ようこそ(勘違い)大和撫子の学校生活へ 作:エカテリーナ
ちょっと普段より長いかも。
そして登場キャラクターのノルマ達成。次は2年生ですね。
では、お楽しみください。
「おはようございます、帆波さん」
「にゃー…、撫子ちゃん、おはよぅ…」
ここ数日、朝に出る時間を合わせて通学する約束をした隣人との一幕。
美少女同士が並んで通う姿は、朝練で走り込みをしている運動部と
寝不足気味なのか、口元を抑えて欠伸をする帆波。※理由は教えてくれなかった。
すると、帆波の胸元に目が行く。あら、とネクタイが曲がっているのに気が付き、整えるようと近付く撫子。
「帆波さん、ちょっと…」
「にゃにゃにゃ、にゃでこちゃん…!?」
噛んで名前を呼べていない帆波に、「動かないで…任せて下さい、にゃー?」と囁く撫子。当然フリーズする帆波。沸き立つ
廊下で出会えば転んで抱きとめられ、(当然、周囲は盛り上がる)
保健室で仮眠を取ろうとすれば何故か半裸の撫子に出会い、(その後担任が来て何故が追い出された。眠気も吹き飛んだが…)
生徒会に入ろうと入室をすれば撫子だけがいて取次を頼むことに。(何故か頭をナデナデされた)
また撫子が既に生徒会役員と聞いて、
閑話休題。
「はい、これでいいですにゃー?」と真っすぐに整ったネクタイを満足そうに、頷いて離れる撫子。
何度目かの少女漫画(百合)のようなシーンに、ノーマルのはずだった一之瀬帆波の恋愛感が揺らぎつつあるが、本人は何のそのである。
その後も遠巻きに見守る親衛隊(※全員女生徒)を伴い、恋人繋ぎで登校する二人。
既に注目を集めているが、
「そういえば、帆波さん。今日は初めての水泳の授業ですね」
「そ、そうだね…撫子ちゃん。撫子ちゃんは水泳が得意なの?」
丁度、話題を振ってくれた撫子にこれ幸いと話を続ける帆波。帆波自身は、とても得意な訳ではないが、割と好きな方だった。
撫子が良ければ、夏になれば一緒にプールに行くのも良いかもしれない…。そう、聞こうとすると少し暗い表情を浮かべている。
「水泳は大丈夫なのですが、私は水着が…ちょっと…」
「あっ…」
思わず、という風にお互いの目が二つの山に向く。大きい。学校指定のスクール水着が果たして着れるのか。帆波はゴクリと息を飲む。
「…水着のサイズについては、学校に伝えてあるんだよね?」
「はい…1年半前から急に大きくなって…。その前はまだ小さかったので、水泳も得意だったんですけど…」
「そうなの…私も成長期だったのか、急に大きくなっちゃったから気持ちは分かるよ」
当然周囲も耳をすませる。顔を赤らめる者、虚無の目をする女生徒、前かがみになる男子生徒。一部流れ弾が当たった生徒もいたが、親衛隊の壁で気付かない二人。
「その時…サイ……だったの?身…は?」「背は変……てなくて…前…E…」とざわざわするギャラリーにも微かに聞こえた会話。もう止まらない。それはそれとして、夏の約束をしつつ、今日も隣のクラスの友達と友情を育む撫子だった。
「…ふっ…」
「…どうかしましたか?神室さん?」
「な、なんでもない…ふふ…」プルプル…
「………っ…!」キッ!
―――――――――――――――――――
チャイムが鳴った昼休みのAクラス。お昼を食べようと弁当箱を取り出す撫子の所に、坂柳有栖が声をかける。その手には、食堂近くの購買で買ったらしいパンが入ったビニール袋がある。
「撫子さん、本日はお食事を一緒にしてもよいでしょうか?」
「有栖さん…はい、もちろんです。是非―――」
ご一緒させてください、と伝えようとした声を遮り、教室に入る女生徒の姿が。クラスメイトが不思議そうな目を向ける中、「失礼します、西園寺さんはいらっしゃいますか?」とよく通る声がクラスに響く。
部活説明会で茶道部について説明していた、着物姿の先輩だった。今日は制服姿だが、頬を赤らめる男子生徒もおり、その視線を受けて物怖じしない度胸も兼ね備えている様子だった。
突然の訪問者に、有栖へ「少し失礼します…」と声をかけ、先輩の元へ向かう。
「初めまして、私が西園寺撫子です。本日はどういった御用でしょうか?」
「いえ、こちらこそお昼時にごめんなさい。すぐ終わるから、お友達との食事の邪魔はしないわ」
「お友達…!」※小声
ピントがずれた所で感動する撫子だったが、簡単な自己紹介をされ、部活の体験入部の話をされる。予定日の相談をして、先輩はお礼を言って帰ろうと踵を返す。
「先輩、ご丁寧にありがとうございました。クラスまで来て頂けるなんて…」
「いいえ、体験入部の件は堀北くんから頼まれたのもあるけど、こっちにも
楽しみにしてる。そういってウインクをして去る茶道部の部長へ丁寧な礼で見送ると、有栖へ待たせたことを詫びて席に着く。
先ほどよりも増えた―――何なら、クラス中が注目する中で食事を開始する撫子と有栖、そして有栖の後ろにいる女生徒。
「お待たせしました、有栖さん」
「いいえ、こちらからお願いしたのですから、気にしないで下さい。それよりもお昼ご飯を進めましょう?…私もう、
――――――――――――――――――――――――――――――
席についた3人。撫子が自分の後ろの生徒へ自己紹介をすると、こちらも
彼女は興味なさ気に総菜パンを食べているが、今回は特別何か頼んだわけではない。ここに居るのが仕事の様なものなのだから、何も言うまい。
数日前の西園寺撫子からの週末のお誘い。その予定を詰めようと、昼を一緒にしようと声をかけたら思わぬ来客に興味と感心、そして警戒心が跳ね上がる。
今日のおかずは、先ほどの授業は、最近、別クラスの生徒の授業の様子が、等々と傍から見たら和気藹々とした話をしながら、核心に触れる。
「そういえば、撫子さん。先ほどの方は?それに、堀北、というのは生徒会長の名前でしたよね?」
「はい、この前お会いする機会があって、生徒会に入ることになったんです」
「…撫子さんが、生徒会に?」
ざわ…とまたクラスが騒めく。当然、目線の事を有栖は気が付いているがクラスへの影響力の拡大も目的の一つだ。あえて言及はしない。
「…生徒会って、他の部活はできないんじゃなかったの?」
「はい、そうみたいです。…でも、本当は茶道部に入りたかったと伝えたら、兼部できるか試しに体験入部しても良いと、堀北会長からお許しを得ました」
「…ふーん、意外とあの顔で優しいんだね、生徒会長」
「はい、一緒に(橘書記と3人で)お食事に行った時もスマートにエスコートしてくれて、(飲食店に入るのは)初めてでしたが、とても楽しかったです」
ぽつりと疑問を投げかける神室にも丁寧に(頬を赤らめながら)話す撫子。その様子をなんとか表情を崩さずに耐える有栖。ざわめきが大きくなるクラス。評価が急激に下がる生徒会長。
※冤罪です。
買ってきた紙パックのミルクティーに、小刻みに震える手でストローを刺して飲む。糖分は脳への栄養素、常人の数倍の性能をしている有栖の脳は、得た情報を処理するべく全力で回転していた。
(…早すぎる!!一体…いつから…まさか、私が声をかけたあの時から?あの時点でこの状況を?仮初めの同盟を申し込んだのは、お互いのクラスでの地位の確立。葛城勢力への示威行為的な役割。それが建て前、時間稼ぎと看破されるのは良い。いや、良くは無いが少なくとも今月は効力を発揮するはずでした…。今月いっぱい、高められたAクラスの評価とそれ以外のクラスの評価、その差は撫子さん陣営の信用基盤にヒビを入れるはずだった…。その為の手を、部活でBクラスと一緒になった
思考を止めない有栖。何とか表情を保っていると思っているも、俯きがちな姿勢となりその視線は撫子の
もはや一刻の猶予もない。自分の派閥、引いてはAクラスの支配を早める為の協力。つまり、
「…なで…こ、さん」
「?有栖さん、どうしましたか?」
囁く様に聞くと、相手も気を使ってか小声で、神室にも聞こえないくらいの声で返してくれる。先日と同じ場面だ。相手もすぐ察してくれるだろう。
「週末の、お誘いの件なのですが…」小声
「あぁ…申し訳ございません、有栖さんその件なのですが、もう大丈夫です」小声
「…ぇ…?」小声
「
「お願いしてあったのに、こちらの都合で申し訳ございません」、そう続けた声は、有栖の耳には入ったがその脳が意味を理解する事は無かった。時間にして数秒だが、有栖は全ての思考を放棄して
―――しかし、自他共に認める天才。坂柳有栖は直ぐに再起動を果たす。少し、間違った方向に。
(カイケツ…かいけつ、解決、解決、大丈夫、なにが、何が大丈夫なのですか…!?一体…。既にもう、彼女が手を打った後だというの…!?まだ数日…そんな期間で、此方に勝利する準備が整ったというの…!?まだ何か…彼女には隠し玉が…!?…はっ!)
有栖に自覚は無かったが、それは恐怖だった。それも
(まさか、西園寺撫子は教師を味方につけたとでも…!?保健室に通っているのは聞いている。それも毎日…!始めはBクラス支配の為の情報収集と思ったのに…あり得る!彼女なら!西園寺撫子はこちらの予想を超えてくる…!考えろ考えろ考えろ…彼女に、
生まれて初めての恐怖を感じた有栖が、冷静に考えを纏めることなど出来はしなかった。
自身の父が運営する学校で、その父が監督する教師の不正を疑う。---そんな矛盾した考えすら、今の有栖には疑心暗鬼の芽に水をかける行為同然だったのだ。
結局有栖は、昼休みの終わりを告げる予鈴チャイムが鳴るまでショックを受けた表情で撫子(の胸を)を見て固まっているのであった。
※クラスメイト目線
「あの…?有栖さん?」手を顔の前で振る。
「そっとしておいてあげて…」←勘違いその②
「??」首傾げ
「…ふふっ(あんなにショックを受けるなんて…そんなに胸を大きくしたかったのかしら)」
プルプル…
「神室さん?」キョトン
「…真澄で良いわ。そっちの事も、撫子って呼ぶから」
「…!はい、よろしくお願いいたします。真澄さん…!」パァ…
一方の二人。Aクラスで二人目の友人が出来てご満悦の撫子。気に食わない飼い主の醜態が見れて、バレないように動画に取るべきか真剣に考える神室真澄。
午後の授業が始まる。
――――――――――――――
学校初の水泳の授業。直線で50Mあるプールは、ガラス越しに日の光が差し綺麗に反射している。屋内プール完備で天候に左右されずに水泳部も練習に使用できるのは、流石国営の学校の設備と言えるだろう。
男女混合で行うプールの授業は、男子たちも表立っては誰も態度に出さないように心掛けているが―――Aクラスとは言え思春期の男子生徒。
楽しみにしていない生徒は殆どおらず、午前中の授業が進むにつれて高まる期待に、更衣室での着替えは非常に速やかだった。
その際、「西園寺は参加するのかな…」という呟きに、一瞬とはいえ男子生徒全員の着替えが止まった。
中には、一度着替えを止めて退室する生徒もいたが、誰も引き留める事は無かった。
その後、着替えを終えた生徒から水泳の体育教師が待つプールへ出る。怪我を防止するための簡単な体操でもして待っているように言われ、体を解す生徒たち。
ちなみに過度な体操は、体を傷つける為あまり推奨はされていない。いないが、煩悩を打ち破る為に全力体操をする生徒もおり、早めに着替えを終えた女生徒からは変な目で見られるのだった。
授業開始の時間が近づき、多くの生徒が着替えを終えてプールサイドに集まる。教師は生徒の数を数え、数人足りない事に気が付き2F観戦席を見上げる。1人しかいない。
「?お前たち、まだ着替えている生徒が居るのか?そろそろ授業の開始時間だが、―――後、5人、か。残りは見学なのか?」
「それが…先生、ちょっと耳を」
「なんだ…?」
体育教師の下へ顔を赤らめた女生徒が駆け寄り、耳打ちをする。2,3伝えると、「は?」とその生徒を見て固まる教師。
言った女生徒も恥ずかしいのか、「じゃあ来てください!」といって女子更衣室の方へ腕を引く。
ざわざわとする男子生徒。顔を赤らめて俯く女子生徒。顔を真っ青にする体育教師。
「まてまてまて!分かった!分かったから!それについては別の女性の先生を呼ぶから、いったんお前たちは更衣室で待機していてくれ。後、一人は説明をする為に付いてきてくれ。もちろん、説明の時に俺は少し離れるから…いいな?」
「分かりました、じゃあ、私が…」
社会的に殺されかけた男性教師は、内線電話で職員室へ発信する。今のコマに授業がない女性教諭に変わってほしい旨を伝えると、丁度授業が無かった1年の教師、茶柱佐枝が電話口に出る。
「はい、茶柱ですがどうされましたか?今は、1-Aクラスの授業のはずだったかと思いますが…」
「それが、少し問題が発生したようで。男性である俺では確認する訳にもいかず…とにかく、事情を説明できる生徒に変わるので聞いてみて、来て貰いたいんですが…」
「…?分かりました、では、その生徒に変わってください」
「じゃあ内容の説明を」「はい、お借りします」と内線電話の受話器を受け渡した様子。茶柱は問題ごとの気配に少し気だるげな表情となり、椅子にもたれ掛かり電話を待つ。
「変わりました、えっと…」
「1-D、担任の茶柱だ。Aクラスの生徒だな?何があった?」
「はい、それが、ウチのクラスの西園寺、撫子さんなんですが」
「西園寺…彼女がどうした?」
有名な生徒だ。特に、1年生の担任教師陣では。わずか2日目からSシステムの根幹をクラスに情報共有したのは前代未聞だ。
もちろん、情報漏洩を疑われた真嶋だったが、Aクラスの監視カメラと真嶋自身のスマホからの履歴を確認させてシロと判明した。今年のAクラスの異常さに、強い焦りを感じていた。
…そんな彼女に何かトラブルが発生した様子。教師として半分、敵クラスの担任として半分の心配と期待を持って生徒からの答えに耳を澄ます。
「西園寺さん、学校の水着に着替えたんですけど、全然収まらなくて…」
「…収まらない?」
「その、胸が…」
「………あー、…」
納得した。というか納得しかない。彼女の容姿を語る上で、必ず上がるのが胸だ。もちろん、茶柱自身もスタイルには自信があり、日々のケアを欠かしていない。まだまだ青い生徒たちには負けないと自負していたが、彼女は別だった。
体のラインを為すスタイル全ての次元が違うが、その中でも胸は天からの授かりを感じるほど豊満だった。
少し詳しく聞くと、
「分かった、直ぐに向かう。さっきの先生に変わってくれ」と告げると、再び体育教師へ。
「―――先生、どうやらAクラス生徒の西園寺なんですが、水着のサイズが合っていないらしく、それをどうにかしようと何人かが更衣室から出て来れない様なんです。私が様子を見に行きますので、ひとまず授業を進めていてくれますか?」
「わ、分かりました。それではお願いします」
若干、口調が震えていた気がするが気のせいと割り切り、屋内プールの更衣室に向かう茶柱。念のためノックをして、返事を待ってから更衣室に入る。
先ほどの生徒から事情は通じていたのか、教師に縋るような眼差しを向ける生徒達について更衣室の奥に進む。
女子更衣室はカタカナの「コ」の字のようになっており、奥の脱衣スペースが入ってすぐには見えない構造になっている。
その為、奥で何やら話す声が少しずつ大きく聞こえる。ちょっとした口論?の様になっているようだが、感情的で大きな声が無いのは、流石Aクラスと自クラスとの違いに、逐次たる思いを感じるのだった。
「西園寺さん、この格好で授業は無理だって…!//」カオマッカ…
「しかし…体調に問題はありませんし、水着のサイズも、学校が送ってきたもので間違いないのですから…」
「でもでも、これじゃあ横から見えちゃうよ…!//」アワアワ…
「お前たち、どう―――」言葉が途切れる。
デカい。それしか言えない。
健康的な肉付きの太ももや脹脛、引き締まったくびれの上に鎮座する二つの果実。青い布切れ1枚がはち切れそうになっていて、明らかにサイズが合っていない。というか、
どう見ても不健全。歩くR-〇8。直視したら男は(社会的に)死ぬ。視覚の暴力だった。思わず敗北感に膝を付きそうになる茶柱を支えたのは、肩を揺すり、此方に助けを求める(他クラスの)教え子たちの声だった。
その声に立ち上がった茶柱は、ひとまず西園寺に残るように伝えると、更衣室に残る生徒を連れてプールサイドへ連れて体育教師に話をつける。
「西園寺撫子の対応はこちらでする事」「水着についてはこちらの不手際の可能性がある為、欠席の評価は保留にする事」を話し更衣室に戻る。
「待たせたな、西園寺…」
「茶柱先生、申し訳ございません、私が…ご迷惑をおかけしてしまって…」
「いや、お前は悪くない。気にするな、とは言わんがこちらも配慮不足だったのは事実だ」
肩に手を置いて慰める様に微笑む茶柱。クールなイメージが先行する彼女だが、必要以上に生徒に冷たく当たる事は無く、慰めるべき場面では優しさを見せることが出来るのであった。
その後、諦めきれない撫子に協力する形で茶柱も何度か水着に収めるようにするが、布面積が明らかに足りず、上に寄せようとすると
10分弱の健闘虚しく、諦めて水着を脱ぐ撫子。(内心)楽しみにしていたプールに自分だけ参加できない事に涙目で落ち込み、すん、すんと鼻を鳴らしている。それに寄り添い、肩をかき抱いて慰める茶柱。
子供などいないが、幼子の様な撫子に庇護欲を掻き立てられる。「授業は今日だけじゃない」「水着はまた頼めばいい。先生も手伝う」「あと3ヵ月もすれば、あっという間に夏だ、水着を友達と選びに行けばいい」と慰め、コクリと頷く撫子に「いい子だ」と微笑む。
普段の茶柱を知っている教師、特に
自覚は無いが、
茶柱に連れられ、2Fの見学席に着く頃には撫子は泣き止んでおり、茶柱のスーツの裾を掴んで着いていく。見学席に先に居た坂柳の近くに座り、心配そうにこちらを見上げるクラスメイトに手を振ると胸を撫でおろしたり、茶柱の方にお辞儀をする生徒達。
「もう大丈夫か?」と聞くと上目遣いで頷いて手を放す撫子に、「強い子だ。また終わったら来なさい」と軽く頭を撫で、後ろ手に手を振って立ち去る茶柱佐枝。
それに、熱っぽい視線を向ける撫子。(なんて素敵な先生なんだろう…!)
洗脳された被検体を見る目で見送る坂柳。(可哀そうに…もう手遅れ…1学年の…半分の教職員が…)
こうして、1-A初の水泳の授業は幕を閉じた。
「ところで、撫子さん…更衣室でなにがあったのですか…?茶柱先生と一緒に来ていましたが…」
「あ、上手く水着を着れなくて…」
「…」
「何とか着れたんですが、クラスの皆さんが出てはいけないって…」
「……」
「茶柱先生にも手伝って貰ったんですが、今度はお尻が、その…」
「………」
「なあ、神室」
「…なに」
「なんか姫さん、目が死んでね?」
「き、気のせいじゃない?」プルプル
「そうかぁ?」
ほにゃみさん「…にゃぁ…」猫語でマリみてされた。
あにきた「?」1-Aクラスの評価が下がった。
ありす「………」知恵熱でショートした。
さえちゃん「西園寺、か…」見た目と内面のギャップに殺された。保護者まであと一歩。
なでこ「茶柱先生…」ポッ…
また次回はお楽しみに!アンケートも予定しています。
感想もあると励みになります。よろしくお願いいたします。
あと、この後2話(2年生初対面、茶道部見学会)差し込んで5/1に行きたいと思っています。閑話(あるいはメイン?で)会って欲しい生徒のリクエストありますか?
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