とあるオタク女の受難(終末のワルキューレ編)。   作:SUN'S

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第9話

☆月∪日

 

次は私が出る。

 

そう言ったら皆が納得して譲ってくれた。シヴァさんという人は破壊することが得意な神様らしく、私との相性は抜群だ。

 

私の登場とともに盛り上がる観客席、とくにウルトラマンベリアルを筆頭に大歓声の応援が私に向けられている。それは良いんだけど、みんな邪魔になってない?

 

そんなことを考えながらシヴァさんを見る。私より大きいけど、戦いやすいように人間サイズになってくれたのかな?

 

とりあえず、今考える後回しだ。

 

私はフォスキアナイザーを構えて、後ろに立つスルーズとユナイトするために心を一つに重ねる。うん、やっぱり神様も変身の邪魔はしてこない。

 

こういう敵前変身は美学だね。

 

☆月↑日

 

先ずは小手調べのつもりでルナモードだけで相手する。流水のごとく四腕の乱打を受け流し、弾きあげ、張り手を打ち込む。

 

やっぱり本物の神様なんだと理解した。

 

ルナモードの突きを受け止めるなんてウルトラ戦士以外に誰も出来なかった。ほんとうにビックリして、ベリアルを見てしまった。

 

私は大丈夫だよ。それにスピードでダメならパワーで対抗する。ゆっくりと呼吸を整えてコロナモードへと変わり、シヴァさんに攻撃を仕掛ける。

 

あんまり此方のフォームは使っていないせいか。シヴァさんを押しているが、私の手や足も痛みで感覚が鈍くなってきた。

 

シヴァさんの片腕を掴んで投げ飛ばし、彼の背中にサンメラリーパンチを叩き込む。流石に倒せたかな?と土煙の立ち込める壁を見る。

 

これもダメなのか。

 

ちょっぴり効かなかったことにショックを受けながらルナモードに戻って構え直し、シヴァさんの高速連撃をマストアーム・プロテクターで攻撃を捌き、ルナ・チョップやスウェード・シェイバーなど手技を使って応戦する。

 

☆月&日

 

私の拳を跳ね返す筋肉に阻まれて、まともな攻撃を入れられなくなってきた。ルナモードのカウンターは効いているけど、パワーで押し切るのは難しい。

 

むしろシヴァさんのダンスに巻き込まれて身動きが取れなくなる。こういう能力を使ってくる人とは戦ったことないし、すごく疲れてきた。

 

いくらタイプチェンジしても押し切られる。もうエクリプスモードしかない。スルーズさんには申し訳無いけど、かなり無理をさせると思う。

 

シヴァさん、私はもう一度だけ変わる。

 

たとえ宇宙の破壊神でも私の勇気を壊すことは出来ない。確かに人間は弱くて直ぐに諦めるよ。それでも誰もが心の中に『光』を秘めている。

 

みんなの優しさが、みんなの強さが、私をさらに翔ばせてくれる。だから私の世界を壊させないし、貴方達も死なせたりしない。

 

それがウルトラマンコスモスとの約束だ。

 

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