MAZE - from Burning GEAR/LP400QV -   作:温禰古丹島

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レース引退後のマルゼンスキーが、首都高の世界に引き込まれてしまうお話です。今回の話を書くにあたって、取材等を行い、描写を出来るだけリアルになるようにしたので、そういうところも楽しんでいただけたらなと思います。
※界隈、年代によって使用する単語や、マナー等が異なる場合があります


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MAZE

 私は、ただ退屈だった。

 

 走るのが好きだった。自分の足で大地を蹴り、全身で風を切りながら流れる景色に身を任せる。それが何よりも好きだった。楽しい仲間と走ることさえできれば人生それで十分だと、そう思っていた。

 ただ、一緒に走ってくれる仲間(ライバル)が居なかった。

 私は、仲間に恵まれた後輩たちをとても羨ましく思った。私も一緒に走りたいと切に願った。けれど私は、今年度でこの学校を卒業してしまう。もう、あそこに私は混ざれないのだ。

 幸か不幸か、ライバルに恵まれなかった私は、圧倒的な成績を残したまま、選手時代を駆け抜けることができた。お陰で、引退してからもモデルとしての仕事が来るようになり、暫く食い扶持には困らないみたいだ。学園から定額振込される額はデビューしてから殆ど変わらないけれど、私が今まで稼いだ額は一生働かなくても良いくらいまで膨れ上がっていた。

 だから、小さい頃からの憧れを買った。───ランボルギーニ カウンタック。今の時代、もっと高性能な車は山程あるらしいけれど、私はこれが良かった。車が届けられた日は嬉しすぎて、そのまま夜通し走って、一睡もせずに登校したりもした。

 

 そして、この出会いが、私の退屈な人生を大きく変えるキッカケとなった。

 

 

MAZE

 

 

「今日は楽しかったですね!」

 

 助手席に座った彼女は、丸い耳がついたカチューシャを頭につけて、世界一の摩天楼を前に目を輝かせていた。

 

「そうね。でもスペちゃん、そのカチューシャつけてると耳が4つあるみたいで変よ?」

「そ、そうでしょうか……? あ! マルゼンさん! あのビルの人、こっち見てますよ!」

 

 道ギリギリに建ったビルの窓には、確かにこちらを見下ろす人影があった。その窓をよく見ると、人影以外にも複合機、デスク、ホワイトボードまで見える。それくらい、この道はビルからスレスレの所を通っているのだ。

 

「それにしても、こんな時間までお仕事だなんて。あの人も大変ね」

「確かに、こんな夜遅くまで仕事はしたくないかもです……」

 

 閉園時間一杯まで遊んだから、時刻は既に23時を回っている。にもかかわらず、壁のように迫るビルたちは、今も煌々と窓から明かりを漏らしている。東京タワーもまだ光っていたし、眠らない街というのは本当らしい。

 助手席のスペシャルウィークは、満点の摩天楼に満足したのか、大きなあくびをして船を漕ぎ始めた。朝から遊び倒したのだから仕方がない。外泊許可は取らせてあるので、そのまま私のベッドに寝かしつけてしまおう、そう思ったときだった。

 突然、トンネル内に轟音が響き渡った。人間の何倍も聴覚が機敏な私達は、その大きな音に思わず縮み上がってしまう。

 

「わっ! なっ、なんですか!?」

 

 轟音はそのまま私達の左側をすり抜けていく。1台、2台、3台……と次々と追い抜いていくソレは、豪華絢爛なスーパーカーを普通の形の車が追いかけ、更にそれをスーパーカーが追いかけるという、まさに百鬼夜行の様相を呈していた。

 

「今の凄かったですね!」

「え、ええ」

 

 一瞬で異形の車列は遠く離れてしまう。しかし私は、いつまでも走り去っていく後ろ姿から目を逸らすことはできなかった。

 

 

 それから数日経過しても、私の頭の中にあのときの光景は鮮烈に残っていた。むしろ、日が経つにつれどんどん鮮やかになっていくばかりだった。

 

「マルゼンスキー、何悩んでるんだい? キミらしくないよ」

 

 見上げると、そこにはシービーがいた。「なんだか、現役の頃の君みたいな表情をしていたから、つい声を掛けたくなっちゃってね」と続ける。

 

「そんなに思い詰めてる様に見えたかしら?」

「うん。なんて言うか、思い出したくないものを思い出しちゃったって感じのカオしてた」

「げろげろ〜。なんでアナタにはバレちゃうのかしら」

 

 両手を前に放り出しながら机に突っ伏した。シービーは前の席に座って私に微笑みかける。

 

「そんなに気になるなら走ってみれば良いんじゃない? スッキリすると思うよ、多分」

 

 

 *

 

 

 放課後、私は地下の職員駐車場で1台の車を探していた。

 タッちゃんを買ったばかりの頃、一度スモールランプをつけっぱなしにしたままその場を離れてしまったせいで、帰宅しようとしたときにバッテリーが上がってしまったことがあった。その時、通りかかった見知らぬトレーナーが、ジャンプコードを繋いで助けてくれたのだが、そのトレーナーが年齢の割に合わない高そうな車に乗っていたのが印象に残っていた。そして、今思えばその車から、なんだかこの間の車たちと似たオーラが感じられたので、微かな記憶を頼りに探す事にしたのだ。

 地下3階に降りたところで、異彩を放つ黒塗りの高級車を発見する事ができた。こうしてまじまじと見てみると、タイヤが踏ん張れるように少しハの字で外側に張り出していたり、煩そうなマフラーが主張していたり、タッちゃん以外の車に興味がない私でも、なんとなく普通とは違うということは分かった。

 オリンピックのようなロゴマークと、「7」がつく車名という特徴は合っていたので、私はワイパーに電話番号を書いたメモを挟んで、その場をあとにした。

 

 

「メンゴ〜。ちょっと聴きたいことがあって」

 

 数時間後、車の持ち主であろう人物に、トレーナー室へ呼び出された。

 

「話があるって?」

 

 トレーナーはマルゼンスキーにコーヒーを差し出した。それを受け取りながら、私は懐から物を取り出す。

 

「これなんだけど」

 

 差し出したスマートフォンには、ドライブレコーダーから抜いたこの間の映像が入っている。

 

「誰かに当てられたのか?」

「そうじゃなくって、この人たちは一体どこに向かって走ってるのか気になったのよ」

 

 ははーんなるほど、という顔をトレーナーはして、仰け反り返った。

 

「これ、テレビで最近問題として取り上げられてるけど、マルゼンは知らない?」

「いえ、知らないわ」

「ふーん。あと、なんで担当どころか面識すら殆どない俺の所に来たのか気になるな」

「前にバッテリーが上がった時に助けてくれたじゃない? その時の印象が強かったから……かな?」

 

 トレーナーは腕組みして眉間に皺を寄せた。数十秒そのまま動かなくなったと思ったら、諦めたようにがっクリと項垂れる。

 

「要するに、俺は夜の首都高についてなにか知ってそうだったから、情報を聞き出してあわよくば連れて行ってほしいって思った、そういう事?」

「アタリ〜。察しが良くて助かるわ。最低限キミからなにか聞き出せれば良いかなって思ってたんだけど、最悪分からないって言われたら、あそこら辺を適当にカッ飛ばして速い車を追いかけようと思ってたわ」

「なるほどね、分かった。隣でいいなら、C1に連れて行ってあげるよ」

 

 

 *

 

 

「なんか、別のウマ娘ちゃんの香水の香りがするわね」

「ああ、さっき隣に乗せる機会があったからな」

 

 タッちゃんを家に置き、彼の車の助手席に座った。彼の担当ウマ娘が酔いやすいお陰で酔い止めが車内に常備してあり、助手席に座ると何故か酔ってしまう私としては大変助かった。 現代の高級車に乗るのも、なんだかんだ初めてだった。現代の車は、光るスイッチ類が多くてインパネが眩しい。運転の邪魔になりそうだ。

 車は稲城ICから中央道に上がり、東京方面へ向かった。

 

「飛ばさないのね」

「そう? 結構出してるけど」

 

 メーターを覗き込むと、160km/hという文字がメーター中央の液晶に浮かび上がっている。スピードの割には煩くないし、車もドッシリしているせいで、速度感覚が少し麻痺していた。

 

「こんなに出てるとは思わなかったわ」

「静かでしょ。最近のドイツ車はこれくらいの速度域が快適なんだよね」

 

 ナウい車は凄いんだな、と思ってるうちに、緑色の看板には『霞ヶ関』の文字が。もう着いてしまったのか。

 

「さて、まだゴールデンタイムまで時間はあるから、みんなが走ってるコースと、休憩できる場所を紹介しちゃうね」

 

 首都高C1周辺には、2つの周回路と4つのバリエーション、3つのPAと2ヶ所の非常駐車帯(休憩スペース)がある。

 まず、C1と呼ばれる全長14.8kmの、皇居から浜松町までを縦長に括った東京の中心を通るコースを案内された。ここは、内回りが初心者向けで、外回りの方がスピードレンジが高く上級者向けだ。

 

「私は外回りが良さそうね」

「いや、まず初めは内回りの方が良い。内回りは殺伐としてないし、スピードレンジも低く無理なすり抜けもナシだから、ここで慣らさないと危険だ」

 

 内回りには一箇所、休憩できる場所がある。北の丸出口のランプの左端、ゼブラになっている部分だ。オービスの周りにも比較的スペースがある為、箱崎に戻るのが面倒な時はここで休憩をするらしい。

 車は一周すると、『箱崎』へ向かった。C1で道に迷ってしまった際は、むやみに降りようとせず箱崎に向かうと良いらしい。箱崎出口と書かれた分岐を左に入ると、自動車専用道らしからぬロータリーが出現した。

 

「今日は閉まってるけど、ここが箱崎ね。覚えておいて」

 

 白いコンクリート造りの建物は消灯し、中にはパトカーが停車している。

 

「狭いけど、俺は箱崎に停まることが多いかな。後で説明するけど、C1内外回り両方と、新環状内外行けるから、ここを目指しておけば取り敢えずOK。ただし、今日みたいに閉まってることが多いから、そこだけ気をつけよう」

 

 赤点滅している信号機の前で一時停止し、右の分岐へ入っていく。合流すると、一番左の車線に入ってそのまま本線から分離された。ここが外回りらしい。

 外回りは、合流するなり洗礼を受けた。3台くらいのグループが物凄い勢いで後ろから迫ってきた。

 

「これは別にやらなくても良いんだけど、抜かれる時に壁に向かってウインカーを付けてあげると、『この車は、自分たちのことを見ていて、尚且つ出てこない』って分かって安心できるから、覚えておいて。分かると思うけど左車線なら左に、右車線に居るなら右、ね」

 

 追い抜きざまに、最後の一台が短くハザードを焚いた。「あれは〝ありがとう〟って意味だよ」とトレーナーが付け加える。なるほど、ウインカーとハザードで会話をするのか。

 トレーナーが言う通り、外回りのスピードレンジは高そうだった。内回りと外回り、両方とも同じ線形をしているのに〝右回り〟をするか〝左回り〟をするかでコースの性格がガラリと変わってしまう。

 

「なんだか、競馬場みたいね。資料を見ている分には変わらないように見えるけど、走ってみると全然違う。面白いわね、ココ」

「不思議だよな。例えばここの汐留のS字(ラビットコーナー)、今走ってる分にはなんともないんだけど、内回りだと奥で回り込む難しいコーナーに変わる。競馬場と同じように曲がる向きと高低差もそっくり逆になるから、外回りの霞トンネルなんて危なくて仕方がない。そう言うところが、攻略し甲斐があって本当に面白いよ」

 

 C1をぐるっと一周すると、そのまま『湾岸線』と書かれた看板の方へ進んだ。そのまま流れに乗っていると、消灯してしまったレインボーブリッジに差し掛かる。どうやら、もう既に「新環状」と呼ばれるコースは始まっているらしい。

 新環状は、全長17.5km。C1の右辺と湾岸線、9号深川線、11号台場線を繋いだ周回路のようだ。こちらはC1より道が広く、線形も緩い。景色も、防音壁の向こう側は開けていて見通しが良かった。

 車は湾岸線へ出ると直ぐに左の分岐に入っていく。分岐には『辰巳(たつみ)』の文字が見えた。

 

「ここが2つ目のパーキング……なんだけど、やっぱりここも閉まってるよなぁ」

「ねぇ、パーキングが閉まるって普通なの?」

「日常茶飯事かな。今日みたいな金曜の夜とか、土曜の夜とかは特に閉まってることの方が多いから、平日の夜中に来ると開いてるよ」

 

 赤い赤色灯に別れを告げると、長い直線が姿を現した。「ここが9号深川線ね」とトレーナーは言うと少しペースを上げた。

 

「ここ、オービス無いから飛ばす人が多いんだけど、たまに移動オービスが設置してあるから、絶対下見してからじゃないと踏んじゃダメだよ」

 

 俺は今日移動オービス無いの知ってるけどね、と呟き車はゆっくりと加速を始めた。ちらっとメーターを見てみると、赤い針が2時の辺りを指していた。

 車はこれが序の口だと言わんばかりにスキール音を立てず、何事もなく曲がっていく。

 

「マルゼン、箱崎だよ」

 

 減速して、左の分岐に入って、狭いスロープを下っていく。そうすると、先ほどのロータリーに出た。

 車はロータリーをぐるっと一周して赤く点滅した信号を超え、左の分岐に入った。

 ここは今来た道の外側らしい。先からスマホに表示した地図を指で追って、自分の居場所を見失わないようにしているが、地図が苦手な私には直ぐに覚えられそうもない。けれど、C1の右上、新環状の左上に位置する箱崎PAさえ忘れなければ問題はなさそうだ。

 湾岸線へ合流し、「銀座 C1」と書かれた分岐ですぐに本線から離れ、レインボーブリッジへ向かっていく。レインボーブリッジの真ん中を越える前に、トレーナーは減速をした。

 

「今日は夜遅いからあまり綺麗じゃないけど、ここから見る東京の夜景は本当に綺麗だから、一人で来た時は忘れないようにすると良いよ」

 

 橋の真ん中を越え登りが下りになった時、景色が開けて道の向こう側に、小さな光の点が沢山輝いていた。

 

「綺麗ね……」

 

 0時を回りあまり光っていなくても、ビル群は十分綺麗だった。光の一つ一つに人間がいて、その人間一つ一つに人生があると思うと、悩んでいた自分が少し馬鹿らしく思えた。

 

この橋(レインボーブリッジ)を降りて左にあるのが芝浦PAね。ここがC1にアクセスできるパーキングの中で一番広くて、一番閉鎖されにくい」

 

 車は狭くて急なスロープを下りると、水銀灯が照らす高架の下へたどり着いた。そこには、(おびただ)しい数のスポーツカーが所狭しと停められており、駐車する場所が殆ど無い。

 

「これは混みすぎだな……。停めるところを見つけられなかったから、もう一周しよう」

 

 パーキングの出口のスロープを登り本線が見えるところまで来ると、そのまま左折して再び入口まで戻ってきた。どうやら、ここのパーキングは一周できるようになっているみたいだ。

 先ほどよりもゆっくり、出庫する車がいないか注意深く観察する。運良く駐車場の1番奥あたりで出ていく車がいたので、なんとか停めることができた。

 

「あとは外回りの休憩スペースだけだけど、それは後で走るときに説明するから。取り敢えずはこんな感じ。マルゼンがまず最初にお世話になるのは、ここ芝浦と箱崎、北の丸くらいかな」

 

 休憩スペースの窓際のカウンターで、しばらくぼんやりと外を眺めていた。辺りの喧騒に耳を傾けてみると、走りと車についての話題が殆どだった。何を言っているかは分からないが、不思議と懐かしい気がした。

 そう、この雰囲気はトレーナー室だ。チームに所属していたから、トレーナー室はいつも騒がしかった。レースの話題をしたり、恋バナをしたり─────

 

『〝スーパーカー〟は良いよね。現役はほぼ負けなしでその後は有名アパレルメーカーのモデル。挙げ句の果てに本当にスーパーカーを買っちゃうなんて。ほんっと、馬鹿じゃないの。私たちの思いも知らないで──────』

「どうした?」

 

 冷たい缶コーヒーを頬に当てられて、私は現実に引き戻された。

 

「フーディー貸して正解だったな。それ被ってるからか、今の所誰にも話しかけられない」

 

 どうやら、別に要らないなと思っていた黄色のフーディーのお陰で、この空間に溶け込めているようだった。未だにイマイチ実感できないけれど、私は国民で知らない人は居ないくらい有名になってしまったらしい。

 

「うふふ、そうね。キミのコレ凄く大きいから、スカートも隠れてバッチグーよ」

 

 私のイメージカラーからかけ離れたソレを着ると、〝紅いスーパーカー マルゼンスキー〟ではなく、〝一人の少女〟として居られるような気がしてきた。誰も私に興味を示さないし、誰も文句を言ってこない。今この瞬間だけ、とても自由な気がした。

 

「そうだ。ねぇ。このパーカー、貰っても良いかしら」

「えぇ〜。それDIESELの限定のやつなんだけどなぁ……」

「キミの担当ウマ娘ちゃんに今日のデートがバレたら怒られるんじゃないの? キミの担当、なんだかすっごく嫉妬深そうだけれど」

「あ〜確かにまずいかもなぁ……」

 

 トレーナーは眉間に皺を寄せて私の方を見つめていたが、不意に吹き出すようにして笑い始めた。

 

「なに?」

「いや、全然似合ってないなぁって思ってさ。良いよ、それを口止め料にしてくれるならあげるよ」

「キマリね! 今日は楽しかったわよ、アッシー君!」

 

 トレーナーの鼻頭を人差し指でタッチして、トイレに向かおうとした時、トレーナーに肩を掴まれた。

 

「もう良いのか?」

「何がかしら」

 

 私は思い当たる節が無くて、キョトンとした。

 

「せっかくゴールデンタイムに合わせたんだ。走るぞ、この後」

 




 内回りは初心者向き、外回りは上級者向きです。これは、外回りの方がスピードが出るレイアウトというのも勿論あるのですが、それ以上に走っている層の違いに依るところが大きいです。
 例えばバイクの場合、内回りでは無理な追い抜きやすり抜け等を行わない事が多いですが、外回りだと使える場所は全部使う風潮があり、且つすり抜けも前方に二台車が並走していても敢行する場合が殆どなど、これだけの差があります。誤解を恐れずに言うなら、カジュアルマッチ(内)とランクマッチ(外)のようなものかもしれません。
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