とあるオタク女の受難(終末のワルキューレ編)。   作:SUN'S

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第5話

◆月℃日

 

私の出番でいいのだろうか。

 

ブリュンヒルデさんは連勝の余韻に浸っているし、ゲルさんも傷だらけの姉妹の治療で忙しそうだ。それにしても私は主婦なんですが?と言いたい。

 

確かに神様と戦えるのは楽しみだけど。私は娘や夫に戦っている姿を見せたくないんだが、今回は仕方がないと諦めよう。

 

しかし、ずいぶんと大変そうだ。治崎日暈、ナハティガル・クラウザー・フォン・シュトロハイム、この二人は別格の存在なのは間違いない。

 

私が場違いなのでは?と考える。もっとも二人は片腕や全身の骨を折るほど激しい死闘を繰り広げたのだ。私だけ逃げるのも格好悪い。

 

なにより一緒に戦ってくれるフロストを無事に家族のところに帰すため、私が負ける訳にはいかない。とりあえず、ウォーミングアップだけでもしておこうかな。

 

◆月>日

 

いきなり押し寄せてくるからビックリした。まったく水中ステージなら事前に教えてくれないと危うく服が濡れるところだったじゃない。

 

そう文句を言いながら視線を合わせようとしないイケメンの神様を見上げる。なんかムカつくわね。フロストさんは警戒してるけど、私は大丈夫だから落ち着いてくれないかな?

 

とりあえず、このポセイドンを倒すことに集中しようか。ほら、掛かってきなさい。私が偉大なる母親の強さを教えてあげる。

 

ひゃーっ、すごい突きだ。

 

これ私じゃなかったら……あの人達も避けようと思えば避けられるか。そんなことを考えながらポセイドンの突きを避けつつ、フロストさんの変身した日本刀を構える。

 

さすがに虎眼流"流れ"では倒せないか。それじゃあ、今度は二百七十頭龍閃でもやってみようか。おお、これも弾けるのね。

 

ああ、なんだか楽しくなってきた第七秘剣"雷光"も止められ、次の牙突も避けられる。篠突く雨、土龍閃、虎伏絶刀勢、回天剣舞、飛竜"火焔"、一文字流"微塵剣"、アトミック斬、葦名無心流"一心"、これだけやったのに致命傷にもならない掠り傷しか付けられないなんてショックで泣きそうだ。

 

◆月₩日

 

やっぱり、この神様は嫌いだ。

 

私の事を雑魚って言った。あとで慰めてもらうとして、どう攻略すれば良いのか。まったくと言っていいほど思い付かず、私は突きを防ぐことしか出来ていない。

 

下手に攻めればフロストさんが折れる。それだけは避けたい。いや、それだけは絶対にするつもりもさせるつもりもない。

 

ポセイドンの槍を掴み、無理やり放り投げる。くそ、手が切れちゃったじゃない。もしも料理作るときに血が滲んできたらどう責任取るつもりなのよ。

 

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