ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
コカビエルを倒し終え一誠達はやったと喜んでいたが
俺が変身を解除しないのを見ておかしいと感じていた
「どうしたんだ宗英?もうコカビエルは倒したんだぞ?」
「・・・おい・・・今すぐにそこから出てこい白龍皇」
「なっ!?」
俺がそう告げると木の影から人が飛び出してきたのだが
自分で呼び出しておきながらも俺も一誠達と同じように驚いていた
「あら?やっぱりバレてたのね・・・流石は伝説の戦士と言ったところかしら?」
(・・・すいませ〜ん!!なんかヴァーリさんがヴァーリちゃんになってるんですけど!?
一体どう言う事なのか俺に教えてもらってもいいですかね!?)
そう・・・本来の原作ならば男であるはずのヴァーリなのだが
何故か目に前に現れたヴァーリは女性だったのだ
どうしてそれがわかったのかと言うと
彼女の身に纏う白龍皇の鎧が完全なビキニアーマーだったからだ
「うぉぉぉおぉ!?なんだあの人は!?なんて格好をしているんだ!!」
ーーー・・・こいつ・・・腕が痛いはずなのに全く気にしてねぇ・・・
「・・・お前・・・後でミラとかに報告してもいいのか?」
俺が告げ口しようをしていると事を聞いた瞬間に一誠は黙って口を閉じた
「コカビエルなんだけど・・・私が貰ってもいいかしら?」
「なっ!?そんな事が許されるわけ「いいぞ」宗英!?」
「そいつは堕天使の最高幹部の一人なんだろ?だったら俺らに裁く権利はないさ
それよりもそいつに任せた方がいいんじゃないか?」
「流石は伝説の戦士様ね。話が早くて助かったわ」
「・・・一つ聞いていいか?その伝説の戦士って何?」
「知らないの?まぁ伝説の本人だし無理もないけど・・・
かつて二天龍との戦争の時に突如として戦場に現れて
大いなる精霊の王と共に二天龍を倒した戦士・・・そういう伝説よ?」
「「「「「なっ!?」」」」」
俺はそれを聞いても特に驚きはしなかったが同時にまずいとも思っていた
(まさかそんな伝説になってると思わなかったな〜・・・
これはシャーフーの言う通りそろそろ覚悟を決めないといけないかもな・・・)
本来ならば原作を壊さないように行動してきた俺だが
ここ最近は完全に崩壊させてしまっている
しかし同時にここが俺の知っている原作の世界と違うという事も理解できた
それは少なくとも彼女が俺の目の前に現れてくれたから分かった事だと言えるだろう
「それじゃあ彼は連れていくわね・・・
本来なら伝説の戦士とも戦いたいんだけど・・・
そんな事をしたら怒られちゃうし機会はまだあるかもしれないしね?」
「・・・俺としては勘弁してほしいんだけどな〜・・・」
「ダメよ?これは二天龍を宿す者にとっては宿命であり私にとっては悲願でもあるの
あなたと激しくぶつかり合い心の底から高揚できる・・・そんな戦いを貴方としたいのよ」
「すいません!それは誤解を招く言い方はやめてくれませんかね!?」
「それじゃあまたいずれ・・・私の体を火照らせるほどの戦いを」
「聞いてねぇし!?おい!勝手に帰んな!!」
なんかとんでもない事になった気はするがとりあえず戦いは無事に終わりを迎えた
しかし問題はアーシアとゼノヴィアそして小猫だった
アーシアは俺がいるからまだ立ち直れる事が出来たようだがゼノヴィアはそうでもなかった
「・・・大丈夫か?」
「・・・神が死んでいたなんてな・・・なんか全てを失った気分だ・・・」
「そうか?確かに神は死んでいるがその意思はまだ残っていると思うぜ?」
「意思?」
「ああ・・・前にも話しただろ?
神が望んでいるのは自分の作り出した命を守っていく事だって・・・
ゼノヴィア・・・お前が神を信仰しているのならやる事は一つなんじゃないか?」
「・・・そうだな・・・」
ようやくゼノヴィアは立ち上がりその目に光を戻していた
「やはり伝説の戦士は違うな・・・君のような者がヒーローと呼ばれるのだろうな」
「俺なんてまだまだだよ・・・歴代のあの人達に比べたらな?」
そう言いながら俺が次に向かったのは小猫の方だった
そして彼女の目の前には長年、探し続けていた黒歌がいた
「・・・どうして何も話してくれないのですか?」
「・・・白音・・・本当はまだ私は会う気はなかったのにゃ」
「っ!?」
「こんな姉が・・・
今更どんな顔をして会えばいいのか分からなかったからにゃ・・・」
「・・・そんな事・・・言わないでください・・・!」
「白音?」
「私の姉様は姉様だけなんです!
だから会いたくなかったなんて言わないでください!
私は・・・どんな事があっても会いにきてほしかった・・・!」
小猫は涙を流しながらゆっくりと黒歌に近づいてそっと抱きしめる
「・・・だから・・・会えて本当に嬉しいです・・・!」
「白音・・・!!」
長年離れていた姉妹の再会に俺だけではなく
他のみんなも嬉しそうにその光景を見ていた
「・・・あとコレは勝手にいなくなった罰です」
「みぎゃぁぁああ!?白音!?流石にそれ以上は折れるのにゃあぁあぁあ!!」
(・・・しまらねぇな〜・・・)
小猫の怪力によって抱き締められる黒歌の姿を見ながら
俺は少しだけ安心したような表情を浮かべるのだった