900 : 名無しの転生者
えー【銀狼】をイッチが助けて三日たちました…
901 : 名無しの転生者
特定ニキの結果は…?
902 : 特定ニキ
何の成果も!得られませんでしたぁぁぁ!!!
903 : 名無しの転生者
お前もう特定降りろ
904 : 名無しの転生者
悲しいなぁ
905 : 名無しの転生者
特定できないのに特定ニキ名乗ってて笑う
906 : 名無しの転生者
見分けやすいのはいいけどな
907 : 名無しの転生者
まぁ3日間何にも無かったし…
908 : 名無しの転生者
【銀狼】もイッチに何もしないからなぁ
909 : 名無しの転生者
もうかなり回復してるのにな
910 : 名無しの転生者
仲良く食事してる画像を見た時は…失礼ながら…ほっこり…しちゃいましてね…
911 : 名無しの転生者
まともな吉良吉影
912 : 名無しの転生者
一応表向きはまともだったから…
913 : 名無しの転生者
2日目あたりからもう慣れてたよね
914 : 名無しの転生者
まぁ英雄だからな 胆力も英雄級なんでしょ
915 : 麻呂
まぁ襲ってこないなら何でも良い
しかしギルドも教えてくれないとはな…
916 : 名無しの転生者
【銀狼】が友人とか居たなら適当に誤魔化して行き先聞き出せたんだけどねぇ
917 : 名無しの転生者
交友関係が同じ英雄にしか無くて笑っちゃうんすよね
918 : 名無しの転生者
まぁそれも仲がいいとかじゃなくて情報交換くらいの仲らしいし…
919 : 名無しの転生者
【銀狼】ぼっち説
920 : 名無しの転生者
何だ俺らか
921 : 名無しの転生者
やめてくれカカシ その術は俺に効く
922 : 名無しの転生者
全方位に飛ばしてくるじゃん
923 : 名無しの転生者
いいのか?大の大人が泣くぞ?
みっともないぞ?見てらんないぞ?
924 : 名無しの転生者
クソみたいな脅し草
925 : 名無しの転生者
ばっかおめぇ…俺がいるだろ?
926 : 名無しの転生者
キュン
927 : 名無しの転生者
キュン
928 : 管理者
キッショ
929 : 名無しの転生者
管理者ちゃんの罵倒だ!
930 : 名無しの転生者
ありがとうございます!
931 : 名無しの転生者
もっと蔑んでください!
932 : 名無しの転生者
これはひどい
933 : 特定ニキ
お前らスレ降りろ
934 : 名無しの転生者
またアク禁されんぞ
935 : 名無しの転生者
でもこいつらそっち系の話でしか書き込まないよ
936 : 名無しの転生者
なんてこった 存在価値ねーじゃん
937 : 名無しの転生者
前世の俺みたい
938 : 名無しの転生者
>>937 やめなよ…
939 : 名無しの転生者
元気出せよ…
940 : 名無しの転生者
急に闇出してくるじゃん
941 : 名無しの転生者
一番闇っぽいイッチが今んところ一番光だけど大丈夫?
942 : 名無しの転生者
イッチのスレだから別に良くね?
943 : 名無しの転生者
それもそうだな!
944 : 名無しの転生者
じゃあここまでの流れいらないじゃん!
945 : 名無しの転生者
暇すぎて雑談スレになってる
946 : 管理者
あ、そうだ 後3日くらいでなんとか掲示板の改修が終わりますので連絡しときますね
947 : 名無しの転生者
おお!
948 : 麻呂
それは僥倖よな
949 : 名無しの転生者
これでいちいち画像で状況把握しなくて済むんや…
950 : 名無しの転生者
イッチが伝えるのも限界あるからな…
951 : 名無しの転生者
まぁ5歳だし…
952 : 名無しの転生者
無敵の言い訳じゃん
953 : 名無しの転生者
まぁ実際その通りだし…
954 : 名無しの転生者
しかしイッチ中々来ないな
955 : 名無しの転生者
定期報告はしてくれるから大丈夫だけどね
956 : 名無しの転生者
やっぱ現地に話す相手居るとな
957 : 名無しの転生者
こっちに中々意識持ってこれないよな
958 : 名無しの転生者
まぁ改修で改善されるから大丈夫でしょ
959 : 名無しの転生者
せやな
960 : 麻呂
そろそろスレの残りがまずい 減速じゃ
961 : 名無しの転生者
せやな
◇
───朝だ。
起き上がり軽く体を伸ばす。怪我は殆どが治りかけている。
そろそろ軽めの運動ならしてもいいかもしれない。
「それにしても…」
貫かれた腹部を撫でる。傷は既に塞がっていて跡も残ってない。
…自分が英雄なんて呼ばれてる化け物なんだと言う事を自覚して、少し嫌になる。
人狼の集落で生まれた私は両親とは違う毛色だった。大昔に居たとされる人狼の英雄…【銀狼】。その力を先祖帰りでこの身に宿して生まれてきた。
両親は初めは私を可愛がった。この子は将来英雄になるなんて言っていたらしい。実際なっているが。
両親の愛情が反転したのは5歳の時、私が落石によって全身が潰れた事故が起きた日だった。
両親の目の前で潰れた私は絶叫する両親を尻目に大怪我はしてるものの生きていた。
体が勝手に再生していく。潰れた腕が、ひしゃげた足が、砕けた頭蓋が。まるで人外の如く。
それ以来、両親や集落の者達の目は私を凶悪な魔物を見るような目に変わった。
謎の寒気が体を襲い始めたのはこの時だった。
晴れていても、夏でも、どれだけ着込んでも───寒さは消えなかった。
周りの目に耐えられず、逃げるように冒険者になった私は兎に角討伐依頼を受けた。
戦っている時は寒さが和らぐのだ。
何となく、それは危険な事なんだらうなと思いながらも私は寒さには勝てず、それを続けた。
気づいた時には英雄【銀狼】なんて呼ばれるようになった。
大昔の英雄とおんなじ─もしかしたら過去の【銀狼】も私と同じだったんじゃないかなんて思った事もあった。
今回も寒さを和らげる為の依頼。30程同時に受けた依頼の最後がこの樹海のエンシェントドラゴン討伐だった。
依頼自体は達成。疲労でふらついたところに反撃を受けたがこれくらいならすぐ治る。いつものことだ。問題ない。
───そのはずだった、のだけれど…
「ねぇねぇシル!みてみて!きのこみつけた!」
「…それ毒キノコだよ?」
「どく!?」
「見た目から既に「食ったら死ぬぞ」って感じが出てるけど」
「わかんなかった…」
…何してるんだろ、私。
「うーん、でもきのうもりんごだったからほかのたべたい!」
「他に食べれそうな果実は見つからなかったの?」
「このへんりんごばっかり…」
「川とかはないの?」
「あるよ?」
「ならそこで魚とか取れるんじゃない?」
「そっかぁ!いってくるね!」
シャドービーストはそう言うと川があると思われる方向へ走っていった。私はそれを座って眺める。
…逃げるなら今だ。怪我もある程度治ってる。依頼を受けてから3日も経ってしまっている。ギルドの方も不審に思っているだろう。
なのに私はここから離れたく無かった。何故ならここにいるとあまり寒くない。
いつもは凍えそうな寒さに襲われているのにここに居ると肌寒いくらいで収まっている。ここの環境が良いのだろうか?よく分からない。
「…魚か」
川魚だから種類によるけど普通に焼けばいいかな?でも彼は煮魚とかの方がいいのだろうか?魚の事は知ってたから好きな調理法くらいあると思うけど─って。
「なんでシャドービーストが喜びそうな料理考えてるんだ…」
ここ数日の私はおかしい。ホントにおかしい。やはり魅了の魔法を受けてるんじゃないだろうか。もしくは混乱。
一応確認してみても特に問題は無かった。寒さの事といい、訳が分からない。
考えてても仕方ないと料理の準備をする。煮魚は面倒だから焼くだけでいいだろう。水も有限だ。
荷物を漁っていると魚を取りに行ったシャドービーストが帰ってきた。
「ただいま!とれたよ!」
「…結構取れたね 4匹か」
「うん!はんぶんこね!」
「…そうだね 半分で、2匹ずつ」
まただ。このシャドービーストは食事をする時半分にする事に拘る。
この3日間、決して自分だけ食事をするということは無かった。
理由は分からない、だが半分にするのを了承すると─。
「やった!シルとはんぶんこ!はやくたべよ?」
「川魚を生はダメだよ 焼かないと」
「そうなの?じゃあぼくやる!」
「ダメ。どうせやった事ないでしょ。私がやるから」
まるで子供のように笑顔になって喜ぶ。シャドービーストと言う危険極まりない魔物なのに、心の底から嬉しそうな顔で。
「味付けは塩でいいよね?」
「シルのといっしょがいい!」
「…じゃあ塩にするよ」
「うん!」
ホント…何なんだろうか、このシャドービーストは。警戒してる自分が段々馬鹿らしくなってくる。
そんな事を思いつつ焚き火の準備をしているとシャドービーストが私に近づいてきた。
「…なに?今から火を起こすから離れてほしい」
「えっとね、さっきね、いいものみつけたの!」
「いいもの?川で?」
「ううん、かわのちかくのはらっぱ」
「食べれる野草でも見つけた?」
「ちがうよ これ!」
そう言って見せつけてきたのは四つ葉のクローバーだった。
形も大きさも悪くない。
「ふーん…良かったね」
「うん!よかった!だからぷれぜんと!」
「え?」
そう言うとシャドービーストは私の手を取り、その上に四つ葉のクローバーを置いた。
「…なんで、私に」
「よつばのくろーばーはしあわせをよぶんだって!」
「ホント人間の文化よく知ってるね…それで?」
「シルがしあわせになればいいなーって!」
─────私が、幸せに?
手のひらに置かれた四つ葉を見る。私の幸せを願ったプレゼント…。
そんなの子供の頃、5歳になる前に貰ったっきりで…。
私は空いている方の手で鞄を漁る。そこの方に手を突っ込んで目当ての物を引っ張り出す。
それは私が冒険者になってから買ったブレスレットだった。
装備品として優秀なんて口が裂けても言えない物。
でもデザインが好きで捨てるに捨てられなかった物…。
「…これ、あげるよ クローバーのお礼」
「いいの?」
「いいよ 別に今使ってないし…」
シャドービーストの手にブレスレットを乗せる。数秒ポカンとした表情を浮かべた後─。
「ありがとう!たいせつにするね!」
嬉しそうに私に礼を言ってきた。
「…私も、このクローバー。大切にするね」
寒さがまた減ったような気がした。
※尚、普通の人間が見た主人公の笑顔は邪悪に見える模様