アニライブ!   作:名前はまだ無い♪

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今日か明日には言うつもりよby絵里

講堂でライブをした翌週の月曜日。若葉と夏希は絵里に呼び出され生徒会室を訪れていた。

 

「なぁ若、えりちは一体何の用なんだろうな」

「さぁ?でも面倒な事になりそうだよね。頼まれた時の感じだと」

 

若葉は朝、絵里に言われた時の事を思い出しながら欠伸を漏らす。夏希はそんな若葉を見て微笑を浮かべる。

 

「にしても久々の松葉杖無しの生活はどうよ」

「う~んやっぱり体力が落ちてる気がするよね」

「あ~だから今朝、皆と一緒に走ってたんだ」

 

2人が世間話をしていると、生徒会室の扉とその正面の壁にに寄り掛かっている絵里と希が軽く手を上げる。

 

「おっす。待たせたか?」

「いんや。そんなに待ってへんよ」

「さ、時間も無いし入って入って」

 

希がカードを口元にあて笑って返す。絵里は生徒会室の扉を開け、2人を中に入れる。

 

「それにしても歓迎される感じで入るの、初めてじゃね?」

「俺は偶に手伝いに来てたからそうでもないよ」

「若葉君にはいつも助けてもらってるで」

 

3人が席に座るのを確認した絵里は会話に入ることなく若葉をジッと見ていた。そして会話が一段落するのを見計らって話を切り出す。

 

「若葉、あなたに頼みたい事があるのよ。夏希にもお願いしたいんだけど」

「頼み事?まぁ俺に出来る事なら出来るだけ聞くけど…」

「俺も面倒事じゃなければ」

 

絵里の言葉に2人は顔を見合わせ頷き、絵里に続きを促す。

 

「実はそろそろ今の生徒会役員の任期が終わるの。それで仕事を次の生徒会に引き継がなきゃいけなくてね」

「あーもうそんな時期か」

「そう言えば夏希は昔生徒会長やってたんだっけ?」

「ああ、中学の頃な」

 

若葉が聞くと夏希は頷いて肯定する。

 

「お願いってのはその事なんだけど、若葉、生徒会長をやってみる気は」

「絵里には悪いけど、さすがにそのお願いは”出来ない事”に分類されるかな」

「そう…」

 

絵里の台詞を遮る形で若葉が断る。絵里は若葉が断るのが分かってたのか、あっさりとそう返すと、今度は夏希に目をやる。夏希は何も言わずに黙って首を横に振る。

 

「な。やっぱウチの言った通りやろ?」

「…ええ。そうね」

 

希が笑うと、絵里もどこか諦めた様に笑みを浮かべると2人を見て一言謝る。

 

「2人ともごめんなさいね。変な事聞いちゃって」

「別に良いけど、いきなりどうしたんだ?」

「そう言えば、母さんが新しい生徒会長を選ぶのに苦労したって言ってたけど、それと関係あるの?」

「ええ。昔からの決まりでね。次の生徒会長は前の代の生徒会長の推薦で決まるのよ」

 

絵里の説明に納得の表情をする夏希と、裕美香の愚痴が事実だと知って絵里に労りの視線を投げ掛ける。

 

「若葉、その視線は何かイラッとするから辞めて」

「は~い。それで?俺達以外に候補はいるの?」

 

椅子に凭れ掛かりながら若葉が聞くと、絵里は困った様に眉を八の字にする。

 

「んー。いるにはいるんだけど、念の為って感じで若葉達に聞いてみたのよ」

「へぇー。因みにその候補って誰?」

「それは……よ」

 

絵里の答えに夏希は笑い、若葉は遠い目をして窓の外の風景を眺める。

 

「あー笑った。まぁあれだ。近い内に本人に言うんだろ?」

「えぇ。今日か明日には言うつもりよ」

「なら今日言えば良いんとちゃう?カードもそう言ってるし」

 

希が3枚のタロットを捲りながら言う。捲られたカードは左から月、運命の輪、太陽。

 

「それってスリーカードリーディングってやつだよね?」

「そうやよ。音ノ木坂生徒会を占ってみたんや」

「結果はどうだった?」

「ん〜、前と変わり無しってところやね」

 

絵里の質問に希はカードをしまいながら答える。絵里はその答えを聞いて、そう、と呟くと携帯を取り出しLIMEにメッセージを打ち込んでいく。

絵里がメッセージを打ち込んで数分、生徒会室の扉が叩かれる。

 

「どうぞ」

「し、失礼します」

 

少し緊張しながら生徒会室に入って来たのは、オレンジの髪を右頭部でサイドポニーにしている女生徒、穂乃果だった。

 

「まぁそんなに緊張しないで。そこにどうぞ」

「う、うん」

 

絵里はそんな穂乃果を見てクスリと笑うと、着席を促す。

 

「それでね穂乃果。急に呼び出しておいてなんだけど」

 

と一度言葉を切る絵里。穂乃果は穂乃果で続きの言葉を緊張した面持ちで待っている。若葉と夏希は暇を持て余していたのか、壁際に置かれている棚の中の資料を読んでおり、時折希に質問したりしている。

 

「あなたに次の生徒会長を任せたいと思っているの」

「…………えぇー!!」

 

絵里の言葉に穂乃果は、少し遅れて大声で叫ぶ。

 

「ちょ、ちょっと待ってよ絵里ちゃん!穂乃果が生徒会長!?」

「えぇ。色々と考えて、希とも話し合った結果、穂乃果が良いんじゃないかってなってね」

「で、でも穂乃果よりも生徒会長に向いてる人なんて他にもいるって。ほら、お兄ちゃんとか!」

 

と穂乃果はファイルを捲っている若葉を指差す。

 

「若葉にはさっき断られたわ」

「なんで!?」

「なんでも何も、いくら音ノ木坂の正式な生徒になったからって男が女子校の生徒会長をやる訳にはいかないでしょ」

 

若葉の尤もな意見に穂乃果は他の道を探す様に、目を泳がせる。そんな穂乃果の様子を見て、絵里が口を開く。

 

「穂乃果ちゃんは生徒会長やるの、そんなに嫌なん?」

「別に嫌だなんて思ってないよ!…ただ、なんで私なのかなって」

 

希の言葉に俯きながらも言う穂乃果。

 

「それはね、穂乃果。あなたが音ノ木坂の事が好きのを知っているからよ。もちろん、理由はそれだけじゃないわ。一緒にμ'sをやっていて、穂乃果は皆を引っ張っていける不思議な力を持っていると思ったの」

「不思議な…力…?」

 

穂乃果は不思議そうな表情で絵里を見ると、絵里は静かに頷く。続いて希、夏希、若葉を見るも、3人とも絵里同様頷く。それを見て穂乃果は決心が付いたようで、絵里を真っ直ぐ見る。

 

「分かった。私、生徒会長やるよ!」

 

穂乃果の返事に4人は嬉しそうに笑うと、そのまま副会長などの他の役員について話し合った。

他の役員については意外にアッサリと決まり、副会長に海未、書記にことり、会計に夏希、庶務に若葉となった。

 

「て、なんで俺が会計で若が庶務なんだよ!普通逆だろ!」

 

ホワイトボードに書かれた役職を見て思わずツッコむ夏希。

 

「確かに一理あるけど、庶務って様々雑多な事務だよ?夏希出来るの?」

「あ、やっぱ会計でいいわ」

 

若葉の質問にアッサリと意見を引っ込める夏希。絵里と希は、顔を見合わせて笑うと、新生徒会の役員記入用紙に5人の名前を書く。

 

「それじゃあ新生徒会長、頑張ってね」

「はい!」

 

絵里の激励に穂乃果は元気に返事をする。そんな穂乃果に若葉がバンフレットを見せながら言う。

 

「じゃあ来週にある生徒会長挨拶の内容考えないとね」

「…………え"」




【音ノ木チャンネル】
若「前回から話が急に飛んだね」
夏「でもアニメ通りにやると今話の冒頭で新生徒会長の挨拶だろ?それよりかはマシじゃね?」
愛「て言うか、会長は拙いのに役員は拙くないんですか?」
夏若「「知らん」」
愛「知らんて…」
夏「んな事より、作者はタロットとかに詳しいのか?」
若「詳しい詳しくないで言えば、無知も同然」
愛「なのにスリーカードリーディングとかやったんですか?」
若「世の中便利になってね。ネットで検索しながら書いたらしいよ」
夏愛「「便利な世の中バンザイ!」」
若「因みに意味は左から過去、現在、未来で、カードは過去が月の正位置で不安定、猶予ない選択。現在が運命の輪の正位置で転換点、チャンス。未来が太陽の正位置で成功、祝福だってさ」
愛「若葉さん詳しいですね」
若「なお、検索して都合の良い意味を引っ張って来たので正しいとは限りません」
夏「なんか今いらん一文が入ったぞ!」
若「ま、それは良いんだよ」
愛「いや、良くはないですよね?」
若「良いの。作者が良いって言ってるんだから」
夏「んな身も蓋もない」
若「実はアンケートを取ろうと思ってね」
愛「あ、それ僕も聞きました。と言うよりそのお知らせの紙が今手元にありますね」
夏「えーと?アンケートの内容はと言うと、番外編について?」
若「そ。そろそろ番外編の一つや二つあっても良い頃かなって」
愛「前に闇鍋しませんでしたっけ?」
若「……まぁ番外編第二弾的な?」
夏「ハァ…で、内容は以下の通りだ!」
・夏希とツバサの夏祭り編
・愛生人と凛の夏祭り編
・若葉と真姫のデート編
・夏希とツバサのデート編
・他にやって欲しい話
若「「〜編」ってあるけど、1話だけだよ」
愛「このアンケートは活動報告にて行います。期限はどうするんです?」
夏「詳しくは活動報告にて!でいんじゃね?」
若「だね。じゃあまた次回!」
愛「活動報告を読む方は活動報告で会いましょう!」
『バイバーイ』
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