正義の実力者になりたくて! 〜ミドガル魔剣士学園の優等生〜   作:XIYON

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・四章:ブシン祭とスフィア・リム最強降臨
・シャドウガーデンへ侵入


女神の試練が終わった数週間後…俺達はブシン祭に現れるドエム達ディアボロス教団と、教団を裏で操っているブラッド・ファントムに対抗するために色々な特訓を行っていた。

 

俺はクレアが使っていたコマンドツインバックルでコマンドフォームジェットモードに変身したアレクシアの戦闘データを取ろうとしたが…

 

アレクシア「うわぁ!?うわぁ!?うわぁあああああああ!?」

 

ドォーーーン!

 

転生者であるクレアはともかく…空中での戦闘に慣れてないアレクシアはジェットモードを上手く使いこなせてなかった。その様子を見てクレアは…

 

クレア「あっははははは!これは傑作よ!アレクシアがコマンドジェットを使えないなんて!wwwwwwwww」

 

アレクシア「ちっ…コイツゥ…!」

 

シェリー「あぁ〜あぁ…また喧嘩になりそうなことをしてるよ…」

 

ローズ「ヒロミくん。アレクシアさんの戦闘データなんか取って何をしてるんですか?」

 

ヒロミ「あぁ…実はミドガル王国に帰った後に国王さんに呼ばれてね?報告もついでにしておきたいからアレクシアと向かったんだ。」

 

アレクシア、アイリスの父親クラウス・ミドガル…ミドガル王国の現国王で2人が言うには「事なかれ主義」

 

TVアニメ版限定で登場して、ディアボロス教団と聖教の癒着疑惑や、ドエムの不信などの報告を聞いても確実性がないといったことで、口実にして取り合おうとしなかった。

 

だが実際はディアボロス教団と、その組織の強大さは理解していたが、国を守るために娘達に隠れて対抗していた。そしてこの世界ではその道中で俺と出会いブラッド・ファントムのことを話したらあっさり協力してくれた。

 

ロゴスの資金もミドガル王国からの援助で成り立ってることもある。あとはクレアが勝手にやり出したメイドカフェ…

 

そんな国王さんから俺とアレクシアはあることを耳にしたのだ。

 

回想…

 

ーー

 

クラウス「実は最近、アイリスの様子がおかしくてな?」

 

アレクシア「姉さんが?」

 

クラウス「あぁ…アイリスは未だにシャドウガーデンのことを悪さする連中だと思い込んでいる。」

 

ヒロミ「となると…ブラッド・ファントムの目的はアイリス・ミドガルを教団に勧誘すること?」

 

クラウス「思いたくはない話だがな?」

 

アレクシア「お父様、もしお姉様が敵になったら…私、真っ先に止めてみせます。」

 

クラウス「あぁ…私も父親としてお願いしたい。ヒロミくん。アレクシアを頼むよ?」

 

ヒロミ「はい。」

 

そして俺達は宮殿から出ようとした時だった。

 

クラウス「アレクシア、すまなかった…お前たちに隠れて教団に対抗していたことを…私はお前達にあの連中と関わって欲しくなかった。」

 

アレクシア「いいのよお父様。私だってヒロミと会う前はその組織がいることを知らなかったから。」

 

ーー

 

シェリー「アイリスさんがそこまでシャドウガーデンを王都の敵と判断してるなら…」

 

ローズ「えぇ…このまま世界中の人がディアボロス教団が存在しない組織で、全てがシャドウガーデンの仕業と思い込んだら大変なことになりますね?」

 

ヒロミ「そのためにアレクシアの戦闘データをいち早く手に入れたいんだが…」

 

アレクシア「人のことおちょくりやがって!このスカポンタヌキ!」

 

クレア「うるさいわね!私よりタコメンチなみに剣術が下手くそな癖に!」

 

アレクシア&クレア「このぉーー!」

 

アレクシアとクレアがレイジングソードでやり合っている光景を呆れながら見た俺とローズ、シェリーはそんな話をするのであった。

 

ヒロミ「あれじゃあダメだな…(¯꒳¯٥)」

 

すると俺の携帯端末から着信音が流れる。これはロゴスに必ず配布される優れ物。写真、電話、地図表示は勿論。メンバーが今どこにいるのかも分かる。

 

ヒロミ「俺だ。」

 

ニュー『ニューです。ご報告があります。』

 

ヒロミ「どうした?」

 

ニュー『シャドウガーデンのメンバーに偽装した連中がアジト内にいる可能性があります。まだ断定は出来ませんが、ベータ様とガンマ様の協力を得て、今調査中です。調査の一環にはラムダも入ってます。』

 

ヒロミ「ラムダもか?アイツは新メンバーの教育係を務めるから忙しいはずじゃ?」

 

ニュー『その新メンバーに異常があるんですよ…ラムダさんの教育でアジトの掃除を頼まれたはずなんですけど…』

 

ヒロミ「アイツは鼻が敏感だからな?すぐにいないことが判明できるのは彼女の長所だ。」

 

ニュー『それで?どうしますか?』

 

ヒロミ「はぁ…仕方ない。ベータとガンマには悪いが、シャドウガーデンの基地に侵入するか。ちょうどアレクシアに試して欲しいバックルもあるからな?」

 

アレクシア「え?」

 

そして夜更け…俺とアレクシア、クレアはシャドウガーデンのアジトに侵入した。侵入の仕方がまるでドッキリ番組の企画みたいでドキドキしているクレア。

 

クレア「さぁて…シャドウガーデンのメンバーの皆様はベッドでおネンネの時間です。」

 

ヒロミ「あのなクレア?ドッキリ番組の企画じゃないんだぞ?」

 

クレア「安心しなさい。アルファと戦うのを私は楽しみにしてたから。」

 

アレクシア「全く戦闘狂が…」

 

ちなみに、ローズとシェリーにはシャドウガーデンの向かいにある見張り部屋で待機して貰っている。もし何かあったらローズがスナイパーライフルで援護してくれるそう…

 

ちなみに彼女は弓を使いこなしたあとに様々な遠距離武器を勉強しだしたのだ。アイツ…何を考えてるんだ?と思っていたその時だった。

 

デルタ「うらぁ!」

 

ドォーーン!

 

ヒロミ「デルタか。」

 

七陰の四席、なんでもぶっ壊すデルタがアジトの中をぶっ壊して現れた。全く、アイツはいつもあぁなのか?

 

デルタ「ケノン…てめぇ…何のつもりで侵入してきた?」

 

ヒロミ「ハシゴしに来たんだよ。戦ハシゴ。」

 

デルタ「舐めやがって…その口を引き裂いてやる!」

 

ヒロミ「アレクシア、デルタの相手を頼めるか?」

 

アレクシア「気に食わないけど任せてちょうだい。」

 

ヒロミ「頼んだぞ!」

 

クレア「んじゃ、しくよろ〜!」

 

俺とクレアはデルタの相手をアレクシアに任せ、シャドウガーデンのメンバーに偽っている何かを探す任務を続けた。

 

アレクシア「残念だけど、脳筋のアナタに私は倒せないわよ?」

 

デルタ「あぁ?舐めてるのかてめぇ…」

 

アレクシア「おぉう…怖い。」

 

そして俺達はシャドウガーデンのメンバーに偽った人物の捜索を始める。

 

クレア「マジ♪マジ♪マージレンジャー♪フォー!楽しい♪」

 

ヒロミ「マジレンジャー歌ってる場合じゃねーだろ!?いい加減任務に集中しろ戦闘狂バカ!」

 

クレア「ていうか…攫われたシャドウガーデンのメンバーはどうするの?」

 

ヒロミ「ニューの指示のもと、ガーディアン・オブ・ロゴスの団員が総出で探している。」

 

クレア「ベータとガンマはどうしてるの?」

 

ヒロミ「俺達がアルファ達の気を逸らしている間にスパイを探してくれてる。」

 

クレア「あっそ……ヒロミ。」

 

ヒロミ「あぁ、アルファだな?」

 

そう言って走るのをやめた俺達の前に立っていたのはアルファだった。

 

アルファ「まさか私たちの拠点に不法侵入するとはね?」

 

クレア「ふふっ…ヒロミ、先に行きなさい。コイツの相手は私がやるわ。」

 

ヒロミ「あまりハメを外しすぎないようにしろよ?」

 

クレア「分かった分かった。」

 

そう言ったクレアは懐からハンドガンを2丁も取り出した。コイツ、アルファの剣術を二丁拳銃で戦うつもりなのか?てかその銃、リコリコの千束が使ってた『デトニクス・コンバットマスター』やん。

 

クレア「会うのは初めてかしら?」

 

アルファ「えぇそうね。アナタ…確かシャドウのお姉さんだったわよね?」

 

クレア「アナタの実力は認めるわ。でも…シドの姉である私にはまだ敵わないわよ!」

 

アルファ「シドの姉であることを誇りに思って調子に乗ってたら怪我するわよ!」

 

アルファはそう言ってクレアに向けて剣を振り向くが、彼女はその剣右手で握っているを銃で防いだあとに、左手の銃でアルファの肩を撃ち抜く。

 

アルファ「くっ……これは……え?痛くない…けど、魔力は感じたはず!」

 

クレア「非殺傷弾…… 非致死性かつ至近距離射撃専用のスライム弾。本当はゴムを使いたかったけど、ゴムがないからスライムを代用して作ったの。」

 

アルファ「なるほど…魔力は加速で使ったのね?」

 

クレア「その通り…私がカスタマイズした銃は特性でね?魔力を使った弾丸を撃てたり、魔力を使って火球などを放てることもできるのよ?」

 

アルファ「ふっ…ただのブラコンかと思ってたけど、まさかこれ程の強さを持ってるとはね?驚いたわ。」

 

クレア「言っておくけど、ブラコンはもう卒業したから!」

 

アレクシアがデルタ、クレアがアルファの相手をしている間。俺はシャドウガーデンの主が今にも現れそうな場所が現れた。そして目の前にある玉座に座っていた奴がいた。

 

ヒロミ「よう…お目覚めか?」

 

シド「ぐっすり寝れないかと思ったら…姉さんとアレクシアを連れて侵入とはね?……ヒロミ、さては何か考えてるだろ?」

 

ヒロミ「じゃ無かったら来てない。と言いたいところだが、今日は交渉しに来たんだ。」

 

シド「交渉?」

 

ヒロミ「ディアボロス教団は俺達と敵対しているブラッド・ファントムが使徒していた。本来ならこの世界では有り得ないことだ。」

 

シド「有り得ない?君は何を言いたいんだ?」

 

ヒロミ「お前は知らないだろうが…クラウス国王はディアボロス教団の強大差は理解していたんだよ。国を守るためにアレクシアとアイリスに隠れて対抗していた。」

 

シド「君、前々から気になってたけど…何者?」

 

ヒロミ「ふっ…お前が知らない真実を知っている唯一の転生者さ。お前と同じな?」

 

シド「転生者なの…気づいてたんだ。」

 

ヒロミ「アレクシアやローズ、シェリーに悲しんで欲しくないから俺はアイツらをロゴスに誘って一緒にディアボロス教団を倒そうと約束したんだよ。」

 

シド「……」

 

ヒロミ「シド、国王がシャドウガーデンの力を借りたいそうだ。国民から組織のことは公にしないことを約束する代わりにシャドウガーデンの活動資金を支援するらしいぞ?」

 

シド「国王様が?」

 

ヒロミ「勿論…俺とも交渉すれば俺達からも資金を送ってやる。」

 

シド「君は何を考えているんだ?」

 

ヒロミ「イレギュラーを壊したい正義の実力者さ。」

 

シド「僕は影…君は表で現す正義の剣。お互い実力を持つのは変わらないか…」

 

お互いに笑いながら見つめ合う俺とシド。そして…

 

シャキーン!

 

バァーーン!

 

俺は銃弾、シドはスライムソードで壁に擬態していたシャドウガーデンのメンバー……の偽物を殺した。そしてその偽物の正体は…

 

ヒロミ「ドンブラザーズの猫の獣人…しかも改造されてる。」

 

シド「改造?どういうこと?」

 

ヒロミ「シド、お前の世界にドンブラザーズをやってたいたかは知らないが、猫の獣人は本来、最低ランクで知性はほぼ動物同然に喋ることができない。」

 

唸りや咽ぶだけでほぼ喋らず、自身の特性のもと本能のままに活動する。片言で人語を話す程度はできるが、滅多に話すことはないのだ。

 

ヒロミ「……イプシロン!」

 

イプシロン「OK!任せてちょうだい!」

 

そう言ったイプシロンは緻密な技で隠れている獣人たちを次々と切り裂いていった。

 

シド「イプシロン…いつから迷彩ができるようになったんだ?」

 

ヒロミ「こっそり俺が教えたんだよ。」

 

だが、イプシロンが倒した猫の獣人たちはすぐに蘇っていく。その光景にシドは驚きを隠せずにいたが、俺は未だに冷静を貫いている。するとそこに…

 

アレクシア「おりゃあ!邪魔よ!退きなさい!」

 

クレア「はっーはっはっはっ!祭りだ!祭りだ!」

 

デルタ「ちょっ…えぇ?」

 

ガンマ「あれは大丈夫なんでしょうか?」

 

アルファ「あれがあの子たちの普通なのかもね?」

 

ヒロミ「きたか。」

 

アレクシア「この獣人…ブラッド・ファントムが仕向けた奴なの?」

 

ヒロミ「あぁ…ニューが今コピーされたシャドウガーデンのメンバーを部下と一緒に探してくれてる。」

 

シド「ニューも部下を持つようになったか…」

 

ヒロミ「あぁ…俺も認める実力を持つ奴だよ。ニューは…」

 

ドォーーン!

 

バァーーン!

 

ヒロミ「猫の獣人が外に出ようとしたところをローズが撃ったか。」

 

シド「ローズさんもいるの?」

 

ヒロミ「もしもの時を見越して見張り部屋で待機して貰ったんだよ。スナイパーライフルにハマったらしいぞ?」

 

シド「なんだろう。もしかしてローズ、近距離武器から遠距離武器が好きになった?」

 

ヒロミ「あぁ、シェリーも闘い方が荒れてるんだよ。まるで犬のデルタみたいに。」

 

デルタ「あぁ!?今なんか言ったか!?」

 

アルファ「やめなさいデルタ!」

 

イプシロン「どうするの?何か手は?」

 

ヒロミ「一応あるさ。そろそろ…」

 

クレア「そろそろって?」

 

ヒロミ「ふっ、それはね?……アレクシア!ソードレイズバックルだ!」

 

アレクシア「あ、そうか!そろそろ試してもいい頃ね!」

 

そう言ったアレクシアは懐からソードレイズバックルを取り出した。

 

SET!

 

アレクシア「変身!」

 

SWORD!

 

READY FIGHT!

 

アレクシアはリュウソウジャーのノブレスの金色の鎧と、背中に紺色のマントを装着した姿へと変わった。まるで騎士のようなその姿に獣人達は警戒していた。

 

アレクシア「さぁ、私の剣に斬られる覚悟はいいかしら?」




次回

・アレクシア、凡人の剣から達人の剣へ。
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