【凍結】帝国の緋き皇女の軌跡~七の絆と奇蹟~   作:龍造寺

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第1章15話です。


第1章ー17ー15話ーユフィ達の知らない所で。

ーー日本人移民街・【ゴールド・マウンテン】社

 

エレボニア帝国と日本国が国交を樹立した当初から帝国内に進出した企業である。日本人移民街に帝国支社を構えている。

 

【ゴールド・マウンテン】社は、七草家に支援してもらっている。そして今では、獅童正義一派にも荷担していて、国会議員も排出している。

 

表向きは、食料品加工や文房具品を扱う企業して知られているが、裏の顔は人身売買を行う企業として裏世界では知られている。

 

そんな中、ミサキはコツコツと【ゴールド・マウンテン】帝国支社内を悠々と歩いている。

 

何故ミサキが悠々と【ゴールド・マウンテン】帝国支社を歩けているかと言うと、十三工房に依頼して作らせた香水。【幻夢】ミサキが命名した香水。

 

この幻夢の匂いを嗅いだ物は深い眠りについてしまう。ちょっとでは起きれない代物である。

 

ミサキ「効果はてきめんね。私自身はこんな匂いで気絶なんか出来ないけど」

 

ミサキは、神経系のガスや毒ガス系で死ぬことは出来ない。D∴G教団で、対毒耐性実験などをされ、耐性を持ってしまったからだ。

 

ミサキ「…しかしコイツら…この【ゴールド・マウンテン】帝国支社の社員かしらね?」

 

ミサキは、部屋を1つずつ確認して、倒れている連中を見て判断しているのだ。社員と言うより猟兵か日本の◯◯のようだ。

 

ミサキ「…一般社員はどこにいるのかしら?」

 

普通なら一般社員もいるはずだと探し回る。だがどのフロアにも一般社員らしき人物はいない。

 

ミサキ「見落とすわけでもないし…」

 

一般社員がいないとなると、【ゴールド・マウンテン】帝国支社は名ばかりの会社ってことになる。するとどこかからともなく、機械音が聞こえてくる。

 

ミサキ「まさか…結社の人形兵器かなにかかしら?」

 

ミサキの予想外は的中し、人形兵器郡が襲ってきた。

 

的はあくまでもミサキなのか、【ゴールド・マウンテン】帝国支社の人間には攻撃しないようだ。

 

ミサキ「へぇーちゃんとプログラミングされてるんだ…」

 

ミサキは人形兵器郡の一体を攻撃をすり抜けてパンチで壊した。彼女のパンチは特殊なパンチ。パンチを受けたものは、木端微塵になってしまう。

 

硬化魔法と衝撃波を組み合わせて作られた技。【硬波衝撃翔】

 

【硬波衝撃翔】、ただ何体もいる人形兵器郡に連続で放つのは難しい。

 

ミサキは、人形兵器の何体かの足元を狙い足技をかける。人形兵器郡の何体かは体勢を崩す。体勢を崩しながら、他の人形兵器郡を体勢を崩しながら倒れる。その隙を見て、部屋から抜け出す。

 

ミサキ「あんなの全部相手してたらキリがないわね」

 

廊下を走りながら、人形兵器郡から逃げる。逃げていても他の場所から人形兵器郡が現れる。

 

ミサキ「しつこいわね。だったら…」

 

ミサキは硬化魔法を発動し身体全体的を硬化する。そしてそこからステップをふみながらの攻撃を加える。

 

硬化魔法で固くなったミサキの蹴りをくらい後方に吹き飛びながら無惨に壊れていく。

 

ミサキ「ルバーチェのマフィア達の時にすでに経験済みなのよ。こうやって戦ってれば倒せるってこともね」

 

ミサキは蹴りの次はパンチを繰り出した。それも連続にパンチを繰り出しているのだ。人形兵器郡の何体かは、連続パンチで壊されていった。

 

 

 

ーー旧都セントアーク→日本人移民街

 

ミサキが【ゴールド・マウンテン】帝国支社を襲撃している同時刻、静江は同じく日本人移民街にいた。ミサキとは違う場所、【ゴールド・マウンテン】帝国支社の工場である。

 

昨日の夜、セントアーク大聖堂に保護されている少年から話を聞いたのである。

 

少年の名前は、マコト・ハギムラ(萩村誠)

 

日本国国籍、高校生、年齢は17歳。

 

日本の渋谷内でお友達と遊んでいたら、突然黒服の男達に襲われ、気がついたら帝国の日本人移民街の【ゴールド・マウンテン】帝国支社の工場に運ばれていたと。

 

その工場は、名ばかりで何かを生産しているわけではない。日本の子供達を使って何かの実験をしていたと。

 

実験というのは、D∴G教団がやってきたような生体実験。

 

生まれ持った能力者のようなものを実験にて生み出せないかと、試行錯誤をやりながらやっている。

 

そんな話を少年こと萩村誠から聞いたことを頭の中で整理した。そして【ゴールド・マウンテン】社の工場に突入することにした。

 

工場の見張りの警備は2人と巡回中の警備3人いる。

 

静江「さてと……見張り2人、巡回中が3人…」

 

腰のホルダーから改造した導力銃を取り出す。

 

静江の導力銃(デスガン)

 

彼女が密かに十三工房に依頼して作らせた導力銃。それは表向きの武器でしかない。裏の顔のこれは、敵対対象を確実に殺す為の武装が仕込まれている。マルチスコープを使えば、軍事基地やテロリストの拠点なども1人で壊滅できる。

 

自分の生まれ持った能力、原子崩し(メルトダウナー)を頻繁に使うわけにはいかない。無慈悲に人を殺すわけにはいかないからだ。それが真由美との約束なのだから。

 

【ゴールド・マウンテン】帝国支社がD∴G教団の理念を受け継いだのか、本社自体が受け継いだのかはわからない。全て静江は、七草弘一から聞いたものだ。

 

静江【「……D∴G教団…あの人から聞いていたけど…全く聞いている以上に下衆な連中ね」】

 

静江は静かに、導力銃(デスガン)の引き金を引く。もちろんマルチスコープを使って。そして音もなく弾丸が見張りと巡回の警備員に命中する。

 

命中した警備員は全員血を吹き出して倒れた。静かに静江は警備員の死体の場所に来た。

 

静江「真由美との約束は、救いようのある人間は殺さない。けどあんた達は救いようのないクズ…D∴G教団の片棒を担いでいるのだから」

 

静江は静かなる闘志を抱いて【ゴールド・マウンテン】帝国支社の工場に足を踏み入れた。

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