ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
小猫の小悪魔的なお願いにより俺は一誠達に協力する事になった
目的はもちろん他でもないエクスカリバーの破壊だ
その為にはまずあのフリードという男を誘き出さなくてはいけない
「・・・と言ってもな〜・・・こんなんで本当に出てくるのか?」
そう言って俺は変装と言われて身につけている黒いローブを見る
どうやら彼らの作戦は仲間のフリをして彼らに近づくのが目的のようだ
「しょうがないだろ!?これ以外に思いつかなかったんだし!!」
「はぁ〜・・・お前らな〜・・・もう少しは冷静になって考えたらどうだ?
現に・・・どうやら向こうは俺達の事を仲間だと誤解してはいないみたいだぞ?」
「えっ?」
そう言って俺はリュウソウケンと取り出して再びフリードの一撃を受け止めた
「お前も芸がないな・・・それとも不意打ちしか出来ないのか?」
「へっ!あんたみたいなクソ強い奴と真正面切って戦うほど
こっちはバカじゃないんですよ〜だ!」
「なんだ?それは自分が俺よりも格下だと認めているという事か?」
「んだとテメェ!?だったらその手で確かめてみるか!?・・・なんちゃって!」
フリードは懐から銃を取り出すと見えない弾丸が俺に迫るが難なく切り払った
「にゃに!!??」
「・・・本当に不意打ちしか出来ないとは・・・醜い男だな・・・お前は」
「チィ!最初から正攻法で倒せるなら苦労はしなんですよ!
その怪物みたいな強さでもこれは流石に躱わせねぇよ!!」
そう言ってフリードはもう一つのエクスカリバーである夢幻の聖剣を取り出す
すると俺は幻覚の中に囚われてしまいフリードの姿を見失ってしまう
「ヒャヒャヒャ!どうですどうです!?これがもう一つのエクスカリバーの力ですよ!
これで後は俺の姿の見えないあんたの首を刎ねるだけだ!」
「・・・愚かだな・・・たったこれだけの事で俺を倒せると思うとは・・・」
「何だと!?オレちんの姿すら見えない奴が粋がってんじゃねぇよ!!」
そう言ってフリードが俺に向かって切り掛かってくるが
「本当に貴様は愚かだな・・・たとえ目に見えなくても
貴様のダダ漏れの殺気が居場所を教えてくれる」
「がぁあぁああぁ!!??」
殺気を頼りに俺は攻撃を躱して聖剣を持っていたフリードの腕を切り飛ばした
「今だ匙!」
「分かってる!伸びろライン!!」
その瞬間に一誠は匙に指示を出してフリードを拘束させる
こうして俺達は何とかフリードを捕まえる事が出来たのだが
次の瞬間に予想外の事が起こってしまう
「ほう?まさかフリードを倒すとは・・・どうやら相当の手練れのようだな?」
「なっ!?貴様は裏切り者のバルパー・ガリレイ!!」
どうやら彼こそがゼノヴィア達が探していた教職者のようでいかにも陰険な顔をしていた
しかし俺が気にしていたのは彼ではなく自分達の後ろにいる存在の方だった
「・・・そんなドス黒いオーラは隠しても分かるぞ・・・
さっさと出てきたらどうだ?コカビエル!」
「何っ?!」
俺がそう告げると上空に八枚の黒い翼を広げる堕天使の存在があった
「まさかこの俺すらも感知するとは・・・どうやら相当の手練れのようだな?」
「さっきも言ったがそんなドス黒いオーラは隠しても隠し切れるものじゃない
俺じゃなくても動物とかの野生的な勘があれば簡単にお前を見つけられる」
「ふっ・・・どうやら本当に警戒するべきは貴様のようだな・・・!」
コカビエルはまるで獲物を見つけたと言わんばかりの顔をしており
そしてそんな風に俺を見ながら匙に対して光の槍を投げる
匙は何とかそれを躱す事が出来たがフリードを拘束していたラインを解いてしまう
「とっととそいつを連れて行け・・・俺もこいつらを片付けてすぐに後を追う・・・!」
「分かっているさ・・・こいつに死んでもわうわけにはいかないからな」
そう言ってバルパーは逃げてしまうが俺達はそれを追いかける事が出来なかった
それは他でもない目の前にコカビエルという強敵がいるからだ
(俺一人ならばこいつを倒す事は出来るが・・・確実に衝撃が町に出る・・・!
そうなったら確実に騒ぎになるからな・・・それはあいつも承知の上か・・・)
何せコカビエルは戦争を引き起こす事が目的であり暴れる為にここにいるのだから
そんな事を思っていると案の定、あいつはとんでもない量の光の槍を作り出した
それを見た俺は同時に後ろの連中はあれを躱す事は出来ないと判断する
「さて・・・流石の私も貴様を倒すには本気の一撃を叩き込むしかないようだが・・・
果たして後ろの連中はこれを躱す事が出来るかな?」
そんな俺の考えを見透かしたようにコカビエルは笑っており
そして無情にもその無数の光の槍は放たれた
(あの野郎!マジでやりにきやがった!こうなったらやるしかねぇ!!)
「一筆奏上!」
俺は急いでショドウフォンで火の文字を描きシンケンレッドに変身し
更にシンケンマルを引き抜いてディスクを回転させ烈火大斬刀へと変える
「うぉぉおぉぉぉ!!」
そして空へと飛び上がって無数に落ちてくる光の槍を一刀両断するが
「キャァァァア!!」
「っ!しまった!!」
その内の何本かが外れてしまいそれがイリナの方に飛んでいってしまった
致命傷ではなかったが重症な事に変わりはなく俺は急いで彼女の元に向かう
「まさかあれだけの光の槍を受けてたった一人しか倒せぬとは・・・
だがまぁいい・・・時間は十分に稼ぐ事が出来たわ」
「っ!待て!!」
コカビエルは目的と話したとその場から消え去ってしまい
木場とゼノヴィアが急いでその後を追いかけていく
「俺はこの子を自宅に運んで治療する!一誠達はあの二人を追いかけろ!!」
そう言って俺は急いでイリナを自宅まで運びみんなの頼んで治療をしてもらった
「なるほど・・・コカビエルがそれほど強いか・・・」
「はい・・・おそらく今の俺が全力で戦わないと勝てない相手でしょう」
それほどまでに強い男だという事をみんなに説明すると
扉が急に勢いよく開けられてなんとズバーンが中に入ってきた
「ズンズンズバーン!!」
「え〜!?なんか分かんないんだけどめちゃくちゃ怒ってる!?」
何故かズバーンはありえないほど怒っており
俺はどうしてこんなに怒っているのだろうと思っていると
「おそらくはあの聖剣を見て怒っているのだろう
あんな風に間違った人間に使われるのは本意ではないだろうとな」
「ゴセイナイト・・・」
「私もそうだった・・・マスターとしてあの人を慕い使われてはいたが・・・
今では彼に使われてしまった事をひどく後悔している・・・
おそらくズバーンもそんな聖剣の気持ちを察したのだろう」
俺はそれを聞いてズバーンの気持ちが痛いほど理解できた
「・・・行こうズバーン・・・!あれを解放しに!!」
「ズバーン!」
「待ってください!」
「私達も一緒に行くのにゃ!!」
俺達が出て行こうとした瞬間にアーシアと黒歌が現れた
「・・・いいのか?間違いなく戦場になるぞ?」
「・・・構いません・・・!私も行きます!」
「白音の事が心配なのにゃ!会うのは怖いけど・・・それでも行くのにゃ!」
「・・・分かった・・・!一緒に行こう!」
二人の目を見て覚悟は本物だと思った俺は二人も一緒に連れて行く事にした