とあるオタク女の受難(終末のワルキューレ編)。   作:SUN'S

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お久しぶりです。

歴代オタク女が主人公です。


第1話

○月%日

 

私達は人類存亡の危機を乗り切るために集められた十三人だそうだ。なんとなく他人とは思えない気配を感じるが、そういうものかと納得して、私達を呼んだブリュンヒルデを見る。

 

ずいぶんと殺気立っているが、私を先鋒として送り出すのは確定らしい。わりと神様と戦うのは恐ろしいとは思うものの楽しみだ。

 

それに旦那と愛娘達も見てるわけだし、早々負けるつもりもない。いつの時代も母親は偉大だって神様にも教えてやろうじゃないか。

 

そんなことをブリュンヒルデさんに言いながら会場へと向かう。しかし、人類VS神々っていう構図もすごいな。うん、私の相手はどの神話なのかも気になってきた。

 

まあ、それなりに予想していたけど。私の知り合いは勢揃いしている。これは大人として恥ずかしいはところは見せられないかな?

 

私の相手は雷神トールって……。

 

いきなりラスボス級とか聞いていないんだが?とブリュンヒルデさんを見れば「がんばれ」と口パクで伝えてきた。全く負けるつもりはないけど、あんなハンマーで叩かれたら痛そうだ。

 

とりあえず、受けないように動くか?いや近づいて振り回せないようにしてボコるか。うん、そうしよう。それがベストだ。

 

○月#日

 

トールの振るう鉄槌を受け止める。

 

さすがに活性してなかったら全身骨折もしくは木っ端微塵にされてたかな?なんて思ったりしながら脇腹を軽く叩き、鳩尾へ諸手掌底を放つ。

 

なるほど、神様でも兇叉は効くのね。

 

それなら無敵のヒーローの本気を見せてあげようじゃないか。百発だろうが千発だろうが家族のため、私は神様が相手でも打ち込める。

 

私はトールの鉄槌を受け流し、遠心力を加えて蹴り飛ばす。正面打ち下ろし、右側振り上げ、下段払い除け、あんなデカいのに良く振れるわ。

 

まあ、うん。それなりに温まってきた。

 

トントンと安全靴を地面に打ち付け、ゆっくりと闘技場の端っこまで後退する。ブリュンヒルデさんの姉妹であるランドグリーズと意識を合わせ、トールを見据える。

 

○月&日

 

超活性による致命傷の治癒、それと音速を越えるスピードでの突進、いくら神様とはいえ追い付けるものは限られる。

 

そして、なによりトールの武器はハンマー。振るう、叩く、投げる、攻撃手段はこの三つだけだ。私の最速最強の一撃で決める。

 

もっとも私のオリジナルって訳じゃないし、そのままパクっている。たとえ神様だろうと家族を傷つけるやつはぶっ飛ばす。

 

ヒーローとして負けるつもりはない。

 

 

最高速度でトールへ向かって突進する。それに合わせるように振りかぶられたハンマーを右足で蹴り潰し、そのままトールの顔面を蹴り砕く。

 

ふぅ、これが私の虹色の脚だ。

 

 

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