緑が生い茂、朝日が差し込む森の中で麦わら帽子を被っている女性が右手に持つ鉛筆でスケッチブックに絵を描いている。スケッチブックの中には綺麗な花の絵が描かれていく。
しばらく時間が経ち絵が完成すると、女性は満足そうにスケッチブックを肩下げのバッグの中にしまうと、彼女は鼻歌を歌いながら歩き始める。数分歩くと木造の家の目の前に着いたのでその玄関の扉を開けて中に入ると、九本の尻尾を生やした青年が出迎えた。
「おかえり菊花」
「ただいま慶」
二人はハグをした後にリビングへ向かった。菊花と慶は4年前に結婚していた。しかし、二人は人間と妖怪。この結婚を快く思った人物は全くいなかったけれでも二人は結婚する事を押し通した。その結果、菊花は両親に縁を切られてしまったので慶はそんな菊花の為に、森の中に家を建てて一緒に住むことにした。さらに慶の提案で、家の場所はごく僅かな人物にしか知らされていなかった。
二人はリビングで楽しく朝食を食べていると、玄関から扉をノックする音が聞こえた。ノックをする人物が誰なのか確認する為に二人で玄関に向かい扉を開けると、そこには一匹の狐がいた。
「どうしたのかしら?迷子?」
「俺が聞いてみるよ」
菊花はしゃがんで問いかけたが狐は首を横に振るので、次に慶がしゃがんで狐を見ながら何か話し始めた。どうやら狐にしか分からない言葉を使っているらしく、菊花には何を話しているのかさっぱり理解できなかった。しばらく話していた慶は立ち上がり、眉間に皺を寄せる。
「なんて言ってたの?」
「なんか俺の弟が急ぎの用事があるから急いで来てくれって言ってるみたいなんだよ」
「さっきからどうしたの?」
菊花には何が慶をそこまで警戒させているのか分からなかった。慶は表情を変えずに続ける。
「だって今まで連絡を取ってなかったのにいきなり連絡をしてくるって……不自然じゃないかな?」
それを聞いた菊花は顎に手を当てて普段連絡を取っていない相手に突然連絡を取るとは一体どんな状況なのかを考える。
「もしかしてお父さんが死んじゃった……とか?」
菊花がボソッと言った事を聞いた慶は靴も履かずに玄関から飛び出していた。菊花は玄関から大きな声で慶を引き止めようと試みたが、慶は一度立ち止まり振り返って菊花の事を見た。
「お昼頃に俺は帰ってくるから安心してって!」
慶はにっこり笑った後、また走り出した。菊花はやれやれと言いたげな顔をしながら取り残された狐を自分の顔の高さのところまで抱き上げる。
「慶が帰ってくるまで私の相手をしなさいよ」
ニヤニヤしながら意地悪そうに言うと狐は必死に首を横に振る。菊花はどうすればこの狐を釣ることができるのかを考える。
「じゃあご飯作ってあげるから!」
菊花がウインクをしながら言うと狐は嬉しそうに首を縦に振った。
「じゃあ決まりね!」
菊花は狐を抱えたままリビングへ向かう。何をあげれば良いか分からなかった菊花はとりあえず魚を焼き、それを皿に乗っけて狐に差し出した。狐はそれをむしゃむしゃと食べ始めた。
「慶みたいに美味しく食べるわね」
菊花はその光景を椅子に座って微笑みながら見ていた。焼き魚を食べ終わった狐は皿を咥えて菊花の足元に置いた。
「偉いわねあなた」
菊花は身体を曲げて皿を右手で持ち、左手で狐の頭を撫でた。狐は気持ち良さそうに目を細めている。
「おいで!」
菊花は姿勢を戻して机の上に皿を置いて両腕を広げると、狐は菊花の胸に飛び込んだ。
「慶程じゃ無いけど気持ちいいわね」
菊花は狐を膝の上に置き尻尾を撫でていた。余程それが気持ちよかったのか狐は眠り始めてしまった。
「ありゃりゃ……これじゃ動けないわね」
狐の頭を撫でながら菊花は狐を起こすか考えていた。
「しばらく慶も帰ってこないし……ちょっとだけ寝ようかしら」
そう呟いて菊花はそのまま眠りについた。次に菊花が目を覚ましたのは夕方であった。先に目を覚ましていた狐が顔を舐めて起こしたのだ。
「うーん……どうしたの?」
菊花は眠そうに目を擦りながら狐を見ると、狐は机の上に座り皿を舐めていた。
「あーお腹が空いちゃったのね。でも慶が帰ってくるまで待っててね!」
菊花はそう言いながら窓から空を見るともう夕方であった。慶はお昼には帰ってくると言っていた。それなのに慶はまだ帰って来ていないのだ。
「きっと弟さんとつまらない話しでもしてるんでしょうね」
菊花は呑気な事を考えながら椅子から立ち上がり、狐と自分の分のご飯を作りって早めの夕飯にした。ご飯を食べ終わった菊花達はただひたすら待った。狐には慶が帰ってくるのを待つ理由は無い。恐らく食事までいただいてしまったのだから最後まで付き添ってやろうと思ったのだろう。
しかし慶は夜になっても帰って来なかった。その次の日もそのまた次の日も。もう待っていられなくなった菊花は狐を抱いて家からでた。
「とりあえずあそこに行ってみましょうか」
菊花は狐にそう言ったが狐は「あそこ」がどこなのか理解していなかった。菊花は生い茂る草むらをかき分けてどんどん進んで行く。しばらくすると菊花達は大きな岩がある広場にでた。慶のお気に入りの場所であり、慶と菊花が初めて出会った場所だ。菊花は岩の上に目線を向けたが何も無かった。ここにはいないのか、と思いながら今いる場所から見て反対側へ向かう。ちょうど反対側に着くとそこには岩に寄りかかりながら座っている慶がいた。
「こら!どこほっつき歩いてたのよ!」
菊花は怒った顔で人差し指を慶に向けながら言うが、彼から反応は帰って来なかった。
「……本当に寂しかったんだから」
菊花は一歩、また一歩と慶に近づくが慶はピクリとも動かない。菊花は慶に近づけば近づく程不安になっていく。
「どうしたの慶……?」
菊花は抱えていた狐を一度解放してから慶の身体を揺すった。それでも彼から反応は無かった。
「ねえ慶!慶!」
菊花は必死に身体を揺すっていたがあることに気がついた。手のひらが濡れているのだ。水に触れた訳でも無いのに何故?そう思いながら自分の手を見ると、その手は真っ赤に染まっていた。
「ひっ!」
一瞬悲鳴を上げてしまいそうになったが、それをなんとか我慢して何故こうなったのかを考える。折れた木の先に当たって皮が切れた?それとも果実か何かを気がつかないうちに手のひらで潰していた?いや、そんな事ではない。菊花はわざとわからないフリをしていた。目の前の現実を受け入れたくないから。
「あ……あ……」
今まで抱きしめあった時に感じた温もりも笑顔も今目の前にいる慶には無かったからこそ菊花は目の前の現実を受け入れてしまう。
「どうして……なんで……?」
菊花は口を手で隠しながら涙を流し始めた。しかし、少し離れたところから草むらをかき分ける音がする事に気がついた。その音は少しずつ大きくなっていく。
「……逃げなきゃ」
菊花は頬を伝う涙を拭いもしないで狐を抱きかかえて走り始めた。慶は誰かに殺された。もしかしたらまだ近くに殺した相手がいるかもしれないと菊花は考えたのだ。気がつけば菊花は自分の住んでいる家の前に着いていた。
「このまま街に帰る……?でも私のお腹には……」
菊花は狐を地面に下ろして玄関の前で体育座りをしてこれからどうするかを考えているとふと、ある女性の姿が思い浮かんだ。菊花は急いで家の中に入って白いワンピースを探す。
「……柚希はこんな私を助けてくれるのかな」
菊花は白いワンピースを血で汚れていない左手で持ちながら呟く。
「親友をうまく利用しようと考えるなんて最低よね私」
菊花は自分を嘲笑うようにしながらトランクケースを取り出し最低限の服だけを詰め込んでいく。
「でも、この子の為にも私は……」
荷造りを終えた菊花はケースを持って玄関に向かった。玄関には先ほどまで一緒にいた狐がいた。
「この家はあなたが好きに使ってちょうだい」
菊花は狐の頭を撫でながら言った。しかし狐はとても悲しそうな顔をしていた。
「じゃあね。3日も付き合わせちゃってごめんなさい」
菊花はそう言い残して街へ向かって歩き始めた。街に帰ったからと言って何かが変わると言う可能性は確実では無い。それでも自分の子供を守ってあげたい。それならば小さな可能性にも賭けてみる。愛する人との愛の結晶までも失いたくない。その想いだけが彼女を動かしていた。
「これが……私なりの死の受け入れ方よ」
誰かに向けて言った訳ではなく自分に言い聞かせる。そうでもしなければ彼女は今にも泣き崩れてしまいそうだったから。
◇
「くっ!私に近づくな文夜!これ以上近づくと私のスタンドが暴走してしまう!」
なぜこうなってしまったのだろう。私はリビングで目の前に繰り広げられている光景を見ながらため息をつく。
最近永琳ちゃんはアニメか何かの影響で左目に眼帯、右腕に包帯を巻くというファッションをしている。さらに口調が女の子と言うよりもマッドサイエンティストなのだ。
「あーはいはい。じゃあ僕は永琳様にはもう二度と近づきませんよ」
「クハハハハ!今日は一段とスタンドの機嫌が良いみたいだ!もっと私の近くに寄るが良い!」
文夜が呆れながら言うと永琳ちゃんは一瞬悲しそうな顔をした後すぐに表情を戻して両腕を広げる。
「はぁ……淋しいならちゃんと言えば良いのに」
文夜は仕方が無い、といった顔で永琳ちゃんに抱きついて頭を撫でて耳元で囁く。
「僕は何処にも行かないからさ……心配しないで」
頭を撫でられている永琳ちゃんの顔は真っ赤になっていた。これが若さなのかと私は青春していた昔の自分と重ねてみる。
「なっなっなんて恥ずかしい事をしているのだお前は!お前は私の下僕なんだぞ!」
永琳ちゃんは腕をバタバタさせながら言うと文夜は意地悪そうな顔で永琳ちゃんの耳元でさらに囁く。
「じゃあ離れようか?」
「……もっとして欲しい」
「はいはい」
俯きながら恥ずかしそうに答える永琳ちゃんの頭を文夜は優しく撫でた。
「お、お前がやりたいって顔をしていたからやらせてやってるだけだからな!」
「もっと素直になればいいのに」
「うるさいうるさい!」
永琳ちゃんは文夜から離れるとポカポカ胸を叩き始めた。そろそろ助けて、と言いたげな顔を文夜がしているので私は助けてあげる事にした。
「永琳ちゃん!ちょっと夕飯の買い出しに付き添ってよ!」
私がそう言うと永琳ちゃんは嫌な顔をしたがすぐに仕方が無い、と言った。
「じゃあ文夜は良い子でお留守番しててねー」
「もう僕は子供じゃないよ母さん!」
私がちょっとからかうと文夜は尻尾の毛を逆立てながら怒ってしまった。ちょっとした動作があの人に似ているからこそ息子がとても可愛く感じる。
「ごめんごめんって。じゃあ行ってくるわね」
「ふん!帰ってきたらまた相手してやるからな!」
私と永琳ちゃんは面倒臭そうに手を振る文夜に見送られながら家を出た。
「ねえ永琳ちゃん、そのスタンドってなんなの?」
「スタンドって言うのは私みたいな特別な人間だけが見ることができる守護霊なの!」
私は隣を歩く永琳ちゃんに質問すると目を輝かせながら私を見て語る。私は内心ドン引きしてしまったけれどこんなにも楽しそうな永琳ちゃんを不機嫌にさせたくないと思ったので態度には出さないように気を配りながら質問を続ける。
「見えるって事は……私にはどんなスタンドがいるの?」
「うーん……金髪で、尻尾が9本生えていて……簡単に言っちゃうと大人になった文夜みたいな人が見えるわね!」
私は冗談半分で聞いたが、私を凝視しながら永琳ちゃんが語った事を聞いて驚いてしまった。まさか本当に慶の幽霊が?と思って後ろを振り返る。
「くっくっく……そなたには特別な力は備わっていないから見ることなど不可能!!」
私が後ろを振り返ってしまったのを見た永琳ちゃんは悪そうな顔でそんな事を言った。これ以上はいろいろ辛いと思っているとちょうど目的地のスーパーマーケットに着いた。
「私が今から頼む物を持ってきてくれないかな?」
「くっくっく……すぐに持ってきてやるさ」
スーパーに入り買い物カゴを持って永琳ちゃんに頼むと、永琳ちゃんは何が必要なのかを聞かずにてくてく歩いて行ってしまった。すぐに戻ってくるだろうと思ってその場で待っていると案の定、永琳ちゃんは恥ずかしそうに戻ってきた。
「な、何が必要なんだ?お、お前が言いたそうにしていたから聞きに来てやったぞ」
「お前って言わないの!菊花とかきっちゃんとかそんな感じでお呼びなさい!」
恥ずかしがっているのを必死で隠している永琳ちゃんにそう言うと非常に微妙な顔をされてしまった。
「……きっちゃんは何が必要なの?」
「菊花って呼んでちょうだい」
思ってた以上にそう呼ばれるのはきついと思った私は永琳ちゃんに卵と牛肉を持ってくるように頼んだ。永琳ちゃんは必要な食材を取りにてくてく歩いて行ったので、私も調味料を探しに行くことにした。数分後、私は永琳ちゃんと合流して会計をした。卵と牛肉の他にお菓子をいろいろとカゴに入れていたけれども私は見なかった事にする。私達は少し重い袋を持ちながら家に向かって歩き始めた。
「大丈夫?持ってられる?」
「ふん!このくらい私クラスならば問題ない!」
永琳ちゃんは少し重そうに袋を持っていたので声をかけたが、私はしまったと思った。何故ならこう強がってしまうのは目に見えていたからだ。本質は変わっていないのに上辺がここまで変わってしまうとは……確かにアニメの世界は魅力的でその世界の一員になってみたいって気持ちも良く分かる。私はそんな事を空を見上げながら考えていると隣にいた筈の永琳ちゃんがいなくなっている事に気がついた。後ろを振り返ってみると永琳ちゃんは本屋の前で外に展示されている本を凝視していた。
「何か欲しい本でもあったの?」
私はちょっと早歩きで永琳ちゃんの横まで移動し、質問してみると永琳ちゃんは静かに頷いた。確か3000円位は残っていたので手伝ってもらったお礼で一冊ぐらい買ってあげましょうと考えていた。
「どの本が欲しいの?」
私がそう聞くと永琳ちゃんは一冊の本を指差した。指差した先には魔法陣の書き方と明らかに胡散臭い本であった。それでも仕方が無いと思い買ってあげようと思ったが私は値札を見て凍りついた。
「流石にこれはやめない……?」
「やだ。絶対に欲しい」
値札には5000円と書かれていた。つまり今の私では買えない。けれど永琳ちゃんはそうとうこの本が気に入ってしまったようだ。どうしたら良いのだろうかと私は頭を悩ませる。
「ならまた今度買ってあげるから」
「今が良いの!」
永琳ちゃんは大きな声で言った。ここで私は叱るべきなのだろうか?しかし自分の娘では無いので躊躇してしまう。
「……私の言うことが聞けないのか?」
永琳ちゃんは静かにそう呟いた。またスイッチが入ってしまったようだ。
「私の声に応えよ……私に力を貸せ!月夜見!この穢れた尼に無慈悲な鉄槌を!!虚数方陣展開!ジャッジメント・パニッシュ!!」
永琳ちゃんは眼帯を外し、人差し指と親指以外握った状態……銃を模ったつもりの左手を前に突き出し右手は左目の前でチョキの状態で顔に添えるという謎のポーズをしながら言った。けれども私はそんな事は気にならなかった。少し離れたところでベレー帽を被った茶髪の女性が口が裂けてしまうのでは?と思うほどニヤッとしていたのだ。そうこう考えていると突如頭上から衝撃が走り、私の意識は途絶えた。
◇
「え……?」
私は冗談のつもりだった。なかなか本を買ってくれないから私の中の設定の必殺技の名前を叫んだだけなのに。なんで菊花さんの頭上に雷のようなものが落ちたの?
「き、菊花さん!」
私は急いで菊花さんの元に駆けつける。幾ら呼んでも菊花さんが返事をしてくれない。
「だ、誰か!菊花さんを助けて!」
私は道行く人々に大声で叫ぶけど誰も助けようともしてくれないし見向きもしなかった。
「お願いだから誰か助けてよ!」
私は涙を流しながら叫ぶ。それでも誰も助けてはくれない。私はどうすればいいの?誰に助けてもらえばいいの?
「なんで……?このままじゃ菊花さんが死んじゃうの!怖いよ……助けてよ文夜……!!」
私はその場にいない幼馴染に助けを乞いながらただ泣くことしかできなかった。どれくらい経ったかは分からない。気がつくと救急車が来ていて何故か文夜が私の横にいた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!私の所為で菊花さんが!」
「とりあえず落ち着いて永琳。まだ死んじゃったわけじゃ無いんだし絶対助かるから!」
文夜は服を引っ張りながら謝る私の顔をあげる。文夜のその顔は怒りではなくにっこりとした笑顔が映っていた。私はその笑顔を見ていると落ち着く事ができた。
「……ごめんなさい」
「謝らないで永琳。とりあえず病院に向かおうよ!」
救急車は菊花さんを乗せてすぐに行ってしまったから私は文夜と一緒に菊花さんが搬送されたらしい病院へ向かった。私は文夜の横を歩いていいのかな?って疑問に思ったけど今は一緒にいて欲しかった。私はずるい女だと思いながら彼の横を歩き続けるのであった。
〜メリーの部屋〜
蓮「暑い……」
メ「確かに暑いわね……」
蓮「なんで太陽さんは夏になるとここまでしゃしゃり出てくるのかしら!」
メ「今だけは蓮子の意見に賛同するわ……」
蓮「今だけって何よ今だけって!」
メ「だって蓮子ってよくわからないところあるじゃない」
蓮「メリーって実はそんな風に見てたの!?」
メ「まあそんな事はどうでもいいのよ」
蓮「どうでも良くない!まあいいわ……メリーにちょっと聞きたい事があるの」
メ「何かしら?」
蓮「なんで誰も菊花さんを助けてくれなかったの?」
メ「それは簡単よ。八意永琳と言う小さい頃から気味が悪いと言われてた人の頼みを聞きたい?それに菊花さんは妖怪と交わった、と言う噂が少なからず流れていたわけ」
蓮「……私だったら見捨てない自信があるかも」
メ「蓮子は人を嫌うなんてしないからきっと大丈夫よ」
蓮「人を憎んだり仲間外れにしたって何にも面白くないからね」
メ「因みに私はノーコメントよ」
蓮「あら?なんでよ?」
メ「女の子には抱えている秘密が多いのよ」
蓮「私だって女の子よ!」
メ「ふふっ蓮子は本当に正直者だから私は好きよ」
蓮「え?あ、ありがとう?」
メ「食べちゃいたいわね」
蓮「私の貞操がぁぁぁ!誰か助けてぇぇぇ!」
メ「ちょ、ちょっと!冗談だからそんなに大きな声で騒がないで!」