とあるオタク女の受難(終末のワルキューレ編)。   作:SUN'S

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第13話

▼月※日

 

もう私達が圧勝してるんだから戦わなくて良くない?とブリュンヒルデに言ったら頬っぺたを摘ままれ、完全勝利こそ人類の可能性を示す最善の方法だと怒られる。

 

まったく高々地球の神として崇められているだけのカスに私が出向く必要があるとは思えないんだけど。こちとら新婚よ?なんなら赤ちゃん欲しいねって話したりしてる最中だったんだが?

 

そんな文句を言いながらハデスと名乗る冥府の神に跪れる。いいよ、いいよ、そういうのは私が偉いのは確かだけど。今の管理者はそっちだし、それにウチの親も見てるみたいだしねえ?

 

私の言葉に続いて宇宙を見上げるハデス。ぽっかりと真っ黒な空間がある。いや、あれは私達の戦いを見ている本物の神々の瞳だ。

 

それにしても忍耐も耐久も少なくて、こっちの人間も神もダメダメだね。辛うじて正気を保っているのもいるけど、私は棄権をオススメするよ。

 

えっ、なんでって君たち弱いもん。

 

私が二割も本気出したら良くて半壊、悪くて宇宙の片隅が消えるわけだ。まあ、戦いたいっていう気持ちは分からなくないけど。

 

はっきりと言ってあげよう。私達が寛容だからといって思い上がるなよ。いつでも宇宙を消して再構築しても構わないんだぞ。

 

うん、それでよろしい。

 

▼月Å日

 

ブリュンヒルデ、終わったよ。

 

あとは死んだ神とか蘇らせてバーベキューしようか。んふふっ、そんな気色悪いものを見るような目を向けるのは止めてもらえるかな?

 

私達の神話だって一応はあるんだ。

 

クトゥルー神話って君たちぽっと出の神や付属品より古くて強い本物の神々がね。それと次に呼ぶときはタイミングを考えてくれると嬉しいね。

 

そんなことを言いながらトールやゼウス、ポセイドン、シヴァを新しく作り直すように復活させる。こういうのは反則行為にはならないでしょ?

 

私は人間に合わせるのは面白いから好きだけど。自分が偉いと勘違いしてるカスと話すのは大嫌いだから、そろそろ我が家に帰るよ。

 

▼月Ω日

 

まさか帰るのに時間がかかるとはね。

 

さすがにショックだよ。

 

私の愚痴に付き合ってくれる同胞とアニメや漫画の話で盛り上がりながらブリュンヒルデの「ラグナロク再編成」の話を聞いて、スンとなった。

 

そんなに消されたいなら消そうか?とブリュンヒルデに言ったら「ゼウスが言い出したことです」と視線をそらし、私から離れていく。

 

とりあえず、あの爺はお仕置きだ。

 

私は君たちと話せて楽しかったよ、もしよかったら私のいる世界に来るつもりはないかな?なんならアニメや漫画の世界へ送ってあげるよ?

 

ふーん、そうなんだ。

 

じゃあね、魂の友たちよ────。

 

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