ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
ライザーからの挑戦状を受け取った日、俺は家でのんびりと寛いでいた
「それにしてもフェニックスか〜・・・今の俺が戦っても勝てると思いますか?」
フェニックスの能力は炎となって復活するその不死性に特徴があった
流石の俺でも不死の能力を持つ相手を倒せるのかどうかと思っていると
「確かに不死とは強力なものじゃがあれくらいの相手ならば問題あるまい」
シャーフーはたとえ不死であったとしても
それ相応の実力がなければ意味がないと告げる
確かにこの人の弟子達はあのロンを相手にしていたのだから
あれに比べたらライザーも雑魚に等しい
「じゃがお前さん・・・人間じゃからそのゲームには参加できないのではないか?」
「・・・あっ」
シャーフーに言われてそういえばそうだったと思い出し
それならば俺はこの先にある合宿に参加しなくても良いのではないかと思っていたが
「宗英・・・お願い事があるのにゃ・・・」
「・・・なんだ?」
「白音に・・・獣拳を教えて上げてほしいのにゃ・・・」
おそらくは黒歌は小猫が傷ついてほしくないから
もっと強くなってほしいと思い俺にお願いしているのだろう
その証拠に今の黒歌の目は真剣そのものでいつものようにふざけていなかった
しかし俺としてはこれ以上、力を渡す事に関してあまり積極的になれなかった
(スーパー戦隊の力は本来ならばこの世界にないものだからな・・・
それを原作キャラに渡した場合、どうなってしまうのか・・・俺も想像できない)
だから黒歌には悪いが獣拳を教えるのはダメだと言おうとした時だった
「良いのではないか?味方は多い方が多い方がいいし修行は私達が教えられるからね」
「ゴリーさん・・・」
そこに入ってきたのはマスタートライアングルの一人であるゴリー・イェンであり
彼は小猫に獣拳を教えるべきだと進言する
「・・・ゴリーさんに言われたら仕方ないですね・・・分かりました!獣拳を教えます!」
「本当かにゃ!?ありがとう宗英!!」
「ちょっ!?///抱きついてくるな!胸が当たってる!!」
「当ててるのにゃ!」
・・・気のせいだと思いたいがなんか黒歌の胸が原作よりも大きくなってる気がする
「あっあの!私もその合宿に参加してもいいですか!?」
「アーシアも?」
それを聞いて俺は確かにその方がいいかもしれないと思っていた
何故ならば本来、彼女はリアスの眷属になるはずなのだが
俺の所為で原作から外れてしまい今でも人間として暮らしている
それを考えればこの先の彼女の為にも合宿に参加させた方がいいだろう
「分かった!それじゃあ明日になったらリアス先輩に頼んでみようぜ!」
「はい!」
翌日、俺達はリアスにお願いして合宿に付いていく事になったのだが
「正直、私としても貴方達には付いてきて欲しかったから
自分達から言って来てくれて嬉しいわ」
「まぁとある事情がありましてね・・・アーシアの件もありますし
てか一誠?随分と息切れしてるけどどうしたんだ?」
「どうしたって・・・!荷物が重いはみんなに抜かされるわ・・・
てかお前が一番おかしいんだよ!!」
「おかしいってどこがだ?
そこら辺にちょうどいい大岩があって
それにリアス先輩達を乗せて運んでるだけだが?」
「何から何までおかしいって気づけよ!」
一誠に言っている意味が全く分からないが
なんやかんやで俺達はようやく合宿所についた
「さてと・・・それじゃあ早速、特訓開始よ!」
「あの〜・・・その前に一つだけお願いがあるんですけど」
出鼻を挫かれてリアスは転けそうになっていたが
そこは冷静さを取り戻して俺の話を聞いてくれた
「それで?お願いって一体何かしら?」
「いや単純に一誠と小猫の修行に関して俺に任せてもらおうと思いまして」
「貴方に?」
小猫は黒歌に頼まれたからなのだが一誠に関しては俺なりに考えがあっての事だった
(本来ならあいつは赤龍帝の籠手に進化しているはずなのに
それを俺が壊しちゃったからな
この合宿で出来れば進化させて
同時にそれ以上の成長をさせないと俺の所為になっちまう)
そんな風に考えているとリアスは少しだけ考えてから
俺になら任せてもいいと二人を託してくれた
「さてと・・・それじゃあ早速、始めるとするか・・・!
まずは小猫からだけど・・・その前にこれを渡しておく」
そう言って俺は小猫にゲキチェンジャーを渡し
その時にゲキレンジャーの力も小猫の体に渡しておいた
「これは籠手・・・ですか?」
「まぁ本来の使い方は違うんだけど今回はその認識でいい
それで小猫の特訓方法なんだが・・・はっきり言うとかなり地味だ」
そう言って俺は一つの木に近づくとその木を殴って葉っぱを散らせる
「小猫にやってもらうのは他でもない・・・
この葉っぱを地面に落ちる前に全て掴む・・・それだけだ」
俺は手本として今まさに落ちて来ている葉っぱを全て掴んで二人に見せた
すると二人はあり得ないという顔で俺の事を見ていた
「いやいやいや!?それだけじゃねぇだろ!!
どう考えても難易度高いじゃねぇか!!」
「そうか?一応これは基本中の基本なんだがな」
「・・・マジかよ・・・」
「どうする?止めるっていうのならばリアス先輩に頼んで別に修行にしてもらうけど」
小猫は少しだけ俺の握っていた葉を見ながら今度は自分の拳を見ていた
「・・・やらせてください・・・!」
「よし!つってもこれは俺から教えられる事はないから自力で頑張ってくれ」
俺は小猫の自主性に任せて次は一誠の修行に移る事にした
「さてと・・・お前にやってもらうのも簡単だ!この岩を砕けるようになれ!」
そう言って俺が指を刺したのは他でもない先ほど持ってきた一軒家と同じくらい大きい岩だった
「無理に決まってるだろうが!どんだけデカいと思ってるんだよ!!」
「まぁ普通に殴ったら無理だろうな・・・
でもお前の神器にはそれを可能にする力がある」
「俺の神器にそんな力が?」
「ああ・・・言うならばこれはその力を引き出す為の特訓だ」
俺は一誠の進化する力についてを諭しながらゆっくりと一誠に近づき神器に触れる
「ゲキ技!激気注入!」
「グァ!?」
俺は一誠の神器に激気を送り込んで強制的にドライグを叩き起こす事にした
すると一誠の神器が進化を果たし赤龍帝の籠手へと変わった
「すげぇ・・・!これが俺の本当の神器・・・!」
「ああ・・・そいつはお前の力を倍加してくれる能力を持っている
限界までそれを使う事が出来れば・・・この大岩も砕けるかな?」
「うぉおぉおぉ!なんかテンション上がってきたぁぁぁぁあぁ!!」
こうして一誠の修行も始まり俺はそれを見ながら少しだけ安堵するのだった
ーーーなんだ・・・起こされたかと思ったら妙に懐かしい気配を感じた・・・
あれは間違いなく俺達を倒したあいつと同じ存在・・・!