お前が何もしてないと思い込んでいるのは勝手だ。しかしそうなった場合、誰が代わりにすると思う?
---万丈だ
「
「……はい?」
「えっ?…ええっ!?」
「え、えっと、どういう状況なのでしょうか…」
エルフナインちゃんさん、ごめんだけどそれは俺のセリフなんだ。
どういう状況なんだ、これ。
え、ホラー?俺、会ったことないんですけど…え、なんで?
「ううん、正確に言えば私と響と会ったことあるよね」
「…???」
「私も…?」
どうやら立花響は分かってないようだが、未来さんは確信した様子でこちらを見つめてくる。
だが俺は分からない。
いつだ、いつ会った?原作に関わるなんてこと俺はしてないはず。
思い出せ、過去の記憶。
そうだ、俺は…俺は……!!
「……えー」
…ツインテールしか、思い出せなかった……ッ!
「覚えてない…かな?」
自身の記憶能力に軽く絶望して遠い目をしていたら、ちょっと俯きがちに悲しげになる姿を見て、心苦しくなる。
こんな俺でも罪悪感はあるのだ。なぜなら俺は常識人、普通に少しツインテールが好きなどこにでもいる平凡な人間。
いや周りはちょっと主人公クラスのやつが多いけど。むしろ友人たちが居場所間違えてるレベルで高スペックだけど。
いやいやいや、でもぶっちゃけ立花響も未来さんも美少女に分類されるし出会ってたら覚えてるはずなんだよなぁ…原作中なら会っててもおかしくないけど、前世の記憶を持つ俺が見間違えるはずもない。
でもこの感じ、出会っただけではなさそうだ。絶対関わっちゃってるよこれ。じゃなきゃ、未来さんがそんな表情するはずもない。
しかしこのままではまずい、なにか話さねば。
「い、いや…その」
た す け て
今、普段動かない思考を全力で動かしているが、思い出せないのだ。
幼馴染のこと…それに彼女のツインテールは鮮明に思い出せる。
まぁ、この世界での俺を創ってくれたといっても過言ではない女の子の記憶だし、それはね…?
いやぁ、でもなぁ…本当に記憶ないんだよなー。ツインテールしか出てこないんだよなー…。
「そ、そもそもどうしてそう思ったんです?」
咄嗟の機転。
そう、思い出せないがまずそれを聞くべきだった。
なんで俺と会ったことあると思ったんだろうか。
「最初は確信がなかったんだけどね…最初に会った時、ちょっとした違和感があったの。それが分からなくてモヤモヤしてたんだけど…貴方が初めてテイルレッドちゃんになったとき、私は知らない女の子なのに
「なるほど…未来さんの考えは僕からしても正しいと思います。あくまでテイルレッドさんの持つ機能は『その人と同一人物ではない』と認識させるだけで例えば『その人かもしれない』と思えば効果は薄まりますから」
エルフナインちゃんさんは流石だ。
確かに
それは頭の中に浮かんだ時に気づいたが、そうか。
恐らく俺がテイルレッドになったとき、S.O.N.G.で見ててその違和感を抱いたのだろう。
…が、そんなの気のせいと言ってしまえば終わりじゃね?
なんだ、俺の記憶にないだけで気のせ---
「うーん確かに。
零士くんと会った記憶がある…ような、ない…ような?」
「…へ?」
と思ったら、立花響が距離を詰めて見つめてくる。
思わず身を後ろに反らすが、顔が近すぎる。
俺じゃなければ勘違いしちゃうから男にはしたらダメだからな、それ!
それにややこしくなる情報を追加してきたし。
その曖昧な答えやめて欲しかったなあ…いや、でもやっぱりない、ないだろう。
そうそう、そんな俺が原作改変する馬鹿な真似、何よりも仮に会ってたとしても、会ったことがあるなんてことに行き着くような発言を俺がするわけない。
なぜなら俺は、転生者であることを隠していたのだかr
「でも最初に会ったとき---つまり吹雪ちゃんと居た時に見たからって言われたらおしまいだよね。
だけど完全に確信して、思い出したのは零士くんの発言だよ」
「…ふぁっ?」
予想外の発言に、固まる。
僅かに思ってたことを当てられたことには驚いたが、次の発言の方が驚いた。
だってテイルレッドになる前に死にかけたとき、俺は立花響と未来さん、調と会っている。
調が俺のことを一瞬訝しんだんだから、未来さんだって行き着いたって不思議ではない。
でも一瞬で俺のさっきまでの思いが消されたんだが?
え、なにか失言した?ツインテールのことでも言ったっけ…?
「零士さんの…ですか?ボクには特に違和感はありませんでしたが…」
「私もないなぁ…」
はい!俺もありません!
むしろあんま覚えてません!ツインテールという単語が混じってたら全部記憶してただろうけどな!
「じゃあ一つ聞くけど……零士くん」
「はい」
改めて、未来さんが真っ直ぐ見てくる。
流石にふざけることは出来なさそうなので見返しながら思い出そうとしていたが、何も浮かばない。
「どうして私のことを知ってたの?」
「…ん?」
「…え?」
「テイルレッドさんに変身しても記憶は同じようなので---あっっ!」
言われた発言に、俺はまた困惑するが、エルフナインちゃんさんは何か気づいたようだ。
いやでも彼女の言葉どおり、テイルレッドの時に未来さんとは自己紹介をしたはず…俺が未来さんの名前を知ってても不思議じゃ---
「エルフナインちゃんは気づいたみたいだけど、ごめんね。言い方が悪かったよね。
私が言いたいのは、響や翼さんのことは知ってても不思議じゃないけれど、どうして私が
「……あ」
「あっ」
やっっべぇえええええ!
やらかしてんじゃん!思いっきりやらかしてるじゃねぇかぁあああああ!
た、確かにそうだ!!失言してる!気づかなかった!
未来さんは何の用事かは忘れたけど叔母さんの怪我とかで行ってなかった…!
仮に俺がライブに居ても居なくても、未来さんのことを知ってるはずない…そういうことか!?
え、でもそれはそうとして会ったことあるということに行き着かないんじゃ…?
「翼さんはツヴァイウィングとして世間にも公表されてたし、響もマスコミや報道でバレてたから、不思議じゃないの。
でも私は何も関わってないはずなのに、何処にも情報なんてないはずなのに、零士くんは私が関係あるって言ってた…それはおかしいでしょ?」
「確かに…!」
「調べたことはありましたが、未来さんのことは書かれてませんでしたね…」
「うん。聞いた時は違和感をまた覚えただけなんだけどね。
冷静になって考えてたら、パズルのようにピースが繋がっていって思い出したんだ、貴方のことを」
…全く否定出来ない。
翼さんはともかく、立花響やライブ会場での惨劇を生き残った『生存者のバッシング』は立花響の学校の生徒からのヒステリックな叫びから始まり、世間に広まった。
でも未来さんは別に生存者ってわけじゃない……。会ってなければ、前世の知識でもない限り知っているはずがないのだ。
でも前世の知識で俺が知ってるだけなら、未来さんが俺に対して
い、いやけどそれを疑われたとして、出会ったことがあるなら立花響も覚えてるはずでは…?
「もうひとつ証拠をあげるなら、響も覚えてる?ほら、
「手紙……ああっ!もしかして、あれのこと!?」
「…手紙?」
俺の知らないところで、話が進んでいく。
しかも立花響も何やら見覚えがあるらしい。
ちょっと待って欲しい、既に原作になかった要素が出てるというか関わってたことになりかけてるんだが!?
もしそうなら、ノイズにあれだけ襲われてたのは最初から世界に戦姫絶唱シンフォギアという世界の歴史を僅かに改変した異物として認識されてたからってことになるんじゃ…?
それが原作を終えた今、何よりの脅威として強く認識された…?
「ちょっと待っててね!」
「へっ、ちょっ!?」
俺が何かを言う前に、立花響は走り去っていく。
胸の中から別の感情が浮かび上がってきた俺は止めようとしたが、手は届かなかった。
悲しいなぁ…。
もしかして、俺は断罪されるのではなかろうか……。前世のことも、話すことになるかもしれない。
そうなるなら、最期にツインテールに触る許可を貰ってこよう。
「………」
「あ、あの……えっと……?」
「零士くん。そんな不安な顔しないで、大丈夫」
そんな覚悟を決めながら俺と未来さんを何度も見てオロオロするエルフナインちゃんさんが可愛いなあ…と現実逃避していたら、未来さんに右手を優しく両手で包まれ、僅かにビクッとした。
俺はしないけど誤解されるからやめてください、あと百合過激派に殺されます。
「…うん、やっぱり同じ」
「お…同じ?」
彼女の表情は、とても優しい。
手も温かいし柔らかいが、何も分からない俺は…なんだろうか。
怖いと思ってるのかもしれない。
「みっ……未来ー!あったよ、これだよね!」
しばらく手を握られたまま俺はどう居ればいいか分からずに無言が続くが、立花響が白い封筒を振りながら近づいてくる。
未来さんは立花響が来る前にバッ、と手を離したが、俺はそれどころじゃない。
あれが言ってた手紙か…?
「おかえり、響」
「響さん、それは?」
「これは
そう言いながら立花響は息づきをしながら未来さんに結構くしゃくしゃになっている、どこにでもあるような手紙の封筒を大切そうに差し出していた。
手紙は皺が出来ていて、普通にぐしゃぐしゃにしたような感じでもない。
彼女の言葉通り、まるで何度も、何度も読まれてなったような、そんな感じだ。
それを見ても---俺は何も思い出せない。なにあれ、ラブレター?
今どきラブレターが紙かよ、時代遅れめ。
今の時代はツインテールだよ。
「しかしその手紙を俺が出した確証もないはずですけど。そんなの書いた記憶も俺には…」
百歩譲って出したとして、それが俺の字とは結びつくわけがない。
いや、確かにここに来て字は描いたけどさ。一応住所とか生年月日とか。
「じゃあ…読んでみる?」
「……はい」
そう言われて一瞬悩んだが、俺は未来さんから手紙を受け取ると、封筒の
宛名は…間違いなく立花響に向けたものだった。
しかもこんな下手くそで、見慣れた書き方は間違いなく---
「俺の字じゃん……」
そう、俺の字だった。
しかも、差出人がツインテールと書いている。
こんな名前にするとか、絶対俺じゃん。ここでもツインテールにするとは俺の愛が溢れている。全く素晴らしい名前だな、どんな状態でも名前がこれ以外に思いつかなかったんだろうなあ……言い逃れ出来ねぇ…!
「読んでも…いいんですか、これ」
「私は大丈夫だよ。それに私は零士くんに読んで欲しいな」
「……そ、そこまで言うなら」
立花響に許可を貰ったが、何故か読みたくない。
正直、めっちゃ読みたくない。
いやだってこれ、あれじゃん!三年前のだから俺が病んでた時期のやつじゃん!絶対黒歴史書かれてるしその頃は前世の記憶なかったし!
幼馴染を喪ったあとだろ、これ!
でも読まなければ思い出せないだろう。
ええい、ままよ!
「……死にたい」
両手に地面をつき、俺は羞恥心のあまり項垂れる。
本当は読むつもりだったが、あまりも俺らしくなかったからやめたのだ。
詳しくは伏せるが、本音を言うなら今からでも引き裂きたい。
簡単に言えば…もはやラブレターじゃんこれ。約束書いてるし。
いや、めっちゃ酷いが。
一種のラブレターだよ…。ツインテール書いとけよ俺。
そうだよな、この時の立花響は精神的に凄い危ういもんな…だからこんな文にしたんだろうな…。
「えっと、どういったことが…?」
「うん、簡単に抜き出すと…私がしてきたことは間違ってないということを書いてくれてたり私が悪くないということ、
「あーあーあー!!文章から単語だけ引き抜いて話すのやめてくれませんっ!?」
単語だから普通にマシだが、このままでは文章まで明かされそうなので思わず声を荒らげてしまう。
く、くそぉ、 誰だ、こんな黒歴史になるような文章を書いたアホは!
…俺だわ。いや、確かに俺は彼女たちと会ってる、てか多分深く関わってる。
ぜんっぜん覚えてないけど! あの時期の俺はほぼほぼ記憶ないからな!でもうっすら、中学生の頃の二人を覚えてるというか今思い出した。
「でもそっか…そうだったんだ…。零士くんが…
俺が返した紙を大切そうに胸元で抱きしめて、立花響は懐かしそうに、嬉しそうな笑みを浮かべていた。
「響も気づいたってことはやっぱり…貴方だったんだね」
「…多分ですけど。でも、はっきりいって詳しい会話は覚えてないです。あの時の俺は、迷ってましたから」
あの時の俺は、どちらかと言うと死にたがってたし。
ツインテールは俺にとって、命だったから。
前世では見つけることの出来なかった理想のツインテール。
この世界でようやく理想に最も近かったツインテールを持つ幼馴染と出会って、喪って、ツインテールがこの世界から一つ消えたと知って、俺は深い絶望に陥って、死にたいとすら思ってた。
生き甲斐を無くして、何もかもやる気が起きなくて、心には深い穴のようなものが出来て、それでも毎日は訪れた。
だから全部灰色に見える世界で、どうでもよかったんだろう。
それで彷徨うように学校に行って、毎日何かを求めるように外をぶらついてて…そんなある日、うっすらとだが俺は誰かを助けたような気がする。
鞄はボロボロで、悪口が書かれていた。でも他人のために行動して誰かを助けて、笑顔を浮かべて、でも何処かその笑顔が無理矢理振舞っているようで、
その女の子の隣にももう一人無理したような様子の女の子が居たような気がした。
それから少し関わって、気がつけば俺は引っ越ししてたし。
俺が復活したのは、引っ越ししたある日、夢で誰かに言われてから。
『貴方の信じるツインテールを忘れないで』と。
それから今度こそと守ると決めて、ツインテールへの愛がより深まったのだ。
やはりツインテール、ツインテールは全てを解決する。
よし、全部忘れようそうしよう。
でもそっかぁ…原作介入しちゃってたかぁ…あの時は前世の記憶ないからそんなの気づかないもんな!!
そもそも前世の記憶をあったとしても、あのころの俺が認識してたかと言われると…無理だな?
「さっきは問い詰めるようなことを言っちゃったけど、確認がしたかったんだ。本当に零士くんだったのか、どうか」
「それは気にしてませんけど…あの、俺どんな恥ずかしいこと言ってました?」
もう出会ってたことに関しては認めよう。
前世の記憶を思い出す前とか、知らんがな。病んでた時なんてもっと知らんわ。
うん、仕方がない、運命とか修正力なんだろう多分。きっと。
でも一番はそれだ。明らかに俺は何かをやらかしている…!!どんな恥ずかしいことを言ったんだっ!
「恥ずかしいことなんて言ってないよ。私は零士くんに感謝してる。あの時、貴方が守ってくれて、相談に乗ってくれて、
「うん、私も。あの時の零士くんの言葉も、暖かさも、この手紙に書かれてた想いは迫害を受けた時の私を助けてくれて、その後もずっと救われたよ」
「そ、そうですか…」
いやーこれ信頼ならないな。
ツインテールを無くすと、俺はここまでやべーことするのか…。彼女たちにここまで言わせるとは、いくら彼女たちも俺も精神的に追い詰められていた時期とはいえ一体何したのやら…。
まぁ、もう無くすことはない。その時は俺が死ぬからな、絶対。
もうツインテールなしでは生きられないのだ。
……ん?てか、未来さんが離れようと…?待て待て、
だって月は穿たれていたし。
「一体何があったのかは気になりますが…零士さんが未来さんが関係してるって知っていたのはその時出会ってたから…ということですか」
「…あ、はい」
本当はどんなことを話したかまでは覚えてないので未来さんの名前を知っていたのは前世の原作知識なのだが、どうやら虚無に支配されてた過去の俺が二人と関わってたらしいので、それに乗るとしよう。
フィーネの例があるから問題なさそうとはいえ前世のことなんて一番俺が説明出来ないしな。嫌だけど!何したか分からないから怖いけど!!
「よかったらでいいのですが…思い出せたなら、話してくれませんか?」
「え、いや…まあ…どうなんでしょう…?」
「えっ!?い、いや…そ、それはダメかな…」
何をしてがしたか分からないので未来さんに聞いてみれば、彼女は顔を赤くしていた。
怒ってるじゃん…何やらかした俺ぇっ!
ツインテールのこと語ったのか、そうなのか!?
素晴らしさを力説したなら、褒めるぞ!
「でしたら響さんは---」
「ご、ごめんねっ。私もちょっと…」
「そうですか……」
立花響も顔を赤くしてるので、やっぱり俺は怒らせるようなことをしたのかもしれない…。
よし、この話は絶対させないでおこう。
落ち込むエルフナインちゃんさんには悪いが、もう終わり!閉廷!
「エルフナインちゃんさん!それよりも早くテイルレッドについて調べたいから、早く行こう!また変身することになったら、俺が困りますし…!」
話題を転換させるように変える。
でも一大事になりかねない。
主に勝手に変身しちゃって尿意が来たらな!
変身解除のやり方を知らない俺は、トイレに行きたくなったら詰んでしまう。
変身するとツインテールを触れられるのはいいが、戻れないと社会的に死ぬのは勘弁願いたい。
何よりもこの話から逃げたい。
怒らせてるもん、ダメなやつだろこれ。鈍感じゃない俺は分かるぞ!
「あっ、そうでした。つい話し込んでしまいましたが…行きましょうか」
「その通りです、早く行こうそうしよう!」
一瞬首を傾げたエルフナインちゃんさんの小さな背中を押しながら俺はパパっと動いていく。
全く、こういう時は鈍感系主人公が羨ましくなるな…怒ってることに気づくと気づかない人をフォローするのは大変だ---
第五回、キャラ紹介。
○立花響
年齢:17歳/誕生日:9月13日 /血液 O型 / 身長157cm / 3サイズ:B84・W58・H86(Wikipediaより抜粋)
容姿としては髪型は襟足が広がったボブカット、揉み上げのこめかみ辺りの左右に髪留めを付け、明るい茶髪(?)。主人公から見れば美少女だが、本人はそう思っていない。
趣味は人助け。好きな食べ物はごはん&ごはん。ちなみに彼氏いない歴=年齢である。
性格:明るく前向きだが周りに流されやすい性格の持ち主であり、環境適応力は高く仲間や友人を作るのが得意だが、逆に嘘や隠しごとが下手。学業は今ひとつで、トラブル体質。しかし、その一方で困った人がいたら放っておけない強い正義感の持ち主でもあり、自分の身より他人を助けようとする。
来歴:原作主人公であり、第3号聖遺物ガングニールのシンフォギア装者。特異災害対策機動部二課→S.O.N.G.所属。
当初は聖遺物との融合体としての装者であったが、フロンティア事変の最中、融合体でなくなったにも関わらず(元々はマリアの)ガングニールを纏い、以後も装者であり続けていることから第三種適合者となったと見做されている。
とまあこれ以上は長いので書くことはしないが大体は原作同様で、唯一違うのは二年前のツヴァイウィングのライブ(原作終了後なので四年前)でノイズの襲撃に遭うという事件でただ一人が生き残った(他にも生き残った人はいる)ことで、生存者に対する死者の遺族から生じた妬みが社会現象となり、居宅の物的被害に及ぶほどの迫害や、響本人は学校内でのいじめを受けたりしていた。
それでも彼女は『へいきへっちゃら』と父親に教えられた言葉を使いつつも気丈に振る舞いながら人助けをしていたが精神は深く追い詰められており、実は原作から乖離する(グレる)寸前だったところを、深く絶望し瞳に光がなくツインテール属性を失いつつあった零士(無自覚だが零士にとって失う=死ぬ)と出会い、守られて関わることに。
関わりのあったのはほんの数ヶ月程度ではあったが、バッシングを受ける彼女にとっては零士に会える時間が安らぎの居場所であり、苦しい中でもとても居心地がよく楽しく話せていた。
そうして(響がお願いする形で)毎日会うことになり、零士も会いに来てくれていたがそれも長くなく、零士が引っ越しするということになった時に深く悲しい表情をした彼女を気遣った零士が手紙を渡し、それは原作と呼ばれる様々な事件や戦いの中でも奮い立たせ、支えるものになった。
---ちなみに手紙に書かれたラブレター紛い文の約束だが、『今は離れることになるけど、絶対にまた会える。だからいつかまた再会した時、今度は俺が君(響)をずっと支えて、傍に居て守るからそれまで諦めないで欲しい』といったことに近いのが書かれているらしい(ほぼ告白文&公開処刑)
しかしこの時の無自覚の原作介入が歴史を修正し、度々零士がノイズに襲われることになった経緯でもあり、ツインテールを愛する者と戦姫たちが出会うことになった運命の分かれ道だった。
しかし前世の知識がないとはいえ偶然彷徨うだけでそんなタイミング良く肝心な場面に会えるはずもなく、実は……。
アームドギア:彼女のアームドギアは武器ではなく、繋ぐ力。
誰かと繋ぎ合うことを信条とするが故に発現したもので、束ねて重ねることで強力な力を引き出す。
この力がなければ、戦姫たちは誰かを守ることも大切な人を取り返すことも出来ず、勝利を手にすることは出来なかっただろう。
おまけのIF:一応伝えておくと、この時に零士と出会わなければ実はこの時点で原作は崩壊していたのでここまで繋がらなかった。
なおかつ原作主要キャラも(響の特性が使用不可になるので)多数死ぬしギャラルホルンが異変を鳴らすことになる。
最終的には運命パワーの影響でテイルレッドに覚醒する零士のみでシンフォギア勢の全敵(XD含む)と戦うことになっていた(その場合は後々に本編時空から来るとはいえ世界が滅ぶ寸前になる)のでファインプレーだったりする。