ハイスクールD×D×SP   作:SPファン

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神がいなくてもヒーローはいる

木場達がフリードに勝利を収めるとバルパーは驚いたような表情を浮かべていた

 

「馬鹿な!?相反する力が一つになるなどあり得ない!それこそ神が許すわけが!

 まさか!?神は既にゴハッ!?」

 

バルパーは何かに気がついたようだがその瞬間に自分の体が光の槍に貫かれていた

 

「コカビエル・・・!貴様・・・!」

 

「どうやら貴様の計画は失敗に終わったようだな?

 悪いがそんな負け犬が仲間だと思われても困るのでな?

 お前はもう用済みだ・・・あの世でせいぜい悔しがるといい・・・!」

 

「おの・・・れ・・・!」

 

間も無くしてバルパーは絶命しそれを見ていた一誠達は絶句していた

 

「ひでぇ・・・!仲間だった奴をあんな簡単に殺すなんて・・・!」

 

「そういう男なのさ・・・出なければこの町を壊そうなんて考えるかよ

 赤の他人を巻き込んで自分の野望を叶えようとするなんてな・・・」

 

そう・・・奴はこれまでに登場してきたスーパー戦隊の敵と同じくらいに

残虐で人を傷つける事に何の疑問も抱く事のない狂人なのだ

 

(いや・・・スーパー戦隊に出てきた敵の中には信念があったものもいた・・・

 あいつなんかとは比べ物にならないか・・・)

 

そんな事を思いながら俺はコカビエルに向き直りスコープショットで拘束する

そしてそのまま勢いよく引っ張りそのまま地面に叩き落とす

 

「ぐっ!?貴様ぁ!!」

 

「どうした?まるで地に落ちたみたいだぞ?それじゃあ堕天使じゃなくて落天使だな?」

 

「舐めるな!こんな糸など簡単に千切ってくれるわ!!」

 

(やっぱり鋼鉄のロープ如きじゃそこまでの足止めにはならないか)

 

コカビエルは俺に対して無数の光の槍を放ってくるが

ボウケンジャベリンでそれを全て叩き落とす

 

「そんなものか?聖書に書かれている割には随分と弱いんだな?」

 

「貴様・・・!先ほどから私をコケにしおって・・・!

 いいだろう・・・そこまでいうのならばこれを受けてみるがいい!!」

 

そう言うとコカビエルは巨大な光に槍を作り出し俺に向かってそれを投げつける

 

「こいつは弾く事は出来なさそうだな・・・だったら!レッドゾーンクラッシュ!!」

 

俺はその真正面に投げられた光の槍を一刀両断すると後ろで大爆発した

 

「馬鹿な!?この一撃すらも効かないと言うのか!?貴様は一体何者なのだ!?」

 

「ただの人間だよ・・・お前よりも遥かに強い・・・ヒーローだ!」

 

「ヒーローだと!?笑わせるな!神もいないこの世界で一体何を守ると言うのだ!!」

 

「神が・・・いないだと!?」

 

コカビエルの言葉を聞いてあり得ないという顔をしていたのはゼノヴィアとアーシアだった

彼女らは神を信仰していたのだから当然と言えば当然だろう

 

「そうだ!神は先の戦いで先代の魔王と一緒に死んだ!

 そして神の作ったシステムを天使が管理しているがそれでも万全ではない!

 その証拠にそこの悪魔は本来ならばあり得ない禁手に目覚める事が出来た!

 それが神が死んでシステムが十分に動いていない何よりの証拠だ!!」

 

事実を突きつけられたアーシアとゼノヴィアはその場に座り込んでしまう

そしてリアス達もそれに驚いてしまい口を開いて動きを止めていた

 

「グァ!?」

 

しかし俺だけは神など関係ないと言わんばかりにコカビエルとの戦いを続ける

 

「別に俺は神がいようといまいと関係ない・・・俺が守るのは誰かの命!

 誰かの笑顔!それを壊そうとする奴はたとえ神であろうと魔王であろうと俺は戦う!

 覚えておけコカビエル!ヒーローってのは何かを得る為に戦うんじゃない!

 自分が守りたいと思った物の為に命を賭けて戦う・・・そんな人達の事を言うんだよ!!」

 

「ほざけ!ならば貴様の守るべきものから先に奪ってやる!」

 

そう言ってコカビエルは先ほどと同じような巨大な光の槍を小猫に向かって放つ

流石の俺もこれは間に合わないと思いながら必死で走っていると

小猫に光の槍が直撃する前に黒歌が現れてその一撃を弾き飛ばした

 

「姉・・・様・・・?」

 

「・・・色々と話したい事はあるけど今はあいつのほうが先にゃ」

 

そう言って黒歌はコカビエルに向き直る

 

「まさかSS級はぐれ悪魔の黒歌が現れるとはな・・・これで戦いがますます面白く!?」

 

コカビエルは黒歌が登場した事で戦いがさらに面白くると喜んでいたが

残念ながら奴は俺の逆鱗に触れてしまった・・・もはや奴に楽しみを与える事はない

 

「来い!ズバーン!」

 

「ズバーン!」

 

ズバーンは聖剣状態に戻ると俺の手の中に収まりアクセルテクターを身に纏う

 

「行くぞコカビエル・・・お前に正義の一撃をお見舞いしてやる!」

 

アクセルテクターを身に纏った俺は今まで以上の速度を出せる事が出来る

その速度でコカビエルの翼を切り裂いていき地面に叩き落とした

 

「おのれぇえぇぇぇ!!一度だけではなく二度までを私の顔を地に付けたな!?」

 

「知るか!お前は俺を怒らせた!小猫ちゃんを傷つけようとした!

 お前がボロボロになる理由はそれだけで十分だ!

 喰らえ!黄金の一撃を!ゴールデンクラッシュ!!」

 

「がぁぁぁぁああ!!」

 

真一文字に切り裂かれたコカビエルは鮮血を吹き出してそのまま地面に倒れた

 

「こいつが・・・ヒーローの一撃だ・・・!」

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