【凍結】帝国の緋き皇女の軌跡~七の絆と奇蹟~   作:龍造寺

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第1章16話です。


第1章ー18ー16話ー残りの依頼。

ーーパルムの丘→パルム礼拝堂

 

パルムの丘からエリン草を持って帰って来たユフィ達。パルムの丘で魔物に襲われた以外は何もなかった。しかし気になることがあったのは間違いない。

 

疑問を抱きながらパルムの礼拝堂へ向かう。そしてユフィは、シスターマルチナにエリン草5束を渡す。

 

マルチナ「みなさん、ありがとうございます」

 

ユフィ「いえいえ」

 

スハルト「シスターマルチナさんよ、ちょっと聞きたいことがあるけどいいか?」

 

マルチナ「はい?なんでしょう?」

 

マキアス「スハルト、君はパルムの丘のアレを言うのか?」

 

スハルト「そうだが」

 

パルムの丘のあの魔物は普通の魔物とは言いがたい。だからスハルトは以前から出没していたのか確認したいのだ。スハルトは、パルムの丘での出来事を話す。マルチナはすぐに驚きの声を上げる。

 

マルチナ「いえ!そんな魔物はいままではいませんでした!おかしいな…そんな話はいままで聞いたことありません」

 

ユフィ「聞かれたことはないんですか?」

 

マルチナ「はい」

 

マキアス「ど、どういう事だ?」

 

スハルト「……誰かが、パルムの丘に運び込んだか…あるいは…」

 

スハルトがいろんな可能性を考えている。

 

マルチナ「とにかく、みなさんが無事で良かったです。それと貴女方が見た魔物の事は、領邦軍やヴァンダールの道場の方に相談してみます」

 

ユフィ「わかりましたわ」

 

マルチナ「それとこれはお礼です」

 

マルチナから、ちょうどいいくらいのお茶を貰った。ユフィ達は喉が渇いていたためおいしく頂いた。

 

 

ーーパルム礼拝堂→パルムの中を流れている川

 

ユフィ達は、パルム礼拝堂の次に向かったのは、魚釣りを教えてほしいという依頼者が待つ川の近くへ行ってみる。するとそこには釣り竿を持つ父親と子供達がいた。確か父親の名前はトラストさんだ。

 

ユフィ「貴方がトラストさんでしょうか?」

 

トラスト「うん?ああ、俺はトラストだが、君達がやってくれるのかい?」

 

マキアス「はい、何でも子供さん達に釣りを教えてほしいとのことですが」

 

トラストさんは、自分の子供達に釣りのやり方を教えてほしいと。1人目は男の子のランドで、2人目は妹のライン。トラストさんは、本当は自分が教えたいそうだが、どうしてもセントアークに行くかなくてはならない用事があるからと依頼を出したようだ。

 

ユフィ「わかりましたわ、トラストさん」

 

スハルト「釣りの方は俺達が教えるから、あんたはセントアークでの用事を済ませてきな」

 

マキアス「スハルト、君な…すいません、彼はあんな感じなので…」

 

トラスト「アハハ、頼もしい限りだよ。それでは、私の方はセントアークに行ってきます。子供達の方をお願いしますね」

 

トラストは、会釈するとパルム駅に向かって行った。ユフィ達は子供達のために釣り竿を持つ。

 

ランド「釣りを教えてくれるの、お兄ちゃん?」

 

スハルト「ああ、教えてやるさ。まずはだな…」

 

兄、ランドをスハルトは連れていく。どうやら本格的に魚釣りを教えているようだ。ユフィとマキアスも

 

マキアス「魚釣りを教えろと言われても、実は僕はやったことが無いんだ。ユフィ君はどうなんだ?」

 

ユフィ「マキアスさん、大丈夫ですわ。わたくし、釣りは得意なんですわ」

 

マキアス「え…?そうなんだね」

 

マキアスは驚いた表情でユフィを見ている。女の子のラインもユフィのスカートの裾をくいくいとしてきた。

 

ライン「わたしも出来るの?」

 

ユフィ「もちろんできるわ」

 

ライン「うん!」

 

ユフィ達は、トラストさんの子供、ランドとラインに魚釣りを本格的に教えることになった。

 

 

 

 

ーーパルム内の川にて。

 

ユフィ達とランド、ライン兄妹は魚釣りをして楽しんでいた。スハルトは兄ランドを妹ラインは、ユフィとマキアスが教えていた。兄妹はみるみるうちに上達していく。スハルトやユフィが教えるのが上手いのか、はたまた兄妹が魚釣りの才能があるのかはわからないが。そんなある時スハルトがランドに何かを教えたようで、意図的に何かをやらかした。それは

 

ユフィ「え…!?…キャー!!」

 

マキアス「…ぶおっ!!」

 

ライン「わぁー、薔薇模様のパンツだ」

 

ランドが投げた釣りの針が、ユフィのスカートに刺さり捲りあげていた。捲り上がっているせいで、パンモロ状態である。マキアスは、ユフィの白のシルクの薔薇の模様が入ったパンツをガン見しながら、自分の上着を脱いで周りから見えないようにしながら、彼女のスカートから針を取る。するとスカートは何事もなかったように元に戻る。

 

ユフィは、真っ赤にしながらスハルトを睨んでいた。マキアスがスハルトに

 

マキアス「……ス、スハルト!君は何をしてるんだ!」

 

スハルト「何って魚釣りだが、何か?」

 

スハルトはそう言った。あくまでもランドの釣り竿の針が間違えて、ユフィのスカートの方に飛ばしてしまったと主張している。マキアスも依頼主の子供であるため強気では言えない。ランドも申し訳なさそうに

 

ランド「ごめんね、お姉ちゃん」

 

ユフィ「…うん、良いのよ。誰にでも間違いはあるものね」

 

ランド「ごめんね、お姉ちゃん」

 

ユフィ「ふふっ、釣り竿の針を二度と人に向けて放ってはいけませんよ」

 

ランド「うん!」

 

ランドはユフィにそう言われ、返事をした。一方スハルトは呆れた表情をしていた。

 

 

それから楽しく魚釣りを続けていた。

 

 

 

ランドやライン兄妹は、ユフィ達に教えられてかなり上手くなった。ユフィもスハルトももう教えることは無くなった。そう思えた時に、セントアークからトラストさんが帰って来た。

 

トラスト「ランド、ライン、ただいま」

 

ランド「パパ!!」

 

ライン「パパ!!」

 

ランド、ライン兄妹は、父親であるトラストさんに抱きついた。ユフィ達と親しくなったとはいえ、やはり父親が一番だろう。

 

トラスト「みなさん、2人はちゃんといい子にしてましたか?」

 

ユフィ「してましたわ。頼まれました魚釣りの方もかなり上手くなりましたから」

 

ランド「パパ、魚釣り上手くなったよ!」

 

ライン「うん、パパ、ラインね、魚釣り上手くなったよ!」

 

ランド、ライン兄妹は、父親であるトラストに魚釣りが上達したことを報告している。ユフィ、マキアス、スハルトもその光景を見て喜んでいる。

 

トラスト「みなさん、本当にありがとうございました。大したお礼は出来ませんが、これをお受け取り下さい」

 

ユフィはトラストからエナジードリンクを貰った。エナジードリンクは飲み物であり、日本からの輸入品である。桐条食品の開発された飲み物で、疲労回復を促進する働きがある。帝国でも人気が出て、品薄状態が続いている。

 

ユフィ「このような物を受け取ってよろしいのでしょうか?」

 

トラスト「子供達に魚釣りを教えてくれたお礼さ。遠慮することはない」

 

ユフィ「ありがとうございます」

 

マキアス「ありがとうございます」

 

スハルト「悪いな」

 

3人は、トラストからエナジードリンクを貰った。

 

ユフィ「それでは、トラストさんわたくし達はこれで」

 

マキアス「トラストさん、エナジードリンクの飲み物ありがとうございました」

 

スハルト「またな、ランド!ライン」

 

ランド「スハルトのにいちゃん、メガネのにいちゃん、それと薔薇柄のねーちゃんまたね!」

 

トラスト「薔薇柄?」

 

ライン「パパは、気にしちゃダメ。おにいちゃんもデリカシーがないことを言っちゃダメ!またね、ユフィおねえちゃん!」

 

3人に手を振られながらユフィ達はこの場所から歩き出した。

 

歩き出してちょっとしたら、リィン達からARCUSに連絡が入る。どうやらリィン達も2つの依頼を片付けたようだ。後は南サザーランド街道に出没する魔物を倒す依頼だけになった。

 

リィン「ユフィ達は先に南サザーランド街道に出て待っててくれないか?すぐに俺達も駆けつけるから」

 

ユフィ「わかりましたわ。わたくし達は先に南サザーランド街道に出て待ってますわ」

 

リィン「了解」

 

リィンからの連絡はこれで切れる。だがリィン達がこの連絡の後に囚われの身になることをユフィ達は知らなかった。

 

 

 

ーーパルム→南サザーラント街道の外れの丘

 

依頼に書かれていた凶暴な魔物がどんなものか見に来たユフィ達。

 

先に魔物の特徴を知りたいとスハルトが言ったため、凶暴な魔物が見れる外れの丘までやって来た。

 

南サザーラント街道から少し外れた丘。別に大した丘でもないため、名前は無い。

 

その名前のない丘から凶暴の魔物を見ている。凶暴の魔物は、タイガーベアーと呼ばれる凶暴な魔物。

 

タイガーベアーは、冬場は冬眠していて出没しないが、冬眠から覚める春先にお腹を空かせて凶暴になると言われている。

 

スハルト「タイガーベアーか…冬眠からた目覚めたばかりってとこか」

 

ユフィ「…春先に山の農業で成り立っているような村、鉱山の街などで必ず被害者が出るとされるタイガーベアーですわ」

 

マキアス「この辺りも生息地なのか?」

 

スハルト「わからん。近頃生息範囲が広がっているとは聞いたことがあるが、まさかパルム近郊にまで出没するとは」

 

ユフィ「予想以上のスピードですわね」

 

そんなことを喋りながらリィン達の到着を待つユフィ達。しかし到着してもおかしくない時間になっても、リィン達が現れない。

 

マキアス「全くリィン達は何をしてるんだ?」

 

スハルト「…迷うところではないしな…またお人好しが出て人助けでもしてるんじゃねーのか?」

 

ユフィ「そんな気もしますが…」

 

マキアス「…どうかしたのか、ユフィ?」

 

ユフィ「…いえ…何でもないですわ」

 

スハルト「………」

 

マキアス「とにかく、しばらく待とう。それで来なかったらARCUSで連絡しよう」

 

ーー

 

しばらく待ったが、リィン達は来ることも連絡が来ることもなかった。太陽の陽も真上から照らし始めている。つまり昼間になろうとしている。ユフィ達の考えは、昼間までに魔物退治まで済ませるつもりでいたが、リィン達が来ないから予定通りに進まなくなっていた。

 

ユフィ「…ダメですわ、繋がりませんわ」

 

マキアス「繋がらないって…」

 

スハルト「導力電波が届かない地下に行ったとか?」

 

マキアス「地下…?何故地下なんかに?」

 

スハルト「……わからん…ただリィン達が何かの事件に巻き込まれた可能性が高くなったな」

 

マキアス「じ、事件!?」

 

ユフィ「スハルトさんの仰るとおりですわ。わたくしもそんな気がします」

 

スハルト「…西トウキョウ駅の騒動からどうやらおそらく繋がってるみたいだな」

 

ユフィ「ええ…おそらくは」

 

マキアス「……まさか!」

 

ユフィ達が一連の出来事の話をしていたら、街道の方から悲鳴が聞こえた。旅行者達がどうやらタイガーベアーに見つかって襲われそうになっている。ユフィ達はすぐに奥地から街道へ出て、タイガーベアーを囲むように立つ。

 

ユフィ「貴方方は早くパルムの方へ避難をしてください。わたくし達がタイガーベアーは食い止めますわ!」

 

スハルト「そうだな、タイガーベアーが街にでも入り込んだらヤバイな」

 

マキアス「だから僕達が食い止めるだろうが!」

 

ユフィ達は、己の得物を構える。旅行者達はお礼をのべると、パルムの街の方へ走って行った。

 

ユフィ「リィン達がいない分、わたくし達がやるしかありませんわ!」

 

マキアス「そうだな!」

 

スハルト「ああ!」

 

ユフィ達とタイガーベアーとの戦いが始まった。

 

ユフィとスハルトは、タイガーベアーに近付いて太刀と剣で攻撃する。その攻撃は、すぐに避けられる。避けたところをマキアスが導力銃を撃つ。

 

しかしマキアスが放った導力銃の弾丸は、タイガーベアーの横をすり抜けて壁に命中してドカンと音をならす。

 

スハルト「へたくそ、マキアス」

 

マキアス「な、なんだと!」

 

ユフィ「マキアスさんもスハルトさんもケンカしている場合じゃないでしょ!」

 

タイガーベアーは、そんな3人に対して、手の爪を尖らせて突進してきた。3人はすぐさま真横に飛ぶ。

 

真横に飛んで体勢を整える3人。そこにタイガーベアーは襲いかかってくる。スハルトは突進してくるタイガーベアーを自分の得物で受け止める。だがタイガーベアーの力も凄いものだ。スハルトが後ろへ押されている。マキアスは導力魔法で援護する。タイガーベアーはマキアスの導力魔法を避けるため、スハルトから距離を取る。そこへユフィが太刀で

 

ユフィ「すきありですわ!」

 

だがユフィの攻撃は、タイガーベアーの右腕で防がれる。

 

ユフィ「…中々やりますわね…ですが…力押しだけでは、意味はありませんわ!」

 

ユフィの太刀が、タイガーベアーの右腕ごと斬り裂いた。

 

ユフィのこの攻撃は、ただの攻撃ではない。彼女が最大値に力を出したわけではない。では何なのかと言えば、タイガーベアーは自らの力で、自滅したのだ。そして自滅していたところにユフィの軽い力でタイガーベアーの手が斬り裂かれたというわけである。

 

だが片方の左腕でユフィを攻撃してくる。ユフィはとっさに太刀で防御体勢を取りなんとかしようとする。そんな時、マキアスがタイガーベアーの背中に回り

 

マキアス「ユフィ君に何をする気だ!」

 

マキアスは導力銃をタイガーベアーの背中に向けて連続で撃つ。ユフィが後方へ避けると、すかさずスハルトも正面から剣を振り下ろす。

 

それだけのダメージをくらいながらもまだ立っているタイガーベアー。

 

ユフィ「…弐の型…疾風!」

 

ユフィの八葉一刀流弐の型疾風をくらい後方へ倒れていくタイガーベアー。雄叫びをあげることなく倒れていく。

 

タイガーベアーが倒れた衝撃で、砂ぼこりや地響きが鳴り響いた。

 

 

砂ぼこりや地響きがおさまった後、スハルトがタイガーベアーの生死を確認するために調べる。だがタイガーベアーはすでに死んでいた。

 

スハルト「タイガーベアーはもう死んだから安心しな…」

 

マキアス「君は全く…恐れを知らないと言うか…」

 

スハルト「恐れ…?そんなもん遠くの昔に失ったさ」

 

マキアス「スハルト、君は一体…」

 

スハルト「俺のどうこうよりもユフィもだろ…?」

 

スハルトが指差した先にはユフィがいる。そのユフィは、タイガーベアーの死骸を観察するように見ている。

 

マキアス「…まあ確かに…」

 

魔物の死骸をマジマジと見る女子も珍しいだろう。それにマキアスは入学式の後にあったオリエンテーションでユフィが他の女の子と違う姿を見ているのでさほど驚きではなかった。

 

マキアス「…想定外で倒してしまったな」

 

スハルト「まあ…そうだな。本来なら全員で倒すことになってたしな…」

 

マキアス「とにかく、一旦は宿酒場(白の小道亭)に帰って報告しよう。話はそれからだ。あと領邦軍にも報告しないとな」

 

スハルト「そうだな。今の俺達はそれしかないだろう」

 

スハルトは消え行くタイガーベアーを見ていたユフィに声をかける。

 

スハルト「ユフィ、パルムに帰るぞ」

 

ユフィ「パルムにですか?」

 

マキアス「宿酒場(白の小道亭)に帰って報告する。それからリィン達の事を情報収集しようと思う」

 

ユフィ「……わかりましたわ。まずは報告ですね」

 

そう言うと、ユフィ、マキアス、スハルトの3人は、パルムの街へ戻り始めた。

 

 

 

 

ーー南サザーラント街道→パルム

 

ーー1204・4・25・昼前→昼過ぎ。

 

予定ならば、午前中昼前にみんなでタイガーベアーを倒して昼ご飯にする予定だった。だが予定の時間になってもリィン達は来ないし、南サザーラント街道を通っていた通行人達が依頼魔物に襲われていたため、ユフィ、マキアス、スハルトの3人は通行人達を守るために戦うことになった。

 

何とかタイガーベアーを倒した3人は、仕方がないので、パルムの領邦軍の詰所の兵士に報告し、宿酒場(白の小道亭)に帰る事にしたのだった。

 

ユフィ達は、マケインに自分達が受け持った依頼をこなしたことを報告した。

 

【とある薬草を採ってきて欲しい】

 

【魚釣りを教えて欲しい】

 

【南サザーラント街道の魔物退治】

 

この3つの依頼をこなして依頼者に報告済みである。最終的にマケインに報告して終わりであるが、まだリィン達が戻ってきていないし、依頼の達成にならない。

 

マケイン「とにかく、午後もあるわけだから、先に君たちは昼食を食べていてくれ」

 

ユフィ「わかりましたわ」

 

スハルト「ああ」

 

マキアス「ええ、頂かせてもらいます」

 

3人は、テーブルの上に並べられている料理を見る。どうやら中華料理のチャーハンのようだ。

 

 

基本的に、米・卵・食用油・調味料を用いる。

 

そのほか、チャーシュー、ハム、ウインナー、ベーコンなどの肉類、エビやカニなどの海産物、ネギやタマネギなどのか香味野菜、グリーンピース、ピーマンなどが使用される。タイのパイナップル入りチャーハン、カーオパット・サッパロットのように果物を入れる場合もある。(wiki参考)

 

 

スハルト「東方の中華料理のチャーハンか」

 

マキアス「チャーハン?」

 

スハルト「簡単に説明すると、米を油で炒めたものか」

 

マキアス「お米は、東方の国々の主食だったな」

 

スハルト「そのチャーハンを帝国で食べれるとはな」

 

ユフィ「それだけ、東方の方々が帝国に移り住まれたって事ですわね」

 

マキアス「そうなんだろうな」

 

スハルト「まあ、東方と言っても大陸の大亜…今じゃ東ゼムリアとかになってるがな」

 

ユフィ「それじゃあ、頂きましょうか」

 

3人は、テーブルに置かれているスプーンを手に取りチャーハンを食べ始めた。

 

 

ーー

 

チャーハンを食べ終えたユフィ達は、スプーンを置いた。そして

 

ユフィ「こんな美味しいチャーハンを食べさせてもらってありがとうございます」

 

マキアス「美味しいかったです」

 

スハルト「うまかったな」

 

マケイン「お粗末様でした」

 

ユフィ達は、チャーハンの味を思い出しながら、今後の事を考え始めた。

 

ユフィ「マケインさん、リィンさん達の班はまだ帰って来てないんですよね?」

 

マケイン「ああ、まだ帰って来てないな。どうしたのかね…」

 

スハルト「リィン達の依頼の中に日本人移民街に行くのがあったはず…」

 

マケイン「確かにあったが、それが何か?」

 

スハルト「いや…パルムの丘から日本人移民街を見てたんだが……」

 

スハルトは、エリン草を採取した時に、パルムの丘から日本人移民街を眺めたことを説明している。その時に日本人移民街の違和感を覚えていたようだ。日本人移民街の兵士である自警団が街の中を捜索していたと。移民街から逃げた人間を探しているようではなかった。

 

日本人移民街の治めるトップも、帝国側に逃げた人間の捜索を伝えているあたり、そっちとは違う誰かが逃げたのではないかと。

 

そんな時、パルムに激震が走った。

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