ONE PIECE 『ドレスローザ奪還』RTA【完結】 作:九時誤字くじら
はい、よーいスタート(棒読み)
見事な復讐劇と……お前は語り継がれるRTA、はーじまーるよー。
今回プレイするゲームはこちら、『ONE PIECE』です。
簡単に説明すると海賊になってなんでもできるゲームですね。
ん?今なんでも……と思った方、そういうこともできる自由度の高いゲームなのでご安心ください。
まぁ、本RTAにセッ!!!は必要ないのでやりませんが。
というわけで、今回は『王下七武海』のドフラミンゴに取られたドレスローザを取り返して行くチャートとなっています。
民衆の熱い手のひら返しが見られて楽しいですね。
レギュレーションとしましてはゲーム開始同時にタイマースタート、
あと、『劇場版キャラの勧誘は禁止』です。
そんなん許してたら弱点のない強い奴らで囲んでブン殴らせればいい、なんて風な試合になってしまいますからね。
このゲームではまず最初に『初期スキル』を選ぶことができます。
基本的にこのゲームは多数の技能があり、役割に応じてキャラメイクの段階で振っていく感じになります。
初期スキルポイントは基本的にデメリットのない個体の場合5で固定なので、本チャートでは『水泳』に3、探知されにくくなる『隠密』、相手に望み通りの行動をさせやすくなる『人徳』の2つに1づつスキルポイントを……ファッ⁉︎
な ん で 10 も あ る ん で す か ?
……確認してみました、出身が『王族の生まれ』になっているためスキルに補正がかかってたらしいです。
王族は……まぁ確かに強い奴が多いので納得と言えば納得でしょうか。
まぁ、いいでしょう。
後で取得予定だった『勇敢』のスキルに5振ります。
『勇敢』はウソップの持ってるスキル『勇敢なる海の戦士』の下位互換で、何度やられても[スキルレベル]×[好感度が一定以上の仲間の人数]%の確率で立ち上がる、というスキルです。
このRTAだとほぼ確実に使います、覚えておきましょう。
気づいた方も多いかもしれませんが、本RTAにおいては悪魔の実は使いません。
何故なら海楼石に触れなくなるからです。
初期ステータスはランダムですが、大差ないのでどうでもいいです。
……まぁ、運が初期値にしては高めで体力が多少高めにありますが、あとはバカでノロマな普通のガキって感じですね。
鍛えればその辺はなんとかなるのでこの辺は割とどうでもいいです。
重要なのは″成長率″、なので成長してもらうことになります。
ステータス成長率は以下の通りです。
体力:100%
筋力:100%
敏捷:75%
知力:10%
天運:0%
カリスマ:0%
武装:65%
見聞:100%
覇王:100%
倫理:0%
……はい、キャラ的には知性の全てを捨てて戦闘に特化した感じになりましたね。
カリスマと運がなくても『すごい恩』を作れればオモチャにされた強い奴らをついてこさせることができますし、また
なのでこんなステ振りにしてもあまり問題はありません。
相手が数を繰り出してきても″失せろ″で一蹴できますからね。
知力についてはリアル知力で補うので問題ありません。
本チャートでは普通の文字を読むことすらないので、最低限学習&説得をできる成長性があれば(それ以上の知力は)フヨウラ!
倫理は海賊的にはマイナス、元より選択肢を自由に選ぶ以上はフレーバー的なものなので無論0にします。
この辺は基本的にみなさんやったこともあると思われる『通常プレイ』ですね。
名前は入力速度の問題でランダム入力(テンプレ無視は人間の屑)
なるほど、《ティン》という名前ですね。
意味の日本語訳としては『スズ』なので、言うなればスズの兵隊さんです。
まぁコードネームで呼ばれるのが殆どなので名前なんてないようなもんですがね……
ロードが終わったらムービーが流れました。
おっと、ティン……くんでしたね。
そういえば性別を設定し忘れていましたが、まぁ無事男を選択してくれたのでいいでしょう。
ドレスローザの惨劇が起こっているので、まずリク王を止めに行きます。
ここではリク王が剣を振り回しているので、まず斬られましょう。
……はい、行動不能になって『ショック』状態になりましたね。
その後は家族の元に帰りましょう、しばらく戦闘にはデバフがかかりますが大丈夫です。
家にある『海の戦士ソラ』を読んで水中移動速度にブーストをかけましょう。
……はい、とりあえずダッシュでスカーレットの撃たれる場所へと走り出します。
スカーレットの死体とそれを抱き抱えて泣くブリキの兵隊が見えますが、その瞬間に視界が暗くなりましたね。
コレが入ったら、『演技』状態が発生したということです。
ティンくんは人格のベースである『家族』を目の前で一人失い、心が壊れました。
ここで最初のリセットポイントです、心が壊れた場合の状態異常のうち、3分の1の確率で発生する状態異常『大根役者』。
コレを引けなかったらリセです。
この状態異常について説明しますと、『元の性格を表に出さず、何かを演じるようになる』『性格が定期的に変わるようになる』『治らない虚言癖ができる』というものです。
彼は壊れた心を閉ざし、密かに憎悪と悲嘆に溺れるようになりました。
今回は数日ばかり『さわやかな正義漢』を演じるようになりましたね、まぁこの辺は特に関係ないのでフレーバー的なものだと考えてください。
ですが、初手で演じる人格が『無口』だと地雷なのでリセです(1敗)
ファミリーに入るやり方としては、まず『カミソリ』を使用して顔面を切り刻み、原型を無くして包帯を巻きます。
目は避けておいたので見えますが、ファミリーもビビり倒してます。
ここで選択肢、『よろしくおねがいします!』と『この理不尽な世界を焼かせてください!』を選択。
どちらも3番目の選択肢です。
ここで″優しかったはずの親が豹変して刃物で斬りつけられ、ショックで姉の家に引きこもり、姉が遠出したので心配してついて行ったら目の前で犯人が誰かもわからないうちに銃殺された″という壮絶な過去(昨日)を明かし、ついでに『1ヶ月前』と勝手に偽証したのでそうエミュしていきます。
ベラミーと違って壮絶な過去があること、目的の一致があって無条件でファミリー入りさせてくれるので、ここで『目標宣言』をします。
『目標宣言』は、相手に目標を言ってから仕事をこなすことです。
コレを使うと信頼度が上がりやすくなるので、使っていきましょう。
目標は『海賊船を6船沈める』を選択。
お前のレベルだと難しい目標だと言われますが、あくまでそれは普通にプレイした場合の話です。
ドレスローザは、ちょっと前に惨劇があった直後。
復興できてない今、つまりそれが表すことは何か。
い い 武 器 を 拾 い 放 題 だ !
……というわけで瓦礫の中に侵入します。
今回必須となるのは『
今回は拾いましたが、『油』と『マッチ』はあったらでいいです。
合計で1,000ベリーの現金も回収できたので、そちらも拾っていきましょう。
あと顔面に傷をつけたので回復アイテムの『肉』と『酒』も使っておきましょう。
ファミリー入りの許可のために血まみれの包帯ヘッドになりましたが、もう用はありません。
帰りに海賊の死体を運んでやれば疑われることはないでしょう。
まず、やることとしては小舟を借りてシャボンディ諸島に海賊を狩りに行きます。
ドフィに申請すると、2つ返事で
途中で……おっと、海賊船を見つけましたね。
一旦、見えない位置で潜りましょう。
海に潜ったら早速船に近づき、銛で竜骨と一番古そうな組み木の間に2つ傷が入るように攻撃。
そのまま片方にフック&ロープをつけ、もう片方にバールを差し込んで侵入しましょう。
呼吸をして空気を吸ったら、ノコギリを使って竜骨をコンマ数センチの所まで切っていきます。
海の上で竜骨が折れたらどうなるか、みなさんご存知だと思います。
なのでふたたび海に潜り、銛を使って竜骨の真ん中に着いた一点を攻撃して船をバラバラにしてしまいましょう。
みなさんパニックになってますね、なので海中からロープをくくりつけて全員を絡め、沈めてやりましょう。
他にやることとしましては、相手の持ってる食料を回収してください。
あとは自分の船に近づき、食料を置いて相手が溺れるまで待機します。
……はい、音がしなくなりましたね。
そうしたら早速、悪魔の実がドロップしてないかをチェックしましょう。
ありました、『サラサラの実』です。
ハズレ枠ですが悪魔の実であることには変わりありません、保持しておきましょう。
アホロートルになれるだけの実に何の意味が?と思われるかもしれませんが、これもRTAのキーアイテムの一つです。
しっかり保管しておいてください。
今回はここまでにします、ご視聴ありがとうございました。
◇
「よろしくお願いします、みなさんの下でこの理不尽な世界を焼かせてください!!!」
平和なファミリーの中に、さわやかさと噛み合わない狂気的な台詞が響く。
門番達は何しているんだ、なんて感想はない。
最初から、おれはファミリー以外信頼してないからだ。
それに、この異様な目。
世界を心の底から憎みきっているような、そんな目。
──初対面だが、気に入った。
話次第ではシンボルくらい貸してやってもいいかもしれない。
「べへへへ……んねー、お前イカれてんの?んねー、イカれてるだろ?」
「ピッ……ピッキャラララ!開口一番それか⁉︎」
「おいおい、ウチをテロリスト集団かなんかと勘違いしてねえか⁉︎」
「よせ、3人とも。まずはお前に何があったか教えろ……」
笑う最高幹部らを制して、前に出る。
そのまま彼の言葉を聞けば、断片的に情報が出てきた。
1ヶ月前に父親に裏切られ、刀傷を負ったこと。……包帯がそうなのだろう、ひどい父親もいたものだ。
姉を目の前で失ったこと。死因は鉛玉だったという。
妹の行方は覚えていないが記憶障害が発生していることから恐らくろくな目に遭っておらず、覚えているのは全てを破壊したいという望みだけだったということ。
──気に入った。
「フッフッフッ……ところで、お前はおれ達ファミリーにどんな利益を供与できる?」
「じゃあ、ここに近づく海賊船を沈めて宝物を献上します!!!具体的には6隻です!!!」
「……べへへへ、6隻?んねー、頑張ればガキでも沈められる数だろ!それくらい楽勝すぎて鼻出たわ!」
口ではそう言うが、恐らくトレーボルも非常識な数だと気づいているはずだ。
こうやってビックマウスを叩くあたりも、決して嫌いではない……かもしれない。
妙に具体的なあたりも、好印象だ。
「じゃあ……やって来ます!!!ついでにボートだけ貸してください!!!」
「ボートで⁉︎死ぬ気かァ⁉︎」
「その時はその時です!!!あとついでにできる仕事ってありませんか⁉︎」
「……そうか、ならお前には
笑顔で応える彼の顔に、一切の翳りは見えない。
はっきり言って異常だ。
……家族を2人も失えば、こうもなるだろうか。
「べへへへ……んねーシュガー、アイツ何隻で諦めて帰ってくると思う?」
「トレーボル……死んで」
「んべへっ⁉︎答えになってねーわ、めちゃくちゃすぎて鼻でただろクソガキャァ!」
「気持ち悪い……死んで」
「死なねーよクソガキィ!」
そうして笑いながら彼を見送り、全員で彼の話題をしながらワインやピザやで盛り上がる。
国取りの成功と、イカれた新人の勇気に、乾杯。
まさかその横で実際に船が何隻も沈められてるなんて思いもしないまま、おれたちは宴を続けた。