ドラえもん のび太の大魔境 second season 〜もう一つの伝説〜 作:田舎者
読みづらい所もあるかも知れませんがご了承下さい。
それではどうぞ!
かつての友であったペコとの再開。
しかし、それはとても和やかと言える物では無かった…
のび太
「力を貸して欲しいって…一体どういうこと?」
ペコ
「話すと長いのですが…」
ペコの言葉に疑問を投げかけるのび太に、ペコは俯いたまま言った。
すると突然、玄関から玉子が顔を出した。
玉子
「あらのびちゃん、おつかいは終わったの…って…あら?
まさか…ペコちゃん!? どうしたの! 大きくなって!」
玉子はペコを視界に入れた途端、目の色を変えてペコに駆け寄った。
ペコ
「4年振りですね…御無沙汰してます、ママさん。」
玉子
「のびちゃんの言った通り…二足歩行で言葉を話してるわ…」
玉子は4年前、のび太の話を聞き半信半疑だったが
たった今それは確信に変わった。
玉子
「とにかく上がって上がって。すぐご飯の支度するから、ペコちゃんはのびちゃんの部屋で待っていなさい。」
ペコ
「すみません、お邪魔します」
のび太の部屋にて……
ペコはドラえもんとも再開を果たし、ドラえもんとのび太はペコがどうして日本を再び訪れたのか尋ねていた。
のび太&ドラえもん
『さあ、話を聞こうか』
2人はペコの正面にあぐらをかいた。
ペコ
「一体どこから話したら宜しいでしょうか…」
そう言うとペコは、バウワンコ王国で起こった事件を話し始めた。
ペコ
「あれは今から3日程前の事です。深夜、バウワンコの宮廷に謎の侵入者が現れたのです。その者は宮廷の警備に就いていた姫の親衛隊30名をいとも容易く殺害し、私の妃、スピアナを攫って行ったのです」
スピアナ…バウワンコ王国の国王、クンタックの許嫁。
ドラえもん
「……親衛隊一人一人の実力はどのくらいなの?」
ペコ
「王国の腕利きをかき集めて編成された部隊です、一人一人の実力は申し分なかったはずです。」
ドラえもんが重々しく質問するとペコはそう答えた。
のび太
「スピアナ王妃はどうなったの!?」
ペコ
「私と親衛隊を更に鍛え上げた精鋭部隊で姫の奪還作戦を敢行したのですが……あと一歩の所で国境を越えられ、逃げられてしまいました…」
のび太
「……そっか…」
ペコに問い詰めるのび太にペコがそう答えると、のび太は肩を落として消沈した。
ペコ
「しかしこれは惨劇の序章に過ぎなかったのです…気力を失くした王妃の奪還部隊がバウワンコへ戻ると…そこはすでに火の海でした…突如姿を現した謎の集団によって街はおろか、宮廷までもが敵に占拠されていました…」
のび太&ドラえもん
『な……』
空いた口が塞がらないドラえもん達にペコは構わず話を続けた。
ペコ
「兵士は健闘虚しく半数以上が殺害され、住民たちは皆国の外へ避難しました…」
のび太
「半数…以上だって…?」
ドラえもん
「あのバウワンコが…そんな簡単に…」
ペコの話は続いた。
その間ドラえもん達は押し黙って聞いていた。
二人は一時期動揺していたが、すぐに落ち着きを取り戻していた。
ペコ
「……という流れで、私はここへ来た訳です。今ここで私が生きているのも…私を殴って運んでくれたブルススのお陰です」
ブルスス…バウワンコ随一の闘志を秘めた巨漢。バウワンコで一二を争う強さを持つ男。
のび太
「その後……ブルススはどうなったの?」
のび太はブルススの身を案じてペコに訊いた。
ペコ
「分かりません……しかし、彼ならきっと生き延びていると信じています」
ドラえもん
「ブルススならきっと大丈夫さ。さて、話は以上だね?」
ペコ
「ええ…、あの……本当に申し訳ありません。のび太さん、ドラえもんさん…」
ペコは突然2人に頭を下げた。
のび太&ドラえもん
『え?』
そんなペコの表情に、2人は首を傾げた。
ペコ
「関係のない貴方たちを…二度も巻き込んでしまって…」
のび太&ドラえもん
『何言ってるの?』
のび太達は声を合わせた。
ペコ
「え?」
のび太
「関係なくないよ! 友達じゃないか!」
ドラえもん
「そうさ! 僕らは奴らが何者かも分からないけどとにかく腹が立ってる! 仕返ししないと気が済まない!!」
のび太
「でも3人だけじゃ死にに行くようなもんだよ?」
ドラえもん
「ジャイアン達を呼ぼう! きっと力になってくれる!」
ペコをそっちのけで奮起する二人にペコは涙を流していた。
ペコ
「うっ…うっ…二人とも…ありがとうございます!! 」
ペコは涙を流しながら二人に言った。
今度はこちらのターンである。
最近暑くなってきましたねー、
今年も夏がやって来ました。
そういえばのび太の大魔境も夏が舞台でしたねー
というか、大長編ドラえもん自体、夏が舞台の作品が多い気がしますが…気のせいですかね?(笑)