幻想地憶譚 《とある少年の幻想入り》   作:フォーウルム

99 / 101
どうも、フォーウルムです

今回はクリスマスの特別版
たまにはこっちでこういうのも、ね


特別編 聖なる夜に温もりを

 

 

 

 

 

今日、12月25日はクリスマスだ

人里や魔界の城下町では飾りつけがなされ、お祭りムードであった

 

 

そんな中、俺はというと

フォルトゥナ城に来ていた

 

 

 

 

そこはそれなりに広い部屋で、俺以外にはギルバや盤城といった魔界組や俺と何時も一緒にいる姫乃や霊夢、妖夢に鈴仙、紅魔組の面々など、かなり豪華な内容の集まりだった

護も呼ばれており、彼の周りには早苗に幽香、椛にアリス等がいる

 

 

近くのテーブルには様々な料理が置かれ、どれも食欲をそそるものばかりだ

「凱!君もこっちへ来て飲まないかい?」

「盤城、ずいぶんご機嫌だな?」

「せっかくのパーティーなんだ。楽しまなきゃ損だろう?」

「まあな、乾杯!」

「ああ!」

そう言って俺たちはグラスをぶつけ、中の酒を飲み干す

「中々に旨いな」

「だろう?かなり上質の物だからね。案外高かったんだ」

「しっかりと買うのな」

「当たり前さ。幹部だからといって民から奪うのはよくないからね」

盤城はにこりと笑いながらそう言う

「そういえば、リーナとは上手く行ってるのか?」

「…うん」

顔を少し赤くしながら顔の向きを変える

そこには楽しそうに話すリーナが居た

「しっかりと愛してやれよ?」

「言われなくても、そうするよ」

「楽しそうだな、お前ら」

そう言いながら近付くのはギルバだ

「よ!久しぶり」

「ふん、相変わらずだな」

「それはお前もだ」

ギルバのグラスに俺のをぶつける

「お前のとこは賑やかだな」

「そうだな、かなり楽しいよ」

「ふむ、変わったな」

「何が?」

「以前のお前は少し暗かったからな。今ぐらいがちょうどいい」

「そう言うことか」

「おーい!あんたもこっち来なさいよ」

「呼ばれてる、じゃあな」

「ああ」「いってらっしゃい」

霊夢に呼ばれた俺を、二人は優しく見送ってくれた

 

 

 

 

 

かなり飲んだので、気分転換に外に出た

すると

「ん?凱じゃん」

「護、こんなとこに居たのか」

「ああ、少し疲れた」

「はは、俺も」

俺たちは手すりに寄りかかる

ここから見える景色はかなり素晴らしく、イルミネーションでライトアップされた町が照らされている

「綺麗だな」

「ああ、綺麗だ」

「なあ、凱」

「なんだ?」

「好きなやつ、出来たか?」

護は俺の顔を見て問う

その表情は真剣で、優しさが滲んでいた

「………ああ、出来たよ」

「そうか、誰なんだ?」

「…姫乃、霊夢、フラン、文、咲夜、妖夢、鈴仙」

「多いな、この欲張りめ」

「なんも言えねー」

俺は苦笑いする

「俺もだ。好きなやつが出来た」

「早苗、椛、アリスに幽香、パチュリーか?」

ゴフッ「なんでわかるんだよ?!」

護はあからさまに動揺する

「見てればわかるさ。お前の顔すごい嬉しそうだったぜ」

「……そうか」

「なあ、護」

「どうした?」

「ありがとな、俺の事助けに来てくれて」

「!……当たり前だ」

護は俺の肩をたたく

「俺達、親友だろ!」

「…そうだったな」

護のその言葉は、非常に温かく、嬉しいものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーそれぞれのプレゼントーー

 

 

 

 

ギルバの場合

 

 

 

「ふぅ」

ギルバはソファに座っていた

パーティーはあのあと何事もなく終わった

あまり慣れない酒を飲んだせいで、疲れがどっと出てしまっていた

そこへ

ガチャリ「……ギルバ様」

「ファスか」

いつものようにファスがやってきた

城内での役目の都合上、こういうときには何時もといっていいくらい彼の部屋に彼女は来ている

「……………」

「ん?」

しかし、今日の彼女はいつもと様子が違っていた

いつもならすぐに隣に座ってくるのに

「どうした?」

「……ギルバ様、何時もより疲れてそう」

「そう見えるか?」

「……うん」

どうやら彼女なりの気遣いのようだ

「ファス、こっちに来い」

「……はい」

ファスは彼のとなりに座る

「今日はクリスマスだ」

「……?」

「何か欲しいものがあるか?」

ギルバはファスを見る

彼女は顔を真っ赤にしている

「…………ギルバ様

「なんだ?もう少し大きく言ってくれないとわからないなぁ?」

意地悪くそう言う

たまにはいいだろう

「………ギルバ様が…欲しい…です」

「…ああ」

ギルバはファスの肩を優しく抱き寄せ、唇を重ねる

「んっ!?…………ん…」

最初は驚いた彼女も、力を抜き、身を委ねる

「ぷはぁ………ギルバ様ぁ」

顔を赤くする彼女は、とても可愛らしかった

「まだまだ、夜は長いぞ?」

「……うん!」

 

 

 

 

 

 

 

護の場合

 

 

 

「どう…ですか?」

「どうって、そりゃあ」

フォルトゥナ城の一室で護は早苗を見ていた

彼女が今着ているのはミニスカートのサンタの衣装だ

丈が短いスカートは太股を強調し、服の方も彼女の体のラインを強く見せている

「うーむ」

護はそんな彼女の姿をまじまじと見ている

「あ、あの!?」

早苗は恥ずかしさで顔を真っ赤にしている

「それは何のつもりなんだ?」

「ク、クリスマスだから、その、私をプレゼントにー、なんて」

プツッ

護の中で何かが切れた

「じゃあ、俺が自由にしていいわけだ?」

「え」

護は彼女を抱き抱え、ベットに連れていく

彼女を下ろしその姿を見ながら、彼女に触れる

「本当に、いいんだな?」

「……はい、護さんなら、私は構いません」

「……わかったよ」

早苗の口に自分のを重ねる

「…今日は、寝かせねえから」

「…!?…はい」

 

 

 

 

 

 

 

盤城の場合

 

 

 

「あーすか!」

顔を仄かに赤くしたリーナは両手を広げ、彼を待つ

「フフッ、わかりました」

微笑みながら盤城は彼女を抱き締める

二人がいるのはベットの上だった

「むふふ、あすかの匂い~」

「よっぽど酔ってらっしゃいますね」

リーナの顔はあかく染まっている

ギルバの妹である彼女は、彼に似てお酒に弱い

しかしながら周りに合わせて飲んでしまう癖があり、よくこのように酔っ払ってしまうのだ

「エヘヘ~」

「ほら、横になりましょ?」

盤城はリーナを横にし、ベットから降りる

そして寝巻きに着替えるために上に着ていたものを脱ぐ

「………しないの?」

「……え?」

「あすか、してくれないの?」

彼女は目を潤わせて彼を見る

「……」

盤城は持っていた寝巻きを投げ捨て、ベットに上がり彼女に覆い被さる

「…いいんですね?」

「……うん、いいよ」

「……わかりましたよ」

盤城は優しく彼女の唇をふさいだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凱の場合

 

 

 

「………姫乃?」

「……何?」

凱は目の前の少女を見て困惑していた

姫乃は彼が借りていた部屋に先に来てサプライズを仕掛けようとしていたのだろう

彼女はミニスカートを履いて、()()()()()サンタの上着を持っている

しかし、タイミングが悪かったのか彼女は着替え中で、彼女は上半身に黒の下着のみを着けただけの状態だ

「…なんか、すまん」

「謝らないでよぉ!恥ずかしいからぁ!!」

急なことだったので二人は脳内フリーズ状態で、しばらく見つめ合っていた

「あー、そのなんだ」

「……何よ?」

上着を着終えた姫乃に凱は言う

「……いいもん見れた」

「……!?!?」

今まで以上に顔を赤くする姫乃

「うぅ、凱君のばかぁ…」

姫乃は泣きながら顔を覆った

「ああすまん!いや、その」

なんとか落ち着かせようとする凱

「じゃあ、代わりといってはあれだが、何でも言うこと聞くよ」

「………何でも?」

「うん」

「……じゃあ」

姫乃は凱に抱きつき、その唇にキスをする

そしてそのまま舌を入れ、ベットに倒れこむ

顔を離した姫乃はいつもよりも艶やかの声で凱に言う

「今だけ、私の事だけを愛して」

「姫乃だけを?」

「うん、貴方の、凱君の愛を、私だけにちょうだい」

姫乃の顔は紅潮しており、息は荒い

「どんな方法でもいいから、お願い」

「……いいんだな?」

「うん!」

凱は姫乃の口を塞ぐ

そのまま彼女を抱き締める

10秒……20秒……いや、もっと長くキスをしていた

「ぷはぁ……ねえ、凱く…んんッ!」

息継ぎをして、何かを言おうとする彼女の唇を凱はもう一度塞ぐ

キスをしたまま、姫乃は凱を見る

彼の顔も紅潮しており、姫乃と同じようになっていた

そして、また互いの唇が離される

「悪いが…手加減は出来ないぞ」

「……わかった」

そのまま二人は互いを欲に抗わずにひたすら貪った

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました
次回の投稿は新年ラジオか本編になります

凱、姫乃、護、三首、音川の五人の紹介は……

  • 簡単にまとめてほしい
  • 詳しく別々でほしい
  • いらない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。