黒き王の遺伝子を受け継ぐ者の英雄学園物語 作:バロンレモンアームズ
「え!?″ウルトラマン″ってあの都市伝説の?本当に実在していたのか。初めて聞いた時から迷信かTV番組に出てくるキャラクターの類いか何かだと思い込んでいたんだけど・・・・・」
「それより薄々分かってはいたけどやっぱり僕この星の人間じゃなかったのか・・・・・4歳の頃に個性診断受けた時に無個性と言われたのに何故か身体能力が異常に高かったり目の色が赤くなったり爪が伸びて鋭くなるからな。」
謎の黄色い球体に告げられた事を聞いた出久はあまり驚かずに寧ろ何処か理解していたかのような口ぶりであった。
『あの怪獣は特徴からして″古代怪獣″ゴモラと″どくろ怪獣″レッドキングの二匹が融合した名付けて融合獣スカルゴモラです。』
「ねぇ、この映像一体誰がどこから撮っているの?」
『先程マスターもご覧になった球体型偵察機ユートムからの映像です。よろしければスカルゴモラのいる現場までエレベーターで向かいますか?』
「怪獣の近くに行く事ができるの?まぁ行けるなら今すぐにでもそうしたいけど」
『座標を設定すれば可能です。私からの通信には先程お渡ししたライザーの一つナックルを使用してください。触れている間は会話ができます。』
「分かった。じゃあペガ行ってくる。」
「出久」
「大丈夫だよ。ジーっとしててもドーにもならないし何より何もできずに後悔するのはもう嫌なんだ。あとこれからよろしくね。レム」
『レムとは私の事ですか?』
「うん。だって名前がないとやりづらいし球体とか呼ぶのはのは流石にないから、嫌なら別の名前を考えるけど・・・・」
『リポートマネージメントのイニシャルですね。構いませんよ。』
「じゃあ僕の事もマスターじゃなくて出久って呼んで。僕マスターって呼ばれる柄じゃないし堅苦しい呼ばれ方より名前で呼ばれた方が嬉しいから」
『承知いたしました。出久。転送を開始致します。』
出久はエレベーターに乗るとエレベーターが地下から怪獣の近くの地上に到着した。
『聞こえますか?出久。スカルゴモラが行き先を変えました。ですがその先は避難している人々がいます。このままでは危険です。』
「え!?嘘だろ。なんとかして怪獣をここから引き離さないと」
『フュージョンライズ後の名称を決めてください。』
「分かった。じゃあウルトラマンジードだ。これの名前もジードライザーだ。ジーっとしててもドーにもならねぇ!!」
「融合!!」
『シュワ!!』
「アイ、ゴー!!」
『ヌェア!!』
出久は右腰のホルダーから『ウルトラマン』と『ウルトラマンベリアル』のカプセルを取り出し起動するとウルトラマンとベリアルの二人の姿が出久の隣に出現し二つのカプセルをナックルに装填しジードライザーでスキャンした。
「ヒアウィーゴー!!」
フュージョンライズ!!
「決めるぜ!!覚悟!!」
「ジィィーーード!!」
ウルトラマン
ウルトラマンベリアル
ウルトラマンジード!!プリミティブ!!
出久がそう叫ぶとウルトラマンとベリアルが出久と融合してウルトラマンジードプリミティブへと巨大変身し町に降り立った。
『フュージョンライズ、成功しました。』
「ペガ、今僕どんな姿してるの?それに今立ってる道路がまるで砂場のように脆い。車も建物もミニチュアみたいで下手したら壊してしまいそうだ。」
「あっ今はそんな事より集中してよそ見してると怪獣にやられちゃうよ。」
ジードは変身した自分の姿が分からずにペガにそう質問するがペガの言葉を受けてスカルゴモラに向かっていき食い止めようとするが初変身かつ戦い慣れてないジードはいとも簡単に吹き飛ばされてしまい海に落下すると
次はスカルゴモラが向かってきてジードはドロップキックやジャンプニーキックなどの荒々しい攻撃で応戦するが効いてる様子はなく劣勢となっておりスカルゴモラの『スカル振動波』を食らってしまいまたしても吹き飛ばされてしまい胸のカラータイマーが青から赤に変わり点滅を始めた。
「くそ・・・こいつ強い!!」
『まもなく活動限界時間です』
『地球でウルトラマンジードの姿になる事ができるのは約三分間で次に変身できるまでには時間がかかる為変身解除してすぐにフュージョンライズする事はできません。』
スカルゴモラはジードから再び避難している人々に目標を変えた。
「まずい!!街の人達が危ない!!あいつを倒さないと」
『必殺技″レッキングバースト″を発射致しますか?』
「やり方はどうすればいいの?・・・いや頭に浮かんできた。」
ジードは立ち上がるとスカルゴモラのところまで大ジャンプをして突進してくるスカルゴモラに腕をクロスさせながら赤黒い稲妻を纏わせながら目を青く光らせると必殺光線技の『レッキングバースト』を喰らわせスカルゴモラは断末魔をあげながら爆散した。
「出久が勝った・・・でも変身した出久のあの姿・・・まるで・・・」
それを見てスカルゴモラが倒されて喜ぶ人とジードの姿を恐れて恐怖の顔をする人など反応はそれぞれであったがジードは紫色の粒子になり元の出久の姿に戻った。
翌日出久は折寺中学校にて自分のスマホでニュースを見ており今初めて自分が昨日変身したジードの姿を見た出久は
「え?これが僕?でもこの目の感じ何処かで見たような気がするな」
「レム・・・ちょっと聞いてもいい?出久の中に宿る強大な遺伝子って一体なに?!?」
「昨夜出久から摂取した遺伝子からBの遺伝子が確認されました。出久とこの基地の本来のマスターは高い確率で親子関係にある事が判明いたしました。」
「親子?出久の親が誰なのかレムは知っているの?」
「はい。出久の父親はウルトラマンベリアル、光の国が生んだ悪のウルトラマンでかつてこの宇宙でクライシスインパクトを引き起こし宇宙全体を破壊しようとした張本人です。」
レムとペガの会話をナックルから聞いていた出久は驚きを隠せずに動揺していた。
「おーい。全員席についてるかぁ〜?取り敢えず今日からお前らに新しい仲間ができるから静かにしろ。入ってきてくれ」
「今日からお前らとクラスメイトになる鳥羽ライハだ。一応言っておくが出来る限り仲良くしろよ?こいつに変な事したら俺の首がとぶからやめろよ?」
「鳥羽ライハです・・・これからよろしくお願いします・・・あと先生一言余計です。」
教師に転校生だと紹介された鳥羽ライハという少女は教師にそう言うと指定された出久の前の席にに座り後ろにいる出久の姿を見るがレムによる衝撃の事実を聞いてショックのあまり固まっているこの時の出久は自分のクラスに新しく転校生が来た事すらも気付いていなかった。
しばらくして学校が終わり出久は海兵公園に来ておりそこに不法投棄された大量のゴミを掃除していた
「出久どうしたの?今日は学校で固まっていたらしいし、やっぱりレムのあの話聞いて・・・」
「心配しなくても大丈夫だよ・・・・・寝不足で集中できなかっただけだから。それに僕は何も気にしてない・・・・世間の人達はジードになった僕の事を怖がられて人類の敵扱いされてるけど仕方ないよ。自分で言うのもアレだけどあんな目つきの悪い見た目してたら無理ないよ。」
「誰がどう見ても大丈夫じゃないって顔してるけど・・・・あまり無理して強がらなくてもいいんだよ?君がどんな存在でも僕にとっては君は君である事は変わらないよ。」
ゴミを掃除をしていた出久にペガが話しかけてきて質問し出久は何処か強がっている顔をしながらそう返答するがペガに無理をしている事を見抜かれてそう言われた。
「ありがとう・・・・ペガ。正直に言うとかなりショックだったよ・・・・昔から悪魔の子だとか周りに言われてたけどまさか本当に悪魔という意味の名前をもつ存在の子どもだったとは・・・・昨日のスカルゴモラ・・・何かおかしかった。あの実力だったら僕を簡単に倒せた筈なのにわざと倒された真似をしているようだった。」
「確かに・・・ちょっと僕も戦い慣れてない出久を倒すなんて簡単にできた筈なのにとどめを刺す様子が全くなかった事に違和感を感じてた・・・ところで出久さっきから何してるの?ただ単にゴミを掃除してるわけじゃなさそうだけど」
「あぁ、そりゃあ体を鍛える為だよ。ここなら誰にも邪魔をされる事もないしゴミも片付けかつ体を鍛える事ができて一石二鳥だと思ったから」
設定ニ(後日書くのを忘れていたので追加しました)
原作では変身のインターバルに二十時間も掛かりますが今作ではフュージョンライズを解除してすぐに変身できないだけで出久の体調次第とウルトラカプセルの冷却が終われば早く再びフュージョンライズできます。
因みに水色の目から赤目になるのは原作のジードと同じですが今作では人間の姿でも怒りを露わにしたら目が赤くなる他出久の姿のみ片目だけ任意で目を赤くできる為赤と水色のオッドアイになる事もできます(元ネタはダークネスヒールズリリ2巻の表紙に書かれた右目が青くなっていたベリアルだがあまり出久本人は目の色をオッドアイにはしたがらない)