幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

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どうも、フォーウルムです

今回はコラボ最終回になりますl


第58話 三人揃って/もとの世界へ

 

 

 

 

 

 

ーー三人揃ってーー

 

 

 

「ははは!最高だなぁ、おい!」

凱は縦横無尽に暴れまわる

泥を断ち切り、叩き落とし、飛び回る

斬激の余波は雪華達のいるギリギリまでその圧を伝えてくる

「これだけ離れているのに、なんて衝撃だ」

「雪華様、今の凱さん、怖いです…」

そんな中、凱を囲むように泥の槍が殺到する

「凱!」

「ぬるいんだよ」

凱はソードマスターからロイヤルガードにスタイルチェンジしすべて受けきる

「そら、返すぜ!」

槍の衝撃をそのまま跳ね返す

「グヌゥ!」

サクリファイスに少なからずダメージが入る

「マダダァ!」

サクリファイスは泥をマシンガンのように飛ばすが、そこには凱の姿は無い

「凄い。やつの攻撃を、軽々躱してる」

「私、要らなかったんじゃ…」

「それを言うなら僕もだよ」

「おいおい、つれないこと言うなよ。観客は必要だろ?」

凱は後ろに立っていた

「んな軽い感じでもないだろ…」

「全く。さて、ケリつけるが一緒にどうだ?」

「なら遠慮なく。桜、行ける?」

「勿論です!ちょっと、怖いですけど」

「そう来なきゃな、合わせろよ?」

凱はリベリオンを構える

「合言葉があるんだ、やるときにこう言うんだ」

そう言って凱は2人に教える

「おっけー!」

「わかりました!」

「よし、行くぜ!」

《スノー マキシマムドライブ!》

《リコリス マキシマムドライブ!》

《ルシフェル ソードマスターアクション!》

三人は息を合わせる

「喰らいな!」

『Jack pot!』

「ク、ヌアアアァァァ!」

三人の攻撃でサクリファイスは消滅した

 

 

 

 

 

ーーもとの世界へーー

 

 

 

 

 

彼らは幻想郷に戻ってきた

既に夕方になりつつある

 

「一件落着、かな?」

「そうみたいですね」

「お疲れ。さてお前らをどうするかなー」

凱は考え込む

「紫さんに頼むか?」

「残念ながらそれはダメだよ」

現れたのはヘルメットの男だった

「……お前は」

「お疲れだったね。彼らは僕がやるよ」

「わかった。じゃあな、二人とも。今度は安全なときに遊びに来い」

「ああ。サンキューな」

凱は笑顔で二人を見送った

「じゃあ、行こっかー」

「頼む」

「お願いします!」

二人を男はゲートに連れていく

そこは真っ暗でありながら遠くに光が見える不思議な空間だった

「二人とも離れたらダメだからねー?」

「了解した。聞いてたよね、桜」

「勿論です!」

「さて、君らにいくつか話さなきゃいけないね」

「何を?」

「色々と。ってか俺みたいなのによく着いてきたね」

男はヘルメットを指さす

「君らのとこの紫さんには気味悪がられたよ」

「攻撃の意思はないことがわかるからな。まあ、ヘルメットってのも、センスを問うけど」

「仕方ないじゃん。顔無いんだから。それはさておき桜ちゃん、だったかな?」

「は、はい!」

「まずは君に謝らなきゃだね」

「な、なんで?」

「君がこっちに来たのは僕のミスなんだよ」

「そ、そうなんですか?」

「そいつは聞き捨てならないぞ」

「あははは、悪気はなかったんだけどねー」

男はヘルメットを掻く

「ホントにごめんね」

「わ、私は全然」

「桜が気にしてないならいい」

「あ、ちょっと静かに」

男は人差し指をたてる

「…?」

言われた通り静かにする。

「音立てちゃ駄目だからね?」

「…分かった」

「きゃあっ!?」

桜が派手な音を立てて転ぶ。

「桜!?」

桜が転んだ音に反応して、何かが近付いてくる

「な、なんだ…!?」

「あらら、気付かれたかな」

それはあまりにも巨大な魚のような化物だった

「まるで、インド神話のバハムートだ…」

「そんなにいいものじゃないさ」

男は手を伸ばし、拳を握る

その動作だけで化物は潰れ、消え去った

「…やっぱり、さすがは作者()だな」

「ん?気付いてたんだ」

「まあ、な」

「僕の正体に気付けたのは君で三人目だ」

「あとの2人は?」

首を傾げる。

「さっき君といた凱と、もう一人は……いつか会えるよ」

男は立ち止まる

「まだ話したいことはあるが、ここまでだ」

「もとの世界に帰りたまえ」

「もう1つは警告だよ」

「何がだ?」

「僕の正体を知る最後の一人は、簡単に次元を越えられる。おそらく、君の事に興味をもつはずだ」

「分かった。覚えておく」

「結構。それじゃあ、気をつけてね」

「ありがとう。またいつか」

「そうだね、そのときは呼んでくれればいつでも行くよ」

「じゃあな!」

「さようなら!」

そうして、彼らは戻って行った

 

 

 

 

 

 

 

「さて、帰ろうかな」

男が帰ろうとした時だった

「彼らを戻していただいて、ありがとうございます。フォーウルムさん」

いつの間にか、そこには和服姿の少年が立っていた。歳の頃は15か16。

しかし、顔には狐のお面を着けている。

「あれ、来たのか?」

ヘルメットの男は振り返る

「わざわざお出迎えとは、中々に礼儀がなってらっしゃるようで」

「まあ、『狭間』のなかでも、ここは私の世界に近いので。恩人に礼のひとつも言わぬほど不躾ではありませんよ」

そう言って『彼』はクスクスと笑う。

「ソイツはどうも」

ヘルメットの男はそう言って顔からメットを外す

そこにあったのはまるで宇宙のような珠だった

「これもなんかの縁だ。またいつか会おう」

「ええ。またいつか」

彼も狐面を外す。しかし、彼には顔があった。極々普通の少年だ。

「覚えたぜ、あんたの顔」

「あなたには、覚える顔もないようですが」

少し目を細めて言う。

「まあな。だが、わかりやすいだろ?」

「まあ、これに勝るインパクトもないのは確かですね」

そう言って苦笑する。

「じゃあな、少年。お互いの世界のために頑張ろう」

そう言って彼は消えた

「そうですね。私も、尽力するとしましょうか。まだ一仕事残ってますし」

そして、雪華達が行った方向へ歩き出した。

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回でくらんもちさんとのコラボは終了になります!
コラボしてくださり、ありがとうございました!


次回からは通常に戻ります、お楽しみに!

凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……

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