ハッピーエンドルートで完結させようと思います!!
「マスター、私を直すのってどんな風にやるんですか?」
「あぁ、そういうのは僕あんまり知らないんだ。今から行く先に僕の友人がいるから、その人に聞いた方が早いと思うよ」
「そうですか。わかりました」
私の目を直す為、マスターのご友人の元へと向かう。その友人も、マスターと同じ活動家の人のようだ。
「きりたん。緊張する必要はないよ。言葉遣いは少し荒いが…優しい奴だ。何しろ、私の高校時代からの友人だから」
「そうなんですね。あ、ありがとうございます…」
「そう。大丈夫だよ。…あ、ちょっと失礼」
電話だ。きっとご友人からだろう。
「あぁ、今向かっている。っ…!まったく…電話越しにそんな大声上げないでくれ。悪かった。先に言うようにするよ。それじゃ」
「…怒ってました…?」
「いつもの事さ。怒ってるわけじゃないと思うよ」
「私が一緒にいることに対して怒っているのかと…」
「まぁ…それは僕のミスだから、君が心配することはないよ」
「…わかりました」
マスターのご友人、私は少し苦手だろう…。だけど、私の目を直してくれるのもきっと彼だから、我慢しなければ…。
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「やぁ、待たせたね。申し訳な」
「待たせ過ぎだ!!ったくいつまで待たせんだお前は!!」
「悪い悪い。あと、あまり大きい声は出さないでくれ。この子が怖がるだろ」
「…ったく。そういう事は先に言いやがれ…。で、そいつが例の奴か?」
「あぁ。そうだ。外部デバイスを取り付けて擬似的に目が見えるようにしてみたんだが…」
「…ふむ…。おい、お前」
「ひゃい!?」
「…これ、お前の規格に合ってねぇぞ…。これじゃノイズが走ったりなんらかの弊害があんだろ」
「えっと…色はまだわからないです…」
「まったく…そうだろうな…。とりあえず、お前の規格に合ってる別のパーツを付けてやる。それで、しばらくは良いだろう」
「ありがとうございます…」
「一旦接続切るぞ。次開けた時はきっと色が着いてるだろうが…ビビるんじゃねぇぞ」
「…ほら、どうだ。ちゃんと繋がってるか?」
「…はい…。ちゃんと繋がってます…」
「どうした?なんか異変でもあんのか?」
「いや…えっと…ちょっと眩しくて…」
「…あぁ、そりゃ急に鮮やかになりゃそうなっても当然か。まぁいい。そこら辺でも見て目を慣らすんだな。あんまり近くを見続けんじゃねぇぞ。…いや、VOICEROIDには関係ねぇか…?」
「あ、ありがとうございます…」
「さて…話を戻すが……」
世界に、色が付いた。あの人は凄い…。私の事を見て、数秒の間でマスターが私に付けてくれた部品が合わないから色が無かったことを気づいた。
そして、私に合うものをすぐに付けてくれた。
マスターの言う通り、言葉遣いは荒いけど、優しい人だった。
「…それで、アイツの話だが、さっきも言った通り、今すぐには無理だ」
「いつなら出来るんだ?」
「…3日後ってとこだな。それまでに俺が部品を集めておく。3日立ったらまたアイツを連れてここへ来い」
「わかった。3日後だな」
「今度はちゃんと連絡を入れてから来い!!」
「気をつけるって。わかったよ」
「じゃあ3日後だ!絶対来いよ!!」
「あぁ。頼む」
「どうだいきりたん。すこしは慣れたかい?」
「はい、もうだいぶ慣れました」
「次会うのは3日後だ。そんとき、お前の目もしっかりと直してやる。その閉じてる目も、開くだろうよ」
「ありがとうございます…!」
「よかったねきりたん」
「はい!!」
3日後…。3日後には私もついに普通のVOICEROIDになれる。
マスターと出会って、私の今までの普通が全部変わった。夢にまで見た普通の生活。マスターはそれを私に与えてくれた。
そして、そんなマスター所に私はずっといることができる…。
これからもずっと。マスターの事を眺めながら…。
エンディングはどちらがいいですか?
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