【凍結】帝国の緋き皇女の軌跡~七の絆と奇蹟~   作:龍造寺

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シェルファニール編4話です。


4ー4ー5・23→5・24ー過去(平塚春雪)との決別。

ーー1204・5・23・昼間・四葉宗家屋敷内

 

帝国→日本→四葉家宗家屋敷

 

シェルファニールが日本での最初の会談である。四葉家は、エレボニア帝国と交流をいち早く始めた。同盟関係になったのは、ギリアス・オズボーン、四葉真夜との結婚からである。

 

今でも革新派との同盟を結び、帝国においての四葉家の力は強めてると言っても良い。帝国だけでなく、リベールとも関係強化のために、深夜の娘であり、深夏を留学という手段を使っている。

 

深夜「貴女が、義兄の仰っておられたシェルファニールさんですか?」

 

シェルファニール「はい、シェルファニール・ソレイユです」

 

深夜「私が四葉家当主である四葉深夜ですわ。以後お見知りおきを」

 

シェルファニール「こちらこそ、お願いします」

 

シェルファニールは、ソファーに座り深夜は喋り出す。日本での役目を説明される。

 

シェルファニールの日本での役目は、獅童一派、反帝国新共和国派の人間の始末、日本を帝国色に染めるためである。

 

オズボーンの計画の一部は、日本も含まれるから、障害物は取り除くに越したことがない。

 

普段は学生として暮らしてもらうため、第1高校に通ってもらう。四葉の推薦状がある以上、他の十師族も逆らえない。

 

シェルファニールの住む場所は、八王子の一等高級タワーマンションの最上階。そのタワーマンションの所有者は四葉家であり、管理者はFLT社である。

 

シェルファニールは、四葉の支援で日本での活動を開始する。

 

シェルファニールは、第1高校に6月1日付きで転校する。

 

1ー1組、十師族のご子息、ご息女がいるクラスへ編入されることになる。

 

第1高校内で、シェルファニールは、自分の勢力拡大のために、日本国内にあった反魔法団体ブランシュを影響化に入れる。

 

6月1日まで時間があるので、平塚春雪時代だった頃のあの場所やとある場所へ足を運んでみる。

 

ーー1204・5・24・昼間・八王子・タワーマンション・クローバー→千葉県◯◯市・平塚家

 

シェルファニールの服装は、ロングスカートにブラウスにクロスベルのブランドの鞄、日本のブランドのヒールという格好である。

 

シェルファニールは、あまり良い気持ちがしなかったが、平塚春雪だった時の家にやって来た。

 

シェルファニール「前だったら、吐き気や動悸に襲われそうになりましたが、今では何ともありませんわね」

 

本来なら安らげる場所でもある自宅が、春雪にとって安らげる場所ではなかった。地獄でしかなかったのだから。

 

だが今は幸せに満ちている。シェルファニールとして、女としてルーファスを愛しているから。

 

彼女が耳を澄ませていると、家の中の声が聞こえる。

 

小雪「お母さん、あのバカ兄貴ってどうなったの?」

 

雪「全く、あの無能息子はどこに行ったのかね」

 

春政「春雪がいなくても別に構わないさ、娘の雪子、小雪がいるから大丈夫だよ」

 

小雪「そうね、あんなブサイク兄貴いらないし…死んでくれて正解だったね」

 

雪「小雪、死んだってあのバカ息子は死んだって?」

 

小雪「うん、総武中では死んだ事になってるよ…不良グループの誰ががバカ兄貴を殺して焼いたって……」

 

父親の春政も母親の雪もいなくなったことには驚きは無いが、不良グループに殺されたって聞いて青ざめた。

 

春政「こんなこと、十文字宗家にバレたらどうするんだ?」

 

雪「あ、あ、そうだ、春雪は病気で死んだことしよう」

 

春政「それが、いい…宗家にバレなきゃ良いのだ」

 

雪「十文字宗家と平塚家宗家にバレなきゃ良いわよね、小雪もわかった?」

 

小雪「病気で病死?殺されたんでしょ?なんで変えるの?」

 

雪「殺されたとわかれば、警察の加入や十文字宗家、平塚家宗家から調べられてしまうでしょうが!」

 

それを聞いたシェルファニールは、怒りが込み上げてきて、黒い炎が出でいる。おまけにロングスカートがヒラヒラと巻き上がって、素足が丸見えに。黒い炎がシェルファニールの心を憎しみに満たしていく。しかしシェルファニールはそれを抑える。

 

シェルファニール「まだ、その時じゃないわね」

 

そう言って、黒い炎を抑え込む。黒い炎によって出来た黒い炎の風は収まった。かつての自宅だった平塚家を見ながら

 

シェルファニール「お父さん、お母さん、そして妹の小雪、精々、短い時間だけど楽しみなさい」

 

シェルファニールの目は、何時もの優しい目ではなく、復讐者の目をしていた。

 

そしてシェルファニールは、平塚家から立ち去っていく。

 

二度とこの地には戻ることはない。

 

 

ーー1204・5・24・昼過ぎ・千葉県の廃工場

 

千葉県のとあるエリアの場所まで着ていた。そう春雪がこの廃工場でとある不良グループによって、殴り付けられた後で、火をつけられた場所だ。

 

やはり火がついて廃工場は燃えたようだ。ほとんど何も残っていない。焼けた鉄骨が所々に残っているだけだ。

 

だが連中はそんなところにもいたのたった。

 

しかしシェルファニールが捜している不良グループではない。どうやら違うグループがこの辺りをいるようだ。

 

そんな中、シェルファニールは、廃工場跡の中を歩いていく。ヒールのコツコツとする音で、グループの連中は、音のする方へ振り向く。

 

不良1「なんだ?」

 

不良2「ここは女が1人で来る場所ではないぞ」

 

不良3「そうだぞ、女の子が1人でこんなことに来ちゃ襲ってくれと言ってるようなものだぞ」

 

不良4「それとも、それがわかってるから来たのかな?」

 

シェルファニール「ふざけたことは言わなくても良いです。この辺でたむろしていた連中はどこに行ったのかしら?」

 

不良1「この辺にいた連中だと?そいつらは確か…国のなんか偉い連中に連れていかれたぞ?」

 

シェルファニール「国の偉い人間に連れていかれたって…」

 

彼女は考えた。自分を殺したくらいで出世出来るわけがない。あの連中は大物の誰かと繋がりがあるってことになる。

 

不良1「そんなことより、俺達と遊んでいかないか?」

 

シェルファニール「貴方達と遊んでる暇はないのよ」

 

シェルファニールは、死神の鎌、デスサイズを取り出す。それは仰々しくそれでいてとてつもなくヤバい雰囲気を漂わせていた。彼女の目は、赤く染まっている。そしてそれを不良達に対して構える。

 

不良3「なんだ、こいつ!」

 

不良4「死神の鎌!マジでヤバいぞ、こいつ!」

 

不良3と4はその場から逃げ足す。しかし彼女が逃がすはずもなく

 

シェルファニール「逃がすわけないでしょ!」

 

不良3と4は、高速で飛んできたシェルファニールに対して何も出来なかった。ただ殺されるのを待つだけだった。

 

シェルファニール「デス、エンド…」

 

シェルファニールは、不良3と4の首もとにデスサイズを持っていきそのまま首を刈り取る。不良3と4の鮮血が飛び散る。

 

不良1と2がそれを見て、すすぐさま逃げ出す。シェルファニールは、舌打ちをしてから、十文字家の18番の魔法【ファランクス】を発動させる。

 

不良1と2は、ファランクスにより、地面に押し潰される。彼女は、威力をさらに上げて、不良1と2を完全に押し潰した。不良1と2が押し潰された後には、小さなクレーターがあり、そこには真っ赤な水溜まりが出来ていた。

 

シェルファニール「……なんともあっけないものね…」

 

シェルファニールは、乱れたロングスカートを綺麗にする。そして、工場跡の場所から、自分の生徒手帳、スマホを見つけた。

 

シェルファニール「…私の生徒手帳とスマホ…よく火災から燃え残ったものです…」

 

シェルファニールは、春雪だった時の生徒手帳とスマホを拾い、自身の鞄に入れた。

 

シェルファニール「後は、あの不良どもの行方を捜さないとね」

 

彼女は再びコツコツと工場跡の外へ出ていった。

 

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