今回はPSPのゲーム作品である『ときめきメモリアル4』を自由に解釈してみました。
お楽しみいただければ幸いです。
一年目 一学期
私と彼との出会いはそう特別な事があった訳じゃない。
高校の入学式を終えて、移動した先の教室でたまたま席が隣だった。
彼は窓の外から校庭の隅をぼんやりと眺めていたようだった。その視線を辿って、そして何となく話しかけた。
「『伝説の樹』っていうんだってさ」
「え?」
「あの木の事。卒業式の日に木の下で結ばれた恋人同士は永遠に幸せになれる……なんて伝説があるみたい」
「永遠ねぇ……そんなのが保証できるほどうちの学校って古かったか?」
「え? さ、さぁ……?」
「ゴメン、変な事言った。
しかしまぁ、ありがちと言えばありがちな話だな。誰かが考えて、そして広めたってとこだろうな」
「ど、ドライだね。この話を聞いて『伝説なんて信じない』って人はそれなりに居たけどキミほど言う人は初めてだよ」
「別に貶してるわけじゃないぞ? 信じたい人は信じれば良い。信じる事でそれこそ永遠に幸せになれる人も居るだろうしな」
「……やっぱりドライだね」
やった事自体はただ話をしただけ。内容はちょっと妙だったけど、それでも『特別な事』ではなかった。
席が隣という事もあって、彼の教室での行動は私にも自然と伝わってきた。
ただ、隣でなかったとしても、入学直後の彼が何に力を入れていたかは当時のクラスメイトなら多分全員把握していた。『部活動』だと。
「隣の竹藪に竹立てかけたの誰だ。
東京都特許許可局。
赤巻紙青巻紙黄巻紙、合わせて三巻紙……」
最初は何事かと思ったけど、どうやら『放送部』の特訓の一環らしい。
確かに明瞭な声が必要だもんね。早口である必要があるのかは微妙だけど、急ぎの連絡であればきっと役立つのだろう。多分。
「すげーなお前。全然噛んでないぞ」
「う~、私には全然できないよ!」
「いや、柳さん。アナタも放送部なのでは?」
「まあそうだけど……このヒトみたいには無理だって」
彼の特訓を彼の友人である
柳さんの方は特訓はしないのかとも思ったけど、どうやらこっちが普通らしい。空き時間にまで特訓している彼の方が異常なのだろう。
「柳、最初から全部上手くやれと言う気も無いし、そもそも無理に特訓する必要も無い。
だが、せっかくだからやってみないか?」
「う~ん、分かった。えっと……たけやぶやけた?」
「柳さん、それ、ただの回文」
「……さて、続けるか。
えっと……隣の柿はよく客喰う柿……あれ?」
「怖いよ!? 柿がお客さん食べちゃダメだよ!?」
そんな感じの光景がこの教室の日常になっていた。
しかし部活か……うーん……
「どう思う? つぐみ」
放課後、下校時。私は親友である
内容は、『部活は何をしよう?』である。
「私に相談されてもねぇ。『文芸部に入る?』くらいしか言えないわよ?
他の部活の見学なんてしてないから雰囲気とかも分かんないし」
「うぅ、そうだよね……」
私の親友はかなりの本好きだ。なので部活も入学初日に即決したらしい。
ならば私も……と言いたい所だけど、私自身はそこまで本が好きな訳では無い。どちらかと言うと苦手な方だ。
静かな場所でずっと本を読んでいるより、身体を動かして遊ぶ方が性に合っているのだ。
「ったくしょうがないわね。それじゃあこの私がアンタに合う部活を見繕ってあげるわ」
「ホント!? 流石はつぐみ!」
「じゃあまず、運動部か文化部かを選ぶ所からね。どっちが良いかしら?
アンタの夢である看護師に近い活動となると……運動部のマネージャーとかかしらね」
「うーん、うちの学校の運動部って結構厳しいんだよね?
サボったりしなければ大丈夫だろうけど、それだけに専念する事になるのはちょっと嫌かな」
「あらそう。じゃあ文化部ね。
うちの学校にあるのは確か……『漫研部』『放送部』『吹奏楽部』『化学部』。あああと当然『文芸部』ね。明らかにアンタ向きじゃないけど」
「そうだね。『まんけん部』って言うと漫画の事だよね? 方向性としては文芸部とあんまり変わらない感じかな?」
「ちょっと、漫画と小説を一緒にしないでよ。本に書いてあるって以外に共通点が欠片も無いじゃないの」
「ご、ごめん」
そこまで違う物かな……? とにかくつぐみ的には譲れない所らしい。
見学でもしないとハッキリした事は言えないけど、何となく私向きの部活では無さそうだ。
「放送部は……何をやる部活なんだろう。いつも早口言葉とか発声練習してるのは知ってるけど」
「ああ、例のやたら部活に打ち込んでる変人の事ね」
「隣のクラスまで広まってるんだそれ」
「みたいね。で、活動内容だけど……うちの学校の放送担当と、あと弁論大会みたいなのもやるらしいわよ」
「……大会はともかく、放送って部活動でやる事なのかな? もし希望者が居なかったどうなるんだろう」
とりあえず、保留にしておこう。
「残ってるのは『吹奏楽部』と『化学部』だったね」
「吹奏楽ってなると自前の楽器の管理とか必要になりそうね。
地味にお金とかもかかりそう」
「楽器の管理かぁ……壊しちゃったらどうしよう」
「……アンタならやらかしそうなのが怖いわね」
頻繁に物を壊す訳では無いけど……ちょっと不安だ。止めておこう。
「あとは『化学部』だけね。どうする?」
「化学部って何やるんだろう?」
「詳しくは知らないけど、あんまり良い話は聞かないわね。
とにかく怪しげな研究ばっかりしてるって噂が広まってるわ。あくまでも噂だけど」
「あ、私もちょっと聞いたことある気がする」
……うん、何か怖いから止めておこう。そうしよう。
「はぁ……全滅じゃないの」
「う、ううん、まだ保留にしてた放送部があるから!」
「あの変人と同じ部活にする気? 止めときなさいよ」
「変人って……彼は変人である事以外は普通に良い人だと思うよ?」
「大抵の変人は変である事を除けば普通の人よ」
「いやまぁ、確かにそうだけど」
どうもつぐみは反対らしい。
私としても何としても放送部に入りたいわけではないからやっぱり止めておくとしよう。
……部活は、ひとまず諦めよう……
そんなこんなで時間は過ぎて六月になった。今日は体育祭だ。
「オウオウ! お前は何に参加するんだ?」
「運動はあまり得意じゃないんだよな……綱引きで良いか」
「それ、単に個人競技に参加しないだけじゃないのか?」
例の彼はそんな感じの参加をするらしい。私も似たような感じだけど。
「
「ああ。何か引っ張りだこになってるよ。
二人三脚と100m走両方に参加しろってさ」
「ほぇ~、運動が得意ってのも考えもんだな」
彼や小林くんと仲のいい
ルール的にも合法らしい。無制限に掛け持ちできるわけではないけど、一定人数が一定回数を掛け持ちするならセーフだ。運動が得意ではない生徒たちに対する救済措置……だと思う。
「そういう事であれば綱引きをサッサと片付けて正志の応援でもするか」
「おいおい、何でそんな偉そうなんだよ」
「フッ、放送部の次期エースと名高いこのオレを舐めてもらっちゃ困る」
「放送部にエースなんて居るのか」
そもそも放送部が綱引きと何か関係があるのだろうか?
そう思って柳さんに話しかけてみる。
「放送部って綱引きの特訓でもしてたの?」
「いやいや、そんな事は無いよ? 多分適当に言ってるだけじゃないかと思うよ」
「だよね。う~んでも無理矢理関連付けるとしたら……放送部故の声量、とか? 大きな声で相手を怯ませたり、な~んてね」
「いや、それは流石に無いよ~」
……結論から言うと、そのまさかだった。
「おーえす! おーえす!!」
『ぐわっ、耳がぁっ!!』
『くそっ、これが次期放送部エースの実力だっていうのか!?』
『皆、狼狽えるな! 狼狽えぐわっ!!』
『や、山田ぁぁっっ!! チクショウ! こんな事ってあるかよ!!』
「……ほ、放送部って凄いんだね」
「待って待って!? こんなのはあのヒトだけだからね!?」
そんな感じで、1年目の体育祭は私たちのクラスの圧勝で終わった。
七月。今日から期末テストが始まる。
あまり勉強は得意じゃないんだけど……それでも精一杯やったつもりだ。
……まだ時間があるからちょっと見直ししておこう。
そう思って教科書を取り出した所で彼が珍しく遅めに登校してきた。
「……おはよう」
「あ、おは……って、どうしたの!? 凄い隈ができてるよ!?」
「ああ……最後の追い込みをかけようと徹夜してて、何か急に芸術の閃きが舞い降りてきて、思いついた事をメモしてたから時間が足りなくて……」
「えっと、その……少しでも休んだら? テスト始まる時に起こしてあげるから」
「助……かる……Zzz……」
色んな意味で驚いた。普段から真面目だから一夜漬けなんてしないタイプに見えたのに。
いや、真面目だからこそあんな酷い顔色になるまで頑張ったんだろう。私も見習わないと。
そして、彼のテスト結果が以下の通りである。
| 国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 美術 |
| 100 | 100 | 100 | 100 | 100 |
廊下に張り出された順位表の天辺に、彼の名は堂々と掲げられていた。
え、私? ま、まあ平均よりは上だったよ。うん。
夏休みになった。
部活がある人は合宿とかしてるらしいけど、今の私には縁のない話だ。
……やっぱりどこか入っておけば良かったかな? 今言ってもしょうがないか。
部活に入っていないからこそ自由時間は増える。そうポジティブに解釈して夏休みを満喫する事にする。
あ、勉強も少しはしておく。彼ほどの点数を取る必要は無いけど『平均よりは上』っていう今の成績は決して誇れる事ではないから。
そうして楽しく、あるいは忙しく過ごしていた夏休みが終わる頃、一本の電話が入ってきた。
『おっす元気? 今大丈夫?』
「小林くん? どうしたの?」
『遊園地行こうぜ遊園地!』
「えっ? 二人で? うーん……」
『いやいや、柳さんとあとアイツも誘うつもりさ!
勿論、二人きりで遊びたいなら大歓げ……』
「へぇ、分かった。その2人も居るなら行くよ!
誘えたらまた連絡してね!」
『お、おう……分かった! じゃな!!』
その後、二人とも無事に誘えたという連絡が入った。
男子と混ざって楽しむなんて事は初めてだ。思いっきり楽しもう。
「おうおうおうおう! 今日はよく集まってくれたな!
それじゃあお互いに自己紹介……は要らないか」
「うん。お互いに顔見知りだもんね~」
「面白おかしく改めて自己紹介できるというならば止めはしないが」
「無茶を言うなよ無茶を!」
夏休みだったからしばらく会ってなかったけど、どうやら相変わらずみたいだ。
自己紹介は当然飛ばして皆でバスに乗り込んだ。
「よっし、無事に着いたな!
それじゃ、何から楽しもうか!」
「近いアトラクションから適当に回ればいいだろう。距離を無視して選ぶのは流石に非効率だ」
「となると……まずはビビールに乗ろう!」
ビビール……入口からでもよく見える絶叫系の乗り物みたいだ。
大きな塔と、その周りを上がっては急降下している椅子がよく見える。
うわぁ……怖そう。
「えぇ~、アレ乗るの?」
「柳はああいうのは苦手か?」
「う~ん、得意じゃないよ」
「まぁまぁまぁまぁ! 何事も経験さ! 試しに乗ってみようぜ!
っと、コレの定員って二人ずつっぽいな」
小林くんがパンフレットを見ながらそんな事を言い出した。
二組に分かれて乗る事になりそうだね。
「じゃ、一緒に乗りたい奴は居るか!?
さぁさぁさぁさぁ! 遠慮なく言ってくれ!!」
………………誰も声を上げようとしない。
小林くんよりは彼かなぁ……という気はするけど、ハッキリ言ってしまうと小林くんを傷付けそうだ。
彼が選んでくれれば……いや、それはそれで選ばれなかった時ちょっと悲しい。
「やれやれ。こんな事もあろうかとトランプを持ってきた」
「は? トランプ? 一体何する気だ?」
「ただのくじ引きだ。
適当にシャッフルした後にハートの1と2を取り出して……ほい、女子の皆様はどっちか好きな方を引いてくれ。中身はまだ言わなくていいぞ」
な、なるほど。完全に運任せにする事で悲劇を避けるという試みのようだ。
こんな場面を読んでいたんだろうか? 気が利くなぁ。
「んで、スペードの1と2を取り出して……学、どっちか引いてくれ」
「おう! これで同じ番号のペアで組むって事だよな?」
「そういうコトだ」
「しっかし、何でトランプ? ただのくじ引きならただのくじでも良かったんじゃないのか?」
「紙のくじとか持ってきても途中でぐちゃぐちゃになってゴミになりそうだし、割り箸とかだとかさばる。
トランプなら束ねて持っていられるし、別の事にも使えそうだからな」
「なるほどねぇ……よし、こっちだ!」
という訳で、厳正なるくじ引きの結果、私は彼と乗る事になった。
「柳は苦手っぽかったが、あんたは……割と平然としているな」
「う~ん、ちょっと怖くもあるけど楽しみでもあるかな」
「そりゃ心強い。じゃ、乗るとしようか」
結果から言うと……めちゃくちゃ楽しかった。
「こういうの私好きかも! スッゴイ楽しい!」
「……そうか」
「あれ? 大丈夫? もしかして苦手?」
「可も不可も無く……といった所か。決して悪くは無いが。何度も乗りたい感じはしないな」
「そっか~」
こういうのは好みの問題だから仕方ないか。今度来る機会があったら一人で乗ろうかな。
「ふぇぇぇぇ~~、こここ怖かったよぉ~~……」
「あああ安心しろ柳さん! おおお俺が着いてる!」
「……小林くん、足が生まれたての小鹿みたいに震えてるよ……?」
「こ、ここここれは武者震いってヤツだ!!」
「の、乗った後なのに?
でも安心できたよ。怖かったのは私だけじゃないんだね」
「お、おおう! い、いいや! おお俺はぜぜん怖くなかったけどな!!」
あっちはあっちで楽しそうだ。ある意味あっちが正しい楽しみ方な気がしないでもない。
「じゃあ気を取り直して……次どこに行く?」
「やはり近場の…………うん、観覧車に行こう」
「んン? 観覧車よりもゴースト迷宮の方が近くねぇか?」
「気のせいだろ」
「……怪しい……お前もしかしてこういうの苦手……」
「じゃ、観覧車行くぞ」
「いいやゴースト迷宮だね!! 俺だけ怖い思いをするとか不平等だ!!
断固としてお前にも行ってもらう!!」
「……やっぱり怖かったのか」
そういう訳で、次はゴースト迷宮だ。名前からしてお化け屋敷的な感じかな?
う~ん、得意では……ないかな。
……ただ、隣で震えている柳さんよりは苦手でないと思う。
「さて、またくじ引きするか。え~……よし。女子の皆さんは好きな方を引いてくれ」
台詞だけは平然としてるけど、カードを握る手が少し震えている。言葉には一切現れていないのが逆に怖い。
コレ、運任せで選ぶのはマズいのでは?
「柳さん……」
「……うん。私も同じ事思ってた。
小林くん! 私と組んで!!」
「お、おう……分かった! 任せろ!!」
震えてる2人を組ませると立往生して一生戻ってこれない可能性がある。
しつこいようだけど私も得意じゃないんだけどなぁ……私が彼の世話をしないとダメなようだ。
「……空って、青かったんだな」
「う、うん。そうだね。大丈夫?」
「ああ。空が青い事を除けば何も問題ない」
「空が青いのは何も問題ないよ!?」
感情を表に出すのが苦手なタイプなんだろうか? 分かりやすく叫び声を上げる事は無かったけど握っている手から彼の恐怖がありありと伝わってきた。
おかげで私に恐怖を楽しむ余裕は無かった。ある意味ありがたい事だ。
「うぅぅぅ~、怖いよぉ~~」
「や、柳さん? も、もう外だぞ? 大丈夫だぞ?」
「ほ、ホントに? ホントにホント?」
「ホントだって! 流石にそんなウソは吐かん!」
「……あ、ホントだ……あ、ありがとう、小林くん……」
「あ、柳さん。もう少しくっついててくれても……」
「ふぇ?」
「あ、いや、何でもないです」
……このメンバーでお化け屋敷に行っても小林くん以外は誰も得をしない事が分かった。
次の機会があったらここは外そう。絶対に。
「んじゃあ気を取り直して……最後に観覧車に乗ろう!」
「遊園地の定番だな。良い案だと思う」
さっきのゴースト迷宮は記憶から消したらしい。
確かにそろそろ良い時間だ。観覧車で〆るというのも悪くないかな。
「うん、行こう!」
「観覧車かぁ。私のお家見えるかな~」
今日初めて柳さんが乗り気になった。遊園地と意外と相性が悪いのかもしれない。
一緒に遊ぶ機会があるなら気を付けておこう。
「じゃ、またくじ引き……いや、ここって4人で乗れるのか。分ける必要は無いな」
「ん~、そだな。女の子と2人っきりってのも良いが、皆で一緒ってのも楽しそうだ」
「よし、じゃあ乗るとしようか」
列に並んでしばらくして、観覧車のゴンドラに4人で乗り込んだ。
この近くには展望台とかは無いから遠くを見渡せる機会はあんまり無い。のんびり楽しもう。
「お~、良い眺めだな。柳さん、家見えた?」
「うん! ほら、あの辺!」
「あの辺か~。場所だけ言われてもよく分からん」
「あはは~。確かにね~」
「しかし小林。ビビールは苦手でも高い所は平気なんだな」
「アレとコレは全然違うだろうが! 特にスピードとか!!」
「……周速度100キロ毎時くらいで回せばこれも絶叫系マシンになるんだろうか?」
「そんな観覧車は観覧車じゃねぇよ!!!!」
そんな観覧車はちょっと乗りたくないかなぁ……と言うか、乗り込めるのかな……?
急停止と急加速を繰り返す斬新な乗り物になりそうだ。酔いそう。
「自分で言っててどうかと思うが確かに別物だな。乗り込むのが難しそうだ」
「あ、やっぱり?」
「どうしても乗り込むなら急停止と急加速を繰り返す事になるな」
「うん、私も思った」
「となると駆動をかける……モーターか何かでいいんだよな? かなり高性能なものが要求されるな」
「あ、それは思ってなかった」
私と違って自分が乗る事を想定してなかったような気がしないでもない。
まぁ、深くは考えないでおこう。
「良い眺めだな。
皆、今日は楽しんでくれたか?」
「うん! 色々あったけど……スッゴク楽しかったよ!」
「私も。とっても楽しかった」
「……ま、俺も楽しかったよ。ありがとな、学」
「おまえにしちゃ不気味なくらい素直だな。
まあ良かったならいい。企画した甲斐があったってもんだぜ。
また機会があったら参加してくれよな!」
こうして、私の夏休みは終わった。
週明けから2学期が始まる。また頑張ろう。
・主人公
『芸術の閃き』と『一夜漬け』を装備しているパラメータ厨。本名は不明。
要は『とにかくストイックに能力値を上げるプレイをしている時の主人公』に適当なイメージを追加したものである。
話づくりの為にホラー恐怖症という属性が与えられた。
原作よりもクールというか塩対応。
・柳さん
放送部のマスコット。
システム的には1年目で彼女と同じクラスになる事は有り得ないが、本作では同じクラスとしてある。多分3年間ずっと同じ感じになると思う。
ときメモ世界では特定の組み合わせを除いて女子同士の繋がりが希薄。本作では創作して書く事になると思う。
ダブルデートでは選択肢次第で学とアトラクションに乗る事になる。その光景を想像して書いてみた。今後も良い感じになるかもしれないしならないかもしれない。
なお、テストプレイ時はずっと放置していたせいでちょうど爆弾が点灯しておりダブルデートのイベント自体が潰れた。
・放送部
きらめき高校の放送は何故か部活動で行われている。普通は希望者じゃなくて各クラスの生け贄……もとい、選出された係の人がやる物な気がするのだが。
システム的には文系・理系・芸術のパラメータが均等に上昇し、減るパラメータは一切無い。筆者が好んで入る部活。
なるべく高いパラメータを目指すなら『弱い上昇』よりも『強い上昇があるけど減少もある』の方が理論値が高くなるのだが……他の文化部には色々と問題があるのでやっぱり放送部に入る。
(文芸部は文系パラメータが上がるが、筆者は『一夜漬け』で上げるのでそもそもあんまり要らない。
吹奏楽部は芸術パラメータが上がるが、『芸術の閃き』で上がるパラメータをわざわざ付ける意味が無い。
化学部、漫研部はモラルが下がる。
ついでに運動部は毎月に強制部活日があるので行動が結構制限される)
なお、部活自体に『特技を習得する為の経験値が多めに貰える』という特性があるのでパラメータ厨にとっては部活はほぼ必須である。
おまけ 『彼女』のテスト成績 1年目1学期
| 国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 美術 | 順位 |
| 76 | 67 | 64 | 71 | 63 | 91 |
順位は同学年の『200名』からの順位
500点で満点の『彼』は当然学年1位なので表記省略