おしゃべりな"個性"   作:非単一三角形

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 今話より最終章開始。

 本作も終わりが近いです。
 終わりが近いということは、原作沿いから外れても後への影響が少ないということです。

 いいとこで切れなくて二話分のボリュームに……



Chapter-5
C5-1 デク vs ハイエンド


 

 ―――母校を離れた彼、緑谷出久の歩みは、順調と呼ぶには程遠い場所にあった。

 

 死柄木弔、AFOにより全国の各地の刑務所から解放され、無作為に暴れ回る『ダツゴク』達。

 その陰に潜伏するように動き、各所に致命的な被害をもたらす元(ヴィラン)連合、および脳無達。

 そして、そんな彼らと戦い疲弊した緑谷の元へと差し向けられる、AFOの刺客達。

 

 元公安ヒーロー、レディ・ナガンとの激戦の末、瀕死の彼女が託してくれた情報も今は遠く。

 かの『魔王(AFO)』の興味が彼へと移ったことの確認、という徒労に塗れた結果に終わり。

 

(AFO……何がしたいんだ。どこにいるんだ)

 

 ―――OFA四代目の"個性"『危機感知』。

 危険や害意を捉える"個性"で、彼は力無き『誰か』の悲鳴を感知し、駆け続ける。

 

(皆に手は出させない……OFAを完遂させなきゃ……)

 

 他人を巻き込むまいとする心。

 OFA継承者としての使命。

 生来の気性とその身に宿った"力"が、限界を超えて彼を突き動かす。

 

 

(皆とまた―――笑って過ごせるように)

 

 

 しかし緑谷は気付かない……否、目を逸らし続けていた。

 

「……!」

 

 限界とは、みだりに超えてはならないからこそ、『限界』と呼ぶのだと。

 

(身体が……視界が、ふらつく。今、倒れるわけには……)

 

 分厚い暗雲の下、降りしきる雨音を耳に入れながら、地に膝をついた彼の視界を水に濡れた灰色のアスファルトが埋める。

 小さな水溜まりに雨粒が作る波紋を、彼は鈍る思考の中でただ漠然と見つめ―――

 

「っ、!?」

 

 泥濘に沈みかけた彼の意識を掬い上げたのは、不意にバシャリと響いた水の音。

 顔を上げたそこに佇むのは、()()()()()()異形の人影。

 

 

「焦燥かラノ暴走……独リを望ミ、そしテ疲弊。聞いてイタ通りだナア」

 

「……脳、無……『ハイエンド』……!?」

 

 

 大柄ながら女性型と分かる伸びた手足に、この雨空の下でも剥き出しとなった脳髄。

 やや特徴のある抑揚ながらも流暢に紡がれる言葉は、最早残っていなかった筈の最上級(ハイエンド)の証。

 

「っ、OFA、45%……!」

 

 事ここに至って、何故、を問う暇はない。

 AFOの尖兵にして、生ける屍を相手に躊躇の余地も残されていない。

 

マンチェスター(MANCHESTER)スマッシュ(SMASH)!!」

 

 与えられた"個性"は不明だが、高い殺傷力を持つ"個性"が少なくとも二つ以上と考えるべき。

 これまでの刺客、生きた人間とも異なり、情報を得られる可能性は極めて低い。

 好む好まざるに関わらず、この数日の間に鍛え上げられた思考が合理的な答えを弾き出す。

 

「わア」

「……え」

 

 急所たる頭部を狙い放たれた一撃は、しかし緑谷に思いもよらぬ手応えを伝えた。

 あまりにも……あまりにも簡単に、異形の頭は彼の蹴撃に抉り取られたのだ。

 その呆気ない幕引きに、思わず脳に埋まる目を見つめ―――直後、駆け抜けた戦慄に身を翻す。

 

「ン、惜しイ」

「くっ……あれは……!?」

 

 一瞬前まで彼が居た空間、相手の頭上の虚空を貫いた黒腕。

 OFA歴代の"個性"を駆使して逃れ、姿勢を戻した彼の目に映ったのは、青く波立つその頭部。

 

「……身体を液体に変える"個性"……!?」

「ゴ名答(メートぉ)!」

 

 得られた答え―――最大の強みたる打撃を無効化する"個性"の存在に慄く緑谷に、どこか明るく答えた脳無が徐に片手を掲げる。

 一瞬遅れて身構えた彼の前で、その腕が前触れなくブクリと膨らんだ。

 

「『液体化』(プラス)『炸裂』ッ!」

「っ!? 『黒鞭(5th)』!」

 

 散弾銃の如く降り注ぐ青の水飛沫。

 寸でのところで跳び上がり、回避した緑谷の身体から、縄状の黒い力が迸る。

 

 ―――OFA五代目の"個性"『黒鞭』。

 自在に伸縮、ある程度の弾性も兼ね備えた黒い縄を生み出す"個性"。

 肩口から伸ばしたそれを地面や周囲の建造物へと伸ばし、絡め、縮めることで、自在かつ高速の三次元起動を彼は可能にした。

 

「あラ、避けられちゃっタ」

「液体……打撃は効果が薄い……拳圧? 散らせる……それは……!」

 

 液状の肉体を持つ相手を前に、緑谷の脳裏を過ったのは最早二年もの昔の光景。

 多くのヒーローが立ち往生を演じたその場を、天候ごと吹き散らした拳の一振り。

 

「……出来るか、今の僕に? ……いや、やるんだ。やるしか……!」

「逃げナイ、デ。『炸裂』、『炸裂』ッ」

 

 右腕を、左腕を、再生するごとに破裂させて追撃する脳無。

 『黒鞭』を駆使して回避しつつ、緑谷は意識を集中させた人差し指を繰り返し曲げ伸ばす。

 

 ―――OFA三代目の"個性"『発勁』。

 一定の動きを繰り返すことで力を溜め、任意のタイミングで解放出来る"個性"。

 未だOFAの出力を45%に抑えなければ反動を受ける彼に、疑似的な全力(100%)を発揮させ得る"力"。

 

 

「疑似100%デラウェア(DELAWARE)スマッシュ(SMASH)!」

「ヒャ」

 

 

 放たれたのは、天候を変え得る程の力で引き絞られたデコピン。

 それでも空に向けて放っていたなら、天を塞ぐ暗雲を穿ち得た衝撃波が叩きつけられる。

 

 中空から地面へと、吹き荒れた風圧がアスファルトを剥がし飛ばす。

 その中心に据えられた脳無はといえば、短い悲鳴と共に全身を液体に変えて飛び散った。

 

「……上手く、いった……? また、集まる前に回収してしまわないと……」

 

 雨が作る水溜まりに紛れ、脳無を構成していた青い液体があちらこちらでピクピクと蠕動する。

 その様に込み上げる生理的嫌悪感を抑えながら、器になるものを探すべく周囲を見渡し―――

 

 

「【液生黒手(マッドハンド)】」

 

「へ……うあぁっ!!?」

 

 

 躱せたのは奇跡―――ではなく彼自身の意思を必要としない『危機感知(4th)』と反射神経。

 けれど突如地面から生えた拳に、動揺から不格好な回避を選んでしまった彼の身を、更なる頭痛に似た『危機感知』が襲う。

 

「地面から……? 違う、飛び散った液体から、腕が……そんなことも出来る、のかっ……!」

 

 千々に飛び散ったが故に、地面に、周囲の建築物に、緑谷が近寄る端から生えてくる黒の腕。

 脳無に共通する膂力が込められたその拳は、まともに受ければただでは済まないことを鳴り響く頭痛(4th)が彼に伝える。

 

「っ、エアフォース! 『浮遊(7th)』!」

 

 近付けなくなった地面から逃れる為、選んだ力はOFA七代目の"個性"『浮遊』。

 己を空に留め置く"個性"と、衝撃波を生み出すだけの出力(15%)を駆使して緑谷は空に居場所を移す。

 

「……でも、飛び散ったままで思考が……イヤ、違う……違った! そこだ!」

「……あ、見つかっちゃっタ」

 

 空から戦域を見渡した緑谷は、数秒の思索を経てソレを見付ける。

 立っていた場所から少し先、液体に包まれた頭部だけで転がる脳無の姿を。

 

「幾ら液体化する"個性"でも、頭まで散り散りになった状態で思考が出来るわけがない! 身体の大半を防御に回すことで頭部はそのまま逃げたんだ! ならもう一度疑似100%を―――」

「アわわ……再生、再生……」

 

「……するよな、やっぱり」

 

 頭部を覆う液体が少しずつ量を増している様に、同じだけ遠のく勝機を緑谷は察する。

 尤も、逃げるつもりなら今の内に高空へと向かえば可能だろうが、人気(ひとけ)は最早少ないとはいえ、住宅地で遭遇した脳無を放置していくという選択肢は彼の頭には存在しなかった。

 

(疑似100%を打ち込むにも、もう一度近くまで寄らなきゃ……けれどあいつの近くは飛び散った液体だらけ、迂闊に近寄れば……待てよ?)

 

 『超再生』、『液体化』、『炸裂』。判明した三つの"個性"による戦闘形態、およびここまでに得られた情報を頭の中で反芻し、彼は必要な最後の一押しを導き出す。

 

「……『煙幕(6th)』」

「ゲ……」

 

 緑谷の身体から真っ白な煙が噴き出し、周囲の者から視界を奪う。

 煙の向こうから聞こえた微かな悪態に、彼は仮説が当たった確信を得る。

 

 ―――OFA六代目の"個性"『煙幕』。

 雨風に容易には流されない煙を生成する"個性"。

 

「その反応……やっぱりお前、()()()()()()()んだな?」

「…………」

 

 返答は言葉としては得られず、されど煙幕の中で地面に降ろした足に追撃は『生え』ず。

 『危機感知(4th)』も交え安全を確認した緑谷は、白煙の先に転がる相手の元へと駆け抜ける。

 

「……『発勁(3rd)』」

「ア……」

 

 トドメの一撃を手の中に用意し、視界を閉ざす前に確認した場所へ。

 一撃を放つ直前の手を構えた彼の姿が、再生途中の脳無の眼前に突き付けられる。

 

「……期待はしてない。けど、一応聞いとく。AFOの居場所は?」

「…………」

 

「……だよね」

 

 脳無といえど意思持つ個体なら或いは―――その微かな期待に応える素振りは当然あらず。

 緑谷の指先に溜められた全力が、僅かのためらいもなく放たれる。

 

 

「疑似100%デラウェア(DELAWARE)スマ(SMA…)―――」

「【液屍自在(リキッドマニピュレイト)】」

 

 

 聞こえた声が緑谷の思考に届いたのは、その指が弾かれた直後。

 風に煽られる木の葉の如く、脳無の頭部が跳び上がる様を、彼は視界の端で見送った。

 

 

 

 

「悪いけど、そこまでで勘弁してもらえない? 緑谷さん」

 

「…………干河……『干渉』、さん?」

 

 

 血と泥に塗れたフードの下で、疲労を湛えた緑谷の目が再々度見開かれる。

 半年振りに相対したクラスメイト(干河歩)の姿に、彼の警戒は一瞬揺らぎ―――直後、最大限にまで引き上げられた。

 

 彼の中で、彼女の身に起きたと推定されている事態に、甘い予想は一滴たりとも存在しない。

 彼女が()()()()()現れたことで最悪の底からは外れたが―――魔王(AFO)の底知れぬ悪意に触れた今、実態が自身の考え得る『最悪』の遥か先にある可能性も頭に残っていた。

 

「……キミ、は……AFOの―――」

「あら、あなたまでそう来るの? 私ってそんなに信用無かったかしら……ちょっとへこむわ」

 

「えっ? あ、その……」

「私について何も教えなかった先生方の気持ちも分かるけど、その方向に進まれるのは心外よ?」

 

「あ……ご、ごめん?」

 

 しかし緑谷の最大の懸念は、心底困った様子で苦笑いを浮かべる彼女にあっさりと否定された。

 呆気に取られた彼が、思わず警戒を緩めてしまったその瞬間。

 

「っ!?」

「おっと」

 

 バシャリ、と。

 雨音に紛れて響いた水音に、彼の警戒心は再び刺激を受けて総毛立つ。

 音の出所は、彼女のすぐ傍へと着地した液体の塊―――脳無の頭。

 

 緑谷がその青い水塊と、それを無言で見守る彼女とに目線を左右させる中、ボコボコと波だったソレがやがて人の形を作り出す。

 十歳前後の少女に見える姿をとったそれは、液体で出来た瞳を輝かせて手を挙げた。

 

「フゥ、負ケちゃっタ……改めテ初めマシて! デクさん!」

「え……は、初めまし、て?」

「……紹介するわね、緑谷さん」

 

 悍ましき生ける屍……であった筈のソレから発せられた、無垢で無邪気な少女の声と、その姿。

 二心を感じさせない挨拶に、再度緑谷の思考は大きく鈍る。

 そんな彼に笑い掛けながら、液体の肩に手を置いた彼女は淡々と()()を告げた。

 

 

「彼女の名前は反向(そりむき)通子(とおこ)。"私"の……"個性"『干渉』の元の持ち主よ」

 

「…………え」

 

 

 時が止まる。

 呼吸が止まる。

 告げられた言葉が、込められた意味が、緑谷の脳を滑り落ちる。

 

「彼女が"個性"を『奪われた』のは、"私"が干河歩(この身体)へと『与えられた』のは、今より十二年の昔」

 

 大人の手で隠されていた真実が、傷となって刻み付けられる。

 理解を拒む彼の心へ、信じていた彼の世界へと。

 

 

「その恩を以て彼女の母、干河心美は……娘をAFOの手先として動かしていた」

 

「USJも、合宿も……あれらの襲撃は歩の無自覚な手引きが引き起こした」

 

「『奪われ』ていたこの子は……死んだものだと私も最近まで思っていたのだけどね」

 

 彼女の目配せを受けて、液体の少女が再びその形を変化させる。

 泡立つ頭部から再度姿を見せたのは、黒の体色を土台にした悍ましき脳髄。

 

「……AFOの悪意に皆を巻き込みたくない、だったかしら?」

 

 呆然と、ただ呆然と、彼の視線は彼女を追う。

 光を無くしたその瞳に、彼女は寂しげに微笑みを返して。

 

 

「その心根は素晴らしいけれど……私達ほど()()()()存在は居ないと思うわよ?」

 

「……っ、あ゛あぁっ!!」

 

 

 緑谷が選んだのは、声にならないただの叫び。

 そこに込められた感情が怒りなのか嘆きなのか……彼自身も分からないままに吠え猛る。

 

「あ、ああ゛ッ! うあ゛あぁ、あ……ッ!!」

 

 歪められていた。

 壊されていた。

 踏みにじられていた。

 

 彼の見てきたモノ。

 信じてきたモノ。

 あると思っていた日常は、()()()()、全てが。

 

 

 声も枯れよと叫び、叫び―――

 怒りに吊り上げた瞳で歯を食いしばる緑谷に、静かな呟きは紡がれる。

 

「だから、良いのよ? あなたはもう、立ち止まっても―――」

「取り、戻すっ……から! 全部、あいつから……僕が……ッ!」

 

「っ、緑谷さん?」

 

 けれど彼は止まらない。

 止まることを己に許さない。

 悲憤に歪む顔をそのままに、瞳に使命感を漲らせて喉を震わせる。

 

「だから……!! キミも、待っていて……どこか、安全なところで……っ」

「何を……くっ!?」

「うわワっ!」

 

 緑の閃光と、水飛沫の混じった粉塵を散らして、緑谷は彼女の視界の彼方へと跳んでいく。

 みるみる小さくなっていくその影を見上げて、『干渉』は再度苦い笑みを作った。

 

「……今のあなたはこれでも折れないのね。私にお似合いの役目だと思ったのだけど……」

「……オ姉ちゃン、どうすルの?」

 

「まあ、こうなったからには仕方ないわ。ここは潔く―――」

 

 彼女の手が自身の懐を探り、一台の携帯電話を取り出す。

 予め設定した操作でワン(One)コール(Call)、繋がった相手へと言葉を告げる。

 

 

「1stプラン失敗。これより2ndプランに移るわ」

 

 

 

 

「…………っ!?」

 

 未だ動揺冷めやらぬ緑谷の身に襲い掛かったのは、網に掛けられたような違和感。

 遮る物など何もないはずの空中で、いったい何が起きたかと視線を走らせ、そして気付いた。

 

(っ、引っ張られて、る……!? 『黒鞭(5th)』が……っ)

 

 その汎用性の高さから、緑谷が手足の延長として常に両肩から三本ずつ伸ばしていた『黒鞭』。

 それが今、見えない蜘蛛の巣にでも掛かったかのように虚空に引っ張られていた。

 

(干河さんの"個性"……『干渉』、さん……半径三十メートルの超射程も強み……)

 

 移動の勢いを削がれたことを認識し、緑谷は『黒鞭』を身の内に収めてその場に『浮遊(7th)』する。

 振り返れば、ビルの屋上に立った『干渉』が、指揮者の如く両手を広げて彼を見上げていた。

 

(あんなところで何を……何で……!?)

 

 見えた姿に幾つもの疑問符が浮かぶ中、彼女が大きく息を吸ったことだけを彼は認識して。

 

 

「―――さあ、勝負よ、緑谷さん! さあ、勝負よ、OFA! あなたは私の【掌握】下、半径三十メートル……約十一万三千立法メートル空間から果たして逃れられるかしらぁ!?」

 

「っ!? 何、を……!?」

 

 

 常の様子を大きく逸脱した彼女の響き渡るような啖呵に、緑谷は思わず息を呑む。

 けれどその様について思考するより先に、視界の端を通過した人影につられてそちらを振り向き―――更なる驚愕に彼の頭は漂白された。

 

 

「その空間を自在に駆ける―――お茶子さんを振り切って!」

 

「……麗日、さん?」

「デクくん」

 

 

 降りしきる雨の下、薄暗い雲海を背負う彼女は、うららかに笑いかけて。

 

 

「迎えに、来たよ?」

 





 4/3 * 30 * 30 * 30 * 3.14 = 113040.

 後への影響が少ないということは、プロットに自由が利くということです。
 プロットに自由が利くとは、趣味に走れるということです。
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