ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
こうしてゼノヴィアが俺の家に住み始めたのだが
同時に彼女はリアスに悪魔になりたいとお願いしてきた
「・・・貴方はそれでいいの?神への信仰心もあるんでしょ?」
「ああ・・・もちろんそれを捨てるわけじゃないが
自分でも分からなくなってしまった
ならば悪魔になって欲望のままに生きるのもアリなのかと思ってな」
「いやいや・・・悪魔にならなくても
欲望のままに生きれると思うんだが・・・」
「それに全てを忘れて生まれ変わりたいと言うのが本音かもしれないな」
どうやらゼノヴィアは人間の時にあった事を忘れて
悪魔に生まれ変わって新しい生を送りたいと思っているようだ
「・・・分かったわ・・・これで騎士の双翼も出来るわけだしね」
そう言ってリアスはナイトの駒を取り出してゼノヴィアを悪魔に転生させた
「これで私も悪魔の仲間入りか・・・イリナに怒られるかもな」
「そういえばあの子はどうしたんだ?」
「ああ・・・回収したエクスカリバーの核を持ってバチカンに帰るらしい
あいつは神の不在を聞いていなかったからな・・・私と違って帰れる
それに私以上に信仰心が強かった彼女の事だ・・・
きっと傷ついていたはずだからな・・・それだけが不幸中の幸いだ」
そうは言っているがゼノヴィアの顔はとても悲しそうな表情を浮かべており
こんな風に別れる事になるのは本意ではないのだろう
「・・・その帰りの飛行機っていつ出発なんだ?」
「・・・今日の昼だが・・・それがどうかしたのか?」
「そっか・・・全力で急げばなんとかなりそうだな」
そう言って俺はゼノヴィアの手を引っ張り
デジタイザーでサイバースライダーを呼び出す
そしてそれに乗って飛行場へと急いで向かうのだった
「まさかこんなものまであるとは・・・君は一体?」
「伝説の戦士から力を受け継いだただの高校生だよ」
「ふふ・・・それはただの高校生ではないのではないか?」
そんな事を話しているとあっという間に飛行場についてイリナを探すと
泣きそうな顔をしながら椅子に座っている彼女を見つけた
「イリナ!」
「ゼノヴィア!?どうしてここに!?」
イリナは何だを拭ってどうしてゼノヴィアがここにいるのかと驚いていた
しかしすぐに苦い顔をして
どんな風に彼女と接したらいいのか分からないという感じだった
「・・・イリナ・・・やはり見送りに来たのは間違いだったかな?」
「・・・そんな事ないわ・・・すごく嬉しい・・・」
彼女の事を見てイリナは自分の心に素直になったのか彼女を抱きしめる
「・・・いいのか?私は悪魔になったんだぞ?」
「いいのよ・・・貴方が悪魔になったのには理由があるんだろうし
私は悪魔のゼノヴィアじゃなくて友達のゼノヴィアとお別れするんだから」
「イリナ・・・!」
二人は泣きながら抱き合っておりもはや別れの言葉など必要はなかった
そして二人が泣き終わると俺の方までやってきた
「改めて宗英君には迷惑を掛けてしまったわね・・・ごめんね?」
「別に紫藤さんに迷惑をかけられた覚えはないさ
悪かったのは全部あの可笑しな神父と負け犬堕天使幹部さ」
「ふふ・・・あなただけよ?あの二人をそんな風に言えるのなんて」
「だろうな・・・」
イリナの自然に笑う姿を見てもう大丈夫だろうと思った俺は
イリナにショドウフォンとシンケンジャーの力を渡した
「これは?」
「お守りみたいなもんかな?使い方はその内わかるかもな?」
こうしてイリナとのお別れを済ませて
俺達は彼女の乗った飛行機を最後まで見送った
「・・・正直、嫌われるかと思ったんだがな・・・」
「友達をそんなに嫌いになんてならないよ・・・本当に大切な友達はな?」
「ああ・・・そういえばイリナに託したのは一体何だったんだ?」
「それに関しては家に帰ってから説明するよ・・・ゼノヴィアにも大切な話だしな」
俺達は急いで家に帰り俺はみんなをリビングに集めた
「さてゼノヴィア・・・さっきの話だが・・・俺がイリナに託したのは俺の力の一部だ」
「力の一部?」
「そうだ・・・俺の力は別世界の戦士達が使っていた力でな・・・
そして俺はその力の一部を譲渡する事が出来るんだ
この話をどうしてお前にもするのか・・・それはお前にもこの力の一部を渡す為だ」
「別世界の戦士・・・その力を私に?」
「ああ・・・だがこの力を発現できるかどうかはお前次第だし
この力を持って仕舞えば余計な敵を増やす事にもなる・・・それでも欲しいか?」
「愚問だな・・・それにイリナにだけ渡して私にくれないのは不公平ではないのか?」
「・・・それを言われると耳が痛いな・・・」
確かにイリナには何も説明していないのに力を渡してしまい本来ならばダメなのだが
どうしても一人になってしまう彼女を放って置けなくて力を渡してしまったのだ
それがあったからこそゼノヴィアにもこの力の一部を渡してあげる事にした
「それじゃあ渡すよ・・・この力をな?」
そう言って俺はゼノヴィアにリュウソウジャーの力を渡すと
左腕にリュウソウチェンジャーが装着された
「これが別世界の戦士の力なのか?」
「ああ・・・と言ってもさっきも言ったが使えるかどうかはお前次第だ
今はまだそれを使って変身する事は出来ないはずだぜ?
でも・・・こっちは渡してやる」
そう言って俺はリュウソウケンをゼノヴィアに渡した
「これは!?破壊の聖剣を受け止めた例の剣ではないか!?
こんなものを受け取るわけにはいかない!!」
「いやそいつはお前に渡した力を使う為に必要な道具の一つなんだよ
それに俺は別で持ってるから大丈夫だ」
そう言って俺はもう一つのリュウソウケンを見せると
ゼノヴィアは安心したような表情を浮かべていた
「分かった・・・それではありがたくこの剣は受け取らせてもらう・・・
そして約束しよう・・・!この剣に恥じない剣士になってみせると!」