ようこそ(勘違い)大和撫子の学校生活へ 作:エカテリーナ
代わりと言っては何ですが、今日から三連投します!
2巻はスイスイ進めていきたいので頑張ります!
では、どうぞ!アンケートもしたいのでお願い致します!
Side.坂柳有栖
中間テストも問題なく終え、どのクラスでも浮ついた雰囲気の漂う週末の休み。私は
今回の集まりは…最初の試験…と、言うほどでもない課題を乗り越えて、そのリザルトを周知する為の寄り合い染みたものです。
私たちのグループは、撫子さんから直接問題を受け取ったこの私自らが講師として立ちました。暗記や学習指南をして、結果は
「いや、それにしても姫さん。今回の中間は上手く行ったな。西園寺様様だな、ホント」
「たしかにね…」
「うん、ありがたかったな」
そう、撫子さんを持ち上げる様でこちらを伺うような
予想通り、撫子さんへの上げを目的とするトークが展開されるが目を細めて意識して話の腰を折りに行く。
「橋本君。…別に、
「お。…まあ、確かに、アレで赤点は取らないよな…」
「ええ、私たちはAクラス。そこに妄信したり、盲目的に振舞うのは論外ですが当たり前のことをして当たり前の結果を出す。私たちには何も難しいことはありません」
自信をもって断言する。…交渉や相手を詐る際に必須のワンポイントだ。こうする事で自信を持った人は同調を。逆にない人は私に信頼を向けてくる。例外の生徒はともかく、掌握済みの
そうして脳のリソースを彼女に向けていると、再び橋本君と、今度は神室さんやその他の生徒も巻き込んで4月、5月の振り返りのような事をしていた。その会話の節々に西園寺さん、撫子ちゃん、果てはお姉様と彼女の影響が根深く浸食しているのを感じる。
…このままにしていても良いが、自分の影響を強めるのも悪くは無い。そう思い、その場の全員に聞こえる様に含みを嗤いを意識して声をかける。
「でもAクラスに過去問をくれるだけじゃなくて、Bクラスにも先生役で行くなんて、西園寺さんも優しいよね…」「うん、きっと一之瀬さんと仲良いからそれで…」
「…ふ、ふふふ…。皆さんは本当に。本当に
「…!」「?」「どういうことだ、姫さん?」ざわざわ…
その戸惑いを尻目に、彼女は焦らす様に飲み物を口に運ぶ。
―――こちらに注目させること、そしていかに、自分の言葉に信用と信頼を乗せることが出来るか。これこそが、人心掌握において有効な手段だと有栖は経験から学んでいた。
「そうですね、では丁度良いので撫子さんの考えについて、お話ししましょう。…私が思うに、Bクラスと懇意にすることで得られるメリットは…
「5つ…!?」「そんなに多く…?」「凄い…」
「ふふ、まず1つ目は情報収集。これは言うまでもありません。私たちももちろん、どんな戦いにおいても情報の重要性は語るまでもありません。古今東西、情報を軽んじる勢力は滅亡の一途を辿ることになるでしょう」
情報、と呟くものやうんうんと頷くもの、思案気な表情を浮かべるものと真剣な表情でこちらを見るもの。掴みは完璧だ。足を組み替えながら、次々に考えを述べていく。
「2つ目は派閥の構築。これは1つ目のメリット、情報収集を円滑にする目的もありますが、当然ながら1人よりも2人。そして多く人が集まれば出来ることに幅が望めます。そして3つ目は…立場を明確にするため」
「立場…」
「そう、彼女は4月の時点で既にクラスの内側ではなく、外へ外へと関係を作ることに傾注していました」
「確かに…」「生徒会に入ったのも早かったよね…」ザワザワ
「…でも、それがメリットになるの?」
神室さんが胡乱な目つきで問いかけてくるが、逆に失笑したような態度でそれに応える。…彼女には、このくらいの距離感の方が有効に動いてくれる。自分の分析力はそう判断している為、遠慮は無い。
(※以前の撫子をダシにしての胸囲弄りが理由なんてことはないったらない)
「ええ、何故なら結果として彼女は私たちや葛城君たちの
「あ…!」「確かに…」「でもそれって…」
「そう、まるで傍観者、事なかれ主義。悪い見方では…
わかりましたか?という風に視線を向けると、プイッと顔を背けられる。それを鼻で嗤いながら
「4つ目。ここからが肝心ですが、3番目の立場の確立から一歩踏み出します。…ズバリ、自身の神聖化」
「し、神聖化?」
突拍子も無いことを言ったと思われたのが、声を上ずりながら返事をする橋本君に、そして瞠目する周囲にもゆっくりと沁み込む様に説明をする。
「彼女の能力では不可能では決してありませんよ。…既にその傾向は露わに成りつつあります。親衛隊…というグループ。聞いたことぐらいはあるのではないですか?」
「うん…」「あの西園寺さんのファンクラブみたいな…?」「あ、確かに居たかも…」
「はい。その親衛隊、私の知っている限りでは学年性別部活動、そして
ここまで現実に沿った事実を告げれば、妄言だと切り捨てるような愚図はここには居ない。各々が自分の裁量で考えを深めていく。それがじっくりと熟成されるのを待つ為、少し冷えた紅茶を口に運ぶ。
…事実、もしも彼女と敵対する事になったら厄介になるのがあの団体だ。Aクラスにもチラホラ参加している生徒がおり、そのネットワークはどこまで伸びているのか考えるのも恐ろしい。噂では、生徒会のメンバーや教師すら参加しているそうだ。
ちなみにこの場にいる誰にも言っていないが、坂柳は教師すらも彼女に洗脳乃至支配されていると半ば確信している。(※半分くらいは正解!)
短くない時間が過ぎ、各々が俯いていた顔を上げ終わるのを合図に「状況は理解しましたか?」と聞くと是と返される。…悪くない。少なくともこの集まりの始まりよりも撫子さんへの脅威や心配な色が強くなっている。
「橋本君もどうですか?」
「あぁ、まあ理解はした。…ちなみにもうお腹いっぱいなんだが、5つ目って…?」
「…ふふ、うふふふふふふ…!!」
「…ひ、姫さん?大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫です。絶好調ですよ、私は…」
思わず笑いが漏れる。…思い出し笑いだ。なにせ、この理由に気が付いた時は思わず我が身をかき抱いて震えてしまったほどだ。そして、それを
「さて、5つ目の目的。それは―――クラス対抗戦の終焉。…それが、撫子さんの真の目的です」
「クラス対抗戦の…」
「…終焉?」
恐れ戦くクラスメイト達に一つずつ種明かしをしていく。何故、彼女がBクラスに勉強を教えたのか?何故、部活動や生徒会に参加しているのか?何故、親衛隊なんて存在を許しているのか?何故、何故、何故…!?
………結論だけいうと、今回の集会は大成功でした。橋本君も、得た情報を
「ふふ…今日は気持ち良く眠れそうですね…」
こうしてAクラスでの撫子の立場も明確になっていく。………本人の、預かり知らぬ所で…!
――――――――――――――――――――――――
Side.某××××××××××店員
シャララン♪
「(あ、お客さんか…)いらっしゃ―――」
「…なみ、私は別にまだ…」
「え~でも、……でこ、また胸が大きくなったって言ってたじゃ…」
思わず言葉が喉に引っ込む。
「…い、いらっしゃいませ~、本日は、どういったご用件でしょうか?」
「あ、こんにちは。今日はこの子の下着を捜してるんですけど、最近サイズが合わなくなったらしくて…」
「…お恥ずかしながら…//」
頬を赤らめて俯く黒髪の子に思わず手を合わせそうになるが、何とか堪える。…というか本気で大きい。これだとちょっと…。
「…お客様、申し訳ございませんが当店ですとお客様のお気に召す…その、」
「あ、はい…理解しています。サイズを指定しての注文が出来ると伺ってきたのですが…」
「それならはい…!大丈夫ですよ。…お気遣い頂いたみたいで、ありがとうございます」
「いえいえ…」
サイズが無いことを伝えようとしたら、丁寧な態度で先読みしたような返事を返される。…きっと苦労してきたんだろうなぁ…。
その後、今日は好きなデザインを選んでいくつかチェック。そしてサイズを測って注文をする事に。お連れ様が見繕っている間に彼女を更衣室へ案内してサイズを測定する。
「では、サイズを測りますのでお召し物を…、って…」
「はい、失礼しますね…!」シュルリ…
一切の躊躇なく脱衣を始める。慌ててカーテンをシャッ!と引くが、自分も更衣室の中なのに思わず閉めてしまった。出ようとするも、既に彼女は下着姿で衣類をハンガーにかけている。開ける訳にはいかない。
心臓の音が大きく感じる。同性なのに、彼女の素肌から目が離せない。そんな私を気にも留めず、ついには上の下着を床に落とすと
「では、測定を…お願いしても…?」
「は、ひゃい…!」
ガチガチに固まりながらメジャーを彼女の身体に当てていく。アンダー、ウェスト、どれも同性として嫉妬すら覚えない程のソレだ。そして、いよいよ最後のバストへと手を伸ばして行く。
「んっ…」
「ご、ごめ…い、いえ!すいません、大丈夫でしたか?」
「いえ、すこし肌が敏感なので、気になさらずにお願いします」
「…は、はい…!(敏…感…//)」
荒い息がバレないように、メジャーを合わせる為に乳房の前に腕を回してソフトタッチしたり、メジャーの位置を合わせる為に左右に引いたり戻したりする。その度に「あっん…!」や「ふ…んん…!」と艶めかしい声が漏れて耳を貫いていく。何度も何度もすりすり擦ったり、止めてみたり。
「上手く測れなくて…すいません…!」と謝ると「ぃ…いぇ…!大、丈夫ですから…んっ//」と口を押えながら返事を返される。
「あの、
「ふぇ…?ぁ…はい、どうぞ…?」
「(ふぉぉ…!)し、失礼しますね…!」
中腰でしゃがみながら彼女の胸を正面に見据える。デカい。それ以外の何も無かったが生で見ると形や色艶、あらゆるそれが肌に吸い付くような魅力を放っている。思わず、メジャーを取り落として両手をその双峰に近づけていく。ダメだと思っても体がいう事を聞かない。
何故山に人は登るのか?そこに山があるからと、先人は言った…!
その手が頂点に届くまであと50…30…10…!
『撫子~かわいいの見つけたよ~どこ~?』
「っっっっ!!」
「あ、帆波…。もう少し待ってて下さい。サイズを測ったら出ますので…!」
『あ、こっちか…。うん、待ってるね~』
思わず身をバッとのけ反らせる。今、自分は何をしようとしていた…!?取り返しがつかなくなる所だった。思わず、ため息を着くと「あの…」と頭上から声がかかる。そこには―――。
「…そういうわけなので、サイズ、お急ぎで測って下さいますか?」
「あ゛…はいぃ…//」
―――
※この後めちゃめちゃサイズを測った!
帆波の選んだ下着を当てて見せると、何故か店員はじめ
読了ありがとうございました!
次回投稿は12/21/15:00予定です。
アンケートも作りました。
是非新しいキャラに絡ませたいので、どうぞお選びになって下さい!!
撫子は一人で夏用の水着を選ぼうとしている…!偶然、エンカウントしたのは…!?:(※新しいキャラに会わせたいので、推奨は上ですがもちろんレギュラー陣でもOKです。)番外編で投稿予定。よろしくお願いしますね!
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佐倉 愛里(依存)
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長谷部 波瑠加(友好)
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王 美雨(尊敬)
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松下 千秋(興味)
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伊吹 澪(加虐)
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姫野 ユキ(緊張)
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山村 美紀(…?)
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朝比奈 なずな(関心)
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茶柱 佐枝(庇護)
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※作者任意:Aクラス生徒
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※作者任意:Bクラス生徒
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※作者任意:Cクラス生徒
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※作者任意:Dクラス生徒
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※作者任意:教職員