メイドのあくあとイチャイチャするご主人様   作:あくたんにオギャるユーレカ

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今回もあくたんviewです


ご主人様の誕生日を祝うあくあ

ーそれじゃあ、僕は会合に行ってきます。

「はい。行ってらっしゃいませ、ご主人様」

 

今日も貴族として頑張るテオを見送る。以前パーティを開いたホワイト伯爵家との会合とのことで、テオは「前は体調が悪くて姉さんに任せてしまったから、より一層気合いを入れないと」と言って張り切っていた。

 

「あくあさん、テオはもう出ましたか?」

 

と、お嬢様が声をかけてきた。

 

「はい。馬車も走っていきました。予定通りなら夜までは戻らないはずです」

「分かりました。なら、準備を進めてしまいましょうか」

「はい!」

 

そう。今日、12月1日は私のご主人様…テオ・フランソワの誕生日である。

 

 

 

数日前。テオが食事を終え、食堂と厨房の後片付けを終え、マリンと話してる時に、ふと気になって話しかけた。

 

「そういえばマリン。ご主人様の誕生日っていつなの?」

「え"っ……もしかしてあくたん、聞いてないの?」

「うん。もう冬になるけど、そういった話聞かないなって思って」

「あー……うん。あのね、あくたん。ご主人様の誕生日は、12月1日なの」

 

そうなんだ、と思い、カレンダーを見る。

 

「……て、もうすぐじゃない!テオなんで言ってくれないんだろう……」

「まあご主人様のことだし、多分あくたんの誕生日をちゃんと祝えなかったからって考えてるんじゃない?」

 

そう言われ、あたしの誕生日は日付が変わってしまっていた事を思い出す。本来ならケーキも用意するつもりだった、と言うのもマリンから聞いたので、マリンの言うように負い目を感じているのだろうか。

 

「あたしは別に気にしてないのに……」

「まあ、ご主人様はそういう、ちょっと貴族らしく無いところがあるからね。あたしとしては、悪戯しても許されるから高評価なんだけど」

「悪戯や貴族らしくないかは置いておいて、確かにあくあさんに伝えていないのはいけませんよね。私たちが祝ってる時に、あくあさんだけ蚊帳の外になる可能性だってある訳ですし」

 

……あれ?

 

「「お嬢様!?」」

「2人とも、お疲れ様です。テオの誕生日について話していたんですよね?」

「は、はい。お嬢様はどうしてこちらに?」

「何かつまめるものはないかな、と思いまして。そしたらお二人の会話が聞こえてきましたので」

 

……前もそうだったけど、お嬢様、気配を隠すの上手すぎない……?

 

「さて。当日テオに軽くお説教をするとして。あくあさん、マリン。以前テオが祝おうとした時は、どんな感じでしたか?」

「それなら、ケーキを頼まれてましたね」

「あたしは、手作りのプレゼントを貰いました」

「なるほど。なら、あくあさんの時に出来なかったのも合わせて盛大に祝いましょうか」

「……え、あたしもですか?」

「ええ。負い目を感じてるなら、それを取り除いてしまえばいいんですよ。正直に言うと、私個人としてはあくあさんのお祝いをしたかったですし」

「なるほど。なら、ご主人様がいない時に少しずつ買い出ししておかないとですね」

 

と、トントン拍子に話が進んでいく。

 

「あ、じゃああたしが買い出しに……」

「いえ、あくあさんはプレゼント選びをお願いします。決めるのに時間がかかるでしょうし」

「確かに、それがいいかもですね。あくたん、ご主人様が喜びそうなもの、お願いね」

 

 

 

その後も、テキパキとお嬢様が指示を出し、家にいる間はあたしもマリンの手伝いをして。

装飾品は、テオが入らないであろう倉庫に重いものを、軽いものは各自で部屋に保管をして、テオに誤魔化して。

 

 

 

そうして、誕生日当日を迎えた。

食堂に飾り付けをし、料理の下拵えをして。……お嬢様が大量にデーモンソースの用意をしていたので、マリンと必死になって止め、お酒の用意もして。

夜になり、ケーキの準備をしながらテオが帰ってくるのを待っていた。

 

「そわそわ、そわそわ……」

「あくたーん、ご主人様が待ち遠しいのは分かるけど、もう少し落ち着いたら?」

「うん、分かってるんだけど、どうしても落ち着かなくて……」

「まあいいんだけど、砂糖と塩を間違えるようなことはしないでよね?」

「それは大丈夫。必要な分量だけ事前に分けておいたし、味も確かめたし」

 

と、マリンと話していると、外から馬車が止まる音が聞こえた。

 

「お、帰ってきたわね。あくたん、愛しのご主人様へのお迎え、行っておいで」

「うん、じゃあ後はよろしくね、マリン」

 

厨房を出て、玄関へ急ぐ。服の乱れがないか確認し、軽く手櫛で髪の毛を整えて、扉を開く。

 

ーただいま戻りました。

「お帰りなさいませ、ご主人様。お荷物お持ちしますね」

ーうん、ありがとう。

 

テオの荷物を受け取り、一緒に部屋まで歩いていく。

 

「もうすぐで食事の準備も出来ますよ。今日の料理も自信あるので、楽しみにしててくださいね」

ーそうなんだ。あくあの料理、いつも美味しいからどんなのか気になるな

 

テオの着替えを渡し、今日あったことについて軽く話し、食堂に向かう。

 

「お嬢様、マリン、テオを連れてきました」

ー?あくあ?

「お、準備できてるから入っていいわよー」

 

マリンの声を聞いて、扉を開ける。

 

「テオ!お誕生日おめでとう!!!」

 

 

 

その後、皆でワイワイ話して、お嬢様とマリンに揶揄われたりして。

酔い潰れてしまったお嬢様をマリンが運んで、テオの部屋に戻った。

 

ーそれにしてもびっくりしたよ。会合で頭がいっぱいで、今日が誕生日なこと忘れてたよ

「ええ……さすがにそれは抜けすぎじゃない?」

 

と、話しているともうすぐ日付が変わりそうな時間になっていたので、テオが出ている間に引き出しにしまっていたプレゼントの包みを取り出す。

 

「そうだ、テオ。誕生日プレゼントがあるんだ。受け取ってくれる?」

ーもちろん。開けてもいい?

 

いいよ、と返し、テオが開けるのを待つ。

 

ーこれは……眼鏡?

「うん。テオ、勉強でよく本を読むでしょ?目が疲れちゃわないようにと思って」

ーすっごく嬉しいよ!ありがとう、あくあ

 

そう言って、早速眼鏡をかけてくれる。

 

ーおお、見やすい……すごく使いやすいよこれ

「ほんと?良かった、気に入ってもらえて」

 

何がいいんだろう、と思ってすっごく悩んだから、喜んでもらえて凄く嬉しい。

 

「改めて、お誕生日おめでとう、テオ。これからもよろしくね」




テオくんの誕生日が設定されてなくて、あくたんのデビュー日が誕生日になってるなら、あくたんの誕生日をテオくんにすればいいじゃない。
書くネタがなくて更新止まるかもです。公式のガイドライン改定でchapter3以降の許可降りたらたぶん書きます
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