ドラえもん のび太の大魔境 second season 〜もう一つの伝説〜   作:田舎者

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お久しぶりです!

それではどうぞ!!


惨劇

タイムパトロールの謎。

 

それが今、ドラえもんの口から語られようとしていた……

 

 

ドラミ

「…お兄ちゃん、私はタイムパトロールを手伝って来るわ。」

 

 

ドラえもん

「わかったよ。」

 

 

タイムパトロールの事情を既に知っているような素振りを見せたドラミは、一言ドラえもんにそう告げると、3人の下を去っていった。

 

そしてドラえもんの口が開く。

 

 

ドラえもん

「…タイムパトロールが組織されたのは2100年のことだった。その頃のタイムパトロールは武力に頼るような取り締まりはしないという方針があった。」

 

 

ドラえもんはスネ夫とのび太に向かって話を始めた。

 

 

ドラえもん

「そしてタイムパトロールが組織されると同時に、時空法も制定された。だけど当時としてはまだタイムマシンは世の中にとってはあまり一般的では無かったからね。時空法を犯すような者は全く居なかったんだ。」

 

 

ドラえもんは話を続けた。

 

 

ドラえもん

「だけどその10年後、とんでもない事件が起こった。」

 

 

スネ夫

「? 事件?」

 

 

ドラえもんの言葉にスネ夫は首をかしげる。

 

 

 

 

 

ドラえもん

「テロだよ。謎のテロ組織による東京への超大規模テロ。信じられないほどの死者数をもたらした日本史上最悪のテロ事件だよ。」

 

 

 

 

スネ夫

「な……!?」

 

 

のび太

「うそ…でしょ…?」

 

 

のび太達はあまりの事の衝撃に言葉を失った。

まさか未来でそのような事が起こっていたなど、とても想像がつかなかったのだ。

 

 

ドラえもん

「当然警察と自衛隊が駆り出され、テロリスト達の鎮圧に国は全力で乗り出した。だけど……警察達はまったくテロリストの勢いを止める事が出来ず、戦いは1年にも及んだ。」

 

 

スネ夫

「どうしてだい? いくらテロリストといっても、数は日本の警察や自衛隊の方が上なんじゃないのかい?」

 

 

スネ夫が疑問を投げかける。間髪入れずにドラえもんは応えた。

 

 

ドラえもん

「こちらの動きが全てテロリストに読まれていたんだ。テロリストの潜伏場所を割り出して突入をかけても返り討ち。ここまでは良くある話かも知れない。だけどそれが5回以上も続いたんだ。それだけじゃない。国が全力を注いで開発した暴徒鎮圧用の新兵器も初回であっさりと完封された。"まるでその新兵器の事を知っている"みたいに。」

 

 

のび太

「……!! まさか!」

 

 

ドラえもん

「そう、テロリストはタイムマシンを使って未来の敵の情報を探ってたんだ。未来と過去を自由に行き来して仲間に敵の情報を伝えた。だから警察達は大苦戦を強いられたんだ。」

 

 

スネ夫

「なるほど……タイムマシンもまだそこまで普及していなかった時代。まさかテロリストの手にタイムマシンが渡っているとは考えもしなかったわけだね…」

 

 

ドラえもん

「その通り。時空犯罪の前例が無かったタイムパトロールは平和ボケしていた訳だ。」

 

 

ドラえもんは当時のタイムパトロールの事を皮肉ると、話を続けた。

 

 

ドラえもん

「そして遂に国は本格的にテロリスト鎮圧に乗り出した。米国軍に協力を要請したんだ。」

 

 

のび太

「米国……か」

 

 

 

ドラえもん

「テロリスト鎮圧はタイムパトロールとの共同作戦で行われた。タイムパトロールが、不自然に過去と未来と行き来する人物の現在位置と座標を割り出し、そこへ米軍が奇襲をかける。それが米軍とタイムパトロールが考えた作戦だよ。」

 

 

ドラえもん

「結果、初の共同作戦は成功。それからはトントン拍子にテロリストの鎮圧は進み、全てのテロリストの鎮圧は完了した。1年に渡る日本とテロリストの死闘は幕を閉じたんだ。」

 

 

スネ夫

「そうだったのか……」

 

 

スネ夫は腕を組んでそう呟いた。

 

 

ドラえもん

「この事件を機に、タイムパトロール…いや、日本に軍隊を配備する事が正式に可決された。理由は簡単、時空犯罪がもたらす甚大な被害を国は恐れたからだ。当然、過去の日本国憲法第9条は完全に無いものとされた。」

 

 

のび太

「そうだったのか……」

 

 

スネ夫

「タイムマシンを完全に廃棄するのではなく、武力を時空犯罪に対する抑止力にするなんて……なんて強引な対策なんだ…」

 

 

スネ夫は国が取り決めた時空犯罪に対する措置に反感を覚えた。

 

 

ドラえもん

「一部の人間から強大な圧力がかかっていたのも理由の一つだよ。タイムマシンがもたらす利益は凄まじいものがあるからね……それが世の中の闇だよ…。」

 

 

スネ夫&のび太

「…………」

 

 

そのドラえもんの言葉を聞いた2人は、話の重さにしばらく黙り込んでしまった。

 

 

 

ドラえもん

「……そして多数の米軍将校がタイムパトロール日本本部に出向し、実戦のノウハウをタイムパトロール隊員全員に叩き込み、暴徒鎮圧、情報戦、人質救出など、彼らをそれぞれの分野のエキスパートに育て上げたんだ。その戦闘のエキスパート達が集まって組織されたのが『タイムパトロール実戦投入部隊』。リーム率いるタイムパトロール第4部隊がその一つだよ。」

 

 

のび太

「なるほどね…。」

 

 

のび太はドラえもんの話を頷きながら聞く。

ドラえもんは続けた。

 

 

ドラえもん

「そして今、タイムパトロール日本本部を一任されているのが"ロイス=ハンニバル大佐"。今やタイムパトロール実戦投入部隊は全世界に存在している。そのタイムパトロールの中で"最強の男"だよ。」

 

 

スネ夫

「最…強……?」

 

 

スネ夫は最強という言葉にあまり実感が湧いていない様子であった。

 

 

ドラえもん

「あのテロ事件を終わらせた男とも呼ばれている。共同作戦と銘打ったけど、それは全てハンニバルの発案だ。それだけじゃない。作戦の指揮は全てハンニバルが執り、最後のテロリストのアジトへの襲撃は彼の命令により"彼一人"で行われた。150人が潜伏するアジトに突入し"無傷"でテロリストを壊滅させて帰ってきた。しかも中で囚われていた人質を連れてね……。」

 

 

のび太

「な……!?」

 

スネ夫

「無傷で生還だって…? 流石に誇張してないかい…?」

 

 

2人はドラえもんの話に驚きを隠しせない様子だ。

 

 

ドラえもん

「誇張でも何でもないよ。本当に彼は無傷で戻ってきたんだ。正直言って人間の領域を遥かに超えてる。」

 

 

ドラえもんの言葉を聞いた2人は、思わずその話に圧倒され、しばらくの間に押し黙ってしまった。

 

ドラえもん「ここまででタイムパトロールの成り立ちとその組織の規模や実力について長々と話したね?そしてここからが僕が言いたい事───」

 

ドラえもん「国家権力を有する大部隊が本気でこの事件解決に乗り出しているんだよ。正直言ってこれはもう僕たちみたいな子ども達が関わって良い案件じゃない。他のみんなにも聞くつもりだけどのび太くん、スネ夫、君達はそれでもペコを助けたいんだね?」

 

 

 

【編集中】

 

 

すると、リームが一同の下へ戻って来た。

 

 

リーム

「住民とあなた達のお友達は全て輸送艇に乗り込んだわ。あとはあなた達だけよ。」

 

 

のび太とスネ夫はハッとした様子で周囲を見回した。

確かに自分たち以外に集落に人影は一切なかった。

2人はドラえもんの話に夢中でいつのまにか住民の移動が完了していたことに気づかなかったのだ。

 

 

ドラえもん

「わかった。じゃあ2人とも行こうか。」

 

 

ドラえもんはそう言いながらスネ夫とのび太を見た。

 

 

のび太

「うん……」

 

スネ夫

「わかったよ。」

 

 

2人はそう返事をすると、集落に名残惜しさを感じながら輸送艇へ乗り込んだ。

すると輸送艇のゲートは完全に閉じ、離陸して、開いたタイムホールをくぐった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてタイムホールが閉じた後、取り残された集落に突如として人影が現れた。

 

 

 

???

「………一足遅かったみたいだねぇ。行き先は……"22世紀…東京"か」

 

 

その者はもぬけの殻の集落を見回して呟くと、腕に付けていたデバイスでのび太らの行き先を辿った。

どうやらそのデバイスは時間移動の足跡を辿ることが出来る様である。

 

 

 

 

???

「逃げられないよ? 俺たちからはな……」

 

 

男は不敵に微笑むと、その場から姿を消した。

 

 

 

 

そして物語の舞台は 22世紀 東京へ。

 

 

 




さて、いよいよ舞台は22世紀ということで、ワタクシもワクワクしております!
何気に映画ドラえもんで22世紀での話ってあんまり無かったと思うので、精一杯頑張りたいと思います!
それではまた次のお話で!
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