正義の実力者になりたくて! 〜ミドガル魔剣士学園の優等生〜 作:XIYON
・リンドブルムに行く前に…
ヒロミ「ふぅ…」
ディアボロス教団のせいで学校が大変な目にあったので、夏休みが急遽前倒しとなった。アレクシアは姉であるアイリスさんとウィンドウショッピング…ローズはシェリー共にライダー初心者である為、次の作戦までに特訓しているという…
一方の俺はグータラ生活を送っていた。前倒しと言えば、ディアボロス教団が学校を襲ったのと夏休みが前倒しになって始まった間に俺はとある世界に行っていた。
浮代英澄とかいう奴を捕まえた奴は1兆円を贈呈するという何とも破天荒なお祭り…
しかしその真実はレヴェーナという女王が幼馴染である皇王寺レナに秘めている力を奪うため…俺は面白半分で参加し、氷川城太郎という人物と女王の部下である幹部を撃墜したのだった。
ライガを敢えて使わず、デモンズで戦ったが、まぁ俺の体力スペックで何とかなったからいいけど…
ヒロミ「戦力が欲しいなぁ…」
チェイスグランプリを全体的に見たが、洗脳されたエントリーフォームに変身した参加者達を相手にしていたクローン・トルーパー…あれが俺にも扱えたらな…
ヒロミ「よし、スフィア天界に行ってみるか。」
スフィア天界…スフィア・リムという宙域を管理している天界でその宙域で何かしらの異常があれば様々な洗礼を送って調査に向かわせる。天界自体が渋谷や新宿みたいな都市になってるのでなかなかに興味深い場所だ。
てなわけで俺は自分で作った小型の異世界移動装置でその天界に行ってみた。
まぁ流石にミドガル学園の制服やロゴスの服装やらシャドウガーデンでの服装やらで行ったら怪しまれるからな?
ここは潔く私服で動くことにした。
ヒロミ「結構、都会なみだな?」
俺は賑わっているスフィア天界の商店街をブラブラと歩く…すると俺の目の前にある場所が映る。
ヒロミ「あれは…」
なんか色々と凄そうな施設だけど…
ヒロミ「ちょっと見学してみるか?」
スフィア天界・転生事務局…
ロイヤル「はい!はい!空間震の件は私達も重く見ています!申し訳ございません!」
リュミア「え?スフィアピザを空間震関係なく送れって?バカ言わないで下さい!空間震の影響でスフィア・リムの交通機関が大変なことになってるんです!それにうちはピザ屋さんじゃありません!」
慌ただしい転生事務局…そこに1人の女性が駆け寄ってくる。
一葉「母さん!おばあちゃん大変!メールで色々とクレームが来てて大変なことになってる!」
冷雨「私達は愚か、月夜の連合軍にもクレームが!」
ロイヤル「そんなっ!どこまで影響が出てるのよ空間震…」
リュミア「はぁ…これでは月夜くんに協力してもらって軍を展開することができないわ…」
その裏でこっそりと見ていた俺はこう思った。
ヒロミ「(なんか色々と深刻そうだな…)」
一葉「ーーー!」
すると今井リサに似ている女性がジカンギレードを銃モードにして俺が隠れている場所に向けてきた。
一葉「そこにいるのは分かってるわ。出てきなさい!」
冷雨「何かを感じたの?」
一葉「人の気配よ。気をつけて。」
ヒロミ「(これは流石に出た方がいいかな…)」
そう言った俺は彼女達がいる部屋へと入り、ある言葉を言いかけた。
ヒロミ「あのぉ…電話応対、まだ時間かかりそうですか?」
一葉「アナタは…チェイスグランプリの時の!」
ヒロミ「あ、顔は見えてた?」
一葉「一応、私はね?」
ヒロミ「ま、神様の娘だから仕方ないか。」
一葉「んで?陰実の世界から来た転生者さんが私達になんの用?」
ヒロミ「おいおい、せっかく土産物も持ってきたんだからそんなに責めないでくれよ?」
ロイヤル「一度、休憩しましょうか。流石にこれ程のクレームは耐え切れないわ。」
そんなわけで休憩スペースで俺はスフィア天界の使者達と話すことになった。
一葉「なるほどね?アナタの世界でそんな事が…」
ヒロミ「どんな状況かは知らないけど色々と今は警戒してる感じだな。ところで、なんであんな慌ただしいクレームラッシュが起きてるんだ?」
冷雨「アナタは空間震は分かるかしら?」
ヒロミ「あぁ…デート・ア・ライブの奴だよな?それがどうしたんだ?」
ロイヤル「その影響でスフィア・リムの交通機関がストップしているのよ。行けるのはスフィアゲートでの移動のみ。」
リュミア「スフィアゲートを使えるのはスフィア天界にいる女神や、一葉たちみたいな戦士が使えるわ。あとは戦艦とか…」
ロイヤル「アナタも登録すれば使えるのよ?」
ヒロミ「そうなんですね…けどなぜスフィア・リムに空間震が?」
冷雨「それも今エーニャが調べてるんだけどねぇ…エナジードリンクの飲みすぎで身体に負荷がかかっちゃったのよ…」
ヒロミ「あらら…」
空間震…色々と厄介なことになりそうだな…空間震に関することを考えていたら一葉がいきなりこんなことを言い出した。
一葉「ところで、アナタはなんでスフィア天界に?」
ヒロミ「あぁ、そうだそうだ…実はクローン兵を譲って貰えないかと思って来たんです。」
ロイヤル「クローン兵を?」
ヒロミ「さっき言った通り…俺の世界でブラッド・ファントムと名乗る連中が現れたんです。」
それはミドガル学園を襲ったルスランやミドガル王国の地下で王族の血を根こそぎ取ろうとしていたゼノンをニューが事情聴取したところ、ブラッド・ファントムとなる連中が俺達の世界で暗躍しているらしい…
ヒロミ「ディアボロス教団の団員の1人がジャマトライダーになったのも気になる。だから今後の対策としてクローン兵を使いたいんだよ。」
一葉「なるほどね…」
ヒロミ「頼めるか?」
一葉「えぇ、時間は少しかかるだろうけど…」
冷雨「ならクローンの製造施設へ向かいましょう。アナタにぴったりのクローン軍隊がちょうどいるのよ。」
ロイヤル「んじゃ私も…」
一葉「おばあちゃん達は…無理しないで。それにクレームの対応は別の人がやってるから。」
リュミア「ありがとう2人とも。」
こうして俺は2人にクローンの軍隊が製造されているという施設へ向かった。そして現れたのは…
ハルハフ「お久しぶりです一葉様、お待ちしておりましたよ?」
一葉「久しぶりハルハフ。紹介するわ。彼はクローン製造の責任者であるハルハフさんよ?」
ハルハフ「ハルハフです。よろしくお願いします。」
ヒロミ「ヒロミ・サクラノです。」
ハルハフ「彼が今回の顧客主ですか?」
一葉「えぇそうよ。彼の組織の拡張としてクローンを雇用したいって言ってるのよ。」
ハルハフ「分かりました。ではこちらへ。」
そう言った彼は俺にクローン製造施設を見学する。しかし流石はスフィア天界、これ程の大幅のクローン・トルーパー達を作り上げるなんて…
ハルハフ「ただ作り上げて色々と学ばせるだけではありません。ジャンゴ・フェットの遺伝子は変わらないです。例のチップも除いているので社交性にも長けています。」
ヒロミ「そうか…あのチップは…」
冷雨「そうね…オリジナル世界だとあの悪党じじいが銀河を支配するのに悪用したわね。」
そんなこんなで俺達はある場所へ辿り着いた。するとハルハフは衝撃の発言を言い出す。
ハルハフ「ヒロミさんの組織が表裏一体の組織と聞いたので…アナタにぴったりな兵士を見て頂きたいのです。」
ヒロミ「俺にぴったりの?」
ハルハフ「影の実力者の世界との事なので、スライムを使った耐久性に優れ、尚且つ迷彩に優れたアーマーを開発しました。その段階でより高度なクローン・トルーパー軍隊を作り上げました。ヒロミさんはクローンコマンドーはご存知でしょうか?」
ヒロミ「精鋭として主に分隊単位で活動してる奴らだよな?」
クローン・トルーパーはジャンゴ・フェットの遺伝子から造られている兵士達だが、コマンドーは同じ遺伝子で作り上げられたとはいえ、カミーノアンの科学者によって改良を加えられ、より高度な訓練を詰んでいるものだ。
ハルハフ「えぇ…ごく少量ですが、その者たちの量産が成功したんです。」
一葉「えぇ!?そんなことしてたの!?」
冷雨「待って…それを企んだ奴ってまさか…」
ハルハフ「何を隠そうあの月夜さんです。」
一葉「あの野郎…」
ハルハフ「月夜様がシャルロット・フォン・ブリュッヒャー様や、暗闇光刃様と相談した結果、小生と開発して生まれた産物です。もしよろしかったら見てきますか?」
一人称が小生の技術者なんて初めて見たわ。
ヒロミ「是非お願いしよう。」
そう言われてやってきたのは黒い壁に覆われた謎の施設…どうやらかなりの重要機密な訓練をしているようだ。
ハルハフ「ここにいるもの達は全員クローンコマンドーです。」
一葉「こんだけの量、一体どうやって?」
ハルハフ「スフィア粒子の技術を応用して実現できたんです。素晴らしいでしょ?その名も…ブラックロックプロジェクト。」
確かにクローンコマンドーは高度な訓練を積んでいる。彼らなら俺のいる世界で役に立ちそうだ。すると俺の目線に1人、興味深いクローンを見つけた。特徴的な腰マントを装備したアーマー。
まるでキャプテンレックスのようなアーマーだ。だが、まだピカピカだ。
ヒロミ「アイツは?」
ハルハフ「彼はツインヴ、変わり者のクローンで唯一近接武器と二丁拳銃が得意な兵士です。」
ヒロミ「なるほど。」
ツインヴと名乗るクローンは次々に挑んでくる他の・トルーパー達をショックブラスターや剣などで圧倒した。そして物足りないのか、辺りにいるトルーパー達に呼びかける。
ツインヴ「他に俺に挑む奴はいないのか?」
トルーパー「アイツ勝てっこないぜ?俺達より随分強い。」
トルーパー「だな…他の奴らよりも断然強い。」
彼の実力を見た俺はハルハフにある提案をする。
ヒロミ「面白いやつだ…試してもいいか?」
一葉「試すって……アナタ!」
一葉の呼びかけにも無視した俺はクローン達が特訓場に宙を浮くように降りていく。降り立った後に俺はライガドライバーを右手に持ちながらこう言い放った。
ツインヴ「ん?」
ヒロミ「お前の戦い…見させて貰ったよ。今度は俺が相手してやるよ。」
ライガドライバー!
一葉「なにあのドライバー!?あんなの持ってなかった!?」
冷雨「え?そうなの?」
ハルハフ「あれはジュウガドライバーの改造ですね?」
ツインヴ「見学してたお客様か…」
ライガ!
ヒロミ「さて……」
ドライバーにスタンプを装填し、辺りをザワつかせた。
トリケラトプス!コモドドラゴン!キングクラブ!
ハシビロコウ!オオムカデ!ヘッジホッグ!
バッファロー!クロコダイル!オクトパス!
クロサイ!カンガルー!
ヒロミ「変身。」
スクランブル!
ELEVEN THE GENE!OVER OF SPIRIT!
仮面ライダー!ライガ!
「「!?」」
ハルハフ「なんと!これはジュウガとも劣らずの仮面ライダー!アギトのシャイニングフォームをベースにしつつも、アルティメットフォームのフレーバーも醸し出す見た目!まさにオリジナリティ溢れるテイストです!素晴らしい!」
冷雨「ハルハフ…アナタまさか。」
ハルハフ「小生、仮面ライダーに関しては溢れ出す程のマニアでして…」
一葉「あまり熱くならないようにね?」
ヒロミ「さぁ見せて貰おうか…お前がどれだけ俺に相応しいかどうかをな?」
次回
・正義の実力者は先鋭兵士を雇用したい。