幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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どうも、フォーウルムです!
今回は前からやりたかった会議の会です!
一応本編に関係するお話になります




余談ですがコラボのお誘いとかお待ちしてます
もししたい方がいれば感想とかメールのところにコメントお願いします


第42話 組織幹部、招集

 

人里 北エリア

 

この日は雨が降っていた

そのため、里の人間はそとに出てはいなかった

だが

「クッソ、テメエ何しやがる!」

二つの影が争っている

1人は氷のメモリを使ったアイスドーパント

もう1人は狼の騎士のような()()()()()()だった

「これで終わりだ」

ガイアナイトはドーパントの胸に右腕を突き刺す

「グアァ!」

するとドーパントの変身が解け、男は胸から血を流してぐったりとしている

「見つけたぞ、()()()

メモリは男の腕に吸収され、スロットに収まる

彼の体にはドライバー以外に両腕と両足にメモリスロットが3個ずつ、計12ものスロットがあった

「《タンク》に《マジック》そして《アイス》やっと三本目だ」

男は変身を解く

彼の名は加賀 龍

幻想郷に最近来た男である

「あと九本、待っていてくれ夏凛」

彼が幻想郷に来た理由を知るものは、まだ誰もいなかった

 

 

 

 

 

 

ーー組織幹部、招集ーー

 

 

 

 

とある施設の中

そこは工場のようにも見えれば会社のオフィスにも似ており、教会のようでもあった

そんな不思議な建物の一室に六人の男女がいた

彼らは組織『栄光の化学結社』のメンバーの中でもそれぞれの部署を管理する幹部たちであった

彼らのことを構成員たちは尊敬と畏怖を込めて『幹部六候』と呼んだ

円形のテーブルの席に腰掛けている彼らの背後にはステンドグラスの窓が存在し、それらは彼らを象徴する物であった

「急な呼びたてに応じてくれて感謝する」

最初に言葉を発したのは部屋の扉から最も離れた席の男だった

彼の背には『十字架に巻き付く蛇』のグラスがある

「珍しいね、僕たちを呼ぶなんて」

反応したのは少年だった

以前、リキッドメタルの際にもいた少年で背後には『大鎌を構える死神』のグラス

「それほどに重要なんだよ、《グレイブ》君」

「ならさっさと始めちゃいましょう?」

そう返すのは黒髪の女性

背後のグラスは『物を交換する2人の男』

「《トレード》君もこう言ってることだし始めよう。

今回の内容は、

・五十嵐凱について、・フィギュアスロットについて、・ドーパント狩りについて。

この3つだ」

男は会議を仕切っていく

「まず五十嵐凱についてだけど、トレードのとこの売買グループの1つが接触したそうだね?」

「ええ、凛ちゃんから聞いたわ。あまり良い印象じゃなかったって」

()()()()のは無理そうかい?」

「難しいと思うわ」

「そうか。他に何かなかったかな?」

「何も。ただ、エクリプスの顕現に成功したらしいわ」

「へぇ。それはそれは」

トレードと呼ばれた女性の話を聞きながら男は目を細める

「じゃあ、この案件は僕が処理するよ。次にフィギュアスロットだね」

「提案。あれの性能は想定以上の記録を出した、実用化すべきだ」

少し変わった話し方をしたのはメガネをかけた顔立ちの整った青年だった

背後には『互いに噛み合う歯車』のグラスがある

「なるほど《ファクトリー》君は賛成か。皆もそれでいいかな?」

全員が首を縦に振る

「よし。じゃあ採用でいいね。最後はドーパント狩りについてだ」

「それってなんだっけ?」

グレイブが尋ねる

「最近多発している謎の事件さ。ドーパントを狙ってるのは明らかなんだけどね」

「そ、それの対処、ですか?」

少しおどおどしながら質問するのは丸メガネをかけた少女

背後のグラスは『本と杖を持つ女性』

「ゆくゆくは、ね。これの対処は、グレイブ君に任せていいかな?」

「アハっ!最高!任せてよ!《エンチャント》のお姉ちゃんはゆっくりしてなよ」

グレイブは丸メガネの少女に笑いかける

その笑顔はやらんとすることとは大きくかけ離れた無邪気そのものであった

「あ、あはは」

「じゃあ、そういうことで」

男が会議を終えようとした時だった

「ちょっと待ってくれぇ」

今までダランと上を眺めていた男が声を上げる

『星空に浮かぶ衛星』のグラスを背後に持つ彼は気だるそうに言う

「ただやるんじゃぁ勝ち目はない。作戦はあるのかぁ《アルケミスト》?」

その言葉はグレイブ、そして司会の男に対しても向けられていた

「愚問だよ。あの方から許可は得ている」

「問題ないよ、容赦なんてしないから

「…そうかい」

「じゃあ、今日はこれで解散だ。また何かあれば連絡する」

 

こうして幹部たちの会議は幕を閉じた

 

 

 

 

 

 

続く

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回は加賀君と、組織の幹部達に登場してもらいました
幹部たちの背後にあるグラスはそれぞれが使うメモリに関係する物です!
次回は凱たちの物語になる予定です


それではまた次回お会いしましょう!

凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……

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