【凍結】帝国の緋き皇女の軌跡~七の絆と奇蹟~   作:龍造寺

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第2章4話です。


第2章ー白亜の旧都編ー29ー4話ー5・22(15:45~)ーそれぞれの放課後。

ユフィside

 

ーー1204・5・22・夕方前・15:45・ーⅦ組教室。

 

ユフィの作ったクッキーは、旨い方に入るようで、【上出来】判定をもらった。一番旨いと判定されたのは、エマで同率でカトリーナも旨かったと男子達に言われる。3位がユフィで4位がアンジェリナのようだ。ただ普段から家事をやっているユフィ達には勝てないと、誰かが言っていた。達也が先程ラウラ達に言っていた言葉──【料理の道も剣の道と同じ】─強いやつがいてそいつに並び立ちたい、追い越したいとか考えたりするのは当たり前だろう。

 

それは、料理においても不味いとか言った人間とかに、必ず旨いと言わせたくなるような感じだろう。そんなかんだでサラ教官やってきてHRが始まったのだった。

 

サラ「良かったわね~男子は。女子の手作りクッキーを食べたんですってね」

 

スハルトとユーシスが

 

スハルト「旨いクッキーと食えないクッキーが存在したのは確か…」

 

ユーシス「なんで俺が、こんな事につき合わなくてはならないのだ。ちゃんと意見を述べたのだ。これでいいだろう」

 

ラウラ「まあ、ハチマンはともかく、スハルトとユーシスは、不味いと素直に言ってくれたおかげで、上手くなろうと思ったからな。最後まで付き合ってもらうぞ」

 

さすがラウラらしい答えだ。サラがしびれをきらしたのか

 

サラ「はいはいクッキーの話は、それぐらいにしてHRを始めたいのよね」

 

サラの一言でみんなは、席に着席する。

 

 

サラ「今日のお勤めゴクロー様。明日は【自由行動日】だから存分リフレッシュするといいわ。ただし来週の水曜日には【実技テスト】があるんだけど」

 

そろそろ実技テスト&特別実習があるとは誰もが思っていたことだ。アリサやエマが

 

アリサ「はぁ…そろそろとは思ってましたけど」

 

エマ「えっと…次の【特別実習】に関する発表もあるんですか?」

 

サラ「ええ、来週末にはまた実習先に行ってもらうわ。楽しみにしてらっしゃい」

 

マキアスとユーシスは、それぞれの反応し、ラウラは前向きな考えをもって、ハチマンと一緒にやりたいようだ。サラが

 

サラ「それと来月の半ばには─各種、高等教育授業の【中間試験】ってのがあるから」

 

エリオット「そ、それもあったっけ……」

 

 

フィー「中間試験…めんどくさそうな響き」

 

ハチマン「試験はいつもめいどいだろ」

 

スハルト「そうだよな」

 

エリオットは、そんなものがあったような感じなふりだし、フィーとハチマン、スハルトは中間試験もめんどくさそうな感じでいる。一方ガイウスは

 

ガイウス「日頃の学習の成果が試されるというとか」

 

サラ「まっ大変だとは、思うけどせいぜい学業も頑張りなさい。あたしがハインリッヒ教頭に、イヤミを言われない程度にね」

 

スハルト「…はは…サラ…本音は後者だな…」

 

スハルトの言う通りに、後者だと誰もが思った。アリサが

 

アリサ「その…分からない所を教えてくれたりとかは?」

 

サラ「あ──無理無理。そういうのは専門外だから。HRは以上。マキアス挨拶して」

 

マキアス「──はい。起立─礼」

 

そしてユフィ達のafterスクールが始まるのである。

 

 

ユフィside

 

ーー1204・5・22・夕方・16:15・トールズ士官学院・本校舎屋上。

 

Ⅶ組教室で、みんなと分かれたユフィは、屋上に来ていた。夕陽が校舎に反射しより黄昏さを醸し出していた。

 

理由は簡単だ、朝言っていた問題をどう片付けて良いものか迷っているというか考えが浮かばないのである。国の抱える問題ではなく、身近な問題、マキアス、ユーシスにマキアス、達也、リィン問題にまで広がった。

 

カトリーナは、“それは本人達の問題”だと言ってくれたが、ユフィにはそんな風に思うことが出来ない。

 

ユフィ自身も“皇女”であることを隠している。みんなに嘘をついていることに後ろめたさもある。

 

夕陽に照らされたユフィは、何だか妖艶にも見えるが、生憎マキアスも他の男子達もいない。そして北の方からひんやりとした風が吹き抜けていく。吹き抜けた風がユフィのスカートをヒラヒラと揺らす。別に捲りあげるような風がではない。

 

ふと下を見てみると、カトリーナが花壇に水をかけているのを見る。

 

ユフィ「カトリーナさん、真面目に園芸部に行ってらっしゃるんですね」

 

普段のカトリーナは、はちゃけたようにも見えるが、ちゃんとやるときはやると今日のクッキー作りでわかったことだ。彼女はしっかり者だと、ユフィは感じたのだ。

 

そんな感じでユフィはしばらく屋上にいるのだった。

 

 

達也side

 

 

ーー学生会館・学生食堂

 

ユフィと同時刻、学生食堂、学院生が学生寮に帰る前に、ここで夕御飯を食べていくか、一息をいれるために飲み物を飲むために訪れる場所なのだ。

 

達也はアリサと共に学生会館の食堂にいた。アリサはラクロス部に行く前に達也と話しときたかった。もちろんマキアスの件で。お互いに紅茶を飲みながら話している。

 

アリサ「達也、本当に大丈夫なの?」

 

達也「大丈夫だ。何とかなるだろう」

 

達也は不適な笑みを浮かべながらアリサにそう言った。

 

アリサ「そんな笑みで言われても…」

 

達也「まあ、アリサに心配かけたことは謝る。クッキーのこともだが」

 

アリサのクッキーも褒めたが、アンジェリナのクッキーも褒めたため、彼女の嫉妬を買ったのだ。それをスハルトから指摘されたのだ。それで達也も考えを改めた。

 

アリサ「まあ、クッキーのアレは…ちょっと大人げないと言うか…その」

 

達也「俺はアリサのクッキーが一番だ」

 

アリサ「な、何を言ってるのよ、達也は。は、恥ずかしいじゃない!」

 

アリサは顔を赤くしながらも嬉しくもあった。

 

達也「アリサの方こそラクロス部は大丈夫なのか?先月はああだったから」

 

先月のラクロス部の活動、Ⅰ組のフェリスとの問題。Ⅶ組の達也達とマキアスの問題のようなものだ。ただアリサはフェリスとも仲良くしたいのだが、彼女がその気がないようだ。アンジェリナは、困惑状態である。

 

アリサ「うーん、それを言われると私もね」

 

アリサは苦笑いをして、達也から目線を外した。

 

達也「エマが言っていた。俺達の問題やアリサの問題もきっかけがあれば、解決できるんだってな」

 

アリサ「きっかけ…か…。そうなのかもしれないわね」

 

達也「まあ、きっかけが何なのかはわからないが…」

 

達也は紅茶を飲みながら考えるが、わかるはずもない。次の特別実習がそのきっかけがあるのだが、まだ達也やリィンが知るよしもなかった。

 

アリサ「それじゃあ、私は部活に行くわね」

 

達也「ああ、俺からは頑張れとしか言えないが…」

 

アリサ「ありがと、達也」

 

アリサはそう言うと、学生会館の出入口の方へ向かい、グラウンドの方へ向かった。

 

 

ハチマンside

 

ーー1204・5・22・夕方・16:20・図書館。

 

図書館、ここでは学院生が勉強や本を読んだりするところである。真面目な学院生達がよく図書館で勉強をしていくのである。

 

ハチマンとラウラは、図書館で勉強をしている。ハチマン的には、さっさと第3学生寮に戻りたかったが、ラウラが勉強を教えてほしいと頼まれたから教えることにした。

 

ハチマン「歴史…帝国史の他に選択するのって、大体はリベールかガルバードじゃねーのか?なんで日本史なんだ?」

 

ラウラ「私はハチマンの国の日本の歴史が知りたい」

 

ハチマン「…まあ、ラウラがそう言うなら教えてもいいが」

 

ラウラ「ああ、教えてくれ」

 

ハチマンは、ラウラに簡単に日本史を教えることにした。

 

ハチマンは、まだ日本の学校に通っていた頃は、休み時間になったら歴史の本を初め色んな書物を読んでいた。友達もいるわけでもなく、誰かと話したいわけでもなかったから、ずっと書物を読んでいたのだ。それが今、役に立っていることに気がつく。

 

アルテリア法国はもちろん、帝国、クロスベル、リベールは、お節介なヤツが多いと思っている。日本では、ハチマンのことなんて無視している人間がほとんどだが、こちらでは違った。家族でさえ見捨てたハチマンを赤の他人達がそっと抱き締めてくれる。そんなヤツばかりだ。そう目の前のラウラもそうだ。

 

ラウラ「どうした、ハチマン?遠い世界を見ているような表情をして?」

 

ハチマン「おっ!?そんな表情してたのか俺?」

 

ラウラ「してたぞ。なんか考え事か?」

 

ハチマン「いや、考え事というか昔の事を思い出しただけさ」

 

ラウラ「…!?日本史…そうだたな…ハチマンにとっては思い出したくもない…ことだったよな…すまない」

 

ラウラは立ち上がって、頭を下げて謝罪した。ハチマンも慌てて

 

ハチマン「ラウラのせいじゃない。俺の弱い心のせいだから。でもアイツもトラウマと戦ってるんだ。だから俺も…」

 

ラウラ「アイツ?」

 

ハチマン「さっきも言ったけど、お節介なヤツの男の1人さ。ヤツの胸で大泣きしたこっぱ恥ずかしいエピソードもあるけどな」

 

ラウラ「友か…それってユフィ達を助けてくれた、教会のステイルって人間か?」

 

ハチマン「ステイル…。そうだな、俺はヤツの背中を追ってる気がする…目指す目標みたいな…ものかな」

 

ラウラ「…目指す目標…背中…私にはわかる。ハチマンの気持ちがよくわかる」

 

ハチマン「ヴィクターさんか…光の剣匠って2つ名があるからな」

 

ラウラ「ハチマン、お前にも2つ名があるだろ。雷神のハチマンや雷神ヴォルトという…」

 

ハチマン「大袈裟だな…。別にすごくはないさ…」

 

ラウラ「別に謙遜は要らないぞ」

 

ハチマン「別に謙遜なんかしてない。ラウラだって十分に強いだろ?」

 

ラウラ「いいや、私はまだまだだ」

 

ハチマン「何だか暗くなっちまったな…。もっと明るい話でも…」

 

ラウラは何かを決意したかのようにハチマンに向かって

 

ラウラ「私は、ハチマンと共に強くなりたい、ハチマンの隣に並び立ちたい」

 

ハチマン「ラウラ…」

 

ラウラの真剣な表情を見て、ハチマンは目をそらして顔を指でかいていた。ハチマンも女子にそんなことを言われたことがないからなんて答えて良いのかわからないのだ。だからハチマンなりの言葉で

 

ハチマン「俺は、そんな立派な人間じゃない。誇れるようなヤツでもない。それでも俺を目標にしてくれるのか?」

 

ラウラ「私は、そなたと出会って、色々わかったのだ。だからその…」

 

ハチマン「わかった」

 

ハチマンの中にある不安。それは雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣の事である。

 

ハチマンは、雪乃と結衣のことを信頼し始めた頃に起こった裏切り。男の依頼を2人が受け、女の依頼をハチマンが受けた。

 

これが運命の歯車が狂いだした始まりだった。

 

簡潔的に言えば、ハチマンがしたことは、2つの依頼を破綻させずに解決できる方法だった。2人を気まずい関係にしないために撃って出た作戦。この2つの依頼は、2つを達成させることは不可能に近い。

 

だからハチマンは、とある男の告白を邪魔し彼に恥をかかせないようにした。

 

だがこれがイジメという悪夢の始まりでもあった。

 

学校中からイジメられていた。

 

家でも地獄だった。妹の小町が雪乃と結衣に謝るまで口を聞かないと言った。両親もハチマンに対して厳しかった。特に父親は、ボクシングのようにハチマンの顔面を避け身体中を殴り続けた。 顔面は傷が出るからと避けただけだ。

 

両親は自分達の子供は、小町だけだとも言っている。

 

だからハチマンは、自殺未遂…日本では、死んだことになっている。アルテリア法国にハチマンの墓があることになっている。

 

日本の東京タイムズの隅の記事に、日本海の海岸に男子高校生の遺体が上がる。亡くなったのは、【比企谷八幡君】と載っていた。

 

総武中学校では、死んでくれて精々したと言われている。

 

ただ、依頼をハチマンに依頼した女子。ハチマンの告白で恥をかかなかった男子、ハチマンの友達と自負していた男子2名。ハチマンの事を気になり初めていた女子。

 

彼らは、影でハチマンが死んだことをとても悲しんでいた。

 

 

比企谷家は、ハチマンの位牌を受け取りを拒否。教会は、ハチマンのお墓の中に位牌を入れた。まあ位牌は偽物だが。

 

もちろんハチマン本人もお墓があるのは、自身も知っている。だからと言ってハチマンは何とも思っていない。

 

比企谷八幡は死んだ。今ここにいるのは、ハチマン・ヒキガヤというアルテリア法国の教会関係者ってだけだ。

 

しばらくそうやって、ラウラに勉強を教えるハチマンであった。

 

ハチマン「結構、時間が経ったが、部活は良いのか、ラウラ?」

 

ラウラ「……!?そうだったな…。もう時間だな。楽しい時間だとあっという間に過ぎるものだな」

 

ハチマン「確かにそれは言えてるな」

 

ラウラ「ハチマンは何か部活に入っているのか?」

 

ハチマン「いいや、入ってないな」

 

ラウラ「何か入りたい部活はなかったのか?」

 

ハチマン「……まあ、そうだな…。俺は帰宅部専門みたいなものだからな」

 

ラウラ「ならば、水泳部はどうだ?」

 

ハチマン「水泳部か…ラウラも水泳部だったな」

 

ラウラ「そうだ。水泳部は鍛練にはもってこいのものだからな」

 

ハチマンは、本来なら部活なんかお断りだが、ラウラの頼みであるし、彼女のスクール水着が見たい気持ちもあるのだ。

 

ハチマン「レグラムの湖で泳いでいたよな」

 

ラウラ「ああ、そうだな。エベル湖で泳ぐのは最高だ、ハチマンもそう思うだろ?」

 

ハチマン「確かに最高だったな」

 

トマス教官の修行の一環でレグラムの湖で泳ぎまくった経歴がある。ハチマンは、その時のエベル湖に沈む夕陽が最高だったことを覚えている。

 

ラウラ「いつか、また一緒にエベル湖で泳ごうじゃないか」

 

ハチマン「まあ、いつかな」

 

ラウラ「約束だぞ。それじゃあ、水泳部が活動するギムナジウムに行くぞ」

 

ハチマン「…わかった」

 

ラウラが笑顔で言ったため、ハチマンは断ることが出来ずに、水泳部にいく事になった。

 

 

ユフィside

 

ーー1204・5・22・夕方・16:30・本校舎・屋上

 

ユフィは、しばらく本校舎屋上から夕陽に染まる空や北の山々をぼぉーとして眺めていた。

 

考える許容範囲を超えたため、思考停止状態になっていた。

 

ユフィ「…わたくしは、一体どうしたらいいのでしょう……」

 

部活動の水泳部の活動時間が近づいているのだが、行く気持ちがわかない。色んな問題が、ユフィの思考を鈍らせているからだ。

 

だがユフィの問いに答えてくれる人物はここにはいない。

 

ただ自問自答だけが続いているだけだ。

 

そんな時、北の山々の方から強い風が吹いた。ユフィの金髪ロングをなびかせ、スカートを巻き上げた。彼女は慌ててスカートを押さえようとするが、中々風が強く押さえられない。

 

ピンクに白の薔薇模様が入ってパンツがモロに見えたが、誰も見てはいないし誰もいなかった。しばらくして風は収まった。

 

ユフィ「い、一体さっきの風はなんですの?」

 

ユフィはカトリーナから言われたことを思い出す。【夕方の屋上は、たまに北の山々から強い風が吹くから気をつけてね】と。

 

ユフィ「…カトリーナさんの仰ってたことは、本当だったんですね」

 

ユフィは、カトリーナの言ったことは半信半疑だった。ただ信じていれば、ちゃんとガードをしていたのにと、悔しがるのであった。するとユフィは何かに気づく。

 

ユフィ「あれ?何やら旧校舎の方角から光った気がしましたが?」

 

旧校舎方面。普通は誰も立ち寄らない場所である。Ⅶ組メンバーかサラ達のような教官でしか近づかない。

 

ユフィは気になったので、旧校舎の方へ行ってみることにする。

 

 

 

 

旧校舎の方は屋上の風と違い、風がひんやりしていて肌寒いくらいである。ユフィは、一瞬ブルっとなった。

 

ただ相変わらずシーンとしていて不気味な感じがする場所である。そして旧校舎の場所に何故かベンチがある。そしてそこに誰かが寝ているようだ。どうやらフィーがベンチに寝ている。

 

 

 

ユフィは隣に座り、自身の上着をフィーにかけてあげた。何故ならスカートが捲れて、黒のパンツが丸見えになってたからだ。ユフィはちょっと赤くなる。フィーでさえ、大人っぽいパンツをはいていて、自分自身のパンツは子供っぽいと思ってしまったのだ。すぐに頭をブイブイと振り、辺りを見渡す。

 

ユフィ「それにしてもこの旧校舎の近くに来てしまいますと、益々不思議な感じがしますわね」

 

前にも説明をしたが、ドライケルス大帝がトールズ士官学院を設立する前から、この地に存在すると言われている。

 

それは本当になのだろうか?とユフィは考える。今まで誰もわからなかったものが、これから先自分達Ⅶ組が、調べていって…分かる日がくるのかなと。そんなことを考えていたら、フィーが起きたようだ。

 

フィー「ん…ふわぁぁ──ユフィいたんだ」

 

ユフィ「うん。ちょっとぶらぶらとしていましたら、フィーさんが旧校舎の方のベンチで寝てらっしゃいましたから」

 

フィー「あっ…そうだった。エマから勉強を教えてもらうはずだった…。それじゃユフィ行くね。それと上着をかけてくれてありがとうね」

 

ユフィ「ううん、どういたしまして。でもフィーも女の子なんですから、あまりこういう所で寝たらダメですよ。どうしてもダメなときは保健室のベッドで寝てくださいね」

 

ユフィが保健室のベッドで言っだが、すでに保健室のベッドは使用しているとフィーが言った。

 

ベアトリクス教官、トールズ士官学院の保険室の先生である。元々は帝国軍の衛生兵師団のエキスパートだった人物である。今は退役されている。フィーがユフィのブラウスの袖をくいくいとする。

 

フィー「それより…ユフィ気づいてる?」

 

ユフィ「気づくとはなんでしょうか?」

 

フィー「この建物。先月からまたかなり構造がかなり変わってるよ」

 

ユフィ「え!?」

 

フィー「じゃーね、ユフィ」

 

フィーはそう言うと走って行ってしまった。

 

ユフィ「かなり変わってる…?」

 

ユフィは旧校舎の扉の方を見たが、今日は遅いし、明日改めて、達也と入って見る必要があると考えた。

 

 

ユフィ「それにしてもフィーさん、旧校舎を1人で調べていらっしゃいましたの?でも扉には鍵が閉まってますし、まさかですわよね?」

 

 

そう考えながらユフィは旧校舎から出ることにする。

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