ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
こうして合宿初日を終えたのだが小猫も一誠も汗だくであり
一誠に関しては腕がボロボロだった
「一誠・・・この初日を終えた貴方の感想を素直に教えてちょうだい」
「・・・多分、俺が一番弱いです・・・
結局、あの大岩に罅すら入れられませんでしたから・・・」
どうやら一誠は俺の修行である大岩に
罅を入れる事すら出来なかったと悔しそうな表情をしていた
「そうね・・・おそらく今の貴方はこの中で一番弱いと言ってもいいわ
でもね一誠・・・同時に貴方はこの中で一番高い潜在能力を秘めているのよ」
「部長・・・!」
「そうだぜ一誠・・・
それに俺がそんな簡単にクリアできる修行を用意していると思うか?」
それを聞いた瞬間に喜んでいた一誠が何故か更に落ち込んでしまった
「・・・なんか俺悪い事でも言ったか?」
「・・・無自覚だったんですか?」
「あらあらうふふ」
「まっまぁとにかく一誠はこれからみんなに鍛えてもらうから覚悟しなさい!
・・・ところで今日の夕食は一体誰が作ったのかしら?」
「ああそれ俺ですよ。二人とも自主的に修行をしていたので暇になりまして」
俺がそう言った瞬間に何故か女性陣が一誠と同じように落ち込んでしまった
(ふっ普通に私よりも上手い・・・!)
(なんでしょう・・・女として負けた気分ですわ・・・)
(うう・・・!一番の敵は宗英さん本人ですぅ〜・・・!)
「おかわりください」
小猫だけが何も変わらずにおかわりを要求してきて俺はそれをよそった
そして夕食が終わりみんなはお風呂に入って汗を流す事にしたらしいのだが
「風呂!?」
「僕は覗きに行かないからね?」
「あら?一誠は私達と一緒に入りたいのかしら?」
「あらあら、殿方のお背中を流すのは初めてですわ」
「小猫とアーシアはどうかしら?」
「わっ私は宗英さんと一緒がいいです・・・!」
「・・・私も・・・やっぱりダメです」
何か不穏な言葉が聞こえたが俺はそんな中で悲しい事実をお知らせする
「いや俺は普通に後片付けがあるから後で風呂に入るんだけど」
「はぅ!///」
こうしてどうにか混浴を回避できた俺は食器を片付けて
みんながお風呂から上がった頃に一人で入ってゆっくりとしていた
そして風呂から上がるとベランダでリアスが一人で月を見ていた
「そんな寒い格好でベランダにいたら風邪を引いてしまいますよ?」
「宗英・・・」
俺はその場に残ってリアスの話を聞いてあげる事にした
それは原作でも聞いていたものではあるがやはりいい話ではないのは確かだった
(・・・本来ならこれは一誠の役目なんだけどな〜・・・はぁしょうがない)
「・・・俺は別にリアス先輩がグレモリーじゃなくてもいいと思ってますよ」
「それはどう言う意味?」
「別に意味なんてないですよ?そんな名前がなくても十分に魅力的な女性だと言う事です」
俺がそう告げるとリアスは恥ずかしそうにしながらもありがとうとお礼を言ってきた
その笑顔に対して俺は何も出来るわけなどなくあるのはみんなを強くする事だけだ
そして翌日になり一誠は魔法の修行にへと向かい俺は小猫の修行を見てあげる事にした
「はぁ・・・はぁ・・・!」
(・・・どうやらあんまりうまくいってないみたいだな・・・少しだけ助言をするか)
「いいか小猫・・・この修行に対して重要なのは心だ」
「心?」
「そうだ・・・一発一発に心を込めて拳を放つ・・・それがこの修行の基本だ」
「一発一発に心を込める・・・やってみます」
俺の助言を聞いた小猫は目を閉じて集中すると
俺は彼女の体から少しづつではあるが激気が溢れているのに気がついた
そして目を開けたその瞬間に木を叩いて葉っぱを散らしそれを掴んでいく
「・・・あっ!」
「惜しかったな・・・後一枚になって気が抜けたかな?」
先ほどよりも上手くはなっていたが後一枚というので気持ちが緩んでしまい
それによって葉っぱを掴み損ねてその一枚だけ地面に落としてしまった
(だが・・・流石は黒歌の妹だな・・・二日目でもう激気に目覚めつつあるなんて
それにさっきの激気・・・俺の考えている通りなら懐かしいものが見れそうだ・・・!)
こうして合宿最終日を迎えて俺は一誠の修行している場所に向かうと
そこには汗だくになって倒れている一誠と粉々になった大岩のカケラを見つけた
「どうやら修行は無事に成功したみたいだな・・・さて小猫の方はどうだ?」
そう思って今度は小猫の方を見てみると集中している姿が見えた
そして目を見開いた瞬間に木を揺らし落ちてくる葉っぱを掴んでいく
俺はそんな小猫の姿に懐かしいゲキタイガーの面影を見たのだが
そのゲキタイガーは赤ではなく白い色をしており
言うならば激獣ホワイトタイガー拳と言ったところだろう
そんな事を思っていると小猫が最後の一枚を掴み嬉しそうに両手の葉っぱを見ていた
「お疲れ様・・・よくこの修行を耐え抜いたな」
「宗英・・・先・・・輩・・・」
疲れ切ってしまったのか小猫は俺の姿を見た瞬間
俺の方に倒れ込んできそれを抱き止める
「お疲れ様・・・今はゆっくりと休んでな」
こうして俺は二人をみんなの元に運んで特訓合宿は無事に終わりを迎えた