幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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どうも、フォーウルムです!
今回はついに本編50話目!めでたい!
しかし特には何もしません。年末にやりたいからね

今回は新しい戦いの幕開けとなります!


第50話 三界戦争

 

 

栄光の化学結社本部 展望台

 

 

街を見下ろせる展望台

そこに1人の男が立っている

男の名前は里崎(サトザキ)(レン)

幹部六侯の1人で、以前の会議で《アルケミスト》と呼ばれていた男だ

彼は手すりに寄りかかりその手にもつコーヒーを飲みながら街を眺めている

そこに

「質問。なぜこんなところに居るのか」

「ん?ああ、ファクトリー君か」

現れたのは眼鏡を掛けた無表情な男、《ファクトリー》だった

「僕に何か用かな?」

「疑問。これはお前がやったのか?」

手渡されたのは3枚の報告書だった

「現状。幻想郷に2体、魔界に1体出現している」

「うん、そうだね。僕らが使えなかったのを試しに暴走させてみたんだ」

里崎は街を見下ろす

「あんなものをこの街では試せないしね」

「納得。だが、目的はなんだ?」

「特に無いよ。相手の戦力が削げればそれに越したことはない。機山(キヤマ)君もそう思うだろ?」

「………」

不敵に笑う里崎を見て機山は思う

自分も大概だが、この男もだいぶイカれている

まあ、イカれてでもなければ()()()()()しないだろう

 

 

 

 

ーー三界戦争ーー

 

 

紅魔館の大広間

現在そこには多くの妖怪達がいた

通信用の機材や書類なども並べられたそれはまさに司令室のようだった

「ここ、通信機置いといて。そっちの方連絡ついた?!」

彼らをまとめているのは幻想郷治安維持隊の開発部門の長にして機械のスペシャリスト、河城にとりだった

妖精メイドや天狗たちが忙しなく動く中、離れた一室に数人の影が

そこにいたのはレミリアをはじめ紫、永琳、幽々子、飯綱丸などの有力者達だった

さらにそこに混じるように凱も話を聞いていた

「現状は?」

「幻想郷の上空と地底、魔界の地獄門の付近に各一体。見たかんじ、以前魔界に現れたカラミティと同じね」

紫が状況を報告する

「あれが三体ともなると骨が折れそうね」

「そうね〜」

永琳と幽々子も話に加わる

「現在、上空のやつは文たちに任せているが、討伐は難しいだろうな」

『……』

全員が沈黙する

その場にいる全員がカラミティのことを知っていた。それ故に対処に困っていた

「俺らが出れば解決すんだろ?」

凱が声を上げる

「…だが」

「確かに相手は強敵かもしれないな」

飯綱丸が喋ろうとするのを抑え、凱は言葉を紡ぐ

「だが、その程度の理由で俺らが出ない理由にはならない」

「……そうね。任せられる?」

「紫!?」

「彼ら以外に、対処は不可能よ」

「……」

「心配すんな。必ず全員で戻ってくるからよ」

心配する飯綱丸に声をかける

「……必ずだぞ」

「ああ」

 

 

 

部屋を出ると、そこには見慣れた面子がいた

「どうなんだ、凱」

「………あんま良くねえ」

「どういう状況なの?」

霊夢が聞いてくるので答える

「魔界に出たカラミティと同格、あるいはそれ以上のやつが三体出現してる」

『?!』

その場にいた全員が息を呑む

「場所は…?」

「上空、地底、そして魔界側の地獄門」

「なるほどね」

 

少しの沈黙

 

そして

 

 

 

「それで、どう戦うの?」

「霊夢…」

「あんた、まさかここにいる全員が逃げ出すとでも思ってるの?」

「私らが逃げ出すなんてありえないんだぜ!」

霊夢と魔理沙が言う

「そうですよ!私たちだって戦います!」

「お師匠様たちが頑張っているのに見てるだけなんて嫌です!」

妖夢と鈴仙の言葉

「お姉さまが頑張ってるんだもん。私だってやるよ」

「お嬢様や妹様にだけ任せてはいられませんわ」

フランに咲夜も

彼女の後ろにはパチュリーや美鈴、小悪魔もいる

「アタイだっているぞ!」「が、頑張ります!」

チルノに大妖精

「私たちはメモリはないが、サポートはできるぞ」

慧音の言葉に妹紅も頷く

「そういうことだ。んで、お前はどうするんだ?」

「私たちはいつでもOKよ」

護と幽香

早苗やアリス、その他の面々も俺の方を見ている

「……わかったよ」

俺は前を向く

「いいか、今回の相手は俺たちの実力よりも遥かに上の力を持ってる!

だが、それが俺たちの『戦わなくていい理由』にはならない!

最後まで諦めずに、全力を尽くせ!

仲間を頼り、確実に全員が生存する方法を探せ!

『死んでもいい』なんて考えは捨てろ!いいな!」

凱の言葉が全員の気を引き締める

「行くぞ!お前ら!」

『おおー!』

 

のちにこの幻想郷で語られる大戦の内の一つ、『三界戦争』の幕開けである

 

 

 

 

続く

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました
次回からついに戦闘が始まります!
今後、どのような戦いになるのか
気長に待っていてもらえたら幸いです

それではまた次回お会いしましょう!




コメントや感想待ってます!

凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……

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