自分本位な正義のヒーローアカデミア   作:お粥のぶぶ漬け

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神年 転生月 再誕日

 

転生した。転生してしまった。

ほんとに唐突だが転生してしまった。

 

転生してから5年たった今も鮮明にその時のことを思い出せる。

 

なぜ死んだかは自分のことなのに不明だが、神を名乗る顔にパンツ(変態仮面)被りながらジョジョ立ちをしている変態によって転生させられた。

 

‪曰く、「暇を持て余した神々の遊びだ。転生先は漫画の世界でランダムに死んだ奴に転生特典を与えて転生させてやってる。拒否権は無い」らしい。

 

自分は少年ジャンプからランダムで決められ僕のヒーローアカデミアだ。

 

従って特典は個性関係だった。

 

特典は「転生先と気分で特典の決め方をかえているが、お前は個性名と個性の細かい設定をダイスをふって出た数の文字数内で自由に決めることができるようにする」と雑に振られたダイスによって個性名は2文字、設定は100文字以内と決められた。特典と言ってもチートすぎるのは無しでデメリットや制限を付けることで強くできるらしい。

 

え?俺の個性がなんだと?

 

んん、俺の個性!『不変』!!触れたものの不変にしたいものを指定し、今の状態に固定!不変にする!…だ。

 

細かく、設定したことを言うなら自身の心体に関わることなんかは自分でとかない限り永遠に不変にでき、それ以外のものは1度触れたものは1時間のインターバルアリでMAX3時間、他の状態に干渉する個性の影響によっては不変の時間が減少する。である。

 

「君の個性は不変、触れたものを不変にすることが出来るだ。」

 

ちょうど今日、個性が発現し、病院に来ている。無事特典が反映されているようで安心した。

 

「有難うございます、先生!さ、行くよ永久(とわ)」

 

 

病院に付き添っているのは孤児院の院長だ。

転生者であるせいだろうと思うが、捨て子であり孤児院が現在の家である。

永久(とわ)ってのは今世に置ける俺の名前、フルネームだと不変永久(ふへん とわ)となる。

 

「ほらっ、ぼっーとしてないでいくよ!」

 

「あ、はーい」

 

ぼっーとしすぎて怒られてしまった…

 

 

 

 

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孤児院で俺は浮いている。IQが20違えば会話が成立しないとは言うが精神年齢が離れてるせいだろう。ボッチで悲しいヤツって?うるせいわい。

 

「今日は公園であそんでくるねー」

 

「はいはい、気をつけていってくるんだよ」

 

ヴィランなんてものが至る所で湧く危ない世界だが、だからこそ外に出ての運動は大事だ。ヒーローになる気は今のところないが、自衛手段は確保したい。

 

個性により常に健康で体力は無限、ゲームで言うなら耐性なんかも全ての属性は無効だ。

 

だが、筋肉や反射神経などは鍛えて上限を上げてから不変にしなければ成長もなくひょろひょろになってしまう。分かりやすく言うなら全力で走った時、体力が無限でも筋肉がなければスピードはクッソ遅いなんてことになる。

 

そんなことはゴメンなので公園ではなく。少し遠いが立ち入り禁止の札がかかった柵を越えて山に入っていく。

 

「ふぅ、ホント微妙なきょり、周りの目を気にしながらだから精神的に無駄に疲れるわ」

 

怪我を負わないことをいい事に森ではパルクールの真似事をひたすら練習している。全身を満遍なく鍛えられ動きも最適化していけるので効率がとてもいい。

 

このヒロアカの世界は空気にプロテインでも入ってるのか個性関係なく鍛えればフィジカルはガンガン上がってそこそこ頭おかしいことになる。

 

筋トレは大事だ。

 

 

 

 

 

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昨日は6歳の誕生日で院長がプレゼントをくれた。

新しい靴だった普通に嬉しい。

 

「院長ってセンスいいんやなぁ」と、独り言をこぼし、新しい靴を履いて山を駆け回る。

 

 

ガサガサッ唐突に人の気配がする。

 

(逃げるべきだな…)

 

その場を急いで離れることにした。

 

 

(言うたらなんだがこんな所に来るやつなんているのか?)

 

なんて思っていると

 

ニュッ!っと後ろから出てきた手に捕まった。

 

「あっ!?」

 

「お前!こんなとこで何してんだ!?」

 

(…っあー…)

「あー、えー、…と。秘密の特訓?…かな?」

 

「ハッキリしゃべれ!!あたしはヒーローミルコ!通報があってきた!」

 

「はいっ!1人で秘密の特訓してましたッ!この山下りた近くの孤児院で世話ゆなってますッ!不変永久すっ!よろしくお願いしますっ!」

(あちゃぁ、見惚れたせいで三下のパシリみたいになってしもうた。)

 

 

「そうか!よしっ!坊主!危ねぇし立ち入り禁止の場所に侵入なんてして通報されるようなマネ今後ぜってぇすんじゃねぇぞ!!」

 

「はいっ!!」

 

その後ミルコに孤児院まで送られて院長にしこたまおこられることになった。誕生プレゼントの余韻が無くなるのが早すぎた。不変により一切汚れていない靴を見て微妙な気分である。

 

ミルコにはまた会いたいと少し思うます。

 

 

 

 

 

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