ようこそ(勘違い)大和撫子の学校生活へ 作:エカテリーナ
今回は試験が少し進んだ内容を、Dクラスの視点で。
それでは、どうぞどうぞ。
Side.綾小路 清隆
「う、うぅ…!」
「くそぅ…なんで、なんで俺が…!」
俺の眼前で行われているのはこの学校できっと何度も行われた一幕。愁嘆場なのだろう。Aクラス…この学校で最も高い地位に居た彼らが一転、退学の憂き目に遭おうとしている。
この悲劇は、
一言で言うなら、「Aクラス、調子乗ってるからハメてやろうぜ?」とのこと。
内容については賛否両論だったが、最終的には堀北の鶴の一声で「状況を見て判断」ということになった。その後、女子の班分けは堀北、補佐に櫛田と軽井沢が担当。男子は平田に補佐で俺、啓誠が調整をする事だけ決めてバスを降りる。男子は他のクラスより人数が少ない分、不利になる。そう覚悟していたが…。
「神崎!平田!!どうか、考え直してくれ!」
「葛城君…」
「…悪いが、俺達の小グループからは無理だ」
「おいおい、往生際が悪ぃな、Aクラス様は。…このまま大グループが決まらねえと、センパイ方にも迷惑が掛かるだろうがよ。…おい、坂上。どうなんだ?」
龍園はわざとらしくやれやれと態度に表して、Cクラスの担任に水を向ける。声をかけられた担任はため息をつきながらも、どこか嬉し気だ。教師達も恐らくインセンティブがあるのだろうが、…他のクラスの難局には、こうも露骨なのか。
「敬語を使いなさい、龍園君。…ルール上、大グループを作れなかった小グループ3つが退学処分となります。…ですよね、真嶋先生」
「………たしかに、そうなるルールです」
「「……!!」」
「先生っ!?」
ざわつく上級生たち。対岸の火事かと思いきや、足元まで火は迫っていたのだ。驚く葛城をよそに、上級生たちは早いもの勝ちとばかりに1年生のグループリーダーに群がる。流石はこの学校で2年、3年と過ごしてきただけはある。機を見るに敏というか、我先にと大グループを結成していく。
最後まで抵抗をしていた葛城だったが、なにかを真嶋先生に伝えられるとがっくりと肩を落とし自分のグループへと戻っていくのだった。
・
その後、どこか意気消沈した1年生には真嶋先生から「試験に支障を出さないために、2名が失格になった事は女子には伝えない様に」とありがたい言葉を受けて夕飯の為に本館で食事を取る。
女子たちはどこか気落ちした俺達に首を傾げていたが、百数十人が一堂に会している。数名が居なくとも、直ぐには気が付かないだろう。俺はそんな中で堀北を見つけると正面に座ると、素早くDクラスの組み分けをされたグループのメモを受け取る。…なるほどな。
「…女子は最大効率を得られる編成*1をしたのか」
「ええ、後の2つのグループについてもAクラスの坂柳さんから提案があったの」
「坂柳が?」
「…」
詳しく聞くと、Aクラスのリーダーである坂柳は「自分がリーダーとしてAクラス5人のグループを作り責任者をする」と宣言したようだ。驚く周囲をよそに、堀北に件の契約*2の話を耳打ちされたらしい。
「…ごめんなさい、迂闊だったわ」
「それは仕方ないな。切り替えていけ」
「ええ。…そうする」
結果、最後の6つ目の小グループはDクラス5人となってしまったらしい。堀北は歯噛みをして後悔をみせているが、こんな所で躓いてはいられない。俺は食事を済ませると、坂柳が居るグループは他のクラスよりも上の順位は取れないこと、他のクラスとの協力関係を密にすることなどを告げて席を立つ。
「撫子ちゃん、あーん」
「…っ……んっ」
「次は私がっ」「えー!?私もしたいっ」
目についたのは、Bクラスに囲まれた西園寺撫子。…まるでひな鳥のように周囲から餌付けされているが、本人は不思議そうに為すがままにされている。それに対し、周囲の目は据わっていて怖い。
「………」
「………?」
チラリと目が合うが、俺の方から視線を外す。彼女にはまだ
その直接の原因である戸塚という男子生徒は先ほど失格となったが、まだ確定ではない。おそらく葛城は諦めないだろう。ポイントをはたいてでもクラスメイトを救う選択をしようとする筈。
つまりこの試験、Aクラスの地位を大幅に落とすチャンスという訳だ。俺達のクラスから退学者を出さないのは勿論だが、場合によってはポイントを融通するなどの絡め手も有効だろう。
「…どうするかな」
「なにが?」
ポツリと零したひとり言に返事があり、振り返るとそこには軽井沢がいた。後ろには佐藤や松下の姿もあり、堀北のメモでは全員が同じDクラスの主力グループだった。適当に誤魔化そうとすると、何故か3人に包囲されて廊下に連れ出される。
…腕を組んできた松下や佐藤に、女子特有の柔らかさを感じたのは秘密だ。
「いったいなんだ?」
「え~っと、ねっ軽井沢さん!」
一番初めに口を開いたのは佐藤だ。どこか落ち着かない様子で髪をいじりながら、軽井沢に助けを求める。
「いや~。ね?ほらっ」
「綾小路君って実は凄いって、最近女子の間でも噂なんだよ~」
「…そうなのか」
「そ、そうそうっ!だから、今度の試験でもなにかするんじゃないかって思って!」
「私たちで何か協力できることがあればって!ねっ!」
期待を込めた視線を向ける3人。しかし、分析すればそれぞれ違う色を浮かべている。まだ俺にはそれが
この男女が分けられた混合試験で、堀北や櫛田、あとは愛理や波瑠加の他に三人も協力的な味方が出来るのは大きい。俺は目立つ行動は避けるように三人に伝える。一瞬、気落ちした様子をみせるが「軽井沢たちには他の連中には秘密で動いて貰いたい」と言うと途端に目を輝かせる。
「な、なにする!?スパイとか?それとも、エージェントみたいに交渉とか!?」
「軽井沢さん、それってネゴシエーターじゃない?」
「…とりあえず、試験に不真面目に挑んで退学になるのは絶対に避けてくれ。俺の頼みはついで程度で良い」
「うん、分かった。…それで、なにすれば良いかな?」
指示はメモにして各日の夕食時間にすれ違った時に渡すこと、渡す相手は日ごとに変えること、そして最後に男子から退学…失格した生徒が出たことを伝える。
それには三人とも驚いた様子で、佐藤なんかは声を上げようとして松下に口を塞がれていた。
「た、退学って…」
「Aクラスの生徒で、戸塚と杉尾の二人だ。グループから爪弾きとなって失格した」
「そっか、それで男子たちはなんか暗くて、それにグループ決めるの時間かかってるって…そういう」
「このことはあまり大っぴらに言わないで欲しいが、軽井沢たちの判断で周囲には話して貰って良い」
「え?…良いの?」
「あぁ。どうせどこからか漏れるからな。…だが他の、BかCが責任者をしているクラスのグループには漏らさない方が良いだろうな」
「「?」」
「…」
首を傾げる軽井沢と佐藤。松下は理解が早いのか、考え込むような表情を浮かべている。…どうやら、最も能力が高いのは松下みたいだな。普段は手を抜いていたのか?
おそらく、西園寺はBクラスの一之瀬のグループだ。退学になることはないだろうが、念には念を入れておこう。
俺は二人(松下も擬態して理解するそぶりをしたが)に「伝えた結果、そのグループのAクラスの生徒がやる気を失ったり試験を放棄したらそのクラスから恨まれる」と適当に誤魔化して釘を刺しておく。
「わ、分かった…」
「気を付ける。うんっ、気を付けます…」
「そっか…ていう事は、もうAクラスはマイナス200ポイントってこと?」
「そういうことだ」
何度も頷く二人と、気が逸るのか少し赤らめた表情の松下。その後、俺は同じグループの明人に呼ばれその場を離れる。…道中、なんの話だったかとしきりに聞かれたが、いったいどうしたんだ?
この後、入浴時や寝る時にも揶揄されるのを俺はまだ知らなかった。
・
そうして試験は続く。俺は平田や啓誠、女子では堀北らと相談しながら試験対策を進めていった。筆記点数を競う面は啓誠が主導し、全体の協力が必要な種目は平田が主導する。
その日は男子が午後の時間を使い駅伝コースを見て回ることに。上り坂・下り坂のポイントや担当する生徒の相談などをしながら進んでいく。そして折り返しポイントから進んですぐのところ。明人のグループとすれ違った。
「明人…疲れているな」
「清隆。…まあな。そっちも啓誠は辛そうだな」
「はぁ…、ごほっ…」
「幸村君、平気かい?」
普段より萎びた表情の明人。後ろを見ればグループのメンバーも同じだ。クラスは違えど表情は疲れが浮かんでいる。
「そっちほどじゃないかもな。原因は…高円寺か?姿が見えないが」
「まあな…アイツ、イノシシを見かけたとかで山ん中に寄り道し始めたんだよ」
「ふぅ、…大丈夫なのか?辿り着かないと減点されるかもしれないぞ」
一息ついたのか、啓誠が明人を気遣う。その返事は少々以外なことに、部屋やら掃除、食事の手伝いはしないものの(その時点で和を乱しているが)試験や課題はそつなく熟してるらしい。
じゃあ他になにか?そう思っていると、チラリと後ろの生徒に視線を向ける明人。声を抑えながら、俺達だけに聞こえるように小声で話し出す。
「島羽、…あ、Aクラスのヤツな?…そいつがめちゃくちゃ暗くてな」
「「あぁ…」」
思わず納得の声が啓誠と被ってしまう。…たしかに試験の初っ端からクラスメイトが2名も消えれば切り替えるのも一苦労だ。それも、あわや自分も退学の憂き目にあったのだ。このグループの責任者は明人だが、ボーダーを下回れば道連れになる可能性もある。気が気ではないのだろう。
その後、明人と一緒に俺達はゆっくりと進む組と先行する組に分かれる。体力自慢の須藤らは先行し、俺は誘われたが啓誠、明人と一緒にジョギングほどのペースでゴールを目指していく。
「はぁ、はぁ、…なあ、清隆っ」
「なんだ」
「Aっ…クラスの件だが、なにか、出来たと、思うか?」
「………」「………」
啓誠からのふとした問いかけ。小グループを作る時の一幕を言っていると分かる。
おそらく、意図してのことではなく素の疑問なのだろう。息が切れている分、普段より頭が回っていないようだ。並走(走っている訳ではないが)しているのは俺達だけではなく、他のクラスの生徒も居る。…。
「…交渉すれば、あるいは…ってところだろうな」
「交渉?」
「ああ。俺達DクラスはAクラスに
「借り?…!あ、あぁ、そうだった、な」
「そうか…たしかに…!」
「…!」「…?」
察しがついた表情の啓誠達に、俺は堀北から聞いた件をやんわりと伝える。「Aクラスの女子、坂柳はDクラスに交渉して優位にグループを構成した」と。後は各々が勝手に想像して、勝手に広めてくれるだろう。
今回の試験、
―――〇―――
Side.櫛田 桔梗
疲れた…。本当に。というか堀北も堀北よ。グループを決める協力をしてくれってみんなの前でしっかりお願いして頼んで切るのはギリ許せる。周囲の尊敬の視線とか私の自尊心を擽る態度とかなんならもっともっと丁寧に頭を下げてくれてもいいんだけどでも全部ぶん投げるのは違うじゃない?なにがあなたにしか頼めないことよ、だ!あのぼっち女め。月夜ばかりと思うなよ。まあ別に?頼まれた以上は?しっかりとクラス全員を納得が出来る形でグループに分けてみせるけど?たかだか80人程度の人間関係とか把握は余裕だからね?そこがアンタには出来なくて私には出来ることだって…あ?なんだあの銀髪ロリ勝手に決めようとしてんなよ病弱アピって周りに介護させてんなら静かにしてればいいじゃんしゃしゃるなよ撫子ちゃんと同じクラスじゃなかったら三日で孤立させて引き籠らせてるからな?堀北も日寄ってんじゃ…は?チッ!!メンド…もうあとは適当じゃダメ?…ああ、そう。はいはい手伝えばいいんでしょ手伝えば全く何なのよここまでしたんだから私たちのグループがマイナスになったらポイントは建て替えて貰うからね?…はあ?責任者?私が?…、………だ、だれがやるかっ。そんな危ない役目。あんたがやればいいじゃん。…周りももてはやすな。止めろ。お前らが赤点とったら私が退学になるだろうが、もうちっと頭を使えよ。むしろ何の役にも立たないアンタらの誰かが立候補しろよ。クソが。日和るくらいなら最初から言うなよホント。はあぁ、もうストレスで死にそう…。こんなんで八日間もやっていける気がしないんだけど。撫子ちゃんいないかなーあ、居た。でもBクラスに囲われてる。そりゃ人気だから仕方ないか…。堀北も声掛けにいったけどジャンケンに負けたとか、マジ使えない。…あ、気付いてくれた。…ふふっ目のほよー。それにしても控えめに手を振り返す撫子は健気だなあ…。それに比べてコイツ等ときたら。何時まで口論してんのよ。そんなに嫌ならグループからつま弾きにして退学させてやろうか?そうした方が自由度は高くなるまででしょ。…最初からそうしろよ。もう。じゃ、このグループはウチのクラスから責任者出すのね?はいはい、堀北がやればー?…ッチ、正論かまして逃げやがって。じゃあ私?はいやる訳ありません-。バーカバーカ!誰が退学者用の椅子の前に立ちたがる?報酬をグループ全員から貰う程度じゃ責任者なんて割に合わないっつーの!…そうっ!だからあの子に任せれば良いって!もう…はい、おしまい。これからは事前に私に連絡を回すように…まったく、
「ふぅ…」
「大丈夫?桔梗ちゃん…」
「っ!うん、平気平気。みんなもお疲れ様っ」
思わずため息を零していた。誤魔化しながら皆を労うとみーちゃんや他のみんなにからも「お疲れ」と返事が返ってきて、一先ず落ち着く。
ついさっきまでのグループ決めは、本当に大変だった。女子は「アイツとは無理」「あの子は嫌い」と結構、露骨だ。
特に教師も含めて男の目が無い分、素の表情を見せる子もいたりともう体育館のギスギス感が半端ないよねっ!私は結構、「こっちのグループに」とか、「是非いっしょに頑張ろうっ」とか言われて…とっても、心が潤った。
両手をいろんなクラスの子に引かれて、でもDクラスのみんなにも引き止められて…もう、私の為に争わないで~なんて。実に気分が良かった!
それもまあ、他のグループ決めを手伝うまで。
坂柳さんが急に仕切り屋みたいにしたり、一之瀬さんがいつの間にか撫子を完全に確保*3してたり。
結局、私は堀北さんが決めた最大効率グループ(失敗したらアイツのせいにしよう)に入った。もう一つの、半ば下位グループになりそうな混合グループなんてゴメンだ。
「…本当なの?」
「うん、さっきあゃ、…男子に聞いたんだけど、もう退学者が出たんだって」
「………」
場所は私たちのグループの部屋。布団を敷いて、あと少ししたら就寝時間になる頃に軽井沢さんから聞いたのは、予想だにしない男子側の事態だった。
もう男子側では、退学者が出ている。それを聞いたみんなの顔色は驚いたり、怖がったりとまちまち。Aクラスから来た子は一番顔色が悪くて…もしかして?
てか、試験とかの前からってどういうことよ。そんなに嫌われているヤツいたの?…
「
「そうっ…ってかあれ?櫛田さんもう知ってたの!?」
「えっ!?あ…ま、まあね…あはは」
上手く誤魔化せたかな?…でも、同室の子たちの驚きと一緒にこう、凄いって尊敬の眼差しは悪くない。
でも本当に戸塚君…いや、もう戸塚でいいかな。撫子ちゃんを一方的に嫌っていて、女子からもあんまり好かれてはいなかったかな。葛城君ガチ勢みたいな慕い方してて、ちょっと気持ち悪かったくらい。
その後は、堀北さんが主導で明日に向けての注意とかなるべく早く寝るようにとか、それでも消灯後にひそひそと話をしたりとか、試験の初日はそんな感じで終わった。
・
試験二日目。朝からスピーカーの音楽に起こされて身支度を整える。…いくら女子だけとはいえ、いつ男子に会うかは分からない。女の子として、身だしなみはしっかりしておかないと!
その日は施設の案内や、朝食のルールとか、清掃とかなんやかんやの説明を受けてた。…え?明日から朝食は私たちが作んの?ちょっと面倒くさいけど、仕方ないなあ。
少しアンニュイな雰囲気でお昼を食べていると、なんとサプライズがあった。撫子ちゃんの症状が治ったのだ。
「皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
「撫子ちゃん」「お姉様」「西園寺さん」
普段よりもこそばゆいのか、しきりに耳を触っているけど嫌そうな顔はしてない。いつもの三割増しでニコニコしている撫子。皆に囲まれて、わいわいがやがやしながらも慕われている。
入学したときなら嫉妬してただろうけど、今の私はもう平気。その慕われてる撫子と私は親友なんだから。その証拠に今も、周りに断りをいれてこっちに駆け寄ってきてくれる。~~~っ…。
「桔梗…」
「撫子ちゃんっ…それ」
「はいっ」
思わず、というように抱き着くと背中に腕を回してくれる。ちょっと周りに歓声をあげられちゃった。やばい、特別感が半端ない。…あ、一部*4目が怖い子がいるからそろそろ離れよう。
「良かった…本当に良かったよ…!」
「はい、たくさん、心配をかけてしまって…ごめんなさい」
「いい、平気っ。…本当にもう、大丈夫なの?」
「ええと、経過を見ながらということですが、問題なければ平気です」
その後、「他のクラスの人にもお礼と謝罪を…」なんていう撫子に付き添うと、やっぱりこの子の交友範囲の広さに驚いた。
他のクラスどころか、二年、三年の上級生も大多数が顔見知りなのか続々と声をかけて…それも相手からの返事も大体が自分の事のように喜んでいた。
女性版高円寺君みたいって噂の鬼龍院先輩や、生徒会長と親しい朝比奈先輩とも親しいみたいだし…流石だね、撫子っ。私も鼻が高いよ!
・
試験はそこそこ波風を立たせないように気を付けて、周囲のグループとも和気藹々して進んでいった。一部、険悪な場面もあったみたいだけど…どうも上級生たちみたい。卒業が近いからか、かなりギスギスしているみたいだね。
撫子ちゃんは相変わらず、朝のごはんの手伝いを率先してたり掃除とかタオルを持って行ったりとか。
あの子じゃなかったら「いい子ちゃんぶるな〇ね」くらい思ってたけど、なんだろ?なんか撫子が褒められたり、頭を撫でられたりしているとこう、自分の事のように嬉しいくて、胸もキュンとした。
…ふふ、どーだ。私の親友は!すごいだろうっ!
だから嬉しい悲鳴なんだけど、撫子ちゃんと仲良くしたい子たちから声をかけられるのはダシにされてるっていうか、少し雑に扱われてるみたいなんだけど…不思議と嫌じゃない。
「…えー、残念ですが女子グループからはボーダーを下回るグループが出てしまいました」
―――だから、ちょっとだけ油断した。
ここは高度育成高等学校で、これは、退学や進路の関わる特別試験だったんだって。
読了、ありがとうございます。
次回にはリザルトや結果発表まで行ければ幸いです。
それではお楽しみにお待ちください。
本作もついにアニメで言う3期に突入しました。また募集なのですが、番外編や幕間、別作品扱いでも書きたいネタはたくさんあるのですが、どれが需要高いか教えてください!
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