メイドのあくあとイチャイチャするご主人様   作:あくたんにオギャるユーレカ

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ソワソワソワソワフランソワ

chapter2はちゃんと終わらせたな?ネタバレ嫌ならブラウザバックしなさいよ


メイドのあくあとイチャイチャするご主人様

朝早くに屋敷を出て、大勢の貴族と話し、機嫌を取り、クタクタになりながら馬車に揺られて夜に帰ってくる。ここ最近は、そんな日々を過ごしていた。

今日も同じように貴族との会合を終え、屋敷に帰っきた。

 

「あ!ご主人様、おかえりなさい!」

 

玄関に入ると、パタパタと音を鳴らして、あくあが笑顔で駆け寄ってくる。

 

「今日もお疲れ様でした。お荷物お持ちしますね。あ、それと談話室でお嬢様と旦那様がお呼びですよ」

 

そう笑顔で甲斐甲斐しくお世話をしてくれる自分の恋人を見て、思わず抱きついた。

 

「え、ちょ、ご主人様!?急に抱きつかないでください!どうしたんですか、急に」

 

そう問われ、正直に答える。ここ最近、貴族としての仕事であまり休めていない事。恋人であるあくあとも触れ合う時間が減り、寂しい事を伝える。

 

「う、うう……そう言ってくれるのは嬉しいんですけど、あたしまだ仕事中ですし、お嬢様達も待ってますし……ほら、お話が終わって、お部屋に戻ったら向かいますから。ね?ね?」

 

そう懇願するように言われ、名残惜しくもあくあから離れる。確かに父さんやフブキ姉さん達を待たせる訳には行かない。そもそも、許可を貰えたとはいえ今でもあまりよく思われていないのに、「あくあと抱きついていて遅れました」なんて言ったら、姉さんには呆れられるだろうし、父さんは「メイドにかまけて貴族としての責務を後回しにするとは何事か」と激怒するだろう。

そうなってしまったら、僕だけでなくあくあにも迷惑がかかってしまう。そう考え、また抱きついてしまいたくなる気持ちを抑えながら談話室へと向かった。

 

 

「あらやだあくたん、寂しそうな顔しちゃってー。正直に『あたしももっとご主人様とイチャイチャしたいです』って言えばいいのにー。このこのー!」

「ちょ、やめてよマリン!そんなんじゃないってばー!」

 

……後ろからマリンさんがあくあを揶揄う声が聞こえたが、気にしないようにしよう。

 

 

 

 

 

今回の会合で接した貴族達との名と会話を報告し、2人から「後継者として立派に成長している」「暫くは会合はない」と伝えられ、部屋を出る際に姉さんから「頬が緩んでますけど、それは褒められたからなのか、あくあさんと過ごせるからなのか、どっちなんですか?」と揶揄われ、父さんに苦笑いをされて。結局緩んだ頬は直せないまま、自室であくあから貰ったNEKOのぬいぐるみを弄りながら、あくあが来るのを待っていると、ノックの音が聞こえた。

 

「テオー。もう戻ってる?入ってもいい?」

 

と、少し遠慮がちなあくあの声が聞こえた。勿論いいよ、と答えると、寝間着に着替えたあくあがお盆を持って入ってきた。

 

「お茶持ってきたよ。のんびりしながら一緒に話そう」

 

付き合うことになってから部屋に置くことになったテーブルにお盆を置き、テキパキと準備を進め、はにかみながら言う自分の恋人を見て、また抱き着きたくなる。

 

「はい、テオ。お茶だよ……って、どうしたの、あたしのことじっと見つめて」

 

そう言われたので、また正直に抱き着きなったと答える。

 

「……もう、ほんとテオってばあたしのこと好きすぎ。さっきもマリンに揶揄われたし、恥ずかしいんだからね」

 

まああたしも寂しかったし、嫌じゃないんだけど、と付け加えながら、顔を赤くするあくあ。また抱きつきなくなってしまうが、これ以上言うとさすがに不機嫌にさせてしまいそうなのでやめておこう。

 

「それでね、今日庭で洗濯物を干してたら猫ちゃんが来てね……」

 

それに、あくあとこうして他愛のない話をするのも、僕も好きだし。

 

 

 

「それで……って、ああ、ごめんね、こんなに長く話しちゃって。テオ、疲れてない?」

 

と、不意に聞かれる。ここの所会合続きで疲れていたけど、あくあに余計な心配を掛けたくなかったし、「疲れてないよ」と答える。

 

「……ねえテオ、あたしのことを気遣ってくれるのは嬉しいんだけどさ。本当のことを言って。顔に疲れてるって出てるよ」

 

だが、どうも見抜かれていたようで誤魔化せなかった。姉さんにも指摘されていたし、本当に自分は隠し事が苦手らしい。

 

「……やっぱり、やってあげた方がいいよね……うん、よし。」

 

と、あくあが小声で何かを呟いた。気になったので声をかけようとすると。

 

「テ、テオ!」

 

と、大きな声で呼ばれ、

 

「あ、あたしがぎゅってあげる!」

 

そう、顔を真っ赤にしながら言われた。

 

 

 

「ね、ねぇテオ。痛くない?大丈夫?」

 

あれからお茶を片付け、2人でベットに入って。あくあに抱きしめられながらそう言われる。

……あくあが非力なのもあるし、僕も鍛錬してるから実際痛くないんだろうけど。あくあの顔がすごく近いし、胸が当たっていて、痛いとかそんなことに気を回せる余裕なんてない。

 

「うう……恥ずかしいよ……ねえ、何か言ってよテオ……」

 

そう言われて、慌てて痛くないと返す。

 

「そ、そう……?ならいいんだけど……」

 

……だめだ、本当に頭が回らない。会話が続かない。

そんな悶々とした思考のまま、抱きしめられていると、あくあが頭を撫でてきて、ビクッとしてしまった。

 

「あ、ごめんねテオ、もしかして嫌だった?」

 

びっくりしただけで、嫌じゃないよ。けど、どうして?

そう答えると、あくあは目を背けてこう言った。

 

「テオが、最近ずっと疲れてるのを見てたから。だから、ぎゅってしたり、頭を撫でてあげたら、少しは落ち着くかなって……」

 

そう言ってくれるあくあを見て、気を遣わせてしまった申し訳なさと、大切に思ってくれる嬉しさが込み上げて来て。

気付いたら僕は、あくあの背中に手を回すことで返事をしていた。

 

「ひゃうっ!?……ビックリしちゃったよ、もう。テオは甘えん坊さんだね」

 

少し子供扱いするかのような言い方にむっとなり、反論しようとするが、その前にあくあに頭を撫でれてしまい、気持ちが薄れていく。

 

「よーしよし、よーしよし。いつもお疲れ様、テオ。あたしが撫でてあげるから、ゆっくり休んでね」

 

そうしてあくあに頭を撫でられ続けているうちに、だんだん眠くなってきて、

 

「おやすみなさい、テオ。大好きだよ」

 

大好きな人の言葉を聞いて、僕は眠りについた。




遅くまでこうしてたので朝起きてこないのを疑問に思ったマリンに見つかって揶揄われます。
うちのフブキ姉さんは説得の為に関係者の間を駆け回ったので「弟を揶揄って癒されよう」って考えてますしテオくんはあくたんが絡むとIQ下がります。苦労したんだからずっと平和に過ごしてろ。
マリンはどう出してあげようかなとか考える前になんか勝手に動いてるので楽でした。

全あくあクルーはあくたんにオギャれ。
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