爆豪勝己のサイドキックは元CP0   作:規律式足

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 繋ぎ回です。
 



第36話

 

 八百万さん家(豪邸)での勉強会もあって大慌てしていた二人も無事学力試験を突破できました。赤点ではないぜ!という叫びに目標低いなと厳しめに思ってしまうのは私個人の理由も大きく影響していますね。

 学力試験、とある理由もあったとはいえ本当に大変でした。

 そして演習試験。

 既に試験内容を知っている私は、余裕しゃくしゃくな二人を正直哀れに思ってしまいます。

 そして始まる相澤先生の言葉に続いての根津校長による死刑宣告。というかそんなトコに入っていて7月なのに暑くないんでしょうか。

 校長先生から告げられた内容は、

 雄英高校襲撃、ヒーロー殺しの影響による敵活性のおそれの可能性。

 現状以上の対敵戦闘激化。

 ロボとの戦闘訓練は実戦的ではない問題。

 ゆえに対人戦闘、活動を見据えたより実戦に近い教えを重視。

 すなわち、

 演習試験は、ロボ戦闘ではなく二人一組での教師との戦闘というわけです。私以外は。

 組み合わせは、組む相手も対戦相手もいつかの授業のようにくじ引きではなく、動きの傾向や成績親密度等の諸々を踏まえた上で決めたもの。

 即ち今回の試験は明確な課題があり、合格基準があるということ。

 試験を突破以上にソレを出来るかどうかが合否を決めますね。そのことに気づけたら良いのですが。

 

「「「ていうか緑谷二号は演習試験ないのかよっっ!!」」」

 

 なんですよねえ。

 試験一週間前に相澤先生から告げられたこと、それが私の演習試験免除でした。

 

「必要ない実力があるからな。二号の戦闘能力ならこの試験どんな相手どんな組み合わせでも圧勝になって不合理だ」

 

 いやミッドナイト先生ならなんとか、普通に嵐脚で勝てますね。

 

「それに意外だろうがコイツは優先すべき判断は完璧だ。自分の身を軽んじる欠点はあるが、それはどこぞのナンバー1も一緒だからな」

 

 ギロリと相澤先生はどこぞのナンバー1ヒーローを睨みながら言います。

 

「外部ヒーローに依頼もしたが当てにしていたホークスが無理な以上やりようがない。ゆえに免除だ」

 

 えー、でもー、と不公平だと不満気にクラスメート達が言いますが。

 

「そのかわり筆記試験はお前らの5倍だ。公平に一週間前に範囲も告げた」

 

 ピタリと止まります。

 そう私は演習試験がない代わりに試験量と試験内容が皆の5倍でした。

 

「だから珍しく必死に勉強してたんだ」

 

「抱えてた問題集の山はそれか」

 

 試験一週間前に範囲と量を5倍にされましたからね、必死にやらないと林間合宿不参加確定でした。

 あんまりな内容に演習試験免除の不平感も無事に消し飛びいよいよ試験開始です。

 

 イレイザーヘッド VS 轟・八百万 

 校長  VS 芦戸・上鳴

 13号 VS 青山・麗日

 プレゼント・マイク VS 口田・耳郎

 エクトプラズム VS 蛙吹・常闇

 ミッドナイト VS 瀬呂・峰田

 スナイプ VS 葉隠・障子

 セメントス VS 砂藤・切島

 パワーローダー VS 飯田・尾白

 そして、

 オールマイト VS 爆豪・緑谷

 

 

「えっぐいですねコレ」

 

 いやまじか、これまじか。

 この組み合わせには正直ドン引きです。

 強個性を打ち消せるイレイザーヘッド。

 知力で絡め取る校長。

 捕物に長けレーザーの効かない13号。

 個性が上位互換なプレゼント・マイク。

 対応力を数で潰せるエクトプラズム。

 遠距離攻撃手段の無い二人にスナイプ。

 個性が桁違いなセメントス。

 二人の機動力を活かせないパワーローダー。

 ミッドナイト相手には不利というわけではありませんが女性ながらに体術に秀でた彼女は普通に強いんですよね。

 兄さんとボスは重りつけたオールマイトになら勝ち目は充分ですが、オールマイトに対する意識の差が二人一組の戦闘において影響がでそうですね。

 となるとこの試験は試合会場をよく見渡し上手く活用できるかどうかが結果を決めそうです。

 さてリカバリーガールとモニター室で観戦しながら見守るとしましょうか。

 

 見ることしばし、

 

『蛙吹・常闇チーム条件達成!』

 

『飯田・尾白チーム条件達成!』

 

『障子・葉隠チーム条件達成!』

 

 この三チームは心配なかったですね。個性に相性に状況、それらを問題にしない精神力が備わった人格者ばかりですから。

 その点が問題なのが口田君に八百万さん。

 気弱な口田君はメンタルに問題ありますし(身体能力がクラスでも上位だから突撃したらプレゼント・マイクならボコり倒せるのに)、八百万さんは体育祭以降から自身喪失気味ですからね(職場体験でも敵捕縛などの実戦がなかったから余計に)。

 パートナーである耳郎さんと轟君がどれだけ彼らを奮起させるかが肝ですね。

 さて、結果はどうなるでしょうか。

 

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