
「どうだ!俺の実力は!」
「ああ、最高だ!」
俺たちは2人で笑い合った
続く
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回はアルコール、そして敵組織の新キャラの登場回でした!
次回は……まだ未定です
物語を進める、というよりは日常系に近いものを出そうと思います
それではまた次回、お会いしましょう!
凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……
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簡単にまとめてほしい
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詳しく別々でほしい
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いらない