今回はジン×ジーナの回になります
フォルトゥナ城のとある一室
「ほら、出来たぞ」
「あ、ありがとうg…ゲホッゲホッ」
「あー喋んな、そして寝てろ」
ベットに横たわっているのはジーナ
彼女は数日前風邪にかかり、自室で安静にしていた
「でも、こうしている場合では…」
「あのなぁ、病人は休むのが仕事だ」
看病しているのはジン
ジーナが風邪になってから、つきっきりで看病している
「でも…!」
「でもじゃねえ。悪化したらどうすんだよ」
「ジンのくせに生意気ですわね…」
「テメェ、人がせっかく看病してんのに、そういうこと言うかよ」
「お願いしたつもりはありませんわ!……ゴホゴホ」
「ったく、ほら寝とけ」
そう言ってジンはジーナの肩を押さえてベットに寝かせる
寝かせた時に二人の顔はくっつきそうな程近づいた
「な、ななな?!」
「おいおい、さらに赤くなってんじゃねえか」
ため息をつくジン
「一旦席外すから、なんかあったらこれで連絡しろ」
ジンは小型の通信機をジーナの枕の横に置く
「じゃあ、しっかり寝てろよ?」
そう言い彼は部屋を後にした
「全く、誰のせいだと…」
ジーナはベットの中で昔を思い出していた
最初会った時は8歳くらいの頃だった
モナやファスと共に転入してきた彼のことを最初はあまり良くは思っていなかった
12になる頃に初めての実技テストで敗北し、非常に悔しかった
それ以来、あいつをライバル視していた
彼もそのことは自覚していたようで、毎回テストの時は
「今回も俺の勝ちだな」
などと煽られてはやっきになって喧嘩していた
そして、この前の幻想郷への侵攻の時
彼と冥界で対峙した際に衝撃を受けたのを今でも覚えている
あと少しで追い越せると思っていた彼の背中は、はるか遠くへといってしまったような気がした
その後に彼と共闘し、互いに背中を任せて戦った時は非常に嬉しかった
「………これが、恋、なんでしょうか?」
彼女の言葉は誰もいない部屋に消えていく
「戻ったぞー」
ジンは比較的小さな声を出す
「よし、しっかり寝てんな」
ジーナはどうやら眠っているようだ
彼は近くにあった椅子に腰掛ける
彼女に対する第一印象は「面倒なやつ」であった
「わたくしの方がうまいですわ!」
「全然美しく無いですわね、もっとこう、思いっきりやりなさい!」
「次は!次こそは私が勝ちますわ!!」
面倒だったが、嫌いではなかった
どちらかといえば、楽しかった
盤城に奴隷市で買われ、死ぬ覚悟を決めた
が、俺たちはどうやらまともな奴に買われたようで死ななくて済んだ
その後は学校やら行事やらでとても楽しい日常だった
学校で最初にジーナに絡まれた時は面倒だと感じたが、今ではこいつのおかげでとても楽しい
「ありがとな、ジーナ」
つい声に出したジンは、ベットの少女がこちらを真っ赤な顔で見ているのを見てしまった
「………」
「………」
「…聞いてた?」
「…バッチリと」
「………………」
「一つ、よろしいですか?」
「…なんだよ」
「なぜ、わたくしの看病を?」
ジーナはジンに疑問をぶつけた
普段の彼なら誰かに頼まれても看病なんてことはめんどくさがってしないはずだ
しかし、今回に限っては彼は率先して看病してくれている
「別に」
「別にって……」
「まあ、強いていうならば」
「?」
「『お前の近くに居れる口実作り』…ってやつだな」
「………?!?!?!?」
脳内で聞いたことを処理したジーナは顔を今まで以上に真っ赤にする
「そ、それって…」
「……あー。うん。待ってくれ」
ジンもどうやら誤爆したようで、顔を赤くしている
「…雰囲気ぶち壊しですわね」
「悪かったな」
「あの、ジン?」
「なんだ?」
「その、もう一回、しっかりとした言葉が欲しいのだけれど」
「…ったく、しゃあねえな」
そう言ってジンはジーナに近寄る
「ジーナ、お前のことが好きだ。俺と、付き合ってほしい」
「はい、喜んで」
ジンの率直な言葉に、ジーナも素直に返す
そして、2人は夜が更けるまで話を続けた
彼らの間に強く、決して切れることのない繋がりが生まれたのだった
続く
ここまで読んでいただきありがとうございました!
え?告白が強引?
さーせんした、後悔はしてません
いや、本当に許してください。恋愛がどういったものか理解せずに書いてますので
そんなことはさておき、次回はついに魔界組最後となります!
お楽しみに!
凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……
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簡単にまとめてほしい
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詳しく別々でほしい
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いらない