恐竜ですが、なにか?   作:蟷螂爺

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管理者

ふう。やっと終わった。

あれ?なんかスマホ落ちてる。

ん?スマホ?なんでえええええ!?

『もしもし。Ⅾです』

なんか蜘蛛さんが耳?みたいなところを抑えてる。

『ああ、なんということでしょう。私の手にはなぜか蜘蛛自爆ボタンが』

(ごめんなさい許して!ていうか、何そのボタン!?いつの間に作ったのさ!?)

『冗談ですよ。そんなものありません。なくても蜘蛛を汚い花火に変えることくらいできますから』

(え、えー。全然安心できないんですけど)

なんか脳内に響いてくる。

ていうか誰?

『そういえば恐竜さんにはいってなかったですね。世界最悪の邪神Ⅾです』

ん?あれかな?上位管理者とかいうの?

『正解です。ご二人とも不死に至っておめでとうございます』

え?あ、ありがとうございます。

ていうかなぜこんなスキルを?

『人は満たされると最終的に何を目指すと思います?』

え?うーん?

『富、名声、武力、権力、そして不老不死。どこの世界でも人の目指すものなんて、その程度です。そして、それが本当に手に入ると知ったら、どうすると思います?』

何が何でも手にするんじゃない?

ん?ああそういうことか。

『そういうことです。たとえ手が届かないとわかっていても、人は縋りたくなるものです。何を犠牲にしてでも。そうして頑張って頑張って、結局は手に入れられずに力尽きる。その頑張った結晶は管理者が美味しく頂く。実に効率的だと思いません?』

うっわ。性格悪る。

『邪神ですので』

じゃあ、それ私ポンと手に入れちゃったんだけど、どういうこと?

『ザナ・ホロワとインドミナスレックスはもともと不死の魔物という設定ですから。まさか本当に進化してしまう個体が出るとは予想していませんでしたけれどね』

え?いけなっかたの?

『いけないということはありませんよ。ただ、最初のゾア・エレも非常に発生が希な種ですし、発生したとしても進化前に死ぬように設計してありましたから』

え?

『ゾア・エレには腐蝕攻撃がありましたね?けれど、腐蝕耐性はありませんでした。

そしてインドミナスラプトルが進化するときに獲得する無限。このエネルギーには普通には耐えられません』

そうなんだ。私凄い?もしかして。

『禁忌はよくできたシステムだと思いません?』

思わないね。

 

私みたいに元からのこっちの世界の住人は禁忌カンストした時点で発狂するんじゃない?

『過去に禁忌をカンストさせた人間は、碌な最期を迎えていませんね』

うわー。

『それを含めての、禁忌ですよ』

えぐいな。

『あまり自覚がないようなので言っておきますが、あれはシステム外攻撃ですよ?』

ん?あれ?ああ。あれか。

『少なくとも私はあなたが行っているようなことができるスキルを実装した覚えはありません』

え?そう?あれスキルをうまく活用すればできると思うけど?

『できませんよ?普通は』

へえ。

てことは、私は神の領域の片鱗を使ってるって事?

『そうなります』

ふふふ。

これは私が神になる日も近いようだな。

『期待していますよ』

いや、そこ華麗にスルーしないで突っ込んで欲しかったなー。

『本心ですよ。私はあなたが私たちの領域にたどり着くことを期待しています』

マジ?

『大マジです』

WoW

『今日は気分がいいので、少しサービスして色々とレクチャーして差し上げますよ?』

ほんと!?

『ええ。私の教えられる範囲でしたら、その世界のこと、色々教えて差し上げます』

おお、マジっすか。

じゃあ、何を聞こうかな?

 

 

 




ということでⅮ回です。
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