今回から六章に入ります!
第45話 記憶の遺跡
出発当日
FDLの店に凱と護はいた
二人は支度を済ませて出るとそこには
4人の少女たちがいた
「……覚悟はできたのか」
「ええ。覚悟がなかったらここにはいないわ」
そこにいたのは姫乃、咲夜、霊夢。そしてパチュリーだった
「遺跡はおそらくここ以上に危険だ。それでもいいんだな?」
「もちろん」
「心得ております」
「問題ないわ」
凱の最終警告を笑いながら返す姫乃達
「本当にいいのか、パチュリー」
「大丈夫よ。私だって戦えるわ」
「そうかよ」
護はパチュリーを気遣って声をかけるが、心配無用だと返される
「ここで変身してから向かうぞ」
『了解』
凱の指示に全員が従う
《ルシフェル》
《パーティクル》
《バトルスーツ》
《ヴァルキリー》
《セイクリッド》
《グリモワール》
全員の変身が終わったのを確認した凱は遺跡に続く門を開放させる
「どんな原理なのよ」
「プロミネンスの力だ。行くぞ」
凱を先頭に全員が門を通った
門をくぐった先は想像とはかけ離れた世界だった
てっきり遺跡というからもっと古代みたいなものを想像していたのだが
そこは
「なんか違和感がすごいんだけど」
「そりゃあそうだろうな」
凱の懐から声が聞こえたかと思うと一本のメモリが飛び出してきた
そのメモリは赤い光を纏い、次の瞬間には人の形になっていた
「お前、プロミネンスか?」
「正解!ようこそ、『記憶の遺跡』へ」
焦茶色の肌に赤い瞳と髪の青年はそう言った
「それで?敵はどこにいるの?」
「そいつは__」
「私から話そう」
『!』
声がした方を見れば、1人の男性が立っていた
顎に髭を蓄えた初老の男だった
「あんたは?」
「私は、いや、私たちはこの遺跡の者だ。待っていたぞお前たちを」
「……どういうことかしら?」
「遺跡に組織の連中が来たって話だったろ?」
霊夢と護が各々の疑問を投げかける
「そうだ。話せば長くなる」
その男が言うことをまとめるとこうなる
数日前、組織の刺客たちが遺跡に侵入し、エクストラメモリが何本か奪われた
取り返しに行こうにも契約をしていない彼らは外に出ることができない
それだったら外の世界のエクストラに契約者になりそうな人間を連れてきて協力者になってもらおう、ということだった
「なるほどな。つまり『ここにいる全員に試練を受けて適合者を探そう』ってことか?」
「正確には、『お前たちの実力を試す』だがな」
「適合者ってのは見ただけでわかるもんなのか?」
「そうとも。
「……そうかい」
凱がそう言った瞬間、彼の腕に光の縄が絡みつく
「?!」
「なんだこれ?」
「ソレハ『アンカー』だ」
いつの間にか現れていたのは宙に浮く光の球だ
「貴様ノ相手ハ我ガスル」
「へぇ?楽しめそうだな」
「他の者たちは自身の戦場で待っている。送ってやろう」
そう男が言うと霊夢、咲夜、護、姫乃はどこかへ消えてしまった
「オ前ハ我ガ連レテ行ク」
「わかったよ」
そう言って光の球と凱も消えていった
残ったのはパチュリーだった
「さて、お嬢さんの相手は私がしよう」
「そう、早く済ませましょうか」
そう言ってパチュリーは魔導書を広げる
「ククク、何年ぶりだろうな。こうやって戦うのは」
次の瞬間、違和感のある場所から一転、巨大な図書館に周り切り替わる
「! ここは」
周りを見渡すと不意に一つの本棚が浮き上がる
それが合図だったかのように周りの本棚も浮き上がり、それぞれが連結し、組み合わさり、一つになっていき、最終的には空中に浮く要塞のようになった
「それが貴方の本来の姿なのね」
その姿を見て武者震いをするパチュリーを眺めつつ
「いかにも。私の名は《ワード》。楽しませてくれたまえ、『七曜の魔法使い』」
続く
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用語解説
マジェステルダム
作者が作った造語
エクストラメモリの記憶達が『解放変異』した時の姿をこのように呼称する
ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回はパチュリーvsワード戦になります!
他のキャラの順番は決めかねてるのでアンケートで募集したいと思います!
それではまた次回お会いしましょう!
凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……
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簡単にまとめてほしい
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詳しく別々でほしい
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いらない