正義の実力者になりたくて! 〜ミドガル魔剣士学園の優等生〜 作:XIYON
ではどうぞ。
ヒロミ達が去った後、ジャック・ネルソンはフツフツと湧き上がってくる憎しみを牢獄のなかで抱いていた。
ネルソン「えぇい!ここからだせ!ワシをなんだと思っている!《強欲》を名を持つラウンズ第十一席だぞ!」
「ちっ……うるせぇジジイだ。おい、誰か黙らせろ。」
「おう。」
見張り番の1人がネルソンのところに近づいた瞬間、彼が突如身体から血を吹き出してしまったのだ。
ネルソン「のぅ!?」
「なんだ!?何が起きた!ーーーぐわぁっ!?」
別の見張り番が殺された見張り番を心配していると、何者かによって腹部を貫通させられる。その光景を見たネルソンが困惑していると、そこに赤いフードを被った女性が現れる。
???「アナタね?教団の仲間の1人であるラウンズの第1席とやらは…」
ネルソン「貴様、何やつ!?」
???「ディアボロス教団をシャドウガーデンよりも先に壊滅させた組織の1人……と言ったところかしら?」
ネルソン「なっ!?教団が壊滅じゃと!?貴様!一体なんのつもりで!」
???「アナタに提案しに来たのよ。ねぇ、力が欲しくない?」
ネルソン「ち、力だと?」
???「ふふふ……よっ。」
謎の女性はネルソンの首に謎のデバイスを注射のように刺した。するとネルソンは断末魔を叫びながら、赤いエネルギーを放出していく。
ネルソン「うおおおおおおおおおおおお!」
???「さぁ始まるわよ…楽しい楽しいゲームが…」
一方の俺達は聖地リンドブルムの闘技場へとやってきた。
大司教「何も起きなければいいんですが…」
ヒロミ「俺もそう思いたいですよ。」
アレクシア「護衛の聖騎士達がいるから大丈夫よ。」
ローズ「えぇ、シャドウガーデンがもし現れても何とかなりますよ?」
大司教「なら尚更安心です。」
すると審判の1人からある人物を叫び出した。それは……
審判「次はミドガル魔剣士学園からの挑戦者! シド・カゲノー!!」
アレクシア&ローズ「えぇ!?」
ヒロミ「なんだ。アイツ来てたのか。」
大司教「お知り合いですか?」
ヒロミ「えぇ…犬猿ですけどね。」
審判「勇敢なる挑戦者を拍手で迎えよう!」
今んところシドは困惑してるだろうな。たぶんアルファやイプシロン辺りが勝手にエントリーさせたんだ…
ヒロミ「はぁ、何やってんだアイツら…」
そんなことを考えていたらソイツはもう上空にカッコつけて現れた。
シャドウ「我が名はシャドウ……。陰に潜み、陰を狩る者…」
大司教「なっ!?シャドウ!?」
アレクシア「やっぱりきた!」
ローズ「おぉ!」
感心してる場合じゃねぇよローズ、アレクシアの顔を見ろよ?
そんなことを考えているとシドはいきなり何かを始め出した。
シャドウ「聖域に眠りし古代の記憶を、今宵我らが解き放つ…」
シドことシャドウは漆黒の刀を抜いて夜空を薙い、夜空に古代文字の羅列を組み合わせ、ある人物を呼び出した。それは…
大司教「あれは……災厄の魔女アウロラ!?」
ローズ「それって…世界に破壊と混乱をもたらしたとされている?」
アレクシア「まさかあの人と闘うために?」
ヒロミ「だろうな……アレクシア、ローズ、悪いけどしばらく大司教様を護衛しててくれないか?」
アレクシア「え?どこ行くのよヒロミ。」
ヒロミ「ちょっとトイレ掃除。」
アレクシア&ローズ「はぁ?」
ヒロミ「まぁまぁ、色々あるんだよ。んじゃ後は頼むぜ?」
ローズ「あ!ちょっと!」
ナツメ「……」
ヒロミ「様子見は任せたぞ。(小声)」
ナツメ「えぇ。(小声)」
アレクシア「行ったわね…」
そして…
???「ふふふ……始まったわね。さぁ、どこから攻めようかしら?」
謎の赤いフードを被った女性は不敵に笑みを見せながら闘技場で戦っているシドとアウロラの闘いを見つめていた。
ヒロミ「まてよ。」
???「ーー!?」
ヒロミ「こんなところでなに楽しんでんだよ?俺も楽しませろよ…ブラット・ファントムのお偉いさんよ?」
今ここに俺とブラット・ファントム幹部との闘いが始まろうとしていた。
次回
・ブラット・ファントム幹部:疾風のフライン