影の獣in 5歳   作:水道館

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長いです


幸せ

「まさかこんなに早くまた全員揃うとは思わなかった」

「だって揃わないと色々終わるし」

「終わりなのねぇ〜」

「生きたいって言えぇ!!!」

「逝きたい!!!」

「字が違うんですがそれは」

 

秘書を説得して領土から抜け出し聖都に着いた。

教団近くの公園で他のスレ民がたむろっておる。

 

「すまぬ。遅れた」

「おー麻呂。お前で最後だわ」

「まぁ一番遠かったし仕方ないね」

「辺境伯だしなぁ」

 

ふむ。麻呂で最後か。

昨日呼び出しを受けて今はその翌日の昼。

時間としては丁度いいのかもしれない。

 

「では全員集まったし向かうかの」

「聖都ニキはもうあっちにいるんだっけ」

「そうらしい。あやつも不憫よな…」

「幸運Eでしょ。間違いない」

 

まぁそれは否定しないし出来ない。

合流を頼んだ麻呂達が言う事では無いかもしれないが。

 

他のスレ民と共に教団本部の前まで向かう。

皆、口は軽いが足は重い。

 

「あぁ〜やだわ〜勘弁してくんないかな」

「お慈悲っていくらするの?」

「そんなものはない(関羽)」

「そこに無ければ無いですね〜」

 

…やっぱ余裕じゃねこいつら。

アホ言ってるスレ民を尻目に本部の前に到着する。

 

「ああ、来ましたね。随分と大勢…20人ちょいですか?」

 

入り口の前に青髪のシスター服の女が居た。

間違いなく、【聖人】ハサイであろう。

 

「【銀狼】殿に呼ばれて集まったスレ民21人でおじゃる。話は聞いてあるかの?【聖人】殿」

「聞いてますよ。どうぞ中へ。会議室に案内します。ハルさんとシルさん、あとシオリさんも待ってますよ」

「シオリ…聖都ニキの事か。了解した。では失礼する」

 

【聖人】と軽く話し、彼女の後をついて行く。

教団内に入るが人気はあまり無い。出払っているのだろうか。

 

階段を登り、長い廊下を数分歩いた辺りで会議室と立て札がある扉に着いた。

【聖人】が開けると中には既に待っている者達が居た。

 

「…早かったね」

「みんなスレ民なの?しおり」

「うん、みんなスレ民だよ。間違いない」

 

そこには銀髪の人狼【銀狼】と緑髪のポニーテールの女、そして何より

 

「…初めまして、かの。イッチよ」

「もしかして、まろ?」

「うむ、麻呂が麻呂でおじゃる」

 

2m超えの漆黒の巨体を持ち、凶悪な鉤爪を携えても尚─。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼくはハル!よろしくね!」

 

優しい赤い瞳をしたシャドービーストが居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、早速ですけど…貴方達の素性を教えてもらいましょうか。ああ、職業言えとかそう言う事では無いです」

 

全員が椅子に座ってからそう告げると、リーダーと思わしき男が返してくる。

 

「つまり、麻呂達、スレ民の事を詳しく教えろと」

「はい。シオリさんに聞いても判断出来ないと言われてしまったので…」

「ふむ、了解した。ではまず前提として─」

 

 

 

「麻呂達は別の世界から転生してきた人間…と言って信じてくれるかの?」

 

 

会議室から音が消えた。呼吸音だけが微かに聞こえてくる。

…テンセイ…転生?

 

「転生って…貴方達、もしかして別の世界で生きて、そして死んで、この世界でまた生まれたと言う事ですか?」

「いかにも。世迷言に聞こえるかもしれんがこれを信じてもらわなければいくら教えても意味がないでおじゃる」

「いきなりぶっ飛んだ事言ってきますね…」

 

だが嘘は無い。洗脳や気が触れている訳でも無い。彼は正気だ。

となると…

 

「シルさんどう思います?」

「…正直そんな事言われてもって思うけど…話が進まないんなら、信じるよ」

「まぁ…知覚出来ないだけで他の世界があるって与太話は聞いたことありますけど…あれ本当だったんだ…」

 

気を取り直して彼を見据える。

 

「分かりました。取り敢えず信じます。それで?どうやって来たんですか?」

「麻呂達の世界の神…それに善人と認められた者のみが転生する事を許される。それが麻呂達でおじゃる」

「…なるほど、異世界の人間の魂なら、そりゃ形が違うか」

「それで?スレミンってその転生して来た人達の総称?」

「少し違う。麻呂達転生者は全員、脳内掲示板というものを使うことが出来る」

「ケージバン…ハルさんが言ってましたね」

「そのケージバンってなに?」

「例としては…そうじゃの」

 

男は懐から数枚の紙を取り出した。

一枚だけ残して、周りのスレ民に手渡す。

 

「今他の者達に渡したの紙にそれぞれ言いたい事を書くとする。すると─」

 

一枚だけ残っている紙をヒラヒラさせる

 

「全ての文章がこの紙にすぐに全て書かれる。掲示板とはそういうものじゃ」

「…それぞれが書きたい事を書いてそれが即反映されて、それが転生者全員がいつでも確認できるということですか?」

「うむ。それで間違っていない。掲示板を見るには見ようと思えば見れる。麻呂達を転生させた神が管理しているものでな。魂が似ている者同士でしか出来んらしい」

「…待って」

 

シルさんが立ち上がった。

…顔面蒼白だ。

 

「転生者って…人間なんだよね?」

「…うむ。人間しか、出来ん。善人だからな」

「じゃあ…ケージバン使えるハルは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、麻呂達の同類。人間の転生者…5歳の男の子でおじゃる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考えが纏まらない。ハルが─人間?

 

「…じゃあ何故ハルさんは今、シャドービーストになっているんですか?貴方たち全員見ても1人も魔物の姿は居ませんが」

「ハルは所謂神のミスによって本来死ななくても良いのに無理やり転生させられたのじゃ」

「神の…ミス?」

「はぁ…まぁ死ぬくらいですからね。ミスもするんでしょ。神のくせに」

 

「話を続けるぞ。神のミスによって本来行わない年齢で転生させられた影響で、本来残るはずだったハルの記憶は消え去った」

「…」

「更に事故のようなもので転生した影響で転生する種族がランダムになった…」

「…そのランダムでシャドービースト引きますか普通…」

 

「引いたのじゃよ。引いてしまった…記憶も無く、シャドービーストに転生してしまった事を知った麻呂達は何とかしてやろうとしていた。その結果、ハルへのアドバイスや指示という形に落ちついた。本当はハルの場所を特定したら、迎えに行く予定だった。だが…」

「私が…ハルと出会った」

「うむ。麻呂達なんぞよりよっぽと頼りになるからの。お主に任せていたのでおじゃる」

 

じゃあ…ハルが私を助けたのは…

彼らの指示で…

 

「あ、あの…シルさん。先に言うと…私たちはシルさんを見捨てるように言ってたんです」

「…え?」

「お主が英雄と言う事とハルがシャドービーストである以上、ハルの命を優先させる為にお主を見捨てるように、麻呂達は指示した。だが…」

 

麻呂と言う男がハルの方を笑いながら見る。

 

「麻呂達の話をまーったく聞かんかった。それまでは素直に聞いたったと言うのに。お主を助けると聞かんでな」

「…だって…たすけたかったから…」

「怒っとらん怒っとらん。最終的に麻呂達も折れたしな」

 

自分をそれまで助けてたスレミンの言う事を無視してまで私を…?

 

そこまでしてくれたのに

 

 

私は未だ、ハルを幸せに出来てないの…?

 

 

「まぁ…麻呂達の事、ハルの事はこんなところじゃ。ハル、今まで黙っててすまんかったな」

「…ごめんなさい。ぼく、よくわかんなかった…」

「ああ、構わん構わん。さらっと理解する程度で良いでな」

 

「さて、麻呂達の腹は割った。他にあるか?」

「うーん私としてはちょっと色々ありすぎてキャパオーバーですね。一旦お開きにしたいですけど…」

「…構わない、よ」

「…そうか。わかった。数日は聖都に滞在しよう。時間が開けば、聞きたい事が出来るかもしれんしな」

 

フラフラと立ち上がり、部屋から出ようとした時。

背後から着いてこようとする気配があった。

 

「…ごめんハル。少し、1人にさせて」

「え…シル?」

「夜までには、戻るから」

「まってシル!」

 

ハルの呼び止める声を無視して、私は教団本部を飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖都中央区にある高台。聖都全体を見渡せる場所に、私は来ていた。

何をするでも無く、ただ呆然と、高台からの風景を眺めていた。

 

「…」

 

あの日、ハルと出会って私は救われた。

孤独に震えていた私に優しい温もりを、ハルは与えてくれた。

なら、私はハルに何をした?

 

ブレスレット?あれはクローバーの対価の様なものだ。

料理?知識?そんなの彼がくれたものに対して釣り合っていない。

 

結局の所、私は彼に何も返せてないのだ。

 

「…どうすればいいの…?」

 

今までの人生で、誰かを幸せにした事が無い。

両親から遠ざかれて、5歳の頃から冒険者として活動してきたがそれだけだ。私の人生なんて、たったそれだけしかない。

 

「はは…」

 

情けなさ過ぎて笑ってしまう。彼は5歳と言う歳で私を救ってくれたのに、17にもなって彼1人幸せに出来ないなんて。

 

…元が人間。記憶が無く、不安だったのだろう。

そこに私が偶然最初に出会った。

きっと、私じゃ無くて、他の人でも…よかったのだろう。

 

私のような化け物より、きっと他の人の方が─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シル」

 

振り返ると、彼が居た。

息を切らしている。初めて見た。

 

そこで私は既に夕方になっていることに気づいた。

景色を見ていたはずなのに、全く認識できなかった。

彼の黒い体が夕陽に照らされている。

 

「…ごめん。もう少し1人にして。夜になったらちゃんと戻るから」

「…だめ」

「どうして?」

「…ひとりにしたくない」

「そっか…」

 

彼から顔を逸らして、背中を向ける。

 

「…私じゃ、ダメみたい」

「なにが?」

「…私じゃハルを幸せに出来ないから」

「どうして?」

「今まで生きてきて、誰かを幸せになんかした事ないのに、ハルに会うまで幸せなんて感じたことなかったのに、あなたを幸せにするなんて…無理。私があなたにできることなんて、敵をただ殺すくらい」

 

「あなたを傷つける可能性を皆殺しにすることしか、出来ない。それしか、分からない」

 

「優しいあなたが傷つく方法しか、私はあなたにしてあげられない」

 

「…私はあなたと、一緒にいたらいけない。私が何よりも、危険だから」

 

「…元々が人間なら、きっと他の人達とも上手くやれる。何だったらさっきのスレミン達ならあなたに良くしてくれる」

 

「シオリなんて、あなたの為に力になりたいなんて言っていたから…彼女と一緒に…」

 

「私じゃあなたを幸せに出来ないから…沢山幸せにしてもらってるのに、少しも返せないから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちがう!!!」

 

 

 

 

 

 

「え…?」

「ちがう!ぜんぜんちがう!シルまちがってるよ!」

「…何が違うの?」

「そんなのきまってる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼくは!いま!しあわせだから!!!」

 

 

 

 

「───────え…」

 

 

「あのとき!あのもりで!ぼくがひとりぼっちのとき!なんにもわかんなくて、おなかすいてさびしくて!つらかったときにきてくれたのはシルだった!」

 

「それは…偶然で…きっと私以外が来ていても」

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、きてくれたのはシルだった。シルだけだった」

 

 

 

「シルのおかげでさびしくなくなって、シルがごはんつくってくれたからおなかいっぱいになって、シルとわらったから、つらくなくなった」

 

「それで…ぼくになまえをくれた」

 

「ハルってなまえ。しゃどーびーすとのハル。それが、ぼく」

 

「ぜんせ?とかよくわからないけど…きおくそうしつもなんだかわからないけど、ぼくはにんげんじゃない!ぼくは、ぼくは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シルがつけてくれた、しゃどーびーすとのハルだから…」

 

 

───。

 

 

 

「シルのおかげで、シルがなまえつけてくれたから、ぼくはハルになった。ハルになれたんだ」

 

「…シル。シルはぼくからいっぱいもらったていうけど、ぼくもいっぱいシルからもらってる。だから─」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼくはいま、シルといっしょにいるだけで、しあわせだよ」

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を聞いた瞬間

 

 

 

「ああ」

 

 

 

 

おぼつかない足取りで

 

 

 

 

 

「ああああ」

 

 

 

 

 

彼に近づき

 

 

 

 

「ああああぁ」

 

 

 

 

彼に抱きついた

 

 

 

 

「あああああああああああああ!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ああああぁあああぁ!!!」

 

 

 

抱きしめてくれる彼にしがみつく。掻き抱く。縋り付く。

言葉がもう出せない。ただ泣き声をあげるだけ。

 

 

 

「だいじょうぶだよ…シル。だいじょうぶ…」

「あああ、あああああああぁぁぁ!!!ああぁあぁああぁあああ!!!」

 

 

結局、私は何にも見えていなかった。1人で焦って、1人で決めつけて、1人で諦めて。

 

 

 

彼はこんなにも幸せでいてくれるのに。私と共にいるだけで、幸せを感じてくれるのに。

 

 

 

「ああああああああああああ!!!!!!」

 

 

 

 

涙で何も見えない中で、確かに私は感じた。

 

 

 

 

 

 

 

私でも、誰かを幸せにできるんだって─。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルさんの泣き声が収まった後、私達は物陰から高台に姿を表す。

そこには、シルさんを抱きしめながらベンチに座っているハルさんが居た。

 

「…ハルさん、シルさんは…」

「つかれてねちゃった」

「そうですか。どうします?」

「もうすこし、シルとここにいるね。みちはおぼえたから、だいじょうぶだよ」

「分かりました。気を付けて帰ってきてくださいな」

「うん」

 

私はそう言って、踵を返す。

他の人たちも同じようだ。

だが、1人だけ、ハルさんに近づく影があった。

 

「…ハルよ」

「なあに?」

「お主は、もし、人間に戻れるなら、戻りたいか?」

「ぜんぜん」

「…何故か、聞いてもいいか?」

「だって、それだと「ハル」じゃなくなっちゃう。シルがくれたのはしゃどーびーすとのぼくのなまえ。にんげんのときのぼくのなまえじゃない。ぼくはシルがつけてくれた「ハル」がいい。「ハル」で、いたい」

「…それが、お主の幸せか?」

「うん。ぼくのしあわせだよ」

「そうか…分かった。答えてくれて感謝するぞ」

「うん。またね」

「ああ、またな」

 

麻呂さんはそう言うと、私達に合流する。

それから私達は、一度も振り返らず、帰路に着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「麻呂達はハルが少しでも安全にと指示を続けてきた」

「きっとそれがハルの幸せになると…だが」

「余計なお世話、だったんですかね」

「さあな、だが少なくとも、今までほど必要にはならんだろう」

「確かに」

「結局俺ら何も言わなかったな」

「マジで集まっただけやんけ!」

「どうせ暇だからいいだろ」

「切ない」

 

スレ民さん達がワイワイと話しながら歩く。

私は後ろからそれを眺める。

呼びつけられたと言うのに、たいして気にして無い辺り彼らの善良さがよく分かる。

 

「そう言えば…【聖人】さんはどうして2人を聖都に誘ったんですか?」

「ハサイでいいですよ。貴方達になら呼ばれてもいいです。それで質問の答えですが…シルさんがハルさんに依存してたっぽいのでそれの解決に繋がればなぁと」

「ふーん…でもワイ達がLIVEで見た時はそんなに依存してなかったと思うけど…」

「今日会って感じたけど確かに常にハルを気にしてたな。前まであそこまで酷くなかったのに」

「そうなんですか?じゃあいつ頃なんですかね?まるでハルさんがとんでもない危険に見舞われたとかじゃない…と…」

 

あれ?

 

「? どうした、突然立ち止まって」

「いや、実は私が2人と会った時、依頼を受けて盗賊団を殺そうとしてたんですけど…」

「ほーん、まぁ普通なことやな。珍しくもない」

「それでハルさんが仲良くなった方達が依頼対象では無いけど盗賊団を名乗ってたんですよ」

「ん?なんか雲行きが…」

「確か新キャラの2人だよな。ツルパゲとツブロー」

「だから新キャラ言うなし」

「それで当然盗賊団なんか許せないので殺そうとした訳ですよ。そしたらハルさんが庇いまして」

「…え?」

「おい、ちょっと待て。それって…」

「もしかして、シルさんがああなったのって…」

 

 

 

「これって…私が原因ですかね?」

「「「「「当たり前だぁぁぁ!!!」」」」」

 

やべぇぇぇぇぇ!!!やらかしてたぁぁぁぁぁ!!!

 

 

「お前、これ完全にマッチポンプじゃねぇか!何が聖都に招待だよ!依存が改善すればいいなーじゃねぇんだよ!お前がさせてんじゃねぇか!」

「何という事…!まさか、まさか気付かずにマッチポンプなんて大罪を…」

「何が聖人だ!返上しろ!」

「謝れ頭聖人!」

「まな板みたいな胸しやがって!」

 

やってしまった。この私が罪を犯すなど…これはもう

 

 

「だんざいいいいいいいい!!!!!」

 

腹に自分の拳を突き刺した。

 

 

貫通した腹から血が噴き出る。

その瞬間に再生が始まる。自分で制御できないのが困る。

なので何回も突き刺す。

 

どんどん血で汚れていく舗装された道路。

大変だ。終わったら掃除しないと。

 

「いやなにしてんのぉぉぉ!????」

「おいやめろ!どんな切腹だよこれ!?」

「止めないでください!これは私自身への罰!あと10000回は突き刺して苦痛を味わう必要があります!本来なら死ぬべきなんですが死なないので!取り敢えずこれで!」

「いや取り敢えずで自殺目の前で繰り返されたらこっちトラウマになるでおじゃる!やめよやめよ!」

 

止めてくるスレミンの方達。クソ!払い除ければ彼らが死ぬ!

離してください!罪が!罰が!断罪がぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

結局その後私達は日が完全に落ちるまで取っ組み合いを繰り返していた。

 

 




次から日常回が続くと思います
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