幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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どうも、フォーウルムです!
今回からコラボ回です!


第52話 桜との邂逅

 

 

 

 

 

霊夢達が上空で戦ってる頃

地上では……

 

 

 

「凱さん、これは?」

妖夢が指を指しているのはトラップメモリのマップだった

所々に赤く点滅する地点がある

「おそらく魔製生物(マジェスト)だな」

そう言って凱は地図を指し示す

「咲夜、フラン、妖夢に鈴仙はコイツらの討伐に向かってくれ。人里に被害を出すわけにはいかない」

『了解!』

凱からの指示を受けた四人はそれぞれ人里に向かう

「凱!アタイ達は?」

「私たちに出来ることはありませんか?」

そう言ってきたのはチルノと大妖精だった

「そうだな、二人も向かってくれ。多い方が戦いやすいだろう」

「わかった!」「わかりました!」

二人は一緒になって人里に向かって飛んでいく

(早く戻ってきてくれ、姫乃)

そんな彼女らを見ながら、凱はそう思うのであった

 

 

 

 

ーー桜との邂逅ーー

 

 

 

「う……ここは?」

桜色の髪をした少女は目覚める

そこは真っ白い空間で、近くには二人の男女がいる

「あ、起きた」

「ほんとだ」

「…!」

見たこともない人間を前に、少女は後ずさる

「あ、ごめんなさい。驚かせるつもりはなかったの」

そう言って姫乃は落ち着いた声で話す

「…あなた達は」

警戒する彼女は拳銃を構える

「お?殺るのか?」

桜の拳銃を見たウォーズは笑顔を浮かべる

すると、背後に何本もの砲台が出現する

「…雪華様、ごめんなさい」

そう呟き、敢えてウォーズに掠るように発砲した

「!」

「つまんねえな」

掠る距離の銃弾を体をずらし、敢えて受ける

「見た目通り、堅いのね…」

彼女はウォーズを倒す気などさらさら無い。敵の全貌を知り、彼へと伝えるため、情報収集に勤める

「おいおい、狙うんならもっと心臓狙えよ。じゃねえと、死ぬぜ?」

「ウォーズ!」

流石に度が過ぎると感じた姫乃が忠告する

「でもよぉ」

「そんなことするなら、戦闘では一回も使わないから」

「な?! わかった、やめるからそれは勘弁してくれ!」

姫乃の言葉にウォーズは狼狽え、謝罪する

「悪かったな、嬢ちゃん」

「…いいえ」

拳銃をしまったものの、まだ警戒は解かない

「それにしても、こんなところに私たちに以外の人間って居るものなの?」

「んな訳あるか。どうせメモリが目当てなんだろ」

姫乃の言葉にウォーズも考える

彼女達は全く警戒していない

「メモリ?何のこと?」

彼女は本当に知らないようだ

「え、メモリのこと知らないの?」

「おい、おいおいおい!」

その子の言葉にウォーズは明らかに慌てた声を出す

「メモリ持ってないのか!?」

「そんなもの、持ってないわ」

肩を竦める。しかし、指先は震えていた。

「彼女、怖がってるわよ」

「あ、わりぃ」

姫乃はそう言ってウォーズを彼女から遠ざける

「それより、何か問題でもあるの?」

「何かなんてレベルじゃねえよ!急いでここから……間に合わなかったか」

「え?」

姫乃が首を傾げた瞬間

 

白かった部屋が赤く染まる

桜「きゃ…!」

耳を塞ぎ、来るであろう何かに備える。

姫乃「何なの!」

《メモリ未所持者を確認 排除プロセスを開始》

「これは…!」

「ワードの野郎が入れたセキュリティだよ。この前の組織連中が来て以来、未所持のやつを発見次第ぶち殺しに来ることになってる」

「でも彼女は!」

姫乃は少女を見る

彼女は確実に組織の人間ではない

「仕方ねえ、なんとかするぞ」

「そうね……貴女、名前は?」

「私は、霜月 桜」

「桜ちゃんね。私は姫乃禍月、こっちはウォーズよ」

「よろしくな、桜嬢ちゃん」

姫乃は桜を抱き寄せ、アタッシュケースの形態のパンドラを方に担ぐ。

するとそれは巨大なランチャーに変形する

「俺は一旦メモリになるぞ」

「ええ」

そう言ってウォーズはメモリになり、姫乃のポケットに入る

「姫乃さんにウォーズさん…、ご迷惑をお掛けします……」

「気にしないの」

辺りの空間が歪み、白い色をした騎士たちが現れる

「そこっ!」

そう言って身軽に横へと回り込み、脆いであろう駆動系を寸分の狂いなく発砲する。

駆動系が破壊された騎士は膝をつくが、すぐに再生し、立ち上がる

「嘘…!」

再生したことに驚き、一瞬足が止まる。

「なるほど、ちょこっとした攻撃じゃ駄目ね。桜ちゃん、私にしっかりと掴まっててね」

そう言うと姫乃はランチャー形態のパンドラをアタッシュケースに戻し、空中に放り投げる

「は、はい!」

騎士達の駆動系を撃ち抜き、時間を稼ぎつつ姫乃のもとへ向かう。

「離しちゃ駄目だからね?」

宙に浮くアタッシュケースは形を変え、巨大な刃を持った手裏剣のような形になる

「はぇ…!?」

その物理法則を無視したような光景に、彼女の端正な顔が驚きに染まる。

「さあ、行くわよパンドラ。魔物じゃないけど充分よね?」

姫乃はパンドラを投げる

投げ出されたパンドラは目にも止まらぬ速さで回転し、辺りの騎士たちを刻んでいく

刻まれた騎士たちは自己回復し、また立ち上がろうとする

 

彼女による殲滅はまだ終わらない

 

 

 

 

続く

 

 

 




ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
前回から登場してたのはくらんもちさんの所のメインヒロインの桜でした
次回以降も続きます!

凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……

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