【凍結】帝国の緋き皇女の軌跡~七の絆と奇蹟~   作:龍造寺

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芳澤すみれ編19話です。


19ー19ー5・22(13:45〜)ー共和国支部の闇

すみれside

 

ーー1204・5・22・昼過ぎ・13:45・リバーサイド・ゴールド・マウンテン共和国支部屋上

 

新体操部の合宿のリバーサイドのホテルから、ゴールド・マウンテン共和国支部の近くのカフェで相方のジュディスを待つ。すみれが到着して10分後に変装したジュディスがやってきた。

 

そして、すみれとジュディスは、共和国支部の方へ向かう。侵入経路は、怪盗らしく屋上から内部へ侵入する。

 

もちろんヴァイオレット、グリムキャッツに変身し姿を消す魔法を使って。

 

ヴァイオレット「共和国支部はどうやら一枚岩ではなさそうです」

 

グリムキャッツ「一枚岩ではない?」

 

ヴァイオレット「アレから調べたんですが、共和国支部も問題を抱えてるみたいです。谷垣支部長は、共和国政府、CIDに対して協力的みたいですが、天河警備室室長は、あまり良くは思ってないようです」

 

グリムキャッツ「先月の帝国支部の問題から共和国支部も監査の対象になったわけか。まあきな臭い噂は、前々からしてたし」

 

ヴァイオレット「共和国支部の機密情報ってやっぱり警備室が握ってる可能性は高いですよね…」

 

グリムキャッツ「普通に考えればそうよね。普通に訪れても教えてはくれないでしょうね」

 

ヴァイオレットは、懐からスマホを取り出す。そしてイセカイナビ、メメントスと口にする。すると空間が歪みメメントスが現れる。

 

ヴァイオレット「やはり、共和国でも使えた…」

 

グリムキャッツ「……パレスが現れた!?」

 

ヴァイオレット「人間1人のパレスじゃないです。大衆のパレスって言った方が良いのかな」

 

グリムキャッツ「大衆ね…人間には欲がある。その欲望が強い人間はパレスがあり、それ以外はメメントスにある…。すみ、コホン、ヴァイオレットから聞いた時は半信半疑だったけど、実物を見ると信じないわけにはいかないわね」

 

ヴァイオレット「まだ半信半疑だったんですか…。というかグリムキャッツもパレスとかは知ってたじゃないですか?」

 

グリムキャッツ「そ、それは…お婆様から聞いたくらいしか…」

 

ヴァイオレット「お婆様ですか…」

 

グリムキャッツ「お婆様は、ずいぶんと知っているみたいだったけど、本当に人の欲がこんな世界を生み出すなんてね。まあ、この私が言うのもあれだけど、私も貴女も一般社会から言えば変わってるんでしょうけど」

 

ヴァイオレット「そうですね、不思議な力を使える時点でそうなりますよね。おしゃべりはここまでにして、ゴールド・マウンテン共和国支部がある方へ行きましょう!」

 

グリムキャッツ「そうね…それに何だか面倒な奴らも出てきたみたいだし!」

 

ヴァイオレット「そうですね」

 

ヴァイオレットは、懐から太刀を取り出し、グリムキャッツは、鞭を取り出した。

 

ヴァイオレット「共和国支部へ走りましょう!」

 

グリムキャッツ「そうね!」

 

ヴァイオレットは、太刀でシャドウを斬り裂き、グリムキャッツは鞭で薙ぎ払う。そんな感じで共和国支部のあるエリアに向かうのだった。

 

 

ーーメメントス内ゴールド・マウンテン共和国支部

 

メメントス内、ゴールド・マウンテン共和国支部は不気味に立ち誇っている。現実のゴールド・マウンテン共和国支部とは似ても似つかない不気味な共和国支部。

 

ヴァイオレット「…欲望が溢れだした感じがするパレス擬きですね」

 

グリムキャッツ「それだけ、共和国支部の支部長が欲望を垂れ流しているんじゃないの?」

 

ヴァイオレット「そうかもしれませんが……とにかく調べてみましょうか」

 

ヴァイオレットとグリムキャッツは、ゴールド・マウンテン共和国パレスに侵入する。中は会社ではなく、どこぞの奴隷工場のようにも見える。

 

グリムキャッツ「なんなの、これが会社なの?」

 

ヴァイオレット「おそらく、このパレスの持ち主は、現実でこんなことを思っているんでしょうね」

 

グリムキャッツ「最低最悪なのは確定ね」

 

すると奴隷社員達の上司と思われる制服を来た人間が

 

上司「オメーら、タラーレ次長のために働け。タラーレ次長がいずれは、共和国支部の支部長になられるお方だ!今の谷垣は話にならない。我々のために尽くしていないのだから」

 

奴隷達「イエス、タラーレ次長の出世のために命を削ってでも頑張ります!」

 

上司「それでいい!それが貴様らのためになるのだからな」

 

奴隷達「イエス、我々のために!タラーレ次長のために!」

 

そんな彼らを見ていたグリムキャッツは、助けようと向かおうとするが、ヴァイオレットに止められる。

 

グリムキャッツ「彼らを助けないと!」

 

ヴァイオレット「彼らを助けても無駄ですよ」

 

グリムキャッツ「何故?助けるのは普通でしょ!」

 

ヴァイオレット「前にも説明しましたが、ここは認知世界、このパレスの主が作り出したモノ。この主が現実世界の人間をこのように見てるということでしょう。ここの人達を助けても現実世界の彼らが救われるわけではないです」

 

グリムキャッツ「本当に腹立たしいわね」

 

ヴァイオレット「ええ、腹立たしいです。先ほどの上司が言っていたタラーレ次長という人を探しましょう」

 

グリムキャッツ「谷垣支部長を蹴落として、タラーレ次長が成り変わるとか言ってたわね…」

 

ヴァイオレット「おそらくこのパレスも谷垣支部長のモノではなくタラーレ次長のパレスで間違いはなさそうですね」

 

グリムキャッツ「タラーレ次長を探せば良いのよね?」

 

ヴァイオレット「ええ、タラーレ次長を探しだし問い詰めてみましょう!」

 

ヴァイオレットとグリムキャッツは、タラーレ次長を見つけ出すために走り出した。

 

 

 

すみれside

 

ーー1204・5・22・昼過ぎ・14:00・タラーレパレス内

 

タラーレパレス内をタラーレ次長を探し回って、やっと本人の居場所を突き止めたヴァイオレットとグリムキャッツ。居場所を突き止めるため、タラーレ次長の部下と戦闘になってしまったが。ただ鴨志田や斑目のようなパレスでないにしろ、一般人の欲深さとは違うようだ。巨大な悪事の主の元にいると、普通の人間でさえ欲に包まれるようになるようだ。

 

グリムキャッツ「タラーレの部下達を締め上げてはかせても良かったの?」

 

ヴァイオレット「大丈夫ですよ、私達があの部下さん達を改心させたみたいにはなったでしょうが。少なくても死なないので安心してください」

 

グリムキャッツ「わかったわ。それにしてもヴァイオレット、貴女、尋問術とか知ってるわね」

 

ヴァイオレット「ええ、とある方から教えてもらったんですけどね。まさか使うことになるなんて思わなかったですけれど」

 

グリムキャッツ「とある方ね…。貴女もとんでもない知り合いがいそうね…」

 

ヴァイオレット「顔が広いってだけですよ。話しているうちにタラーレ次長の部屋ですよ!」

 

グリムキャッツ「…な、なんなのあれは。まわりは…貧相なのに次長の部屋だけ立派なのよ!」

 

ヴァイオレット「このパレスの主に着々と進んでいる証拠ですね。このままだと、ここの今の主を殺し自身が主になって変わる可能性も…」

 

グリムキャッツ「そうなったらどうなるのよ?」

 

ヴァイオレット「それは…現実世界でも乗っ取られる可能性もあります。だから今のうちに摘み取るしかありません!」

 

グリムキャッツ「……わかったわ」

 

ヴァイオレットとグリムキャッツは、タラーレ次長のパレスである部屋へ入る。そこはいかにもと言ってもいいくらいのブランドで固められた部屋である。そこにはタラーレ次長が窓を

 

タラーレ「侵入者とはお前達の事か?」

 

ヴァイオレット「貴方がタラーレ次長ですね」

 

タラーレ「そうだが、私の城に土足で踏み入るとは、どういうことになるのかわかるか!」

 

グリムキャッツ「何が私の城よ!自分達の会社の社員を奴隷のように見て、扱ってどういうつもり!」

 

タラーレ「社員を奴隷と思って何が悪い?それが悪いことなのか?誰だってやっているだろうが!帝国も共和国も日本も他の国の連中だって同じさ。だったら私だってやってやるさ!どっちにしろ谷垣支部長ではどうにもならないからな」

 

タラーレは、そう言いながらシャドウに食われながらもニヤニヤしている。気持ちの悪い姿になり

 

シャドウタラーレ「…お前達、私が共和国支部長になるための生贄になることだな!」

 

ヴァイオレット「グリムキャッツさん!やれますか!」

 

グリムキャッツ「やれるわよ、ヴァイオレット!」

 

ヴァイオレットは、太刀を構え、グリムキャッツは、鞭を取り出した。

 

シャドウタラーレ「ひゃはっ!気持ちがいいぜ!」

 

シャドウタラーレは、右腕を鞭のように振り回す。ヴァイオレットとグリムキャッツは揃って避ける。右腕が直撃したタラーレパレスの壁が粉々に粉砕される。

 

シャドウタラーレ「チョロチョロと小賢しい小娘どもが!」

 

シャドウタラーレは、再び右腕を鞭のように振り回す。

 

グリムキャッツ「はっ、何度も同じ手は食わないっての!」

 

シャドウタラーレ「果たして先程と同じかな?」

 

ヴァイオレット「……!グリムキャッツ!後ろ!」

 

シャドウタラーレの右腕の先から鋭い刃が見えた。その刃がグリムキャッツの背中を狙っていたのだ。それに気がついたヴァイオレットは、グリムキャッツへ叫んだ。ヴァイオレットは叫ぶたけではなく、太刀を鋭く振り抜く。

 

ヴァイオレット「紅葉斬り!」

 

シャドウタラーレの右腕を切り落とすことに成功する。しかしすぐに切り落とされた右腕はすぐに再生してしまう。

 

ヴァイオレット「再生能力!」

 

グリムキャッツ「再生能力を持ってるなんて厄介ね!」

 

シャドウタラーレ「どうだ!お前達がいくら攻撃しても再生能力で回復するんだ。お前達に勝ち目はないのだよ!」

 

ヴァイオレット「……奥の手を使うしかないですね」

 

グリムキャッツ「奥の手…?」

 

ヴァイオレット「まあ、見ていて下さい」

 

そういうとヴァイオレットは、懐から何かを取り出す。取り出したモノは紙切れのようにも見えるが、七耀教会の人間が使うルーン魔術のようにも見える。

 

グリムキャッツ「それって、ルーン魔術!?」

 

ヴァイオレット「ええ、ルーン魔術です」

 

グリムキャッツ「ヴァイオレット、貴女、ルーン魔術まで知ってるなんて…」

 

シャドウタラーレ「な、なんだんだよ!」

 

ヴァイオレット「……私は別に殺しはしません。ただ邪悪な心を浄化するだけです。それで改心するでしょうし」

 

シャドウタラーレ「…改心だと…お前…まさかあの鴨志田の…ぎゃあ!!!」

 

ヴァイオレットは、シャドウタラーレが何か言おうとしたが、ルームの紙切れが彼の回りに魔法陣を描くように配置され、そして魔術を発動させ邪悪な心を浄化させ始めた。

 

 

 

 

シャドウタラーレ「ぎゃあー!!!」

 

 

魔法陣の光は、そのままシャドウタラーレを包み込みながら、邪悪の心をそのまま浄化していったのだった。

 

魔法陣の光が消えると、そこにはシャドウタラーレが立っていた。だが邪悪な感じは消えている。

 

シャドウタラーレ「私は、いったいどこで間違えたのだろうか…次長になったときだろうか?いやプロジェクトリーダーになった時、ライバルを蹴落としたときからか」

 

シャドウタラーレは、その場に座り込み、昔話を話しだした。

 

シャドウタラーレ「自分の出世のために他人を蹴落としてきた…なんて酷い人間になってしまった。ゴールド・マウンテンの本社に入社した頃は、熱き志しを持ってたと言うのに…」

 

ヴァイオレット「会社に入社して、会社という組織にもまれて、次第におかしくなったと?」

 

シャドウタラーレ「そうだな。最初は上司や同僚に対しても意見を言っていた。だがだんだんとそういうことに疲れてしまったのさ。上司は同僚はお前が間違っていると問いただされた」

 

シャドウタラーレは、ポツリポツリと自身がおかしくなった件も話していた。自身を追い詰めた人間達は、自身が出世することにより、本社から地方へ飛ばしたりしたようだ。

 

グリムキャッツ「なるほど、それで復讐したってわけね。1つ聞くけど、それで満足したの?」

 

シャドウタラーレ「……いいや、満足などしなかった。ただ虚しさだけが、私を満たしていった。こんなことを私は望んでいたのか、こんな結果を見なくてやってはいなかったはずだと。こんな私に古株の悪野泰輔という専務に次長にならないかと誘われた。専務は支部での私の功績を称えてと言っていた。だが私はおかしいなとも思いながらも承諾してしまった。共和国支部は、元々本社への出世コースのために設立されたのに、今では帝国支部の尻拭いまでするようになってしまった。まあその帝国支部は閉鎖されだがね」

 

ヴァイオレット「タラーレさん、1つお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

シャドウタラーレ「なんだね?」

 

ヴァイオレット「支部長の谷垣さんは、どんな方でしょうか?」

 

シャドウタラーレ「谷垣弥太郎、バカがつくぐらい、熱い男だ。アイツは本社から共和国支部の支部長になったんだ。仕事も出来るヤツで、詐欺の画家の斑目の絵も疑問を持ちながら購入していた」

 

グリムキャッツ「詐欺ってわかってるのなら、何故購入を?」

 

シャドウタラーレ「共和国支部の人間を、カルバードの人間を人質に取られれば、そうするしかなかっただろう」

 

グリムキャッツ「人質!?斑目は画家の巨匠と言われてるだけで、カルバードを脅せる権力を持ってるわけ!?」

 

ヴァイオレット「ええ、タラーレ次長のおかけで、斑目はどうやら日本の獅童派、帝国の貴族派、共和国の反移民派と繋がってるのは、確証を持っていると断言できるというわけですね。斑目から共和国の反移民派に命じて、共和国支部を攻撃をすると言われたのですね?」

 

シャドウタラーレ「ああ、そのとおりだ。悪野専務は、今回のことは、かなり気にしていたのだ。今考えれば、慌てて出たみたいだね。帝国支部の件、斑目の盗作の件、そのあたりで、イライラがつのっていったのだろうが、とにかく悪野専務には、気をつけろよ。彼は、共和国の闇と付き合いがあるようだ。それだけではない、猟兵団との付き合い、いや取り引き先を持っている。お前達も十分に気をつけろ」

 

シャドウタラーレは、それだけ言うと、再び光に全体が包まれて、彼は元の姿に戻り現実の自身に戻っていった。

 

 

すみれside

 

ーー1204・5・22・昼過ぎ・14:30・タラーレパレス内

 

シャドウタラーレから、悪野専務という人物の話を聞いたヴァイオレットとグリムキャッツ。悪野専務は、タラーレや谷垣が就任する前から専務として、共和国支部に居座っているようだ。タラーレ自身も悪野専務から誘われ共和国支部の次長になったようだ。

 

ヴァイオレット「悪野専務は、タラーレ次長の心の隙間に入り込み、自分の思い通りになる人間を作ろうとしたんでしょうか」

 

グリムキャッツ「人の弱みに付け入ってるのは確かなようだけど、思い通りになる人間を作ろうとしたのかまでは、わからないわね」

 

ヴァイオレット「そうですね、とにかく今は現実世界に戻りましょう」

 

グリムキャッツ「そうね」

 

ヴァイオレットとグリムキャッツは、メメントスから現実世界へ戻ってくる。しかしゴールド・マウンテン共和国支部内には、警察と遊撃士がやって来ている。

 

ジュディス「すみれ、警察や遊撃士が来てるわ。どういうことかしら?」

 

すみれ「メメントスの事で、通報されるはずは無いはずです。他に支部に何かあったのでしょうか?」

 

ジュディス「そうね、そう考えるのが妥当よね」

 

すみれとジュディスは、共和国支部の人気のないところから様子を伺っている。すると2人の男女が話している。

 

順平「しかし、どこから魔物を呼び出すかね❝影時間❞や❝マヨナカテレビ❞じゃあるまいし」

 

ゆかり「シャドウならそれで説明ができる。でも魔物となるとそれでは説明ができない」

 

順平「うーん、真田さん達がわからないものは、オレらがわかるわけないよな…」

 

ゆかり「わからないままには、しておけないでしょ!私達は仮にもCIDの外部諜報部員なんだから」

 

順平「へいへい、そうでしたね」

 

ゆかり「とにかく、何でも良いから魔物を呼び出した証拠を見つけ出すわよ!」

 

順平「ゆかりっち…わかった、オレも共和国でもまれて来たんだ!逃げ帰るこだけはしねえ!ダサい姿はチドリには見せねえって誓ってるしな!」

 

ゆかり「お熱いことで。とにかく証拠を見つけるわよ

!」

 

順平「おうよ!」

 

そう言ってゆかりと順平は、再びゴールド・マウンテン共和国支部内に入って行った。

 

ジュディス「さっきのは、特撮女優のユカリ・タケバと野球選手のジュンペイ・イオリじゃないの!」

 

すみれ「ユカリ・タケバ、ジュンペイ・イオリ…日本の方ですか?」

 

ジュディス「ええ、出身は日本だったはずよ。ただあの2人がCIDの人間だったなんて、気をつけないとね」

 

すみれ「あの2人が言ってた❝魔物❞とはなんでしょうか?」

 

ジュディス「街道のハズレにいる魔物ではなさそうよね。呼び出したとか言ってたし」

 

すみれ「あの2人が言っていた❝影時間❞や❝マヨナカテレビ❞とはいったいなんだのでしょうか」

 

ジュディス「私に言われてもわからないわよっ」

 

すみれ「そうですよね」

 

ジュディス「まあ、私のお婆ちゃんなら知ってるかもしれないけど」

 

すみれ「お婆ちゃんがですか…」

 

ジュディス「田舎のお婆ちゃんなら知ってるかもってだけよ。ただ最近実家に帰ってないしね」

 

すみれ「さっきの2人が言ったことも大事ですけど、悪野専務を調べるのが先ですよね」

 

ジュディス「まあ、そうね。ただ警察や遊撃士が来ている以上これ以上は調べられないわね」

 

すみれ「ええ、私も新体操の合宿で来ているので、これ以上は続けられません。練習時間とかもありますし」

 

すみれのスマホがピピッと着信がなり、すみれはそれを見て苦笑いをする。

 

ジュディス「そう言えば、貴女は学生だったわね。まあ、良いわ、これからは私が1人で調べるわ。何かわかったら連絡してあげるわ」

 

すみれ「ありがとうございます、ジュディスさん」

 

ジュディス「すみれ、新体操の練習頑張りなさいよ。学生の本文は、学園生活をせいっぱい楽しむことなんだから」

 

すみれ「はい、ありがとうございます、ジュディスさん」

 

すみれとジュディスは、軽い会釈するとすみれは、合宿先のホテルへ帰り始めた。彼女の背中を見送ったジュディスは

 

ジュディス「さてと、調査の続きでもしますかね」

 

ジュディスはそっと立ち上がるとどこかに歩き始めたのだった。

 

すみれとジュディスが再び顔を合わすのは、6月の半ばになる。

 

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