正義の実力者になりたくて! 〜ミドガル魔剣士学園の優等生〜   作:XIYON

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シェリーちゃん。救います。


・二章:11の遺伝子
・正義の実力者は敵が作ったチョコレートのお店でチョコを買いたい。


 

シャドウガーデンとディアボロス教団……そして世間に俺達の存在を知らしめた俺はある噂話を耳にする。前世であったチョコレートが今、この世界で流行っているらしい。

 

チョコレートが売ってるお店に向かうとそこには長者の列が…流石はシャドウガーデン……需要があるな。けど……

 

ヒロミ「み、ミツゴシ商会…」

 

苦笑いしながらそのチョコレートショップを見る俺…どこからどう見ても某老舗百貨店である。そんななかでシドを含むモブトリオを見つけた。

 

ヒョロ「おい見ろよ!あの貴族の優等生がチョコレート買いに来てるぜ!」

 

ジャガ「流石お金持ちは伊達じゃありませんねぇ……羨ましい限りですよ。」

 

シド「そうだね。」

 

そんな3人の会話を受け入れなかった俺……プラカードを持ったダークブラウンの髪の女性は80分待ちとお客さんに伝えた…

 

あぁん!?お客さん!?

 

俺はやっとミツゴシ商会に入り、お目当てのチョコレートを買った。なんかシドが先程のダークブラウンの女性に連れてかれたらしいけど……まぁいいか。

 

そして数時間後……学園に戻ったあと、俺はお目当ての彼女に会いに行った。

 

ヒロミ「やぁ…シェリー・バーネットさんだよね?」

 

シェリー「あ、アナタはヒロミ・サクラノさん?」

 

ヒロミ「ちょっと話す時間あるかな?」

 

そう言った俺は彼女の部屋に入った途端。防音魔法を何層も重ね、他人に漏れないように仕向けた後、彼女にミツゴシ商会でチョコレートを渡した。

 

それを食した彼女は満面の笑みを見せた。うーん、癒しだ。

 

シェリー「それで……話っていうのは?」

 

ヒロミ「君の……お父さんのことなんだけど…」

 

シェリー「?」

 

俺は彼女の父親がディアブロス教団の元ラウンズであること。そしてラウンズに帰り咲くことを目標に、病を治そうと思案を重ねてアーティファクトの研究を母であるルクレイアにさせ、アーティファクトである強欲の瞳で治療以上の効果を見出したが、ルクレイアと対立。

 

封印を言い出した彼女を手足から順に突き刺すという残虐な方法で殺害。シェリーを養子にして研究を続け、不快な所業を行ったことを伝えた。

 

シェリー「そんな……お父様がそんな組織に属してたなんて…しかも…お母様を殺したのがお父様だなんて…」

 

ヒロミ「君を駒として使っているんだ。今この状態でもね。」

 

シェリー「でも……その情報はどこで?」

 

ヒロミ「俺の秘書に優秀な奴がいるんだ。ソイツに調べさせて貰ったら…俺に教えてくれてな?」

 

シェリー「そうなんですね…あの、私はどうしたらいいんですか!」

 

ヒロミ「駒にされている振りをしろ…後に教団が学園を襲撃する……シャドウが倒している隙に……君が親を捕まえろ。決して……強欲になって殺しには入るなよ?」

 

シェリー「ありがとうヒロミくん。」

 

それから数時間後…

 

アイリス『んじゃ……母親の敵討ちは彼女自身に任せたのね?』

 

ヒロミ「強欲になって殺しには入るなとは忠告しましたが……もし何かあったら俺が止めます。シャドウガーデンの当主が乱入しなきゃいいですが…」

 

アイリス『副学長は例のアーティファクトを手に入れて何を企んでいるの?』

 

ヒロミ「不老不死ですかね。彼は武神祭で優勝した剣豪…だったんですが、病に犯されて引退を余儀なくされてしまい、ラウンズに帰り咲くために病を治せるアーティファクトのためにシェリーの母親であるルクレイアさんに研究させた…」

 

アイリス『それで…色々とあって副学長はシェリーの母親を殺したのね?』

 

ヒロミ「強欲の瞳……あれが彼の性格を狂わせたものでしょう… 手足から順に突き刺して殺す……酷いもんです。」

 

そのあとに娘であるシェリーに研究させ続け、彼女も駒として使おうとしていたのだ。原作ではその所業を他人への関心を捨てたシドでさえも不快と思っていた。

 

ヒロミ「とりあえず……シャドウガーデンのことも考えて、ルスラン・バーネットの逮捕に専念します。」

 

アイリス『ありがとうヒロミくん。私達もディアボロス教団の調査を続けるわ。それとオリアナ公国の件だけど…』

 

ヒロミ「それはアイツに調査させています。後に国王が告発するでしょうね。」

 

アイリス『分かったわ。んじゃ、私はこれで…』

 

ヒロミ「はい……さてと。」

 

アイリスとの連絡を切った俺は後ろを少し振り向いた。え?なんで異世界なのにこんな近未来な通信機器を持ってるのかって?こまけぇことはいいんだよ!

 

ヒロミ「そろそろ出てきてもいいぞ?」

 

と言って木の影から現れたのはダークブラウンの髪と瞳を持つ女性……後ろの髪は丸まっており、学園の制服を着こなしてメガネをかけ、生徒になりきっていた。

 

ヒロミ「ニュー。」

 

ニュー「ふぅ……相変わらず感覚が鋭いですね。ヒロミ……いや、今はケノンと呼ぶべきでしょうか?」

 

ヒロミ「久しぶりだねニュー……調子はどうだい?」

 

ニュー「お陰様で何よりです。あ、チョコレートのお買い上げ、ありがとうございました。」

 

ヒロミ「いやいや……元はと言えばシェリーを助けるためでもあるんだけどな?」

 

ニュー「あの子は父親であるルスラン・バーネットに利用されているんですよね?」

 

ヒロミ「あぁ…あのままシャドウと対峙したら……確実に殺されて大変な事になる。その前に俺がどうにかする。寧ろ、シェリーに片をつけさせる方がいいかな?」

 

ニュー「どういうことですか?」

 

ヒロミ「シェリーも俺から聞かされたことによって……気が昂りだした……恐らく、今まで信用してきた父親が実の母親を殺した真実を聞かされて……不快に思ったんだろう…」

 

ニュー「な、なるほど…」

 

ヒロミ「それと……彼女には悪魔が潜んでいる。」

 

ニュー「えぇ!?悪魔ですか!?デザストとカゲロウだけでもうお腹いっぱいなのに……まだ悪魔!?」

 

ヒロミ「うん……それにめちゃくちゃ強い奴だよ。」

 

そしてシェリーの研究室では…

 

シェリー「お父様が……ディアボロス教団の一員だったなんて…」

 

ベイル『大丈夫かシェリー?』

 

シェリー「あ、ベイル。」

 

ベイル『あの男……お前に片をつけさせる気だと思うぞ?』

 

シェリー「うん……でも、そうした方が私はいいと思う。」

 

シェリーはそう言って紫のところが黒、そしてマゼンタのところが赤、ベルトの水色が灰色に変わった黒いリバイスドライバーに似たドライバーを見つめていた。それを見たシェリーの瞳はハイライトが消えて…

 

シェリー「うん……お父様を倒そう……そして牢獄に突き出そう…」

 

ベイル『こ、怖ぇ…』

 

流石のベイルもこの状況には震えてしまうのであった。

 




次回

・正義の実力者はシェリーちゃんを救うために新たなライダーシステムを使いたい!
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