Q. 通子ちゃんは決戦に参加しなかったの?
A. 実情はともかくメンタル十歳の女の子を戦闘に駆り出すことを許容するヒーローはいませんでした。学徒動員だってギリギリの許容でしたので。救助ならまだしも。
Q. マスターピース死柄木戦に彼女達が参戦してたらどうなった?
A. 極高防御の本体&増える大質量の
Q. 例の件を耳郎さん達から聞いただろう麗日さんの反応は?
A.
「『干渉』さん? ……いっぺんブン殴ったるから歯ぁくいしばれ?」
「ふ、二人にも散々言われてもう分かってるから!? それに歩も巻き添えに―――」
「あー……じゃあ【面会】使って。はよ」
「殴られる為に!?」
エピローグ+出し切れなかったオリキャラ設定紹介の場。
「―――二つ、伺ってもよろしいでしょうか」
「根津校長は予想通りと言うかもしれませんが、それでも早過ぎじゃありません?」
「生きている内にもう一度青空が拝めれば……と、までは流石に言いませんけれど」
「……ええ、まあ、そうですね。あの時同じ戦場に居たヒーローの中に減刑嘆願に動いている方が居るというぐらいの話は、私にも入ってきていました」
「だから……それを知ってからは刑期が増すような行動は控えましたよ、確かに」
「しかし、その……二つ目の質問に掛かってくるんですが」
「出所の迎えにあなたが来るということは、まだ籍を残してあるんですか? ……相澤先生」
「良いからさっさと出てきて車に乗れ。これ以上ここで問答するのは非合理だ」
「―――先に確認するが、お前は外での出来事をどれだけ把握している?」
「……殆ど何も。タルタロスよりは緩いとはいえ、甘い監視体制ではありませんでしたし」
「……あの『反向通子』と思考の共有が可能なのだと聞いていたが」
「具体的な思考まで受け取るには"個性"による増幅が必須なんですよ。刑期が増えるような真似は出来なかったと言ったでしょう?」
「……そういうことか」
「そういえば、その通子ちゃんはどうしてます? 何となくの感情ぐらいは伝わってきてますが」
「……セントラル病院の預かりになったそうだ。あの決戦、及び病院跡の戦いで大量に捕縛された脳無達と同様にな」
名前:
"個性":『液体化』、『炸裂』、『超再生』
"個性"『干渉』の元の持ち主。
四歳の時分に『魔王』の手に落ち、以降五年間の『教育』を受けるも、生来の性根が影響してか思うような成果を得られなかったことで『ハイエンド』の素体へと回される。享年九歳。
その際に組み込まれた記憶再設定のプログラムにより、彼女が
牢獄からそれらが破壊された際、かつてとは逆に『干渉』の記憶の一部が彼女に逆流していた。
なお彼女達がそれを確認したのは、直接顔を合わせ、陥落するタルタロスを脱獄した後である。
決戦の後、セントラル病院で行われる脳無の復元研究の
他の個体が脳波すら碌に検知出来ない中、友好的な応対が可能な彼女は哀れな犠牲者達を救える可能性を示す希望として大変に重宝されている。
また、偶に某『兎』ヒーローに連れ出されているという噂があるが、真偽は不明である。
《……通子お義姉様》
「……良かった、というべきなのかしら?」
「さぁな。……一応聞くが、彼女に自我を取り戻させた方法は、他の脳無では実現不能なのか?」
「……望みは薄いですね。あれは
「…………いや、無理だというならそれでいい」
《セントラル病院……確か、お父様もそこに送られたんだよね?》
「お父……干河増太氏については、その後どうなりました?」
「……両親と干河家の人間、どちらが身元引受人になるかで揉めたという話を耳にした程度だな。双方の間でどう決着したかまでは、部外者が知れる情報じゃない」
名前:
"個性":『増力』
干河歩および反向通子の父親。
件の告発以後、セントラル病院に移送されるも、回復の見込み無しと診断される。
その後、彼の扱いについて周囲で行われる議論の何れも、彼の耳は聞いてはいない。
ただ時折、彼を訪ねに来る『液体の少女』の姿が、開かれたままの瞳に映るのみである。
「ああ、それと、だ……干河家はお前達母娘を絶縁した。二度と家の名を名乗るなとのことだ」
《……っ!?》
「……そう、なりましたか」
《…………》
(歩? 大丈夫?)
《ん……お母様がやっていたのは、そういうこと、なんだよね》
(……そうね。少なくとも彼女の親類はそう判断したということよ)
「……お前
「いえ、大丈夫ですよ。しかしそうなると……私、父方の親戚については何も知らないんですが」
「ああ…………そうか」
「……相澤先生?」
「―――干河増太の御両親は、お前達の受け入れを拒否している。生家を放逐された孫を哀れには思っても、息子を『壊した』女の娘を憎まずにいられる自信は無い、とのことだ」
《う、ぁ……か、『干渉』……っ》
「……そうですか。いえ、仕方ありませんね」
「……失った苗字の代わりは許容する。それが最大の譲歩、だそうだ」
「成程。ありがたい事です」
《…………》
(……歩? 私は気にしていないわよ? というか、あなたにとっても祖父母にあたるんだから、そう縮こまることもないじゃない)
《だ、だって、本当だったら……っ! わたしや、お母様のせいで……》
(……それよりもあなたは、そんな彼らの判断を酷いと思う?)
《…………う、ううん。お爺様達の立場なら……そう、なるよね?》
(ふふ……ええ、そうよ。彼らの心情からすれば自然なこと)
《『干渉』……》
「ついでにお聞きしますが、あの女……干河心美の刑はどの程度に?」
「ああ…………
「っ、ふふ……仮にも生徒の親をアレ呼ばわりはどうなんですか、相澤先生?」
「……すまん。だが、まあ……そうだな。ある意味、大物だったよ」
名前:
"個性":『伝心』
干河歩の母親。娘と違い豊満な身体の持ち主。
何がとは言わないが三桁である。
決戦後、作為の幇助者として起訴され罪過の判定が行われた。
規定に従い
何がとは言わないが三桁である。
干河増太に出会った当初から、彼の心に別の女性が存在していることは理解していた。
だが己の『嘘偽り無い愛』を『伝え』続ければいつか想いは双方向になると本気で信じていた。
彼が自らの心を残滓すら残らぬ形で粉砕したのが、その"個性"から逃れる為だったということを彼女だけが今も理解していない。
「……そうですね、他に聞くべきことは―――あっ」
「どうした?」
「お茶子さんと緑谷さん! あれからどうなりました!?」
《そういえば! あの戦いのちょっと前から交際が始まったんでしたよね!》
「…………ああ、それについてなら、丁度あの二人から預かってる物がある」
《預かる?》
「これは……手紙?」
「…………」
《…………》
「……ば」
《……わぁ》
「ばかじゃないの!?
「ちなみにお前が断るなら代役は頼んであるらしいぞ。……爆豪に」
「それこそ馬鹿じゃないの!? ……もう、分かったわよ! やれば良いんでしょ、やれば!」
名前:
"個性":『反射』
反向通子の母親。
地方ヒーローのサイドキックとしてデビューし、数年で活動が途絶えた彼女のヒーローとしての記録を知る者は殆どいない。
彼女が抱き、貫き通した想いを知る者もまた僅かであり、その遺体の行方を知る者さえ、今となっては語る口を持たない。
ただ、そんな彼女と長き時を過ごした"個性"『反射』が、太平洋上にて『
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「―――ただいまご紹介にあずかりました……あ、皆様に馴染みのない名前だった為に混乱させてしまったこと、まずは謝罪させていただきますね」
「学友であった時分、お二人から歩ちゃん―――および『干渉』と呼ばれていた者です。それでは僭越ながら、お祝いの言葉を述べさせていただきます」
「出久さん―――お茶子ちゃん。このたびはご結婚、誠におめでとうございます!」
名前:
"個性":『干渉』
生家より追放され、干河姓を名乗れなくなったことで、以降は父方の家名を使用するように。
決戦から数年後、数々の情状酌量によって当人の予想を遥かに上回る早さで出所を果たす。
その後、表向きには新入生として雄英高校普通科へと転科及び復学。在学中は特に余人の話題に上ることも無く学生期間を終えた。
卒業後、新進気鋭のヒーロー デク事務所に事務員として就職。
以来、独りでに書き込まれる書類、
誰も居ないのにお茶を淹れだすキッチン、
アナログなのに自動なドア等々が、この事務所の風物詩となる。
その存在を知らずに他事務所から訪ねてきたヒーロー達の間で、「あの事務所は生きている」と密かに噂されるように。ついた異名は誰が呼んだか『
その名は正体を知る僅かな者達の間でひっそりと彼女の通名として使用されることになった。
仲間内では彼女のヒーロー免許取得を希望する声もあったが、当人
以降、彼女が現場で"個性"を振るったのは、主に
さらに数年後、双方を知る誰もが驚愕する人物と入籍を果たす。
しかし、その時の彼女が果たして『どちら』であったのか、事実を知る人間は極めて少ない。
「……歩」
「……『干渉』」
「…………ふふっ」
「…………えへへ」
「「―――ごめんね?」」
最後に作中では触れる機会の無かった謎について。
Q. 【面会】空間が白い部屋だった理由は?
A. 原作OFA内会議の部屋が初代が
Q. 結局歩ちゃんに『与えられた』ときに『干渉』さんに意志が芽生えた理由は?
A. 荼毘こと轟燈矢君が母方から氷系の"個性"は継がずに冷気に強い『体質』だけを得たように、 "無個性"ながら他者の心に影響を及ぼす『体質』だけを母親から継いだのが歩ちゃんでした。
ゆえに"個性"を得た瞬間から対象とする選択肢に、『干渉』さんの心、が含まれていたのです。
そんな歩ちゃん(四歳)が得たばかりの"個性"を
Q. では『干渉』さんの見立ては誤りだった?
A. "個性"『干渉』ひいては『増力』にそれを成す土台があったという彼女の見立ても間違ってはいません。
要は選択肢を認識出来るかどうかであり、『干渉』さんは歩ちゃんの感覚経由で
なお彼女達がこれらを知る機会はこれまでもこれからもありません。
互いが失わせたモノを『罪』、失ったモノを『罰』と捉えながら、
その後の彼女達は共に歩んでいきました。
夢を捨てた彼女達が幸福だったかどうか。
それは当人達、そしてウラビティとその仲間達だけが知っています。
これにて本編は終幕。
明日の朝にifルートを一話投稿、同日夕方に活動報告を上げまして、本作は完結と致します。
長い間のご愛顧、誠にありがとうございました。