迷子の迷子の子猫さん〜。俺のお家は何処ですか〜。
どうも。迷子になった冒険者歴10年のロイドです。
まさかの遠征の帰り途中で迷うとは……恥ずかしい。が、ここ周辺に村があるのは調査済み。なら…
『`
俺の影から作られた鳥たちが一斉に飛び立つ。こうすれば村も直ぐに見つかる。
『(お、帰って来た。……えーと、……え?村が襲われてる?)』
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[モモンガサイド]
「ふむ…」
とある村が襲われているのを鏡を通して見ていたモモンガは目の前のソレを冷静に観察した。
「アインズ様、如何なさいますか?」
後ろに立っていたセバスが問いた。
モモンガも本来ならこの村を救おうとしていた。……が、途中から乱入してきた者によってそれは中断された。
「(プレイヤーか?なら、接触してみるのも手だけど相手が好意的に接してくれるか分からない)…一旦、様子を見るとしよう」
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俺は急いで村に向かった。
成り行きで冒険者になったとは言え、殺されかけてる人達を見捨てる訳にはいかない。
「いやァァッ」
1人の女性に鎧の奴が剣を振り下げようとした。
俺はその間に入り込み、刀で攻撃を防いだ。
『`
俺はウルフ達を行かせ、目の前の奴と向き合った。
「な、何者だッ、いや…その服、本……貴様、呪王ロイドかッ」
『お前程度に答える義理はない。`
俺は影から大量の人影を作り出して、鎧を着た奴らを捕縛するように命令した。
「何ッ、クソっ」
目の前の男は直ぐに捕まり、他の人影も別の奴を捕まえたようだ。
案外、早く済みそうだ。
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[モモンガサイド]
「……セバス、あの者の魔法に心当たりはあるか?」
「申し訳ございません。あのような魔法、記憶にございません」
「そうか…(だよなー。ダークウルフにダークドール……シャドウデーモンとは違うしな…)」
勿論、俺達の知らない魔法がある事は分かっているが……
「(あの本を使って魔法を発動させてるようだが…本を奪うか?いや、それだとあの者との敵対を意味する。もしもプレイヤーならそれは避けたい…)セバス、私は村に行く。アルベドに完全武装で村に向かうように伝えろ」
「なッ、危険です!お待ちください!」
「安心しろ。戦闘する気はない。」
そう言うと、モモンガはゲートを開いて村に向かった。